貴女の安らかな瞳をみていた。吸い込まれそうな、美しい黒翡翠のような明媚な瞳を。なのに、もう、どこを探しても貴女の瞳はみれなくて、貴女はみれなくて。自分の瞳から流れる水をぬぐってくれる人は居ない。部屋をいくら探してもあるのは壺の横に置いてある貴女の写真だけ。貴女の入った壺を抱き締めて、貴女の安らかな瞳を思い出す。
3/15/2023, 7:06:09 AM