あなたはいいの子供のままで
そう母上に言われながら今日もかわいい洋服を着る。
ピンクのフリフリ、大きなリボン、カールのかかった金髪。
クローゼットは私の部屋よりでかくて、1日の9割母上と一緒に過ごす。
こんな生活が楽しかったのは12歳までだった。
足が大きくなって靴が入らなくなった。背が伸びてフリフリを着こなせなくなった。
そこからだ母が急変したのは。
「最近靴が入らなくなったわねぇ。おいでなさいマーリー」
バキッ
ツツ
足の指をおられた。
「あら身長が伸びたわねマーリー。後でお母さんの部屋に来なさい」
ジャキンッ
イヤァッ
足の骨の1部が取り除かれた。
母は涙一滴も流さずこう言う
あなたはいいの子供のままで、
私は窮屈な服を身にまとい、子供のまま永遠の眠りにつく。
5/13/2024, 5:18:40 AM