シラヒ

Open App

ふと、側に立って見下ろした時。
決まって「なに?」と、俺より背の低い彼女は顔を上げて、目を見つめてくる。

その、瞳。
俺に対する愛で満ちた、心底幸せそうな瞳。
俺だけを映す、愛しい愛しい瞳。

それだけが見たくて。
それだけを見ていたくて。

今日も俺は彼女の側に立つ。

3/15/2023, 7:10:23 AM