『微熱』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たかが微熱。だけどコロナのせいで大事だ。
家族や周りの人、会社、お金。どれだけ苦しんでいる人がいるだろう。
コロナ渦は改めて人の人間性を知る事となった。
きっと新たな憎しみも生まれているだろうな。
なんて事ないから大丈夫って
あと何回思って生きればいいんだろう
微熱
今だって、微熱なんてあったらヒヤッとしますよ。去年一昨年だったらもっとでした。お医者さんにだって行けなかったのですから。
ワクチン打った後の微熱だったりして。微熱ならまだまし。
ワクチンで、高熱出る人もいたとか。
もういい加減にして、って感じです!
俺が抱く愛情は、いつでも微熱から始まっていた。
一日中読書をしていることを、俺は何とも思っていなかった。ただ、己の人生には欠かせない行為、心臓を動かすのに必要不可欠な要素。
しかし、他の子供たちといて気づいた。
俺は、読書を愛している。
その時やっと、俺は自分の高熱に気づいたのだ。
ただひたすらに散歩することを、俺は何とも思っていなかった。ただ、小説を書くときのネタ集め、頭を空っぽにして世界に向き合う時間。
しかし、並ぶ自己啓発書を見て気づいた。
俺は、散歩を愛している。
その時やっと、俺は自分の高熱に気づいたのだ。
彼女と見つめ合えることを、俺は何とも思っていなかった。ただ、彼女は物好きなだけ、興味がなくなれば、俺は再び一人だ。
しかし、彼女が亡くなって気づいた。
俺は、彼女を愛していた。
その時やっと、俺は自分の高熱に気づいたのだ。
過ちに、気づいたのだ。
微熱
微熱____
2022/11/26 小説日記
「せんせ…」
そう言いかけた。放課後の廊下や教室には誰もいなく職員室にも担任の先生しかいなかった。目の前では先生が3枚のプリントを持っている。私は職員室のドアの前で立ち止まった。
プリントにはたくさんの難しい漢字が書かれていたが病院からの手紙だということはわかった。私は一歩足を下げ少しだけ身を構えた。覗くように先生の後ろ姿と手にある手紙を見る。一枚目をめくり、二枚目の手紙には同じようなたくさんの文字が書かれていた。だけど、まるで光が差し込んだように一文字がはっきりと見えた。
「余命約2年」と。
はっと目が覚めた。嫌な汗をかきながら今のは夢だとすぐわかる。一番最初に思い出したのは現実に戻り際にみた先生がこちらを振り返った顔だった。その顔は驚いていたような悲しんでいるようなよくわからない表情だった。ただ、なぜか怖いと思った。
ワクチン接種を昨日したからか、体が重く熱っぽかった。冷や汗もかいている。先生が検査入院から退院してちょうど1週間。先生が病院にいるときより不安が襲いかかってくる。
無理をしているんじゃないか。
本当は重い病気なんじゃないか。
ぱっと消えてしまうんじゃないか。
そんなありもしない、
あるわけのないことを考えてしまう。
あとがき
2022/11/08に書いた小説日記があります。そこには先生が検査入院したという日記ですので良かったら読んでみてください。
小説日記というのは小説のように自分の感情やその時の状況を詳しく書いたものであり、日記なので全て事実です。
「微熱」
少しだけ浮かれてたと思う。
好きな事を見つけて、それが楽しくて、上手くいって、わくわくがとまらなくて、夢中になった。
まるで夢の中に居るみたいに。
ただ、それだけに夢中になった。
他のことも忘れて、ただそれだけをずっとやっていた。
暖かくて、ふわふわして、まるで酔っているように浮かれていた。
まるで熱に浮かされているみたいに。
しかし、熱もいつかは下がり冷めていく。
他のことを忘れて夢中になっていたあの頃が嘘みたいに熱が引いていく。
上手くいかなくなって、モチベーションも下がって気分も下がっていった。
あの不思議な感覚もなくなって、急に現実に引き戻されたみたいだった。
熱はいつか引いてしまう。
心も身体も等しく、いつかは冷めてしまう。
だからそれまでは熱に浮かされたままでいたい。
「 やっぱり明日は休みたい 」
「 ちょっとでもいいから熱がでないかな 」
健康児で小学校から全く熱の出ない私
学校がいやで行きたくないときが稀にある
そんなときでも ''絶対に'' 熱は出ない。
学校に行って、
中々会えないあいつと会った
「元気ねぇーな」
「そんなことないしww」
「お前いっつも笑ってるけど
無理して笑ってんじゃねーぞ」
「お前が笑ってない時間はお前が笑ってる時間に
俺が一緒に笑ってやるから
素直に感情を出せ」
ん?なに言ってんだ、こいつ
そんなこと言われても困惑しかない
あれ、でも私
なんか熱い
微熱でもあるのかな、
澄んだ空と涼しい風が心地よくて、新品のマフラーをして駅へ向かう。町はどこか寂しげだった。
ホームのベンチに腰掛け、小さな鏡を取り出し前髪を整える。
いつもの場所、いつもの時間。今日もあそこにいるだろうか。
聞き慣れたブレーキ音に胸が高鳴る。一歩を踏み出して電車に乗った。
あ。
いつもの席、いつもの制服のあの子。
だけど、初めて見る手袋。
初めて感じる視線。
あの子と目が合った。
「ねぇ」
「今日はあったかそうだね」
窓の外が、淡く色づく。
真新しい真っ赤なマフラーが、私を染めた。
『微熱』
微熱
寝台に横たわる『それ』は、どこからどう見ても彼にそっくりだった。手を伸ばして恐る恐る触れれば、少しだけ硬さと冷たさを感じる。
どれだけ似たように作っても、やっぱり人間にはなりきれないのだと改めて理解した。
何度も何度も作っては壊し、作っては壊しを繰り返した。そうして出来上がった今までで一番の出来なのに、喜べなかった。
まるで自分がやったことがすべて悪いことのように感じて、罪悪感によく似た感情がまとわりつく。
彼への冒涜、なんて言葉が頭にちらついた。
違う、そんなことをしたかったわけじゃない。ただもう一度会って、話がしたかっただけなのに。伝えたいことがまだいっぱいあったのに。喧嘩だってし足りないくらいなのに。
自分のすすり泣く声と嗚咽が静かな部屋に響く。
「プログラムを起動します」
突然聞こえてきたそれにハッ、となって顔を上げれば、『それ』はゆっくりと目を覚ます。寝台から起き上がり、こちらに近づいてくる。『彼』はそっと膝をつけて、その手を伸ばし、頬に伝わる涙を拭う。
優しい手だった。さっきまではあんなにも硬くて、冷たかったのに。鉄の塊なのに、体温なんてありもしないはずなのに。なぜか、優しくてあたたかく感じた。
微熱
微々たる熱をもって生きる人間がいてもそれはわずかな小さな熱だから全然気持ちはショートした
あなたの愛の持ち方はそんな感じだった
もっとのめり込めばいい、もっと赤裸々に愛を曝け出せばいい
もっと純粋に気持ちを抱きしめて愛でいのちを優しくすればいいのに
情熱をもつことは茶番じゃないから舐めないで
愛するひとはロボットじゃないから、かすかにでも大事にして
純粋は好き放題欲望に埋まることじゃないからもっと清く狭いことなの
わたしの哲学は全て情熱の色をして、毎日飛沫をあげている
わたしは今日もせかいにたくさんばら撒かれている簡素な愛に反抗している
揺蕩うような感覚で、今日を泳いでも。
高潮に攫われて、明日へ流されて。
終わらない微熱みたいに、
なんとなく怠い日々を過ごす。
いっそ、もっと熱くして、
全部燃やしてくれたら良かった。
揺蕩う水さえ無くしたら、
きっと歩くしか無いのに。
揺蕩う熱に溺れてた。
#微熱
テーマ:微熱 #14
「ハクー」
そう呼ぶとカチャカチャという音が近づいてくる。
来てくれたのは飼い犬のハク。
帰ってきてすぐ飼い犬に抱きつく。
「いい子にしてたか〜」
僕がそう言って頭を撫で回す。
「ハッハッハッ」
微熱の息が冷えた手にかかる。
外に出るとすぐ、冷え込んだ空気が僕を包む。
でも、ハクが帰えると家にいるということを思うだけで、会社にいるときでも帰りが楽しみで仕方がない。
「いつも遅くなるまで帰ってこれなくてごめんなー…」
僕はワシャワシャと撫でながら言うと
「ワフ」
そう鳴く。本当は少しでも早く帰ってきたいのだが…。仕事にうまく馴れることができない。
「もうちょっと頑張ったら、コツを掴めそうなんだけどな〜」
そう言いながら、玄関からリビングへ移動する。
「あ、おかえり」
そういったのはソファーに座っている妹の凛子。
「ハクと一緒に出迎えてはくれないのかー?」
妹は気だるそうに僕を見る。
「兄ちゃん。いくつだと思っているの? 私のこと。もう17になるんだよ? 反抗期が来てもおかしくない年だとは思うんだけど」
そう言ってはぁ、とため息をつく妹。
妹も妹で大変らしい。
「寝ていても良かったんだよ? こんな遅い時間だし」
「起きていてほしいんだか、寝ていてほしいんだか、どっちかにしてくれる?」
「あ…」
僕は言った後に気がつく。妹は立ち上がると言った。
「いいよ、私もう寝るから」
「あ、うん。おやすみ」
僕がそう言うと、妹はドアを閉める。
「はぁ」
僕はため息をついた。さっきまで妹が座っていたソファーに腰掛ける。するとハクが、ピョンとその隣に座る。
「ハクー…」
僕がそう言ってハクに抱きつく。
「年頃の女の子は難しいよ…」
僕はハクの体に顔を埋めながら呟いた。
この家には今、僕と妹の凛子とハクしかいない。
僕たちの両親は去年事故で亡くなった。僕は家計を保つために必死に働いた。
家庭のこととプラスして、妹のことを考えられる余裕はなかった。ハクは家に来て3年。両親がいなくなったことにハクだって、何かしら感じてはいるだろう。
「ごめんな…。頼りなくて」
僕はそう言ってハクを見る。
今日もレトルトで済ませようかな。そう思って台所へ行くとカレーが作って置かれていた。そばにはメモがあった。
『お疲れさま。温めて食べて。
お母さんに比べたら下手だけど。 凛子』
そう書かれていた。小さなメモに書かれた凛子の字。
小さなメモではあるが、久しぶりに凛子から手紙をもらった気がした。そう思うと嬉しくなった。
カレーを温め、食べた。母さんの味とは少し違う。でも、美味しかった。
こういうのを微熱の愛って言うのかな。
僕は心のなかで呟いた。
「ワフ」
ハクがそう鳴いて、カレーを見つめている。
「ハクにはあげられないなぁ」
そう言うと言葉が伝わったかのように、しょんぼりとするハク。僕はそんなハクの頭を撫でる。
僕も凛子にお礼の手紙書こうかな。なんて考えながら。
いくつだと思っているの? と言われたときの不満そうな表情が頭に浮かぶ。また、迷惑だと思われるかな?
でも、少しくらいいよな。家族だし。
僕は、書くものを探し始めた。
エロい
緊張
結局何でもない
厚着し過ぎ
青春だね
『微熱』
ふと、孕んだ
それは
喧騒と閑静に塗れた微熱
知らぬ間に零れ落ちた
月陽(つきあかり)の灯と片鱗(かけら)
曖昧なまま夢に溺れ
朦朧の中で項垂れた詞
#微熱
昔からイベント当日になると微熱が出る人
前日までは練習もするし
ドキドキワクワクだって人並みにはするよ〜
でも当日にサ〜っと興味が無くなり
行きたくなさすぎて微熱出ちゃうのよ〜
大人になった今では微熱こそ出ないけど
突然興味が無くなる〜
当日までワクワクが持続しないんだなぁ〜
飽きちゃうんだよ~
興味無いことに付き合わされるの大嫌い!
面倒臭いこと大嫌い!
お家が大好き♡
お一人様が割と好き♡
ってさ世間ではこういうの
“わがまま”って言うんだね〜
知らなかったよ〜(笑)
🌈黒猫のつぶやき🌈
わがままだっていいじゃないか〜
人間だもの…😂
微熱
たかが微熱
されど微熱
体温計が居間でスタンバイし
たかが微熱が、されど微熱で
家庭内別居
『微熱』
何も
考えたくない
考えられない
だるさの中で
眠気がおりて
一瞬だけ
写真のように
記憶が戻る
さようなら
さようなら
#48 今日は、微熱でなおさら、きつかった。
まだ、中学生で余命宣告された病気は、死亡率が癌の次に多いと言われる心臓病。毎日、息をするだけで苦しい時がある。
どんどん最期に近づいているのだろうと自分でも感じていた。
それでも、必死に生きている。
まだ10年ちょっとくらいしか生きていないのに、
やりたいことも山ほどあって、
これからやりたいことができそうだったのに。
もう人生が終わっちゃうなんて、残酷すぎて笑ってしまう。
それでも、私はギリギリまで必死に生きる。
「必死」って必ず死ぬ、と書くけど。
生きたいと思う理由があるから。
きっと、今あの人だって頑張ってる。
入院している病院で彼の姿を見てしまった。私が検査に行っている時、運ばれているのを見た…。名前も読んでいて、彼だとはっきりわかってしまった。
いつも見ていた姿とは違ったけど、彼だとは分かった。
彼は、病のせいで変わり果てた私に気づいたのかな。
まぁ、気づくはずないよね。辛い思いをしているのだから…。
微熱のせいで、いつも以上に身体がだるくて何もできない。
このつらさに終わりなんてないのに………。
___微熱
少しだけ気怠い日。私は体温計を棚から出す。
測るが、微熱しかない。
そんな私は軽く絶望し、学校に向かう。
学校の途中に、鼻血が出た。
近くにいた人がティッシュを貸してくれて、何とか止まった。
礼をして、また向かい出す。
校門をくぐれば、たった1人の親友が校門の裏から出てきた。
「おはよう」私たちは軽く挨拶し、一緒に教室に向かって行く。
廊下まで行った所で、気分が悪くなり、倒れてしまった。
目覚めると保健室、先生は私の親友が運んでくれた、と言って体温計を渡してくれた。
心の中で親友には感謝し、体温計を脇に挟む。
ああ、微熱だ。帰らせて貰えない。
また、親友でさえも知らん振りしてしまう虐めが始まる。
毎日が辛いのに。親友の為に生きていたいと、思う。
明日こそは、熱が出たらいいのに
微熱
なんてったって
流行り病より 恋の微熱
こっちなら罹るのもめっちゃOK
濃厚接触も大いに推奨だし
熱に浮かれてうっとりしちゃったりして
問題は 誰彼ともなく、ではなく
相手を選んでしまうってこと、だな