『星が溢れる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
星が溢れる
明日、福井に新幹線が延伸する。
何十年かに星が溢れる瞬間だ。
福井の価値をわかっている人には来てほしいが、
そうではない人に、どう星を溢れさせるかが、大事な手段であるであるかを、素人ながら考える。
明日は、星が溢れるように、我慢しましょう!
福井の人に祝福あれ!
今日、高校の合格発表だった。
第一志望である芸術高校だ。
芸術という分野で国内トップを走るこの学校に、入学する為にがんばってきた結果がでたのだ。
「私の番号は2809…。」
張り出された合格番号表の中から、祈るような気持ちで自分の番号を探した。
桁をさらい、一瞬で2000番台後半に視線を送る。
「2805…2806……」
どきどきしながら自分の番号の前を見つめていく。
(そろそろ私の番号……)
そう思ったとき、急に桁の数字が変わった。
3000番台に入ったのだ。
「え……?」
視界に入ったのは3009番。
その前の番号は2806番だ。
「嘘…落ちた……?」
自分が受からなかったという現実が受けとめきれなかった私は、そこからの記憶がない。
ふと気がつけば、小高い丘の上にある小さな公園のジャングルジムにいたのだ。
もう日が暮れてどっぷりと暗くなった世界で、私は地面を見た。
「なんてこんなとこにいるんたろ…。」
そう呟きながらふと空を見上げたときだった。
頭上に満天の星が輝いていたのだ。
「わぁ……。」
まるで空で星が溢れてるかのように見える光景に、頬が自然と緩んでいく。
それと同時に『受験に落ちてしまった悲しみ』は薄れていくのを感じたのだ。
「…なにもあの高校に入らなきゃできないなんてことはないよね。他にだって…道はある。」
空に溢れかえってる星たちは、一つずつちゃんと輝いている。
それはまるで一人一人の未来を視てるようで、『輝くための道は一つじゃない』と教えてくれてるようだった。
「よしっ。」
私は満天の星を背負い、帰路についたのだった。
(あーめんど)
友人に誘われたライブハウスの前でため息をつく。どうしても聞いてほしいバンドがあるのだ、としつこいので、一曲だけと言ってチケットを受け取ったのだ。
(ちょろっと聞いて、帰ろ)
薄暗い中に入ると、丁度前のバンドの終わりかけだった。観客の中に目をこらすと、友人も気付いたのか手を振る。すぐ横に行き、当たり障りのない挨拶を交わすと、ステージでは次のバンドの準備ができたようで、周りから歓声が飛んだ。友人の目も輝く。
見た目、Tシャツに黒パンツ、短髪の4人。地味。ギターとキーボードとドラムと、スタンドマイクを握るのはボーカルか。
「集まってくれてありがとうございます。では」
それだけボーカルが言うと、ドラムがリズムを刻みだした。
(え)
一瞬で。
自分の周りの空気の、微粒子に至るまで全てが、きらきらきらきらと光を帯びる。
いや、空から降ってくるのだ。光の粒、それはまるで。
(星が、空に収まりきらずに溢れて)
(人間を、生物を全てを輝かせるために降ってくる)
そんな音が、この狭いライブハウスいっぱいにぎゅうぎゅうになってくる。
ドラムのリズム、主旋律のキーボード、それらを飾っていくギター、そして、声が乗ってくる。
(ぶつかってくる)
星が直撃してきて、痛いぐらいなのに、きらきらと輝きは失せない。例えるならそんな声が響き渡って。
(なんだこれ)
気が付いたら泣いていた。
凄かったでしょう、泣いちゃうの分かるーって言う友人に、半ば朦朧としながら頷く帰り道。
ずっと耳の後ろを擦っていた。
星が、ぶつかってきたせいだ。
「星が綺麗だね」
隣に座る女性に話しかける。
同僚で、ライバルで、ルームメイトで恋人。
そして……憧れでもある彼女に語りかける。
「は?意味わかんねえこと言ってんじゃねえ。
さっさと寝るぞ」
ベットに身体を沈めた彼女からは寝息が聞こえる。
一人で寝るには広いけど、二人で寝るには狭いベット。
「……僕も寝ようかな」
窓の外を見る。
溢れんばかりの星が手を伸ばせば掴めてしまいそうで。
「明日も、生きれるかな」
明日も彼女と生きれればいいな、という
淡い淡い希望の星を、掴んでしまいそうで。
そんな保証なんて、どこにも無いのに。
……朝が来て、昼が終わって、夜になって。
やっぱりこのベットは一人だと広いなと枕を濡らした。
【星が溢れる】
小高い丘にて、一人酒を飲んでいた──
端から見たら一人かもしれないが、傍にはミタマ[御霊]。姿は見えないが、美しい歌人である女を従えて月見をしている。人気のないところで密に逢瀬をしているような気分だった。
「今宵も良い月だ」
「まぁ、坊や。また口説いているのかしら?」
「坊や呼びはやめろ」
「あらあら、ごめんなさいね」
朧月のように淡く灯った光──彼女は笑った。
不思議なことに、月とこれだけで酒が美味い。
「今夜は星も輝いてとても綺麗ね。溢れて転がってきやしないかしら?」
「何を馬鹿なことを」
星を金平糖か何かと思っているのか。若干幼い子供のような彼女を鼻で笑った。
「ふふ、あなたには遊び心が足りないようね」
「どうとでも」
盃傾けると、一滴残さず飲み干した。
星は嫌いだ……群れて、煌めいていて、忙しない。
「この先、星の数程出会いはあるわ。坊やにとって、それが大切なものになりますように……」
──彼女の言葉が遠くで聞こえる。
愛おしむように、撫でるように、ひどく優しく。
遠い昔に失くした母がいたら、このような心地だっただろうか?
ああ、今宵は何やら忙しない。
心地良いのに、体が熱い。
【星が溢れる】
『満月が近くになると体調悪くなるんだよね』
って言っていた貴方
だから私 最近ね 月を見て貴方を思い出す
もう忘れられないじゃん
新しい恋したいよ
会えない貴方との記憶はキラキラして
きっと色褪せない
夜に泣いて恋に焦がれる
#星が溢れる
いつも、落ち込んだ時は
夜空を見るようにしている
光り輝く星たちを見るだけで
私は前を向けるから
この夜空の星の一つ一つは
あなたとの楽しい物語
星が溢れる
『もう少し手を伸ばせばあの星に手が届きそうな気がする…』
少女はできる限り背伸びして夜空に一段と輝く星に手を伸ばした
私は勉強も運動も苦手だ。クラスにはとても可愛くて男子にモテる子がいる。他にも自分の夢を持って毎日頑張っている子を見ていると特に特技や趣味を持たない自分が惨めに思えてきた。そして胸に言葉では表せない悲しみが波となって押し寄せ、瞳からは涙が溢れた。この気持ちとどう向き合えばいいか分からなくなった私は衝動的に家を飛び出した。
気づけば星がよく見える丘に立っていた。幼い頃に亡くなった母がよく星を見に連れてきてくれた数少ない思い出の場所だ。
夜空を見上げると満天の星々が煌めいている。
『輝きを持っていない自分とは大違いだ…』
より一層気分が沈んだ気がして、星と比べてしまうマイナス思考の自分に自己嫌悪した。
だが、ふと遠く小さいけれどキラリと一段と輝きを放つ星を見つけた。昔母と見つけた星に似ている気がする。すると母との或る夜の記憶を思い出した。
「人はそれぞれ自分にしかない輝きを持っているの。そしてその輝きを磨くため頑張って生きている。人の一生は短いもの。寿命が尽きれば人の魂は星となって天(空)へ還る。でもそれが終わりじゃない。星となって今生きている人を優しく見守ってくれているのよ」
『なぜ今思い出したんだろう…』
幼かった自分には難しかったけれど、母の言葉が今の自分の胸にはじわりと響いた。先ほどまで胸に蓋をしていた悲しみの塊が少し溶けて消えた気がした。
もう一度空を見上げる。星たちは変わらない輝きを放っている。このまま悲しんでいたら今にも星が空から溢れ出して降ってきそうだなとあり得ないことを想像してクスリと笑った。この星たちは昔も今も変わらず、私たちを見守ってくれているのだと胸が軽くなった。あの星空の中には母もいるだろうか…
『そうだ、遅くなってはいけない。家に帰ろう…
明日からも頑張ってみよう』
ちっぽけな自分の挑戦が上手くいくようにと星に願って、誓った。そして家に向かって帰るために走り出した…
星が溢れそうな日はよく頑張った日なんだなぁって思う。疲れたでも楽しかったとか色んな感情があるから星が溢れでるように見えると思う。
「星が溢れる」
時刻は午前3時。
真冬の夜の寒さは突き刺さるように私の肌を刺激する。
今の気分は最悪だ。
考えても考えても答えの出ない事を永遠に自問自答している。
突き刺さる寒さが痛みが私の気持ちを更に凍らせていく。
手足の感覚が鈍くなると同時に心も麻痺してる気がしていた
空を見上げるまでは…
一面に広がる闇と小さくとも力強い光。
冷えきった体が熱を持ち始め心臓がドクドクと脈打つ。
頬を伝う涙、滲む視界に星が溢れる。
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感情を強めたかったけど、私的に星が溢れるって言葉ちょっとやわらかい雰囲気で下記の文にはあわなかった(:3_ヽ)_
冷えきった体が熱を持ち始め心臓がドクドクと脈打つ。
麻痺していたはずの感情が加速し爆発するのを静かな世界で一人感じる。
心臓の音がやけにうるさく視界が歪む。
止まらない痛みが涙となり流れていく
難しすぎ
星が溢れる夜空を見上げれば、宇宙に浮かぶこの地球を愛おしく思う。
「星が溢れる」
星が溢れるような夜空。
そんな夜空はあまり見た事がない。
あっても数回。
流星群を見た時は、とても興奮した。
あんなに星が夜空を駆け巡るのを見たのは初めて。
星が落ちてくるのではないか、と思ったほど。
星が溢れるような夜空も綺麗だけど、
一番星がポツンと輝く、
夜になりたての空も綺麗で好き。
円くておおきな黒曜石に星が宿る。
憧れの色を帯びたそれは、やさしい輝きを湛え、じいっとこちらを見ていた。
これ以上見ると汚してしまいそうで、見てはいけないと思うのに、どうしも目が離せない。
不意に、やわくうつくしく輝くそれを、キタルファのようだと思ったのは何故だろう。
▶星が溢れる #66
星が溢れたら
夜は眩しくなるだろう
流れ星も当たり前
星は届かない存在だからこそ
美しい
溢れるのは星のような夢であれ
《星が溢れる》
星が溢れる#39
きみのせかいにおじゃまするよ
わたしのこころときもちのとびら
どれだけふたしてきもちおさえて
むりをしたけどやっぱりむりだな
ほしがあふれるそらになげたことのは
ほしへのほうこくしっかりしたよ
【星が溢れる】
『紀穂〜!朝よ起きなさーい!』
騒がしい母に起こされ、私は起き上がる。
母の手を借りてベットを立ち上がり、手探りで着替える。
私の目が見えなくなったのは、理科の授業で実験をしている時だった。
炭酸水を作る至って簡単な実験だった。
だけれど、、
恐らく、重曹かクエン酸の量が少しばかり多かったんだ。
それでガラス瓶が破裂し、たまたま私の目に、、
実験中の事故として処理された。
学校からは保険金が出て、私は両目を失ったため補助用具を購入した。
両親は綺麗な私の目が見えなくなってしまったのが残念らしく、私を見る目が少し他人行儀で辛い。
いや、見えないんだけど、そう感じる。
親との距離がどんどん離れて行く感じがして、悲しい。
悲しい気持ちになった時は、毎夜星を眺めた。
でも、、見えなければ何千何万の綺麗な星々は視界に入らない。
『うぅ、、、寂しい、、』
今の私を照らしてくれる唯一の光は、、なかった。
ーーーーー
此処は盲目学校。
目が見えない、または少ししか見えない人が通う学校だから、お互いに協力し合って、自分をわかってくれる居場所を探す。
今まで付き合いがあった友人とも離れてしまって、転入という形で此処に来た私にとっては、此処はとても居づらい場所だ。
何人か話しかけてくれる人はいるけれど、それでも感じるのは、心そのものの距離だった。
次第に私は自ら壁を作り、みんなを遠ざけた。
昼休み。
学校の屋上で空を見上げる。
ただ、私の前には真っ暗闇。
あんなに大好きだった空も、星も、何も見えない。
『もう、、嫌い。』
全部が。ただひたすらに嫌いだった。
『君、、こんなとこ来ちゃ危ないよ。』
突然後ろから声がした。
振り返るけど、何も見えない。
白杖をつきながら声のした方へと進む。
彼もカツン、、と白杖をつきながら私に近づく。
2人の伸ばした手が、空中で重なる。
『っ、、、』
そのまま手を合わせ、お互いの距離を測る。
『あの、、あなたは?』
『僕は、筒塁照史。君は?』
彼の声はどんなものでも包み込む様な優しさを纏っていた。
『私は、、七海紀穂。』
彼女も自然と名前を名乗り、存在を確かめる様に手をギュッと握った。
ーー
彼との出会いは、今まで塞ぎ込んでいた自分を変えた。
彼は弱視だった。
ぼんやりと周りが見えるので、完全に盲目ではない。
彼は私の手助けを快くしてくれた。
どんな文句も言わず、どんな時でも私を1番に考えてくれた。
私は彼が出逢ってから、私は周りのみんなに『変わったね。明るくなったよ。』と言われる様になった。
彼は周りを明るくさせる星の様だった。
金星の様な綺麗で輝いた彼が、私は好きだ。
いつしか、彼に照らされた私の心には星が溢れていた。
大きな地震があって、私の暮らすところでも停電が続いたとき、夜の空には星が溢れていた。いつもは街の光が明るすぎて見えていなかった星が、そのときは地上に光を届けてくれていた。星で空が明るいさまを、私も子ども達も口をあけて眺めた。
家々の灯りも、街灯も、信号機も、何も光らず沈黙した数日間、夜空はきらきらと宇宙の姿の一部そのままだった。電気への依存が高く、脆弱に過ぎる街は住人の不安とピリピリした気分が漂っていたが、夜空を見ると誰もが不安をちょっと忘れたようだったことは印象深い。
誰も気付かなくても星の光は「在る」。ふだん見えなくても星はしっかりと輝ききらめいている。観測できないのは星の光が弱いからではなく、人間が「気付かない」か、「見ない」だけで、星の輝き自体は揺るぎないのだ。
何よりも、自分達人間の脆弱な社会的側面に起因する不安感を一瞬でなだめるなんて、星はやっぱりすごいと思う。キレイなだけじゃない。流石は星。
星が溢れる
ふらふらする
熱でもあるのかな
時間軸のない宇宙に放り出される感覚
なんだか子供に戻ったよう
目を瞑り
漂うことにした
生まれる前はここにいたのかな
強く大きく光ってる星を見つけたよ
閃いたんだ
そこに行けばきっと楽しいことがある
行ってみよう
まぶしくて目が開けられない
着いたのかな
思いきって踏み出してみた
誰もいないみたい
急に怖くなった
突然 遠くで影が動いた
大きな身体の四つ足のなにかがこっちを見てる
君はだれ?
どこかへ案内してくれるみたい
一緒にいてくれるの?
君も怖かった?
一緒なら怖くないね
見上げた空に星が溢れる
行ってきます
end
星が溢れる
ふと浮かんだのは流星群。
とは言っても私が見たのは一時間に十前後だけど。
でも、綺麗だった。
冬だったから空気も澄んでだ。
だから、たくさん星が見えた。
月もよく見えた。
その中に一瞬で消えてしまう、でも確かに綺麗だった流れ星。
そんな星が溢れるような夜空、今でも覚えてる。
「うわぁ〜!✨綺麗!綺麗!✨」
ふふ、ありがとう、このステージ本当に綺麗だよね!
「うん!お姉ちゃんの衣装もステージも綺麗!✨」
ありがとう!でもね?そんな貴方の瞳もとっても綺麗だよ!
「私?どうして?」
このステージの光が反射して、星が溢れているみたいだからだよ!
「ほんと?✨嬉しいな〜!✨」
「また来るね!お姉ちゃん!✨」
うん!またね〜!
、、、売れなくても、笑顔に出来ているなら、嬉しいな笑