15.夢と現実
僕は夢に出てくる男の子に恋をしてしまったようだ。
制服を着ていて、多分僕と同じ高校生なのだろう。
色白で金髪がよく似合う。なぜかいつも寂しそうな顔をしているが、その顔がとても美しい。
なんだろう、今にも触れて消えてしまいそうな…
そんな雰囲気…
君と夢の中でくだらない話をし、海で遊んでる夢だ。
君に触れようとすると目が覚める。とても楽しい夢だが、現実ではないんだと悲しい気持ちになる。
目が覚めても君のことで頭がいっぱいになって、
何も手が付かない。君に夢中だった。
でも現実出会えることもないから触れることもできない。せめて、夢の中だけでもって思って触ろうとするが目が覚めてしまう。
この感じがもどかしくて胸が苦しい。
君に触れたいのに触れられない。現実じゃなくて夢。
こんなに苦しい話があるのだろうか。
だから僕は君とずっと会えるように薬を沢山飲んだ。
「これで、ずっと一緒だね。」
そう笑って僕は倒れた。とても幸せそうに…
12/4/2023, 12:50:32 PM