『寒さが身に染みて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「さむ……」
今日は起きた時から肌を刺すような寒さに襲われた。
最近だんだんと寒さが厳しくなってベッドからでるのが億劫になる。
最近習慣になってきたバランスボールに乗りながら白湯を飲んだ。
家を出た途端また寒さが身に染みる。
いったい何度寒いと言えばいいのかわからないほどだ。
ぐっと首元のマフラーを引き上げた。
数分歩くと突然ふわり、といい匂いがした。
甘い花みたいな匂い。嗅ぎなれた匂い。
「せんせー、おはようございますっ、!朝から会えるなんてラッキー……、」
「…うん、おはよう。」
突然後ろから声をかけられるのもこうして生徒と学校までの道のりを歩くのも随分慣れたものだ。
努めて普通に返したつもりだったけれど、緊張して声が上擦ったかも。
ああ、かっこ悪い、いい所だけ見せたいのに。
寒い日はモコモコにうずまった彼女がとても可愛くみえて困る。
可愛いだなんて感情、生徒にもつには間違っているのだろうけれど。
あー寒い日なんて嫌だ。思ってはいけない感情だ。
わかってるけど、…たまにぐらいなら許されるかな。
2024.1.11『寒さが身に染みて』
寒さが身に染みているまさにそのときに、「寒さが身に染みて」という今日のお題…。
最近は急に気温が上がったり下がったりしているせいか、たかだかマイナス15度程度で寒さが骨身に染みるような感覚がある。また養命酒始めなくちゃダメかな、などと思ってしまう。
若い頃、もっと気温が低いのが当たり前だった頃は、首から上すべてを風に曝しても平気だった。寒いと感じなかったのである。「それが若さだ」と言うにはちょっと矛盾もある。当時の私は筋金入りの冷え症だったのだ。夜眠るとき、自分自身の手足から冷気が出て布団の中の方が布団の外より冷たくなっていく。室温は3度だった。でも今ほど寒さに「辛いなあ」と感じなかったのだ。今と昔、何が違うんだろう。
トシだということはちょっと脇に置いといて、メンタリティはどうだったか…?
うん、ひらたく言ってよろしくなかった。「心を閉じている」状態で、自分の環境に対して冷淡だった。時には冷酷だったかもしれない。自分の外にあたたかさや優しさを全く認めなかった(アホだったね)。「心理状態の面で、周りの寒さと同様にアクティブな冷たさ全開」だったぶん、「温度差」がなかった。切りつけるような冷たい風も空から来る氷の花も、気分が良いくらいだった。
今はまったく逆のメンタリティで居る。自分自身の内面がほこほこしているのは確かだ。そうすると「温度差」が大きくなる。寒さに入って、「さむいなあ…」とビシビシ感じる。もふもふした毛布にくるまるのは大好きだし、防寒着のおかげで寒くないときは安心する。
寒さが身に染みるとき、きっと心のどこかにあたたかさを持っているんじゃないかと考える。いや、絶対にそうだ。
「寒さが身に染みて」
寝坊して
慌てて上着を取り忘れた朝
辺りを見渡すと
マフラー手袋帽子をつけてる寒がりさん
凍えながらカイロを持って歩く人
白い息をはきながら走る人も
みんな寒いんだろうって思うとつい笑ってしまいそうになる
あぁ、冬だな〜
指もつま先も痛いほどに冷たい空気の中では為す術なく枯れた広葉樹の如く生気を感じない。それでも僕の心臓は強く熱く抗い続けている。
【寒さが身に染みて】
「…寒い」
「ですね〜、あっ手でも繋ぎますか?」
「馬鹿野郎…今運転中だよ」
「あ…はは、ごめんなさい」
「…今度…いつ会えますか、」
「えっ…えっと、まだ予定が決まってなくて…」
「……そっか。」
こんなに泣きそうで顔が赤いのは、寒さが身に染みて
いるからだろうか。
やたらと手がかじかむ。手袋をすれば良いのだが、そうするとスマホを使うのにいちいち手袋を外さなければならない。
先日バイクに乗った時も、手が寒くて仕方がなかった。早く暖かい季節になってほしい。
今日もなんだか起き上がれなかった。
年末からのメンタル不調と、気がかりなこと、テスト前と上手く振る舞えないバイト。
冷えた足の先に触れる。
冷たいな。
それは、冬の空気みたいで。
窓の外で強く風が吹いた。
寒さが身に染みてまだ、動けそうにない。
「寒さが身に染みて」
私は放課後に、誰もいない廊下で
片思いの彼に告白をした。
期待した後、返ってきた言葉は「ごめんなさい」。
その日の帰り道はほんとに寒さが身に染みた。
冷たい棘が身体に刺さるような状態だ。
期待していた自分。浮かれていた自分の、姿を思い出すと余計に身体が痛くなる。
呼吸をするたびに肺は冷たくなる。
それなりの温かさがあるであろう、涙も冷水に変わっていた。ほんとに、期待して浮かれた自分を責めてしまう。
でも、この記憶もいつかは上から幸せで塗って記憶の中で隠してくれるだろう。
手がかじかむ
寒さが痛みに変わり
感覚が無くなってくる
体育座りで床に座る
目の前を人達が通り過ぎる
疑問と嫌悪感の目でこちらを見る
日は沈み ビルに光が灯っていく
中には声をかけてくる人もいた
じろじろと特定の部分だけを見てくる
でも全て断った
だってあの人を待っているんだもの
退社時間から2時間たった
この道を通るはずなのに 全く見かけない
寒さが体を侵食していく
それでも私は待つのをやめない
あなたに会うために
お題『寒さが身に染みて』
冷めきった体で歩きながら
夏をみる
雪が迫って来るもっと奥に
入道雲を思い浮かべる。
暑い中で夏を感じるより
雪の中で夏をみてた方が
夏を好きになれる
世界で一番静かな夏
セミの声や風鈴の音はなく
シンシンと聞こえる気がする
そんな夏。
うっとりとして
ため息。
すると目の前は真っ白に。
息が通り過ぎると
現実の世界に帰ってくる
喉奥へとろとろと流れ落ちるスープは夏を飲み下したみたいで、わたしの胃の中に太陽が鎮座した。
#寒さが身に染みて
寒くて気持ちが落ち込む。
身に染みる。
寒さに連動して、至らなかった日々や
失敗の毎日が思い出される。
まるで連想ゲームのように。
マイナスな記憶から抜け出せない。
『ガイコツ』
ガイコツは外套の襟立てて よりいっそう寒そうだ
骨に染みるというか骨しか無い 感情はどうだろう?
無いわけではない 分かりづらいけど笑顔は素敵なんだろな そして誰よりもぶっ飛んで優しいんだろな
寒さが身に染めて
冬だ。暖房がない限り、何をしても寒い。ぼーっとしてても、目を動かしても、歩いても寒い。
だけど、隣にぼーっとするあなたも同じように寒そうだった。コタツの上に置かれたみかんの皮は綺麗に剥かれて、その皮が包んだ身はあなたの口に運ばれる。僕は、じっとそれを見ていた。
愛されたかったんだ、僕。
誰かに、大切にされたかった。誰かに、温めてほしかった。僕は、守りたくて大切な人がほしかった。
「寒いね。コタツ、温かくなんないね」
「…じゃあ」
僕は、隣のあなたに抱きついた。ぎゅっと、離れてほしくないように、優しく包み込んだ。
「ええ急にどしたのよ、ふふ」
「愛、してくれてる?俺のこと」
「はぁ?愛してるから、私は笑ってるんでしょ」
理想を求めて飛び回るよりも。理想を求めて首を横に振るよりも、近くを見てみようよ。
温かくて大切な人は、すぐ近くにいるものだから。
こういう日は早く帰るに限る。
今までは帰ったところで寒さは変わらず、
帰りたいなんて思いもしなかった。
しかし、今は……
帰ったら熱いコーヒーでも淹れてもらおうか
2024/01/11_寒さが身に染みて
寒さが身に染みてようやく冬が来たと感じられる。それに伴って受験も近づいてくるのでとても嫌だ。あと少ない期間ベストを尽くしてがんばるようにする。
「寒さが身に染みて」
指先に赤切れができ始めると、私にとって冬が到来する。
赤切れができるできないが、私の寒さのバロメーター。
赤切れがいっぺんに何箇所もできると「寒さが身に染みるぜ〜。」と手を見てため息が出る。
あ〜、早く暖かくならないかな。
夏の暑さが嘘のように最近は寒さが本格化している。
二十四節気を調べると1月5日に小寒があり、寒の入りとなったようだ。
道理で寒さが骨身に沁みるわけだ。
特に朝方は布団から出るのも一苦労で、
アラームのスヌーズを繰り返して
ようやっと起きる決意がつく。
寒い時くらい人間も冬眠できれば良いのに。
人間は今日も文明社会を回すことに忙しい。
二十四節気上、大寒は1月20日から2月3日。
一年でもっとも寒い冬は、これからのようだ。
着るものを工夫したり、カイロを使用したり、文明の利器を頼るなどして、寒さ対策をし、乗りきるしかない。
このまま文明が進化し続けたら、
いつか人は気候すらも操るようになるのだろうか。
少し魅力的に感じるが、それでも、
二十四節気にみる自然に振り回されたほうが、人らしくあれるような気がして良い。
二十四節気全てを愛で生きられれば尚良い。
自然は、自然だから良い。
もし、全て支配してしまったら、
それはもう自然ではなくなってしまうのだから。
お題「寒さが身に染みて」
職場にいれば空調が快適にしてくれる
帰り支度をして外に出ると…うっ!寒い…
わかっていても寒くてツライ
本当に冬が来るんだろうか…と疑いたくなるような夏から秋だったがやっぱり冬はやって来た
寒さが身に染みて
人肌が恋しくなる
毛布に包まれてもなぜか寒くて
時間をかけて少しずつ少しずつ暖かくなるが
それでもまだ寒い
なぜだろう
昨日は暖かったのに?
と自問自答している
答えは明白で、けれど認めて仕舞えば
もう引き返せない
そうわかっているから
今も心を誤魔化している