『子供のままで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子供のままでいたいとか
子供の頃に戻りたいとか
そう思ったことはあるけど
無いものねだりなのか
子供の頃は
早く大人になりたい
と思っていた
どうしてそう思っていたのか
理由はいろいろあった気がするけど
自分だけでは
自分たちだけでは
遠くへ行けないことが
とても不自由だった気がする
遠くへ行くには
大人の許可が必要で
大人が一緒じゃないと
行っちゃいけないと言われた
大人になった今は
1人で電車に乗るし
1人で車を運転するし
1人で飛行機にだって乗る
自分だけで
自分たちだけで
遠くに行くことができる
そう思うと
大人でいるのも
案外悪くないのかも
コロコロと落ちた。ドシャドシャと降り注いだ。僕の心臓はバクバクと脈を打っている。
7歳 僕は君と同い年だ。家から下って公園に行こう、昨日とおんなじ鬼ごっこをしよう、今日は君が鬼の役。
8歳 僕は君と同い年だ。学校の宿題は嫌だけど、怒られるから君とやる、答えを写しあうんだ。
9歳 僕は君と同い年だ。小川を眺めていたら、魚が泳いでいた。僕と君は冷たい水にはしゃいで飛び込んだ。
10歳 僕は君と同い年だ。いつもより雨が強かった。
11歳 僕は君より一つ年上。前より学校が退屈だ。
15歳 僕は君より五つ年上。蒸し暑い中歩いていたら、君に会った。ちっとも変わらないね と言ったら、君は そりゃそうさと笑った。
20歳 僕は君より十歳年上。夢の中で君と話した、君は相変わらず子供のままで、僕だけお兄さんだ。幼い君に愚痴をこぼすと、君はカラカラと子供らしく笑った。
コロコロと落ちた。ドシャドシャと降り注いだ。僕の心臓はバクバクと脈を打っていた。
それから君は子供のままだ。
俺は暇72、俺には多重人格という精神障害を持っている。シクフォニに
入ってからは苦労しながらこの障害を隠しているが、もうそろそろ メンバーに言おうかな…………… ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────“多重人格の俺は………”スタート↓↓↓ 暇72 多重人格、うつ病、もうメンバーに言おうか迷っている。 ───────────────────────────────── 海兎(うさぎ)17歳 男 暇72の人格の1人、おとなしく、他の人格6人の世話人。ゲームが好き。 ─────────────────────────────────冬蘭(ふゆら)12歳 男 常にリスカをしている。暇72の人格の1人、飴とコーラが好き。 ─────────────────────────────────留色(るい)22歳 男 関西弁お兄さん。(らしい)暇72の人格の1人、茉闇とは不仲。 ─────────────────────────────────茉闇(まや)23歳 男 俺は天才だと思っているナルシスト。暇72の人格の1人、留色とは不仲。 ─────────────────────────────────南奈(なな)29歳 女 お姉さん的な存在。暇72の人格の1人、冬蘭がかわいいらしい!? ─────────────────────────────────羽孤(わこ)12歳 男 明るい人。よく、爆発する。暇72の人格の1人、爆発が好き★ ─────────────────────────────────空雨(そらあ)15歳 男 雨が好き。暇72の人格の1人、羽孤とは爆発仲間。 ───────────────────────────────────────────────────────────────────ran シクフォニのリーダー。暇72のことは心配している。 ───────────────────────────────── いるま シクフォニのメンバー。最近の暇72は、おかしいと思っている。 ─────────────────────────────────こさめ シクフォニのメンバー。暇72のことは気にしていない。 ─────────────────────────────────みこと シクフォニのメンバー。↑上と同じ ─────────────────────────────────すち シクフォニのメンバー。最近暗いしどうしたんだろうと悩んでいる。 ─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── 皆さんどうもこんばんは。主です!★いやー、、、ね。うちは、 なつくんが推しなんですよ!!!!!!せっかくだから障害パロにしたんです!!
あ、これはプロローグです。今後この作品をよろしくお願いします🙇⤵️ ご本人様には、関係ありません。voisingの他のメンバーも出てくるかも です!
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貴方はその純粋な子供のままでいてねなんて残酷な。
私はお前らのかわいいだけのお人形じゃない。
昔からそう思っていたのに、大人になってできあがったのは大きな子供で。
私も皆も求めたものではなかったけれど、
案外なんとかなるんじゃないかという言葉を本物にする為に、今日も私は、子供らしく大人
らしく無邪気に素直で、時として希望を忘れない、そんな人物になる事を決意した。緩い決意。
だけどそこに本物があると信じて、私は食玩コーナーの玩具を、惣菜と共に買って家に帰る。
皆それぞれ、完璧な大人ではないけれど、時折こうして、貴方だけの子供心を忘れないで。
気づかないで、お願い。
わたしは、あなたの母では無いことを。
わたしは、あなたを恨んでいることを。
わたしは、あなたが成長するたびに複雑な感情を懐くことを。
あなたとわたしの関係に、このまま疑問を懐かないで。
わたしは、あなたを心から大切に思い、
愛していながらも、恨んでいることを赦して。
お願い、このまま気が付かないで。
どうか、このまま、ずっと……子どものままでいて。
お題:子供のままで
タイトル:脱・子供
先日、偶然にも某少年漫画雑誌が一部ネット配信されていることを知った。
もう随分昔のことだが、私もいち読者であった雑誌である(お目当ては付録の限定トレカであったが)。
当時連載されていた作品もいくつかあり、懐かしくてその夜はずっと読んでしまった。
何話か読み終えて、ふと作品を読むときの視点が昔と変わっていることに気がついた。
あの頃の私は、ただ面白おかしい登場人物たちの言動に笑いを誘われていただけだった。
しかし今はその言動の裏にある登場人物や作者の思い、そして作者が暗に伝えようとしている、いわば作品のテーマを読み取れるようになっていた。
もちろん、作品の最大の目的は主な読者である子供たちを笑わせることであるから、昔の読み方が間違っていたとは言えない。
ただ知識も精神も成長した今、私は半ば無意識に作品を執筆する作者の頭の中を想像できるようになっていたのだ。
思わぬところで自身の成長を感じられて、私にとってはいい経験になったので、機会があれば昔読んでいた漫画や絵本を読み返してみるのもいいと思う。
私も次は久々に紙の雑誌を買ってみようかな。
私達はいつまでも子どものままではいられない。
夢や希望、理想をひたすらに追い求める無邪気な子どものままでは・・・
けれど、だからといって大人になれたのかと問われれば、そうではない。
私達は皆、おとなになったフリを続けているに過ぎない。
現実を見据えたつもりで、世界をわかった気になって、なんとなく生活を送る。
昔の熱量も、不器用さも、輝く瞳も、純粋で明るい感情はいつの間にかどこかで捨ててきてしまった。
それは幼稚園の頃から始まり、社会に揉まれるたびに自身を曲げ、無機物になり、自信を放って、
期待しないように、信じないように、他人に興味を持つことなく、自分のすべきことをやっているフリ。
本当にしなければいけないことなんて、この世に何一つ無いというのに。
世間の言う幸せ、価値、自身の異様な愛。
貧困、環境汚染、暴力、戦争。
そんな大言壮語を吐いたところで自分自身何も変わらない。
すべて偽善の賜物。
小さな頃、本当に戦争のない平和を願った。
震災に苦しむ人を見て心から涙した。
人の役に立ちたいと、救い助けたいと心底思った。
みんなの憧れるヒーローになりたいと、志高く、プライド高く立ち振る舞った。
その頃の私が今の私を見るとどう思うのだろう。
これが将来の私かと落胆するだろうか、絶望するだろうか。
タバコを吸い、酒に溺れ、酷く凡庸な人生を歩んでいる何者でもない私に嫌悪するだろうか。
そうして現実を見て、味わって、感じて、小さな私もまた大人でも子供でもない存在になるのだろうか。
なら、私は子どものままでいいと、大人になりきれなくとも、現実を知り、突きつけられ、地面に転がるような思いをしようと、
胸を晴れる人でありたい。
子供に笑顔を向けられる人でありたい。
小さく凡庸な夢でも、恥じることない人で有りたい。
朝に飲むコーヒー、人とおしゃべりする時間、30分のランニング、真夜中にアニメや漫画を読む。
そんな幸せを夢だと、人生を彩り私を私たる者にしてくれるのだと、心から言える人間で有りたい。
それは子供ではない私だからこそ言える言葉だ。
サワサワと梢を揺らす、気持ちの良い風。
何かに呼ばれた気がして、頭上の枝葉から視線を下ろし、小山の周囲を見渡せば。
群生したススキの間から、Tシャツ半ズボン姿の少年が現れた。
「見っけ! こんな所まで登ってきたのか。——は、健脚だな」
呼ばれた名前は、馴染みがないような気がする。
そもそもこの少年は誰だろうと思うのに、笑みが上る。
「ここなら、絶対見つからないと思ったのに」
言いながら少年の近くに寄ると。
どこからともなく、年も近そうな子供たちが駆け寄ってきた。
「やっと全員見つかったの」
「かくれんぼ、もう飽きたよ」
「違うの、しよう」
「鬼ごっこする?」
最後まで隠れていた——が鬼ね、となぜだか決められ、子供たちは散り散りに駆けていく。
「何で俺が鬼なんだよー! ズルいぞ!」
文句を言いながら。
笑いながら走って、追いかける。
子供たちの笑い声に、一際大きく吹いた風の音が混じって。
ハッ、と目を覚ます。
小山の遊歩道を登り切った先の樫の木にもたれ座って。
いつの間にか、眠っていたらしい。
彼は目元を拳で擦りながら身を起こす。
放り出した鞄からはみ出した封筒と校舎の写真が載ったパンフレットをしまいながら、夢の情景を脳裏で再生させる。
山で遊んだことはないけれど。
幼稚園の園庭で、同じように遊んでいた。
毎日毎日、同じことを繰り返して。
それでも不思議と、同じ日々が楽しかった。
……今は。
毎日同じで、つまらなくて、苦しい。
もう一度、ここで眠ったら。
あの夢の中に帰れるだろうか。
そんなことを思って、目を閉じようとした時。
「——クン? 何してるの?」
同じクラスの女生徒に声をかけられた。
「……え、いや——何も……」
バツが悪くなり、彼は鞄を持って立ち上がった。
「ここ、風が気持ちいいよね。
私、気分が塞ぐとよくここに来るんだ」
邪魔しちゃったかな、ゴメンねと謝る女生徒に向けて、首を横に振る。
「そういえば、今日の進路説明会でさ——」
女生徒の声を聞きながら。
彼は横目でチラと、樫の木を見上げる。
……きっと、もう。
ここに来ても、あの夢は見れないのだろうな、と。
脈絡もなく、確信した。
子供のままで
子供らしい純粋な心でいたい
実は、幼少期からディズニープリンセスが好き。
ディズニープリンセスの、白雪姫、シンデレラ、
オーロラ姫、ラプンツェルを鑑賞してから、
プリンセスラインドレス、Aラインドレスを着ることを夢見ている。
テレビや、映画館の中で芸能人たちがドレスを着ているシーンを見ると、なぜか、私も着たいな。と、
思ってしまう
名古屋の名駅でドレス着ることができるカフェがあるよ。と、聞いたことある
だけど、もうすぐ25歳になる私にとっては、
抵抗がある。
もしも、私が結婚しても、2次会があるだろうか?
私は、友達が少ない
だけど人生の中で、恋愛をしたことある。
だけど…20代で恋愛したことは無い
したことあるけれど、その人は、今、あの世にいて
私がいる世界にはもう居ない。だから
除外しているだけ
純粋な心で[私は絶対に恋愛、結婚できる!子育てもできる!]と、日々、思っている。
昨日も、自分で手作りハンバーグを作って
味も形も良かった
自分に自信を持とう
子どものままで
自分のなかの「子ども」を表に出すのは楽しい。大人を自称している人や、成長段階の「脱皮・新構築」時期の人などからは冷ややかなナナメ目線が返ってくるので、「大人」と書いたお面をかぶる。家に居るときは子ども達が居るから、かまってもらえて楽しい。
思えば、人員の多い職場に勤めたときはいつも、隙あらば同僚達ともきゃもきゃ遊び、仕事に取り組むときだけ「大人」と書いたお面をかぶっていた……と書くと、“ダメな大人”と認定されそうだが、実感として、その方が仕事への集中力をスムーズに発揮できる。メリハリのせいか、いきなり仕事スイッチへ切り替えることができた。「子ども」よろしく遊ぶと、「大人」ならどう振る舞うかという「対比」を取りやすい。
生きやすくいるために「大人」と書いたお面を持つのはスキルだが、それも子どもゴコロというベースがあって初めて成立する。きっちりと子どもをやらないで時間を過ごしても、しっかりと大人になるわけが無い。しばしば、世では「子どもなんて」などと、ワケの解らん否定性のモヤのようなものが闊歩していたりするが、その風体と言ったら「子どももやれず、然るべくして、大人にもなれない、つまらぬ都合につながれて、くさくさするから通りがかりの誰かに噛みついてはゴネるもの」…
子どもゴコロは明るく健やかで力強く、周りの人達にも華やかで安定的な活力を発揮させる。
子どもゴコロは生涯消えない。
成長とともに消えるべきものではない。寧ろ「大人であるに必要な力と覚悟」のタネなのだ。…なんか以前にもこんなことを書いたような…まあいい。
本当に自分自身の意図と自発性・自律性で進んでいる皆さん、あなたの子どもゴコロは今このときも、元気でしょ?
もっとかけっこがはやくなりたい
にじゅうとび10かいとびたい
エリーゼのためにをひきたい
せがたかくなりますように
あしがながくなりますように
アイスもっとたべたいな
ごーやってにがくなかったらいいのに
はやくなつやすみこないかなあ
しゅくだいきらい
さんすうきらい
おんがくはすき
たいいくもすき
でもサッカーやってるこに
えらそうにめいれいされて
はらがたった
えのぐのあかときいろ
まぜたいろがきれい
はやくおとなになりたい
(子供のままで)
『子供のままで』
「姉ちゃん、一緒に食べよ」
春の陽気を通り越して夏かと思うぐらいに暑い日。おつかいから帰ってきた弟がエコバッグからアイスを取り出して笑みを浮かべる。年の離れた弟はおつかいのごほうびを2つに割って食べられるアイスにしたらしく、その半分を私にくれるのだという。
「ありがと。じゃあお礼に先っちょあげる」
「いいの!?やったぁ!」
2つに割ったアイスの取っ手がついたシール部分、すなわち先っちょに詰まったアイスはなんだかおいしい気がするという感覚は今も昔も同じものなのだなともらった分をすすり上げ、もう一つの先っちょに手を付けた弟を微笑ましく思いながら見つめる。
同級生の男子たちは声変わりが始まったり、男子だけでつるんだりと少しずつ変わってきている。弟もいつかはそうなってしまうのだろうか。
手元のアイスを揉みながら尋ねる。
「アイス食べたら姉ちゃんと何して遊ぶ?」
「スマブラ!」
「スマブラでいいの?姉ちゃんまた勝っちゃうよ?」
「今日は勝つもん!」
アイスの冷たさを握り変えつつ吸い上げ、元気いっぱいに声を上げる弟はかわいい。いつかは変わってしまうなら、子供のままの今のうちにこのかわいさを堪能しておかないとという気持ちになる。半分のアイスを平らげた弟はいそいそとゲーム機の準備を始めた。
そのまんま
大きくなってね。
と何度も
思ってきた。
色々な家庭
子供
と接する
仕事をしてきて。
一人ひとりに
必ず
可愛いところ
素敵なところ
良いところ
があって
そのまま
大きくなってほしい!
と願っていた。
でも、
成長と共に
一人ひとりが
ちょっとずつ
変わっていく。
そのまんま
大きく
なんて
無理難題だった。
変わらないこと
よりも
ただ
それぞれが
幸せに
生きていってくれたら
それで
いっか。
#子供のままで
子供のままで
子供の頃は、早く大人になりたいと、なぜか大人に憧れていた。それが、二十歳を過ぎて今、どうだろう。大人なんてちっとも楽しくない、とまでは言わないが、大人って大変だ。働いたり、税金を払ったり、上下の人間関係に頭を悩ませたり。税金のことなんてわからなかった私が、一丁前にコンビニで支払っているんだから、おもしろおかしな光景だ。
私たちはもう子供には戻れない。これからの人生を自分が決めた選択で大人になっていくしかない。
あなたはいいの子供のままで
そう母上に言われながら今日もかわいい洋服を着る。
ピンクのフリフリ、大きなリボン、カールのかかった金髪。
クローゼットは私の部屋よりでかくて、1日の9割母上と一緒に過ごす。
こんな生活が楽しかったのは12歳までだった。
足が大きくなって靴が入らなくなった。背が伸びてフリフリを着こなせなくなった。
そこからだ母が急変したのは。
「最近靴が入らなくなったわねぇ。おいでなさいマーリー」
バキッ
ツツ
足の指をおられた。
「あら身長が伸びたわねマーリー。後でお母さんの部屋に来なさい」
ジャキンッ
イヤァッ
足の骨の1部が取り除かれた。
母は涙一滴も流さずこう言う
あなたはいいの子供のままで、
私は窮屈な服を身にまとい、子供のまま永遠の眠りにつく。
この国の人間は17才までは子供、18才からは大人。
外観も内容も急激に大人とやらに変化するわけではなくて
世の中からの見方、扱いが変わる。
クラスチェンジに必要レベルもアイテムもイベントクリアも
存在しない。
年数経てばいい。そのかわり
クラスチェンジしないという選択肢もない。
17才まで子供、18才から大人。
この国の人間は子供のままでいたいなら
人生を17年までで終わらせるしかない。
早く大人になりたくても
生きて18年を越えなければならない。
…え?気持ちの問題?
なんだ。そんなのやることやってりゃ誰も干渉しないよ。
子供でいようが大人でいようが、お好きにどうぞってね。
(子供のままで)
『子供のままで』
「いつまでも子供のままではいられないわ」
彼女は涙を零しながら、そう言った。
「そうだね、誰しも皆いつか大人になるね」
「そうでしょう?」
私は彼女の涙を優しく拭う。
彼女は最近ずっとそうやって大人になりたがる。
「でもそれは今じゃないんだよ」
「どうしてっ……!」
その言葉に彼女はまた顔を歪めて、ポロポロと大粒の涙を零した。
私は小さくため息をつきながら考える。
どうしたら彼女が納得してくれるのかを。
「君はまだまだ子供でいいんだよ」
「お待たせしましたニャン」
そこへ猫型ロボットが彼女の注文したお子様ランチを運んできた。
彼女はそれに瞳をキラキラさせている。
涙はいつの間にかとまったようだ。
「さあ、めしあがれ」
「いただきます!」
そこにはもう大人になりたがる彼女はおらず、お子様ランチに瞳を輝かせる3歳の小さな女の子だけがいた。
いつのまにか、母のむねのあたたかさを忘れている。
わたしは、左右に田んぼが広がるコンクリートの道で、自転車を押していた。
パンクしているわけではなかったが、自転車を漕ぐには、そのちからがなかったからだ。
つらく、夏日がわたしをひっかき、飴水のような、べとべとした汗が、わたしを撫でる。
くつがあんなに重く感じたのは、はじめてで、わたしは、ひどい足取りで、その道を歩いていた。
自転車は、なんどもわたしのスネへ、自分のペダルをぶつけてきて、わたしはそのたび、こらえていた涙をふつふつこぼす。
とほうもなくつらかった。
さきをみると、道のはじっこで、若い草が生え、狭い草原があるのを、確認する。
しかし、だからなんだと思った。
上を見あげると、晴れているはずだが、なにか薄気味悪く、青い空が黒くみえる。
ついにわたしは自転車のカゴにはりついている、かたかけトートバッグをさぐった。
母に、迎えにきてもらおうと考えたのだ。
大した荷物も持たずに、来たから、トートバッグはほとんどしなだれていて、ただの布みたくなっている。
そこにわたしはてをつっこんで、必死で携帯をさがした。
サウナに、てをつっこんで、それをせわしなく動かしていたから、とうぜん手は汗でべとべと。
わたしは、泣きそうな顔でトートバッグからてをひっこぬき、諦めてまた、とぼどほ歩いた。
携帯電話は、家に忘れてきたらしい。
わたしは「ううう」とうめいて、自転車のハンドルにひたいをくっつけ、たおれこみそうな、不安定な体制で、よろよろ歩いた。
もはや、泣くことをガマンするのも、バカらしくなってきて、それより、歩くこともイヤになってきて、道からそれて、若い草をふみ、そこに自転車を押し倒した。
思ったよりヒドイ音はせずに、ただ自転車はたおれ、車輪がクルクル回って、わたしはそこにヒザをついて泣いた。
汗と涙は同様にしょっぱく、涙はさらさらと頬をながれ、汗は熱をもって、わたしの体から離れようとしない。
夏日は田、草花を照らし、生きる糧をあたえて、虫や人間をやき殺す。
わたしは、人通りのない道のわきで、一生懸命に声をはりあげて泣いた。
誰かに見つかりたくない、というよりは、誰かに見つけてほしくて、泣いた。
女々しく、つらく、バカだった。
わたしはただ、こんな気持ちでいた。
自分を誰も知らない、自分がなぜ泣いているのか、なにを辛いのか誰も知らない。
みんな自分がかわいいだけなのだ……
どうしようもない、バカだと思う。
わたしは幼く、幼稚で、背も低く、子供だった。
子供に戻りたいと思うときもある。
しかしつらいことばかりであることも、目に見えている。
子供のままでいいとは思ってない
しっかりに働いて
親孝行をして
誰にでも手を差し伸べられる様な
立派な大人にならなければと思う。
多分みんなそう思ってる。
二十歳超えた大人はみんなそうなりたいと思ってる
なのになんでうまくいかないんだろう。
みんな志は同じはずでしょ?
足を引っ張り合うのはみっともない。
子供のころは大人に憧れた。
大好きなアニメのヒロインは中学生。
おしゃれで、きれいで、すてきな恋人がいて
いつか私もなれるのかなと淡い期待を抱いていた。
でも、いつのまにか大人になるのが嫌になっていた。
自分のこともよくわからないままひとり世の中に放り出されることが怖かった。
そして今。いちおう、大人になった今。
「女湯っていつごろまで入って良いんだろ。」
「え!だめだよ!」
「今じゃなくて。子供の時の話。なんとなくさ、何歳まで良いのかなって思った。」
「…それが頭をよぎった時、もう入っちゃだめって聞いたことある。」
「…ふーん。」
「そんなに女湯入りたいの?」
「ロマンだよ。」
「うえーっ。」
「都合のいいときだけ子供になりたい。」
「うんわかる。ドリンクバー無料とか。」
「地味。」
「いいじゃん別に!」
「はは。」
なんか、別にどうでもいいや。
大人さいこーとか。子供のままでいたいとか。
たまに言われるんだ。素直だなって。
都合よくそこだけは子供のままでいよう。
何もない私の唯一の取り柄だから。
子供のままで