『寒さが身に染みて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
もうすぐ、ゼロからまた友達になれたあの子と会える。
また会える嬉しさがあり、休学した彼への心配もあり。でもこれだけはわかる。
彼とまた笑い合える日が、来たんだと。
「ゼロ」から「イチ」になるはずだと。
「早く会いたいな…」
そっちでは雪、ふってる?ねーちゃんと仲良くやれてる?ちゃんとご飯食べれてる?
聞きたいことがたくさんあるんだ。でもきっと君は、こう言うだろうね。「大丈夫」って。
大丈夫以外の言葉が聞きたいよ。嫌も、嬉しいも、楽しいも、悲しいも、全部聞かしてくれたら嬉しい。
それが友達だと、思うから。
「手が悴む…」
グローブに包んだ手を擦り合わせてあっためる。彼と会ったときの第一声は決めている。
「よ!ともだち!」
_2024.1.11.「寒さが身に染みて」
来ちゃあー!!pkmn来ちゃあー!!!
嬉しい!!!!!!おやすみ!!!!!
#寒さが身に染みて
今季は随分暖かいと思っていたら、いきなり寒くなってきた。
寒さが身に染みて、身震いするほどだ。
でも、こんな日だからこその楽しみがある。
炬燵の上にカセットコンロをセットする。反射式ストーブの上にはお湯を張った鍋を乗せ、徳利に入れた日本酒を温める。
カセットコンロの上には好みの鍋を準備して、熱燗が出来たら、鍋をつまみに熱燗をくいっと一杯。
冬は嫌いだが、こうやって過ごすと少しだけ好きになれる。
自分が大勢の中のひとつなのだと思うと寒さを忘れることができる。でも、自分が大勢の中でも一人なのだと思うと寒さに襲われる。自分の手はこんなにも冷たかったのかと、気がついた時にはボロボロになっているものだ。
まだ薄く月が見えるなか、イヤホンを着けてお気に入りの音楽を探す。見慣れた街並みを素通りし、いつもと同じ道を歩いていく。
軽く荷物を持ち直し、改札を通ったら駅のホームで待っている君が「おはよう!」と笑う。
今日の授業なんだっけ?小テストあるの知ってた?
そんな他愛のない話をしているとあっという間に電車は最寄り駅に到着する。
同じ制服を着た人間についてぞろぞろと進んでいくなかで、気がついたら君は車道側を歩いてくれている。そんな事しなくてもいいのにと思いながらも、嬉しくてつい舞い上がってしまう。
君が誰にでも優しいのはよく知っている。だってずっと隣で見てきたから。私が特別なんじゃない。だからこんな日が来るということも分かっていた。分かっていたつもりだった。ずっと目を背けてきていたけれど、私に見せる顔とあの人に見せる顔は全然違うんだ。
私の前でもたくさん笑って、泣いて、怒って…色んな表情を見せてくれていたけれど、あんな顔私は知らない。あんな風に頬を赤く染めて!愛しいものを見る目なんて知らない!
どうして私じゃ駄目なんだろう。どうしていつも報われないんだろう。どうしてあんな男を選んだんだろう。どうして、どうして…
いつもと同じ音楽を流して、いつもと同じ道を歩く。今日はすれ違う人達が皆私を避けるように道を開けてくれた。
もう節分も過ぎる頃だろうに、なぜだかいつもより頬が冷たく感じる。
#寒さが身に染みて
#1『寒さが身に染みて』
冬は嫌いではなかった。白い頬を赤く染めてマフラーに蹲る君が可愛らしかったから。
24時をさす長針を眺めそんなことを思い出していた。
君の笑顔がそこにあるだけで幸せだったはずなのに。
僕はこれ以上なにを求めようとしたのでしょうか。
君の心のかけらはすでに、少しもここにありはしなかったのに。
寒さがこれ程までに身に染みるのは、君の温かさをあの日よりずっと追いかけているからだろうね。馬鹿な僕。
「はぁ……」
今日も息が白い。
「ちらちら」
今日も雪は白い。
あぁ、体の底から冷えてくる。
真っ白な今の自分と
真っ黒な未来の不安に。
被災地に向けて、祈りを届けよう。
何の役にも立たないけど、
祈ることしか出来ないんなら、
自己満足でいいじゃないか。
自分がその立場になった時、
どこかで誰かが無事を祈ってくれてると思えるんなら、
こんなに心強いことはない。
無関心が一番さみしいよね。
寒さが身に染みて凍える夜も、
乗り越えてゆける強さが、あなた達にはきっとある。
他人を思いやり、分け合う優しさが、
どんな状況にあっても、私達の心にはあふれてる。
そうであることを祈り、
そうでありたいと願う。
綺麗事かもしれないけど、誰かを救いたいと祈る気持ちが、
人を成長させると思うんだ。
絵空事かもしれないけど、誰もが幸せであれと願う気持ちが、
世界を変えてゆくと思うんだ。
だってそーやって人は、この地球を守ってきたじゃないか。
戦争を始める馬鹿もいるけど、命がけで他人を救うバカもいるんだよ。
I see friends shaking hands
Saying, How do you do?
They’re really saying
I love you
この素晴らしき世界に生きて、
もっと成長したい。世界を変えていきたい。
だから、被災地の人達、頑張って。
何の役にも立たないけど、世界の片隅で祈ってるよ。
若は、今日も槍を振るう。
極寒の中、手の皮は破け、血が滲みながらも槍の修練をする。
僕には、何故そこまで修練を積むのか理解出来ない。
若は血筋の良い生まれで、次期当主として一族の中でも高い地位だ。
彼の父たる殿も、武将としての地位は高い。
そこまで修練を積まずとも、血筋で良い地位に就ける。
そこまで修練を積まずとも、血筋で良い兵士に恵まれる。
なのに、何故、そこまで修練を積むのだろう。
「若、そろそろ中へお入り下さい。」
「ああ、きりが良いところで止める。」
「先ほども同じことを仰っられたではないですか。日が暮れてしまいます。」
「いや、もう少しだけ続ける。」
「では、僕と勝負をしましょう。」
「僕に勝てば、若が気が済むまで修練を積んで良いです。
僕に負ければ、今日の修練は終わりにして下さい。」
「ほう、良いだろう。」
互いに構える。
地面に積もった雪は舞い、刃を交える。
勝負は、着いた。
槍は若の手から離れ、剣が若の首の寸前で止まる。
「僕の勝ちです。」
私は、そう宣言した。
「チッ、俺の負けだ。」
「本当にお強くなられましまね。次は負けてしまうかも知れません。」
「嘘をつけ。」
「嘘ではありませんよ。実際、危うい場面が何度もありました。」
「そうか。」
どこか、悔しそうな若の表情。
「何故、貴様は強い。」
「僕は、ここで死ぬ訳には参りませんから。」
「ほう、それはあの人に仕えているからか。」
「いえ、違います。殿に仕えるためではありません。」
「大王に仕えているからか。」
「それも、違います。昔、幼き頃から仕える主君と約束したのです。
必ず生きて故郷に戻ると……。僕の最期は、主君の側で迎えると……。」
「なるほどな。念の為、周囲には伝えぬ。」
「感謝致します。」
寒さが身に染みて
肌寒い朝
コートを着て家を出た。
車のドアに触れた瞬間
私の天敵である静電気が手を襲った。
…幸い、車のエンジンはかかってよかった。
20分後
小さな墓地にたどり着いた。
私の祖父と祖母がここにいる。
本当は本物の花がよかったが、
寒さで枯れてしまわないように造花を供えた。
それから、家から持ってきた雑巾で2人の墓石を優しく
拭いた。
氷のように冷たい。
北風にふかれて、何度も火が消えそうになる線香。
それを必死に守りながら
私は2人に手を合わせた。
日本の冬は寒い。
でも、ただ寒いだけではない。
目の前からは消えてしまったけれど、
今も心の中で生きている人。
彼らの温かさは
周りが寒いからこそ、私の中で際立つのだ。
"寒さが身に染みて"
早朝の散歩。胸元にハナの体温を感じながら、いつもの道を歩いていく。自身の体温とハナの体温をジャンパーの中に内包している為、とても暖かい。だが。
「さっむ!」
風が強く、曇り空。どんなにジャンパーの中が暖かくても、冷たい風が強く吹いている上に太陽が隠れていては寒い。
視線を落としてハナを見ると、強風のせいで耳がピクピクと忙しなく動いている。
「毎日のルーティンだが、今日はさすがにやめよう……。ごめんな、ハナ」
手袋をはめた手でハナの頭を撫でる。「んみぃ」と小さく鳴いて相槌を打ってきた。
──別の道を歩いたほうがいいな……。これ以上強風にあおられるのはなるべく避けたい。
来た道から少し外れて、医院へと歩みを進める。
歩いてきた距離は、医院から出て七分くらい。
外に出た時から強風が吹いていたが、次第に止むか弱まるだろうと考えていたが、全く止む気配も弱まる気配も無い。ここまで歩いた自分の考えの甘さに苛立ちを感じて、小さく舌打ちをする。
風避けの為になるべく塀に寄りながら歩いていると、数メートル先に自動販売機が見えた。
──助かった……。
早足で自動販売機に近付き、ラインナップを見る。一番上の段の【HOT】と書かれた枠の中にブラックコーヒーを見つけ、ポケットから財布を取り出して小銭を投入口に入れる。ボタンに光が灯ったのを確認すると、ホットのブラックコーヒーのボタンを押す。ガコン、という音を聞いてしゃがみ、取り出し口に手を伸ばして、出てきたブラックコーヒーを取り出して立ち上がる。
手袋ごしでも分かる程に温かく、手袋を身に付けてても冷たい強風で冷え切っていた片手によく染みる温かさだ。
そーっと頬に当てる。手以上に冷え切った頬にはとても高温で、ゆっくり当てたにも関わらず「あつっ」と思わず声を出してしまった。けれどものの数秒で慣れて、缶コーヒーの温かさに冷え切っていた頬がほぐれていく。
少し移動してしゃがみ、塀を背に預けると手袋を取って両手で缶コーヒーを持つ。ハナの身体を持っていた手にもその温かさは染みて、ほぅ、と息を吐く。
プルタブに指をかけて力を入れる。ぷしゅ、と音を立てて開き、口を付けて中のブラックコーヒーを一口飲む。コーヒーの温かさが身体の芯まで染み渡って寒さに震えていた身体が落ち着き、苦味が脳をスッキリさせてくれる。
すると缶コーヒーに興味があるのか、ハナが前足をジャンパーから出して伸ばしてきた。缶コーヒーを口から離して、ハナから遠ざけるように頭上に掲げる。
「これは駄目だ」
猫にカフェインなど言語道断。絶対に駄目。近付けてはいけない。
そもそも動物にカフェインは危険だ。カフェインは、一日の摂取量によるが人間にすら危険なのだ。調べなくとも動物に与えてはならない物なのは分かる。
「みゃーあーっ」
大きな鳴き声を上げて抗議してくる。遠ざけてもやはり無駄なようだ。
こいつは、一度興味を持ったものには飽きるまでとことん喰らいつく。まるでスッポンだ。
空いている片手でハナの首根っこを掴む。鳴くのを止めて前足を引っ込めた。
「これはお前には危険な物なんだ。危ねぇやつ。だからどんなに鳴き喚いても駄目なものは駄目」
掴んでいた手を離すと、正面を向いて後頭部を見せてきた。どうやら、興味の対象を取り上げられて拗ねてしまったようだ。ご機嫌取りにハナの頭を撫でる。
「悪い、言いすぎた」
掲げていた手を下ろして、今度はハナの顎の下を指で掻くように撫でる。すると、ゴロゴロと喉を鳴らし始めた。手を離すと「みゃあ〜」と気持ち良さそうな声で鳴いた。
片手でハナの身体を自身と密着させるように支えて再び缶コーヒーに口を付けてブラックコーヒーを、ごくり、と喉を鳴らしてゆっくり嚥下する。早く帰る為に口を付けたままもう一口飲む。飲んでいる間にもハナの頭を撫でる。
「全く……。本当に困った奴だな、お前」
ほくそ笑みながら言うと「みゃあ」と鳴いた。その声を聞くと、再び口を付けて残りのブラックコーヒーを飲む。
飲み干すと立ち上がって、自動販売機の横に設置された空き缶入れに空となった缶コーヒーを入れて、再び医院への帰路に着いた。
寒さが身に染みて
真夜中の田舎道、遠くの灯りを頼りに歩いていた…足元は、砂利敷きでデコボコしていて、だだっ広い田んぼからは、冷たく乾いた風が容赦なく吹いて来る…疲れた身体には、寒さがこたえる…自然に猫背になって、歩幅も小さくなってくる…どんどん身体の奥深く、寒さが染み込んで来る…後もう少しだけ…
娘と喧嘩をした。
今年に入ってから何度目だろう。ここ最近彼女はやたらと反発してくる。年頃の女の子で反抗期真っ盛りだから仕方ないことは分かっている。大抵のことは多めに見ようと決めた。それでもどうにも許せないことを言われると、怒りたくもなる。特にコンプレックスに触れられる時だと。
今日の喧嘩の発端は娘だ。
勉強しなくていいの、と優しく聞いてやると、スマホを触っている最中に話しかけられたのが気に障ったのか、いいのっと語気を強めていってきた。そろそろ試験も近いでしょう、と私も負けずに言った。だが彼女は、
「別にあんたに言われる筋合いはないでしょ」
と私に冷たく言ってのけた。
親に向かってあんたとは何だ、と注意したくなったが、これで叱られたからやる気なくなったなどと言われたらたまったもんじゃない。そう思ってやんわりとまた、ちゃんと勉強してないと将来大変なことになるよ、と彼女を諭した。
その後彼女から出た言葉。
「勉強勉強ってさぁ、あんただってやってなかったんでしょ。そーゆーのまじウザい。底辺大学卒業でスーパーのパートやってる人に言われたくないんだけど」
カチンときた。頭に血が昇っていくのを感じた。全部、全部あなたの為に言ってあげてるのに。私が大学受験に失敗して、そこから厳しい生活を送ってきたから言っているのに。私のコンプレックスを刺激する上、彼女の塾代を稼ぐために汗水垂らして働いている仕事まで馬鹿にされた。いくら娘とはいっても許せなかった。
気づいた時には、彼女の手を強く掴んでいた。
「もう一回言ってみなさいよ!」
悔しかった。涙が出ていた。そんな私の手を彼女は勢いよく振り払った。伸びた爪が頬を掠める。少し遅れて鋭い痛みが走る。その痛みが鈍くなってしまう前に、私は車の鍵を持って表に出た。
兎に角独りになりたかった。落ち着きたかった。彼女もきっと同じ筈だ。感情的になり過ぎてしまった。よくない癖だ。治したいと思うけど、そう簡単には治らない。私のこの性格があの子にも受け継がれてないといいのだけれど。もしかすると、もう彼女はその兆候を見せ始めているのかもしれない。あれがただの、皆が通る道であってほしい、汚れたフロントガラス越しの夜空に強く願う。
車を走らせて近くのコンビニに寄ってコーヒーを買った。温かい車内に戻ろうとする時、冷たい風が吹いて頰の引っ掻き傷がしみた。そっと手を当て傷を覆う。あの子のささくれ立った心にとって、私の愛情はそれを逆撫でする風なのかもしれない。私はどうやって、あの子に接したらよいのだろうか、分からなかった。総てを忘れてしまいたい気分になる。暫く、ドライブをしよう。深まる夜の中、独り、車を走らせた。
寒さが身にしみて日に日に寒さに耐えれなくなったな
手とか足とか末端の方が私末端冷え性なのかな?
はあ...
何枚も何枚も来てるのに寒いなあ
隣にいるあなたは手が真っ赤で寒そうだね
「あ、そうだ」
急に言われたらいきなり手を掴まれる
こうしたら暖かいでしょ
って言わんばかりに手をポッケに入れられた
帰り道このあたたかさに身にしめる
【寒さが身にしめて】#25
「寒い!」
「言うなよー。寒くなるだろー」
後輩が大声で叫ぶものだから、思わずその丸い頭を叩いてしまう。
後輩はパッとこちらを振り仰ぐ。赤い鼻と、白い息。
「先輩! 叩かないでください!」
「んー、ごめん」
「それと、寒いものは寒いんです! 身体めちゃくちゃ冷えてるんです!」
紺色のコートに白のマフラー、もこもこの手袋まで装備しているのに、後輩は犬のように叫ぶ。
はいはい、と言いつつ、俺もすん、と鼻を鳴らす。寒さが身に染みてきた。
「さみ」
「あっ、ちょっと先輩!」
後輩に乗っかる。あんなに身体が冷えてると言っていた割には、ちょっとばかしぬくい。
「は、な、れ、て、く、だ、さ、いー!!」
「そんなつれないこと言うなって……お前ぬくいんだよ。あと柚子の香り。俺好き」
「何言ってんですか!」
後輩の右ストレートが腹に入る。くの字に折れ曲がっている間に、後輩は俺の手からすり抜けていった。
「さっさとコンビニ行きますよ!」
「はいはい」
叫ぶ後輩の、頬まで赤くなっている。
さらに寒くなったかな。コートに手を突っ込んで、後輩を追いかけた。
No.4『寒さが身に染みて』
高校生の時。
この時期はマラソン大会も近いということで、当日に向けて
毎日暗くて寒い中走っていた。
最初はすごく寒いけど走っているうちに体がポカポカしていく感じがすごく好きだった。
でもポカポカしても少しだけ肌寒いし、鼻水も出る。
それでも毎日走った。
必ず目標を達成したかったから。
毎日目標に向けて頑張る自分が好きだったから。
だからあの頃は頑張れた。
働き出してからは体も疲れきって走れてないけれど、
「また走りたいな」ってたまに思う。
できれば綺麗な景色を見ながら走りたい。
きっと楽しくて嫌なことなんか忘れてしまうだろう。
2024.1.11.˹木˼
冬の朝、学校に行くために制服を着る。それだけでは寒いとわかっているからマフラーを巻いていく。家の中はヒーターで暖かいからいいけど外はそうではない。そして、「行ってきます!」これは寒さに打ち勝つための意気込みで、魔法。
しかし、一歩外に出るとそんなに単純なものではなかった。歩くにはいいものの自転車となると風が吹くのもあってとても寒い。家で温めた体に寒さが染みる。少し寂しさを感じるけれどそれよりもすっきりとした空気によって自由さが勝る。
寒いのは変わりないから明日はカイロを持って行こうと思う日々の繰り返し。
最近お昼頃は温かいけど朝晩はやっぱり寒いですね。
ここまで読んでくださってありがとうございました。今日のお題は『寒さが身に染みて』でした。
【寒さが身に染みて】
昨日よりも
寒さが身に染みて
ああそうか
キミが隣に居ないからだ
寒さが身に染みて
染みるといえば高野豆腐。
ハイキューのクロがなんか言ってたな。
なんだったっけな。
帰省していた
愚息を駅まで送る
わずか48時間だったが
久しぶりに食卓を挟むことができ
わたしは大大満足
別れたあと、一人帰路に着く
『寒さが身に染みて』無意識に
全身に力が入いった
自宅に着くと、玄関で
注連飾がわたしの帰りを
待っていてくれた
まー