しらすこ

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少しだけ気怠い日。私は体温計を棚から出す。
測るが、微熱しかない。
そんな私は軽く絶望し、学校に向かう。
学校の途中に、鼻血が出た。
近くにいた人がティッシュを貸してくれて、何とか止まった。
礼をして、また向かい出す。
校門をくぐれば、たった1人の親友が校門の裏から出てきた。
「おはよう」私たちは軽く挨拶し、一緒に教室に向かって行く。
廊下まで行った所で、気分が悪くなり、倒れてしまった。
目覚めると保健室、先生は私の親友が運んでくれた、と言って体温計を渡してくれた。
心の中で親友には感謝し、体温計を脇に挟む。
ああ、微熱だ。帰らせて貰えない。
また、親友でさえも知らん振りしてしまう虐めが始まる。
毎日が辛いのに。親友の為に生きていたいと、思う。
明日こそは、熱が出たらいいのに

微熱

11/26/2022, 12:07:30 PM