『夢と現実』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「明日のご予定は?」
ベッドの中でまどろみ始めた頃、
隣でぐーすか寝ているはずのやつに
そう問われた気がした。
「明日は……
天気が良かったら買い物にでも行きたいな。
君も前に新しい靴が欲しいと言っていただろう」
はて、その靴は、
私が買わずとも、君は既に買っていたか。
この前、やっと捨てた靴が、
その一足だった気がする
「……今はもう履く足が無かったか」
意識がまどろみからうつつへ浮上すると、
孤独な暗闇にぽつり、そう呟いた。
『夢と現実』
夢と現実
皆さんは夢だとわかる夢を見たことがあるだろうか。
世間的には明晰夢というらしい。
わたしはその明晰夢というものを何度か見たことが
ある。確かあの日わたしが見た夢はひどく冷たくて、
でも、どこか暖かい夢だった。今日はそんなわたしの
夢を紹介しようと思う。
その夢は大好きだったあの人に会えて、わたしはひど
く喜んでいる夢だった。だけど、夢の中のわたしは彼
の声が聞こえなかった。顔にも靄のようなものがかか
っていてはっきり見えない。あぁこれは夢なんだと実
感する。いや。最初から夢だと気付いていた。だって
今はもうあなたには会えないのだから。夢から覚めた
わたしは黒い四角に覆われた彼の写真に手を合わせ
た。
昔のチャーミーグリーンのCMおぼえてますか?
可愛い老夫婦が手を繋いで歩いている
『私もこんな風に仲良く夫婦で年老いて。。。』
なぁんて”夢”を描いていました
”現実”は 足が当たっても嫌。。笑
なんでかなぁ。。。
こんなはずでは無かったのに。。
”夢と現実” 違いすぎて笑える
夢と現実
私の推しはあるグループの中に居て
そのグループをとても愛していた
自分の仕事は、全てグループに還元するためにある。
自分の存在は、全てグループに還元するためにある。
グループに還元できない仕事はしない。
自分にとってはグループが全て。
私は推しだけをとても愛していた
自分の支えであり、癒しであり、道標であり
元気の素であり、悲しい時に慰めてくれる存在。
推しに還元できないことはしない。
自分にとっては推しだけが全て。
だけど推しがいつも言うのは
「グループのことを愛してね」
どれだけ推しだけを推しても
実は届かない
届いていない
私の夢は推しにたくさんの個人仕事が来て
俳優としても認められて
いつだかの、その人が出るドラマの時間は街から人が消える
なんて事態が起きるぐらい、人気で誰もが知る存在に
なるということ
だけど現実は
「グループで国民的な存在になる」
私の夢は叶わない。
一生、どんなに貢献したとしても、叶わない。
単推しほど
叶わず悲しいものはない。
それが夢と現実
大きく口を開ける。
瑞々しい苺が乗った、
大きな一口サイズのショートケーキが
フォークに乗せられて、
今か今かと待ち構えてる。
これこそ幸せのひと時。
さぁ、私の口にダイブしなさいと
今にも放り込む寸前で、
けたたましい目覚ましに
目が覚める。
あれ、ケーキは??
夢と現実
四つ。それは、そこら辺にポイ捨てした夢の数。
最初はたしか、アラジンになりたくて、次は夢の国のホテルの従業員、そこから、獣医、教師で、今迷走中。
現実を見ちゃうと、収入とか、世間体とか、自分の知能とか、もろもろが邪魔をしてくる。
1番最後に辿り着く目標は、もう親に決められている。それまでの、あと約10年で、わたしには何ができるだろう。
わたしが1番やりたいものはなに?
わたしがやらなきゃ行けないことはなに?
わたしがなりたいものはなに?
人間としてなれる範囲はどれくらい?
夢があるから、現実があり、現実があるから、夢がある。
必要十分条件。残酷。でもきっと、それくらいが面白い。
「夢と現実」
とうとう、貴方は夢にさえ、出てきてくれませんでした。私の元から、離れていきました。
もはや、何処からが夢でしょう。何処からが、現でしょう。貴方がいなければ、どちらも、然程変わらないのです。
貴方の抱擁の代わりに、重苦しく、暖かい、綿と布の間に身を捩らせて、丸めて、呻いて、愛する以上の苦痛を、甘んじて受けましょう。
この苦しみだけが、夢と現を見極める、ただひとつの方法なのです。今はもう、それだけが。
それとも、貴方さえも、微睡の夢だったのでしょうか。
それは、なんとも良いものでしょう。
それは、なんて夢物語なのでしょう。
夢と現実
甘いものだけをお腹いっぱい毎日食べて暮らしたいけど、
そんなことしたら体を壊すという現実。
少し暖かくなり始めていた土曜日の午後
片付けを終えてダイニングテーブルで
うたた寝をしていた。
取り込んだ毛布を抱きかかえ
春のお日様の匂いを気持ち良く感じていた。
あれ、帰って来たかな?
うちの自動車のエンジン音がする。
ほら、ガシャンと玄関ドアの音がする。
今、そこの扉が開いたら
顔を出すんだわ!
早く開けて、と待っていた。
もう少しで会えるところだったのに
どうしても扉が開かない。
うたた寝の毛布は少し涙で濡れていた。
あの人は
もうそのドアを開けない。
夢の中でもいい
あの人に会わせて…
ーーー夢と現実ーーー
夢と現実 No.1
きのうのことが
うそみたい
どうして?
どうしてって泣きながら聞かれたってさ
私もわからないよ
ただ、これが現実離れしてることは分かってる
わたし、透けてるもん
毎度のように幸せな夢を見て、
でも、現実はそう甘くはなくて、
暗闇に突き堕とされる。
いつになったら、この暗闇から抜け出せるんだろう
と、また同じことを繰り返す
もっと幸せにしてあげるのが夢
でもきっとそんななのが現実
【夢と現実】
✂ーー⚠ーー✂
たぶん人より繊細なんだと思う、
傷つけんのが怖くて
でもなんて言えばいいかわからんくて。
本当の自分が分からなくて
見つけられなくて
だから前の話をして
でもたぶん相手にとってそれは
あんまし良くないことで
でもどうしたらいいか分かんなくて
でも一緒にいたいし
嫌われたくないし
大好きだし
嗚呼苦しいな
【本音】
「先生、今日もかっこいいですっ」
「なぁに突然。貴方普段俺にそんなこと言わないじゃない」
授業が終わって廊下を歩く先生の周りをぴょんぴょんと跳ねながらついてまわる。
先生も満更でも無さそうに頬を染めて困ったように頬をかく。
そんな反応されたら期待してしまう。
「言わないだけでいつも思ってますよ?」
「…あんまり大人をからかうんじゃありません」
咎めるような言い方に変わったあとおでこにちょんと優しく先生の指先がふれる。
普段テキパキと綺麗な丸をつける指先が私に触れた。
突然の事におでこを抑えてあ、とかうぅ…なんて情けない声が出る。
「まぁでも、貴方に褒められて悪い気はしないね。」
去り際に振り向いてボソリと呟いた。
廊下は授業が終わって教室から出ている生徒で騒がしかったが、私が先生の声を聞き間違えたり、逃すはずがない。
「せ、せんせい…っ!!」
先生に手を伸ばすがどんどん意識が遠のく。
代わりにピピピ…とぼんやり聞こえていた電子音がどんどんはっきりと聞こえるように。
ふっと浮上した意識のなか寝起きから頭は先生のことでいっぱいだった。
「かっこいい、って言ってみようかな…」
2023.12.4『夢と現実』
叶わない
変わらない
終わらない
諦めない
夢を現実に
大丈夫
可能性は1%あれば十分さ
お題『夢と現実』
「夢と現実」
夢の中は居心地いいくらい手放したくはない
現実には戻りたくない
現実の方は辛いから
夢を求めてるのかもしれない
夢が壊れたら この空間が壊れたら
辛い現実を見ないといけなくなる
だからこの扉 守ってょ!
お願いだから…… 約束ょ!
もしも小説のコンテストで賞を取ったら、賞金で何か記念品を買いたいな
金額にもよるけど、何にしよう
やっぱり小説の内容にちなんだものがいいかな…
なんて考えたりするけど、一向に実現する気配はない
#二次創作 #夏五
ピピピ ピピピ ピピピ ピピピ
スマホのアラームが鳴り、目を閉じたまま音のする方に手を伸ばした。
音はこっちからしているはずなのになかなか見つからない。
まだぼーっとする頭を掻き毟りながらチッと小さな舌打ちをすると、仕方なく僕はうっすらと目を開けた。
まだ目が慣れていないからなのか目の前がぼやっと霞む。
昨日は遅かったのだ。とてつもなく眠い。
ピピピ ピピピ ピピピ ピピピ
あぁ!うるせぇなぁ!
まだまだ微睡んでいたいのにそれを邪魔され、強烈な眠気も相まってイライラがピークに達する。
あ…スマホあった…
やっと見つけたそれを、目を閉じたままギュッと掴み、慣れた手つきでアラームを止めた。
『今何時だよ…あ?4時?何でこんな時間にアラームなんて鳴るんだよ…』
なぜそんな時間にアラームが鳴ったのかはわからないが、もう何でもいい。眠いのだ。
明日の用事はそんなに早くない。もう一眠りしようと意識を飛ばしかけたその時。
『やぁ』
そう言ってにこやかに笑う顔が目の前にあった。
『うっわっ!!!???』
なんだ?!なんなんだ?!なんで僕の部屋に人がいんの?!
体が無意識にビクッと勢いよく跳ね上がり、全身が心臓になってしまったように動悸が激しい。
『だ…誰だ?!お前…』
『やだな、私のこと忘れちゃったのかい?』
そいつは眉を少し下げながらはにかむように、ははっと笑うと
そっと僕から顔を離した。
『すぐ…る?…』
そこにいたのは、僕が確実に殺したはずの親友。
傑だった。
【夢と現実】
今日、憧れの先輩に告白した。
ずっと好きだった。
彼は勉強ができて、体が弱い。
でも、、そんなとこも好きだ。
告白して、OKをもらった時は舞い上がって喜んだ。
先輩からはしゃぎすぎって、笑われたけれど。
明日から、先輩と登校。
四角い縁無しメガネが似合う先輩。
とってもかっこいい私の彼氏。
『楽しみだなぁ。』
ハンガーにかけられた制服を見ながら、先輩の顔を思い浮かべて口角が上がるのを感じた。
ーー
次の日。
ピンポーン、、
『真鶴〜来たよ〜』
このポヤポヤした声は、!
『先輩!』
大慌てで玄関へ向かい、ドアを開ける。
『慌てすぎだよ。ほら、髪ボサボサ。』
くつくつと笑いながら私の絡まった髪を手櫛で直してくれる。
『す、すみません。今準備して来ますね。』
奥の洗面台に引っ込み、もろもろ準備をしてからドアを改めて開けて鍵を閉める。
『はい、お待たせしました。』
『ん、行こうか。』
手を差し出され、恐々と握る。
先輩の手は、とっても温かった。
『んふふ、、夢じゃない。』
『うん、夢じゃないよ。』
夢じゃない。
夢じゃ、、、ない。
ーーーーー
『せ、、んぱい、、』
意識が覚醒して、無機質な白い天井が見える。
『夢、、?』
体を起こせば、自分の部屋。
立てかけてある写真には2人のドレス姿の大人。
『先輩?先輩!』
ベッドから降りて慌てて部屋から出る。
『先輩っ!』
瞬間、香ばしい匂いが鼻をつく。
『ん、もう先輩じゃないよ。今は、君の旦那さん、、でしょ?』
エプロン姿の先輩、、今はもう大人になりきってしまったが。
『ああ先輩、、』
よかった。
そう思いながら料理中の先輩の腰にしがみつく。
『どうしたの?今日は甘えたさんだなぁ。』
『んーん、、変な夢見ただけ。』
『ん、そう。変な夢。もしかしたら、、これも、夢かもね?』
ぐらり。
また視界が反転し、目の前が真っ暗になる。
ーーー
『はっ!!!』
起き上がると、ベンチの上だった。
『ん、起きた。』
『せ、、先輩。』
ベンチから起き上がる。
此処は、、バス停のベンチだ。
朝の時間帯らしく車通りが多い。
『大丈夫?学校お休みする?』
『いえ、、大丈夫です。行きましょう。』
次こそは、、夢じゃない。
暖かい先輩の手をキツいくらいにギュッと握った。
ーーー
『彼女は今、夢と現実がわからなくなっています。』
僕の愛する彼女は、今笑いながら寝ている。
時々僕の名前を呼びながら。
『ねえ、、目を覚ましてよ。真鶴。僕寂しいよ。』
冷たい彼女の手を、僕の温かさで包む。
握り返してくれる彼女はいるけれど、彼女の隣は現実の僕じゃなくて、夢の中の僕だ。
『、、、覚めてくれ、、』
涙がポツリと彼女の頬に落ちた。
お題:夢と現実
闇に体を預け、ふわふわと漂っていた。
空間に一切の温みはないのに、底冷えする気配はない。
ここはどこだろう?
空から光が差しこむ。
まるで白い槍が降っているかのように暴力的だった。
槍の雨に飲みこまれ、自然とまぶたが開く。
私は白い部屋にいた。
ざわめきだす聞き慣れた声。
つんとしたアルコールの匂い。
ああ、私は帰ってきてしまったんだね。
15.夢と現実
僕は夢に出てくる男の子に恋をしてしまったようだ。
制服を着ていて、多分僕と同じ高校生なのだろう。
色白で金髪がよく似合う。なぜかいつも寂しそうな顔をしているが、その顔がとても美しい。
なんだろう、今にも触れて消えてしまいそうな…
そんな雰囲気…
君と夢の中でくだらない話をし、海で遊んでる夢だ。
君に触れようとすると目が覚める。とても楽しい夢だが、現実ではないんだと悲しい気持ちになる。
目が覚めても君のことで頭がいっぱいになって、
何も手が付かない。君に夢中だった。
でも現実出会えることもないから触れることもできない。せめて、夢の中だけでもって思って触ろうとするが目が覚めてしまう。
この感じがもどかしくて胸が苦しい。
君に触れたいのに触れられない。現実じゃなくて夢。
こんなに苦しい話があるのだろうか。
だから僕は君とずっと会えるように薬を沢山飲んだ。
「これで、ずっと一緒だね。」
そう笑って僕は倒れた。とても幸せそうに…