『夜の海』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夜の海は嫌いだ。
昼間見せていたキラキラ輝く青や、夕日に照らされ凪いでいる赤は飲み込まれ、ただ不安だけを増幅させる黒がどこまでも広がっている。
「夜の海には近づくなよ」
父さんの言葉。
死神の声はきっと、夜の海がたてる波の音に似ている。一度でも海に足をつけたら、あっという間に死んでしまう。
そんな気がした。そんな気にさせた。
「危ないよ」
黒い海に向かって歩くIOに声をかける。
「知ってるよ」
IOは夜の海を、自分の死に場所にしようとしているのかもしれない。波の音が死神の誘いに聞こえているのかもしれない。直感だけど、そう思った。
死神の声が大きくなる。冥界に捧げられる生贄を喜んでるようだ。
「危ないって」
語気を強める。
彼女…IOは、今度は何も言わずに歩き続けた。
身体に当たる夜風が嫌に寒々しい。口に入って塩辛い。わけもなく涙が出た。堪らなくて目を瞑る。
「やめようよ」
「やめた」
死神に連れて行かれたはずのIOの声。思わず目を開ければ、すぐ側にいた。こちらを見上げている彼女は確かにIOだ。
「無理だった」
IOがへにゃりと笑う。
「怖かった」
そっか。
「僕も怖かったよ」
2人でひとしきり笑い合った。僕は半分泣いていて、IOは確かにそこにいた。
諦めたような海のさざなみを背に、僕たちは手を繋いで帰った。
『夜の海』(創作)
海の青は空の青だという
桔梗色の夜を映す水面は空との境目がなく
どこまでも夜で どこまでも桔梗色
銀の星と街の灯りに
なぜだか 少し ホッとした
潮の香りと波の調べに心を乗せて
遥か彼方の貴女を想う
遠く遠く 遥か彼方の貴女を想う
(生命誕生は海からなので、母なる海のイメージです)
#夜の海
寄せては返す波の音
月明かりに照らされた水面
吸い込まれたいと手を挙げたら
そのとおりになればいいのに
夜の海に取り憑かれて
吸い込まれた模様ですってニュースで言われるのも
いいんじゃない
夜の海
海無し県在住ゆえ、人生で夜に海の近くまで行ったのは数えるくらい。
都会の港町ならともかく、砂浜の夜の海岸とかこわいと思ってしまう。
終わることの無い波の音
暗闇の水平線は
決して身ひとつではたどり着けない
深くて遠い底の見えない
夜の海
『夜の海』
昼、海では太陽の光が輝き、夏を演出している。
夜、海では月の光が反射し、夏を演出している。
同じことをしているように見えるけど
している事は全然違う。
それは人間でも同じである。
1人1人が同じことを目指しているが、やり方は人それぞれ。
昼の海のように明るく輝き、目標に向かう人もいれば
夜の海のように暗く神秘的に、目標に向かう人もいる
我らの母なる海はいつも大切なことを思い出させてくれる。
夜の海
紺碧の夜に呼ばれ、海辺へと歩きだした。
すでに空に太陽はなく、ただ涼やかな夏の香りだけが私を大地と一体にする。
立秋も過ぎたというのに、この蒸し暑い温度さえどこか心地よい。
「……夏だなぁ」
ぽつりとこぼした言葉がすっかり海に溶けたころ、砂を踏む小さな足音を聞く。
「花火? はいはい、水汲んでくるから」
立ち上がって一度海を眇めてみても、もうあの海ではなかった。
"夜の海"
今日はお互い休みなのでドライブデート──日中は暑いので夜中──で夜の海に来た。今夜は綺麗な月が見られるということで目的地を海に、せっかくなら途中の店でおにぎりやらサンドイッチやらを買って晩飯を済ませようと、今は夜風と潮風に吹かれながら海の近くのベンチに座りながら買ってきた食べ物を食べている。さっき寄った店でラムネも買ってきたので、ラムネも飲みながら晩飯を済ます。開ける蓋になっていたビー玉が中に、カラン、と音を立てて中の炭酸がシュワシュワと溢れ出そうになって少し慌てたが溢れはせず、ホッ、と胸を撫で下ろす。横から小さな笑い声がして隣を見ると飛彩が口に手を当てて笑っていた。ムッ、と睨むと「済まない」と謝罪する。プイ、と正面を向いてラムネを仰る。爽やかな炭酸と懐かしい味が口に広がり喉を通り、懐かしさと夏を感じて頬が緩む。
買って来た食べ物を平らげ、ラムネもお互い飲み干すとラムネの瓶を顔の前に持ってきて、瓶越しに海と月を見た。まるで目の前の景色を瓶に詰めたみたい。瓶を少し傾けると、カラン、と中のビー玉が動いた。とても綺麗だなぁ、と見ていると急に瓶を持っていない方の腕を掴まれた。驚いて振り向くと
「…貴方がどこかに、消えてしまいそうで…。」
と言われた。言い方がたどたどしく表情も戸惑った様子で、なんで掴んだのか自分でも分からないんだろうな、と思った。持っていたラムネの瓶を横に置き、反対の腕を掴む手に、そっと重ねて
「大丈夫だ、テメェを置いて黙って行ったりしねぇよ。」
柔らかく優しい声色で言うと安心したのか、掴んでいた手を離した。離したと思ったら視線をこちらに向けてきて、俺も飛彩を見てお互いの視線を合わせる。何秒か目を合わせていると自然と瞼を閉じて、数秒閉じたままでいると唇に温かな感触が伝わる。ラムネの爽やかな味がして、夏だなと改めて思った。
回りは闇でも真っ暗ではなく点々とした淡い光が空を彩る。波の音が辺りを支配し自分の足音は聞こえない。
「何してんの?入水は辞めた方がいいよ」
「酷いなー。僕は歩いているだけでそんな事思われるの?」
辛辣な同居人の言葉に思わずそう返してしまった。
歳も近い同居人はゆっくり僕に近付いて来た。
問を返す訳でも何をしてくる訳でもなく同居人は僕の横に並び歩幅を合わせた。
「と言うか…君そこなんでここに居るの?速く戻りなよ。あの人に気付かれたらうるさいよ?」
「それは同じだろ?」
あの人と言うのはは僕らのもう一人の同居人の一人のことだ。僕の中ではうるさい目覚まし笛さんと呼んで居る。
「僕はバレないから」
「なら、俺もバレない」
「…」
いつも何を考えているのかわからない顔が更にわからなくなった。
何故そんなに自信満々に言えるのか…。
「まあ、いいか」
「そうそう」
それから二人でフラフラと夜の散歩を始めた。
しばらくして同居人が口を開いた。
「おまえは──────」
同居人の声が夜風と波の音に遮られた。
「ごめん、なんて言った?」
「…別に」
「そっか…そろそろ戻るとするか」
「うん」
僕達は家に戻る道のりを戻った。
夜の音が僕らを包みながらさっきよりも速く退いた
…………………………………………………
おまえは、目を離すと何処かに行きそうだから
こんな事言ったっておまえは行くだろう?
今はいいよ。
その時が来ても嫌と言っても離してなかやらないから。
俺がおまえを引き止めるから。
空は曇天の星
書く習慣/133日目。
「 夜の海 」…
とある、夜の海(♪)に来ていた…
浜辺には、変人が一体!
私「いっけな〜い
プロローグ(♪) は、
平成生まれ(♪) の ニンニン忍者(♪)
きにゃにぃぴまむはむダヨ〜(嘘!) 」
今日は、
静かな海へ(♪) 行き〜
花火(♪) をしに来ました〜
( ^ω^)🎆
さわがしいまち(♪) を抜け出して
ひとり(♪) 夜が明けるまで(♪)
楽しんでいま〜す!
ふと、空を見上げれば(♪)
大発生(♪)!八月の流星群(♪) を見つけた
いつの間か隣に居た
亡霊の女の子(♪) と、
新しい景色(♪) を共に過ごした
とても綺麗な、あの子に…
私「月がきれい(♪) ですね」
少し恥ずかしげに言う…
今の私の心は、フレア(♪)だ
夢見るひつじ(♪) の様で
夏の魔法(♪) にかかった感じだ
突然、風が鳴く(♪)
あしあと(♪) 一つ無い
いつもの帰り道(♪)
彼女らと共に消えた私は…
深海に生きる(♪)
終わりのない物語(♪)に、
この惑星の暮らし(♪) に、
さよなら(♪)
エンドロールの後に(♪)
雪国(♪) が映り…
タイトルが出てくる
お題 以外
全曲、雑音のない世界です。
・・・( ^ω^)何かでけた。
夜の海は危ないよ、
お盆とか海に行くと
足引っ張られるって言われるくらい
夜なら何処も危ないけどね!
( ^ω^)
ホタルイカの群れ見てみたい。
では、また明日…
夜の海岸に7人の…😱。
ドヤ街で出会った酔っぱらい。
朝からウイスキーをラッパ飲みして
そうでもしなきゃ
生きてられない
そうまでしてでも
生きてゆくのさ。
「仕事は、あんまりないぞ」と彼は言う。
「お前は、何ができる」と聞かれた。
「俺は、あんたみたいにタフじゃない」
と、言うと
「ふざけるな!お前にしかできない事を聞いてるんじゃない。
お前が出来る事を聞いてるんだ!」
ウイスキーを少し、もらった。
アツいものが喉から下がって行く。
「お前は何ができる!」
苦しまぎれに俺は言った。
「俺は、海を」
「なに?」
「俺は海を見に行く事が出来る」
男は、ウイスキーを多めに流しこみ、うなだれた。
俺は、言った。
「それも、夜に」
野良ネコが、小さくないた。
夜の穏やかな波の音を聞きながら、私は白い満月を見ていた。
波と遊ぶ君を見ながら、誘われるように私は優しげに眺めていたら、いつの間にか人魚になり、波と遊ぶ君と戯れていた。
ふと目を開けると、寂しい現実が待っていた。
〜夜の海〜
ついこの間海に行った。海の近くにある年季の入った宿に泊まった。お風呂が地獄のように暑かったのを除けばいい宿だと思った。その日の夜に海に行った。リア充が沢山いてムカついたけど考えないようにした。海風が涼しくて波の音が素敵だった。
私はあまりそういうのは合わないと思っていたけど意外と好きなのかもしれない。少しタイムリーなお題だった。あと綺麗なお姉さんが沢山いたけどイケメンはいなかった。
2023.08.15#10
#夜の海
静かな波の音。
吸い寄せられるような深い青色の海
そんな海に映される金色の月
この季節になると、少し涼しい夜の空気も心地良物に変わる
この場所は、彼と僕だけが知る秘密の海岸沿い。
僕と彼が、初めて会った場所。
月明かりに照らされながら
ぽつんとあるヤシの木の丸太に腰掛けて、二人で笑いあった場所。
その時間は、周りが明るく輝いていたような気がした。
そんな場所は、今は僕以外に誰一人としていない、僕だけの秘境の地と化していた。
冷えたワインをグラスに注いでベランダに出る
もう昼の熱もない 極上の風が肌を撫でる
柵から見下ろせば小さく見える人の姿もまばら
遠くからクラクションの音が響く
街灯は道を柔らかく照らし
正面には大きな舞台のように広がる闇
遠く微かに揺れるのは漁船の灯だろうか
空と海の境はあいまいだけれど
月明かりが細い筋となって海を知らせる
耳を澄ます 寄せる波の音
浜辺の砂に沁みていく波
濃い潮のにおい
昼の喧騒から離れ 安らいでいるような海
わたしの心もとろりと和らいで
どっちつかずの思いが波に溶かされていく
「夜の海」
#195
夜の海
夏の夜、海風を感じる。
空と海が繋がり裂け目が見えない。
あの夜、あなたを思い出す。
私とあなたの繋がりが見えない。
あなたは何を思っていたの?
あの時どうすれば良かったの?
ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきは、テキサスで竜巻を引き起こすか
……
もし…
私の決断がほんの少しでも早ければ。
私の起こす風があなたにぶつかれば。
あなたは竜巻に乗って、救われていたの?
頬を撫でるような風が、心地よかった。
#夜の海
夜の透き通る綺麗な海…いつか貴方と見てみたい…そして、その綺麗な海を貴方と見ながら、改めて、貴方に告白したり、貴方に恋した今までの経緯とか、色んな事を貴方と語り合いたい…これから、一生を共に過ごす貴方と一緒に見たい景色や、行きたい場所、過ごしたい時間が増えていく…今まで一人で見て来た綺麗な景色も、今まで1人寂しく食べてたご飯の味も、今まで1人寂しく寝てた日々達も、これからは、貴方と全ての時を共に過ごしていけるのね…物凄く幸せ…絶対叶うはずの無かった禁断の恋を乗り越えて私達は、今ようやく結ばれ、幸せになれた…漫画や、ドラマ、映画でしか見た事無い、普通なら叶わない恋だったのに、叶った幸せ…これからも永遠に貴方の唯一の特別な存在でいても良いですか?
「夜の海」
僕の大好きな歌詞に夜に海を見に行くような歌詞があった
やっぱり夜と言ったら少し暗いイメージがあると思う
夜と朝
月と太陽
影と光
僕は夜や月の方が好きと思える
夜の海に……
唖然というか、戸惑っているというか。
夜の、誰もいない浜辺にたたずむ同僚の様子を説明するならそんなところだろう。海を目の前にしてどういう反応をとればいいのか迷って、迷う以前に動揺してフリーズしたそれ。何事も黙々とこなすか、あるいは狙いすましたような天然で煙にまくような男が、軽く緑の瞳を見開いて、浜辺に打ち寄せる海を見つめている。……おかしいというか、面白いというか。こいつでもそんな顔をするのかと意外さもあって、どんな声をかけていいのかこちらも迷ってしまった。
そんな降谷の逡巡の間を縫うように、子供たちの笑い声が聞こえてくる。その歓声にようやく我に返ったらしい織田作之助がそっとを目蓋を上下させた。ゆっくりと胸板を上下させて深呼吸して、そこで遅ればせながら自分を凝視している同僚に気づいたようで、今度はいつもの調子でまばたきをして口を開いてくる。
「……降谷さん、なにか?」
「あぁ……、いや、なんでもない」
現パロ
ご本人様は無関係
ベリアン視点
日差しの強い朝
目覚ましの音に起こされ
ベットから降りて1階に向かう
朝ごはんを済ませ時計を確認すると
約束の時間が迫っていた
ドアを急いで開け
私の彼女に早く会いたいが為に足を動かす
約束のお店の近くまで来ると愛しくて堪らない彼女の姿が見えた。
ベリアン『おはようございます。待たせてしまいましたか?』
簪『私も今来たところですよ』
ベリアン『よかった。今日は暑いですからね』
簪『では学校に行きましょうか』
ベリアン『はい』
足を踏み出そうとすると少し彼女の顔が暗くなった気がした。
気分でも悪いのだろうか?
女性にそのようなことを聞くのは少し抵抗がある…
いろいろ考えていると彼女が先に語りかけた。
簪『ね、ねぇ…あのね…』
ベリアン『どうしましたか?』
怯えている。何かされているのだろうか?
だとしたら恋人失格だ。
彼女が続きを話し始める。
簪『虐め…られてて…』
ベリアン『は…?』
1番聞きたくなかった言葉が今聞こえた。
嘘だと信じたい。
あなたを守れなかった。守っているつもりだった。
そんな事考えている暇じゃない。相手を聞かないと
ベリアン『誰にそんな事をされているんですか』
簪『え…?』
つい強い口調で言ってしまった。
しかし
貴方は“夜の海“のような瞳から少し光が見えた。
そうとう辛かったのだろう…
ベリアン『何故貴女が傷つかないといけないんですか』
簪『知らないですよ…そんな事…助けてください…(இωஇ`。)』
ベリアン『絶対に助けます』
絶対などこの世には無いのだろうだが、
『貴女を助けたいという気持ちは誰にも負けない』
それは分かる。
まずは簪さんの友人の__さんにお話を聞いてみましょう
夜の海を眺める。
波の音に耳を澄ませる。
自然の中に溶け込む。
世界と一体になる。