郡司

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寒さが身に染みているまさにそのときに、「寒さが身に染みて」という今日のお題…。

最近は急に気温が上がったり下がったりしているせいか、たかだかマイナス15度程度で寒さが骨身に染みるような感覚がある。また養命酒始めなくちゃダメかな、などと思ってしまう。

若い頃、もっと気温が低いのが当たり前だった頃は、首から上すべてを風に曝しても平気だった。寒いと感じなかったのである。「それが若さだ」と言うにはちょっと矛盾もある。当時の私は筋金入りの冷え症だったのだ。夜眠るとき、自分自身の手足から冷気が出て布団の中の方が布団の外より冷たくなっていく。室温は3度だった。でも今ほど寒さに「辛いなあ」と感じなかったのだ。今と昔、何が違うんだろう。

トシだということはちょっと脇に置いといて、メンタリティはどうだったか…?
うん、ひらたく言ってよろしくなかった。「心を閉じている」状態で、自分の環境に対して冷淡だった。時には冷酷だったかもしれない。自分の外にあたたかさや優しさを全く認めなかった(アホだったね)。「心理状態の面で、周りの寒さと同様にアクティブな冷たさ全開」だったぶん、「温度差」がなかった。切りつけるような冷たい風も空から来る氷の花も、気分が良いくらいだった。

今はまったく逆のメンタリティで居る。自分自身の内面がほこほこしているのは確かだ。そうすると「温度差」が大きくなる。寒さに入って、「さむいなあ…」とビシビシ感じる。もふもふした毛布にくるまるのは大好きだし、防寒着のおかげで寒くないときは安心する。

寒さが身に染みるとき、きっと心のどこかにあたたかさを持っているんじゃないかと考える。いや、絶対にそうだ。

1/11/2024, 1:34:58 PM