安らかな瞳』の作文集

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安らかな瞳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/15/2023, 8:27:43 AM

安らかな瞳


放課後の教室
卒業式の後の
静まり返った教室
君と見つめるグラウンド
君と喋った隣合わせの机
君と落書きをして怒られた黒板
君と走った廊下
君と見る最後の卒業アルバム
たくさんの雨を流す私を
安らかな瞳で見つめる君は
もう会えないの。と
雨は強まるばかりで。

3/15/2023, 8:10:12 AM

トスっ 遥かにあっさりと 
罪悪や後悔の渦に 飲まれること無く
力の行進は 途絶えた

玉座に佇む 安らかな瞳
空っぽで 虚ろ
夢半ば 賽の目が示すは
愚かな者よ 神には成り得ぬと知っているのに
              お題【安らかな瞳】
               タイトル【排除】

3/15/2023, 7:55:11 AM

お題「安らかな瞳」



ーなんでそんなに睨んでくるの?ー
ー君は怒られてる時もそんな態度なのかー
ーもっと愛想良くお願いねー

何度言われてきたのだろう
その度に私は深く傷ついた

「私の目って、嫌いだなあ」

鏡の前で私はため息を付いた
生まれつき目が細くて、真顔でも怒ってるように見える。
なるべく笑顔でいる事を心がけているが、笑顔もそんなに良いとは思えず、いつの間にか笑顔も少なくなっていった。

「化粧で多少は良くなるけどさあ」

私は再びため息をついた
今日は取り引き先に挨拶にいくのだが
今までも初対面の相手だとどうも感触が良くない
それもそうだ、笑顔が良い人の方が私だって好印象を覚える。
第一印象って凄く大事なんだなって改めて思った

「さてと、もう行かなきゃ」

朝事務所に挨拶に行って、すぐ先方に向かった。
今日は事務所から距離も近いし徒歩で移動だ。

「涼しくて助かるー」

夏も終わり紅葉が綺麗な季節だ
汗をかかないで済む事に少し気分を弾ませて歩いた。

「あれ?」

歩いていると目の前で女性が困っている様子が窺えた。
何やら袋が破れてなかに入ってた大量の果物を拾ってるよう。何とも色鮮やかな地面になっている。
たまにドラマやアニメで見るような展開だが、困ってる人をほっとく私ではない

「あのー大丈夫ですか?手伝いますよ!」
「あら、助かるわ、ありがとね」

近くで見て驚いた
とても美しい女性だった。顔も整ってるし全てのパーツが美しいと感じた
女優さんなんだろうか?と考えながら果物を集めていった

「これで全部ですかね?」
「そうね、本当に助かったわ。お嬢さんありがとうね」

この大量の果物1人で食べるのかな、とか思いつつも感謝の言葉に頬が緩んだ

「とても可愛らしいお嬢さんね、特に目が綺麗で良いわ」
「いえ、そんな、私は全然」

女性の言葉に咄嗟に両手で否定した

「そんな事ないわよ、貴方の瞳ってなんだか優しい感じがするの。現に1番に私を助けてくれたでしょ」
「いえ、それはたまたま、困ってる人が見えたので…」
「ふふ、照れなくても良いのよ。あ、これお礼に差し上げるわね。お仕事頑張って」

女性は手に持っていた林檎を私の手に包ませた。
赤みが綺麗で大きな林檎だった

「あ、ありがとうございます」

私のお礼を聞いて
女性は笑顔で軽く会釈をして遠ざかっていった。

「綺麗な女性だったな」

私は少し赤らんだ
女性が美しかったのもあるのだか、私の目をほめてくれたのがとても嬉しかった
お世辞だったかもしれないけどと思いながらも、嬉しさが溢れて頬が緩んでしまう。

「さあ、早く先方に会いに行かなきゃ」

揚々とした気分になり、私の足はいつもより早まった。


3/15/2023, 7:35:31 AM

今より自分が安らかであったことなどない

身体(ほんのう)が求める欲を
食で満たし、床で貪り、夜着で浪費した

だが、それどれもが私の求める安楽であったことは無い

おかしなものだ
私は親を兄弟を友人を最愛を見送りながら
畏れ、慄き、そして……焦がれた

さぁ、次は私の番だ

「あぁ、そんな安らかな顔が出来るのね」


#安らかな瞳

3/15/2023, 7:18:38 AM

【安らかな瞳】
安らかな瞳で私を見る君。

いいな

私もその瞳をしてみたい・・・けど

私には出来ない。

どうしても心から安心なんてできないから・・・

偽ってしまう癖がついてる私には・・・

どうせ貴方も本当の私を知ればそんな瞳しなくなるだろうから・・・

3/15/2023, 7:14:28 AM

安らかな

瞳にかかる

前髪は

まるでオーロラ

僕だけのもの


【安らかな瞳】

3/15/2023, 7:13:30 AM

まだ見ぬきみの瞳が…
安らかである事を願いやまない
いつか会う日があるだろうか
いつかすれ違う日があるだろうか

同じ空の下に思う
文字だけの世界で出会えたことを
今は大切に抱えたい

テーマ「安らか」

3/15/2023, 7:10:23 AM

ふと、側に立って見下ろした時。
決まって「なに?」と、俺より背の低い彼女は顔を上げて、目を見つめてくる。

その、瞳。
俺に対する愛で満ちた、心底幸せそうな瞳。
俺だけを映す、愛しい愛しい瞳。

それだけが見たくて。
それだけを見ていたくて。

今日も俺は彼女の側に立つ。

3/15/2023, 7:10:18 AM

どう歩んだって
戻れない色した瞳がある



#安らかな瞳

3/15/2023, 7:06:09 AM

貴女の安らかな瞳をみていた。吸い込まれそうな、美しい黒翡翠のような明媚な瞳を。
なのに、もう、どこを探しても貴女の瞳はみれなくて、貴女はみれなくて。自分の瞳から流れる水をぬぐってくれる人は居ない。
部屋をいくら探してもあるのは壺の横に置いてある貴女の写真だけ。
貴女の入った壺を抱き締めて、貴女の安らかな瞳を思い出す。

3/15/2023, 6:58:26 AM

クラスの一番後ろ、窓際の席に座った少女が俺を見つめている。
気づいたのは席替えをした翌日だった。
最初は、薄気味悪いと感じた。
だって、授業中もずっとこっちを見ていて、俺が振り返っても目を逸らさない。
そんな彼女の瞳が他の人より黒く見えて、不気味に感じていた。

 しばらく経っても、その感情は変わらなかった。
だけど少しだけ、彼女に興味を持ち始めたのかもしれない。
いつからか、彼女が俺を見つめる理由を考え始めた。
単純に自分が気になるのか、それともいつのまにか怨みをかったのだろうか?
寝癖がついているとか?……にしては何日も続く。
最初は、やはりネガティブなものだった。
でも、ある日それが覆った。

 いつものようにふと俺が振り返ると、彼女は驚いた顔をしてそっぽを向いた。
その顔が赤面しているように見えたから、だから、こう思ってしまった。
――もしかして、彼女は俺が好きなのか?

 そう思ってからは早かった。
見つめる彼女のすまし顔が、酷く可愛く見えてきたのだ。
思春期の男子とは単純なもので、いつのまにか彼女を見ると鼓動が早まるようになっていた。
「最近よくボーッとしてるくね?どーした?」
隣の席の親友が言う。
「俺……好きな人、できたかも」
そう言った俺の顔は、確かに赤くなっていた。
そして夜、明日の放課後に告白すると……決めた。

 そして翌日、席替えがあった。
親友とはバラバラになってしまったが、なんと彼女が隣だった。
これはチャンスではないか?今言った方がいいんじゃないか?
思考が巡る中、ふと彼女の方を見る。
彼女は、別の方向を見ていた。
その視線の先には、さっきまで隣にいた、親友。
その時、察してしまった。
ああ、彼女が見てたのは俺じゃなく、俺の隣の――

3/15/2023, 6:50:06 AM

今日は久しぶりに街中を歩いた、久しぶりに、1人じゃない食事…

3/15/2023, 6:44:09 AM

高校生の頃、久しぶりに縁日に行ったときの話です。
ラムネの屋台を見つけて、懐かしさから一本購入。
ラベルを取って、蓋を開けて、さあ飲もうというとき
ふと、ボトルの中のビー玉に目が止まりました。

ボトルの中のビー玉と言いましたが、より正確に言えば、ビー玉に写った自分の顔に、目が止まりました。
あれ、自分ってこんな顔だっけ?
それは普段、毎朝鏡で見る自分に比べて、いくらか明るく快活で、まるで憑き物が落ちたような、そんなふうにに見えました。
そういえば、よく疲れてそうとか、余裕なさそうとか言われるな。
そういう普段の自分は、みんなからはどう見えてたんだろう。
今の自分が、このガラス玉に写る、その感じではないんだろうな。
今の自分をみんなが見たら、少し違う感じに見えるのかな。

その時ようやく気づきました。
普段見る普通だと思っていた自分の顔が実は酷くやつれたものであるということに。
そして、日々の負担から開放された今の顔こそ、実は本来の自然な顔かもしれないということにも。
そう思うと、今まで当たり前だと思っていた張り詰めた生活も、当たり前ではなくて、もっと明るく幸せに暮らすこともできるのかもと、そう希望を持つことができました。

瓶の中のビー玉が、他人の目の代わりになって自分を写してくれたことで、より良い人生への希望を抱くことができた。そう思うと、無性に感謝したくなるような気持ちになり、一気にラムネを飲み干しました。

ボトルを逆さにして下から見るビー玉は、周りのキャップがまぶたのようで、涙に濡れているようで、まるで本当の目のように見えました。

安らかな目でした。

3/15/2023, 6:27:22 AM

赤ん坊の曇りなき眼に時々じっと見られていることがある。
つい先日もエレベーター内にて。
私の何を見ているのか
目なのか
頭の中なのか
心の中なのか
はたまた透かして後ろなのか…
何かしら後ろめたささえ感じる。

3/15/2023, 6:21:59 AM

『安らかな瞳』

 君が花を見つめるときの瞳が、好きだった。やさしさと愛おしさが内包された美しい榛は、一瞬で僕の心を奪った。その瞳に僕を映してほしくて、何年頑張ったことだろう。でも、君がその瞳を向けるのは、いつだって花と一人の男だけで、僕はどれだけそいつを妬んだだろう。
 やがて、世界一幸運な男はあろうことにか君のもとを去って、二度と戻らなかった。世界一の幸運を捨てた男のことが、僕はとてもじゃないが信じられなかった。それと同時に、喜びもした。君の瞳を得るチャンスが、僕にも与えられたのだと思ったからだ。僕はまた何年も頑張ったけれど、それでも君はそいつを想い続けていた。
 男が君のもとを去ってから五年が過ぎ、十年が過ぎて、僕はとうとう君の瞳を得ることを諦めた。君の近くにいるのは辛すぎて、当てのない旅を始めた。君を縛った男を死ぬほど恨んだけれど、旅の途中でその男が十年も前に死んでいることを知った。死ぬ直前まで、故郷に残した恋人の話をしていたらしい。男は君を捨てたわけじゃなく、帰りたくても帰れないまま命を落としただけだった。それを知って、まだあの場所で男を憎みきれずに愛したままの彼女を思った。
 僕は今少し旅を続けた。男の足跡を辿って、とうとう遺品を見つけ出した。茂みに引っ掛かっていた鎖のちぎれたペンダントには、色褪せた君の写真が収められていた。周囲には白骨化した人骨が数えきれないほどあって、僕はその男を探すことを諦めた。僕はそこで旅をやめた。
 故郷に戻って君にそれを渡した時、君はあの瞳にペンダントを映して涙を浮かべた。それから、あの瞳に僕を映して、「ありがとう」って、それだけ言って泣き崩れた。僕が何年も渇望したその瞳はやっぱり美しくて、やさしくて、そして途方もなく哀しかった。

3/15/2023, 5:30:46 AM

「これ、ホワイトデー」
「ん、ありがとう」
父からのお返しは、チョコなんて飾ったものじゃなくて、私の大好きなアレだった。

「え、ホワイトデーだよ?いいの?そんな、酒のつまみみたいなんで。一応ウチらまだJCですけど」
友だちに父からのホワイトデーのお返しを見せたら言われた言葉だ。まぁ、あながち間違ってない。確かにアレは酒のつまみだ。だって私も初見の時そうツッコミいれたし。
でも、いいんだ。私がソレを望んだんだから。高級ブランドのチョコよりも、手づくりのチョコよりも、私が好きで、美味しいって思えるものをもらった方が嬉しいに決まってる。それに、貰った人が喜んでくれたら、あげた父だって嬉しいはずだ。
だから私はホワイトデーにアレを望んだし、父もあったかい目で喜ぶ私を見ていたことだろう。

でも、もうその父の安らかな瞳を見ることも叶わない。私が二十歳になってすぐ旅立ってしまった父の墓に腰を下ろす。
「父さん、私ももうお酒が飲める歳になったよ」
そう言って、私は酒のつまみに、大好きなあたりめを置
いた。

#安らかな瞳

3/15/2023, 5:08:00 AM

安らかな瞳

心からリラックスしていないとできない目だよね

3/15/2023, 4:49:42 AM

テーマ『安らかな瞳』

 どんな場所にだって、精霊の一人や二人いるもんだ。
 俺は便所の精霊。
 毎日野郎どもが糞を垂れ流す様子を監視し、
 この神聖な場所を粗末に扱うクソ野郎がいれば、制裁するのが俺の仕事だ。
 
 ただ最近はどうにも、
 便所に「すまほ」とかいう謎の板を持ち込む奴らが増えた。
 そいつらのことを、俺は「すまほ族」と名付けた。
 すまほ族は用も足さずに便座に座り込んで、ちまちま指先を動かしている。
 こちとら、暇人に貸す便座なぞ持ち合わせていないんだよ。
 驚かして追い出そうとした。だが、どうやってもうまくいかない。
 扉に人の顔を描いても、耳元で変な声を出してみても
 奴らはすまほに夢中で、さらには耳に詰め物までしてやがる。
 俺がやることなすこと、全部空振りだってんだから悲しいぜ。

 お、今日はまともにここを使いそうなやつが来たな。
 若い勤め人だ。紺色の羽織(スーツ)を着て、爽やかな青年じゃないか。
 どれどれ……微妙に内股になったあの姿勢、小刻みに震える肩。
 この様子だと、そうとう催してるみたいだな。便所の精霊である俺にはわかる。
 ただ残念なことに、ここの便所に個室は六個しかない。
 そしてその全てが今、憎き「すまほ族」どもに占領されている。

 俺は、どうにかしてあの若いあんちゃんを助けたかった。
 しかし、精霊が人間に干渉できる範囲には決まりがある。
 俺の持つ権限をフル活用して、俺はすまほ族たちに「早く出ろ」と警告をした。
 個室の内側から思い切り叩く。水洗便所の水を勝手に流す。壁に引っ掛けられた荷物を少し揺らしてみる。
 しょぼいことばかりだが、俺にできることはそのくらいしかなかった。
 
 案の定、すまほ族は誰一人として出ようとしたがらない。
 逆に、もうだいぶ限界な様子のあんちゃんは
 個室のそこかしこからトントン扉を叩く音がするもんだから、
 驚いて他の便所へ向かってしまった。

 ……まぁ、いいけどよ。
 俺が住んでるのは縦に長い、えらくでかい建物の中だ。
 ほかにも便所はあるし、よそならすまほ族もはびこってないかもしれねぇ。

 後日。隣の便所に住んでるダチに訊いてみた。
 「この前、そっちにだいぶ切羽詰まったあんちゃん来なかったか」
 そしたら俺と同じ便所の精霊は、笑いながらこう話してくれた。
 「あー、来たぜ。紺色のスーツの奴だろ? 
 タイミングよく、そいつと入れ違いですまほ野郎が出て行ったんだ。
 空いた個室に飛び込むみたいに入っていってよ。
 あんな安らかな顔して糞するやつ、何十年ぶりに見たぜ!」
 
 そう聞いて、俺はホッと胸をなでおろした。
 あんちゃんが無事でよかった。

 それ以来、この建物中の便所には張り紙がされるようになった。
 「トイレ内でのスマホ使用、厳禁。休憩は休憩室で」

 張り紙の効果なのか、便所に来るすまほ族はだいぶ減った。
 これは噂だが、休憩室にも簡易的な個室が設置されたらしい。
 そりゃあ、どうせ休憩するなら禁止された臭い便所よりも、
 綺麗で快適な休憩室がいいわな。
 
 まぁとりあえず、今日も便所は平和だぜ。
 そこにいる君が坊ちゃんか嬢ちゃんか知らねえが、
 限界が来る前に便所へ来いよ。
 恥ずかしいことはねぇ、人間誰しも糞製造機なんだ。
 むしろ、糞尿を垂れ流すからこそ人間と言える。
 立派なのをぶちかましゃあ、『うん』が付くってもんさ。
 気楽に来ればいい。便所で待ってるからな!

3/15/2023, 4:27:03 AM

春が漂っている
歌歌と歌いながら
きみはあたたかいようで冷たい
見えるようで見えない
すべてが霞んで
何もかもがあやふやだ
次に気づいたときには
このエンディングもすでに
序曲へと変わっているのだろう
きみが何を考えてるのか
いつか教えてほしいけれど
多分ずっと先なんだ
それだけはなぜか
手に取るように分かる

3/15/2023, 4:25:34 AM

私の死んだ祖母は自室に不気味な狐の掛け軸を飾っていた。
墨で尻尾の先まで真っ黒な体なのに瞳だけ満月のような金色で真っ赤な口は耳までさけていた。
真夜中にはケーンケーンと鳴き。気がついたら掛け軸から狐の部分だけさっぱり消えていた。

「こんな不気味な掛け軸、神社かお寺に持って行ってお焚き上げしてもらおう。」

掛け軸の怪奇現象に怯え、解決策を提案しても祖母は首を縦に振らず。怪奇現象に対して、「昨夜は月夜が綺麗だったから散歩に行きたかったんだろう。」と呑ん気に考え。挙げ句いつ摘んできたのか、タンポポ、シロツメクサ等の花を掛け軸の前に飾っていた。

そんな事をお葬式中、思い出を振り返る。最後に祖母に花を備えようと棺を開けると、その場にいた人全員が驚いた。

祖母の白装束が墨で真っ黒になっていた。胸には葬式の花としては似つかわしくない黄色いタンポポが乗せられている。
式場スタッフたちが慌てふためく中、私は死化粧を施されている祖母の目や顔立ちが安らかになっていると不思議と感じてしまった。



[安らかな瞳]

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