勿忘草(わすれなぐさ)』の作文集

Open App

勿忘草(わすれなぐさ)』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/2/2024, 11:39:30 PM

勿忘草 2/3 (土).

「私を忘れないで」…か。

植物図鑑を暇つぶしに読む。うちのクラスに常備されてる本は、漫画が3冊と、小説が
5冊、科学の実験のような本は2冊、そして図鑑が2冊。

先生が朝や休み時間に読んでみてください、と持ってきた本だ。しかも漫画は大流行りのやつで、すぐに取られてしまう。次に目を奪われるのはベストセラーの小説。
…が、人々はそれもとっていく。

残るは科学実験か図鑑。僕にとって科学は先生の授業垂れ流し映像くらいにしか
思ってないので、植物図鑑を読むことにした。

1ページ1ページ、ページをめくっていく。そして目に止まったのが「勿忘草」。
花言葉に目が釘付けになった。「私を忘れないで」。 なんだか儚げで、頭の中で
その単語がリピートされる。

ふと、肩に重さが乗っかる。人肌に温かさで、僕の肩がぽんっ、と置かれる。

「…ん、?」「俺だよ、前の席の。」「…そうなんだ。どうしたの?」

前の席の男の子のことすら、僕は気づかなかったみたいだ…

「何見てんのかな、っておもっただけだよー。」
「…植物図鑑。今勿忘草のとこ読んでる。」「…私を忘れないで…か」

僕が目に止まった部分を、彼は声に出して読む。そして、突然冷めた目で、
こう言った。

「俺のことは覚えててくれないくせにな」

「え」

そう言って彼は消えた。

2/2/2024, 11:36:57 PM

『勿忘草(わすれなぐさ)』

かつて私の恋人だったひとは川で溺れて亡くなった。春爛漫のさなかに行われた葬儀では長い冬から解き放たれて喜びに満ち溢れている世界と、愛した人を亡くして深い悲しみに沈む私や遺族との対比を思わざるを得なかった。
あなたを忘れずに生きることが修道女になって冥福を祈り続けることならよかったけれど、私の父はそうさせてはくれず、いつまでも独り身でいようとする私を見合いで嫁がせることに決めた。家のためを思えば最善だということはわかっている。
けれど、忘れないでという呪いじみた言葉は私を戸惑わせる。あなたではない人を愛することができるのか。あなたではない人と子を成して幸せに生きることができるのか。忘れないでと言ったあなたの分まで生きることは、あなたを裏切ることの連続ではないのか。
眠れないままに夜が更けて、私の嫁ぐ朝がやってくる。

2/2/2024, 11:35:48 PM

『勿忘草』

ずっと好きだった。

でも何もいえなかった。

友達のまま過ごした3年間。

あっという間に卒業の日を迎えた。

どうか

私を忘れないで。

2/2/2024, 11:29:17 PM

あなたのしぐさや笑顔、匂い、あなたの腕の中がまるで家庭の様に温かい

2/2/2024, 11:24:55 PM

母は「忘れな草をあなたに」という歌が好きだ。

私は死んだら忘れちゃってほしい。
私の方は忘れてしまうんだから
誰かの中に残っていたくない。

でも両親だけは私を絶対忘れないだろうから
両親よりは長生きしないといかんな。

母が「忘れな草をあなたに」を口ずさんでいる。
あなたに あなたに♪

勿忘草(わすれなぐさ)

2/2/2024, 11:17:27 PM

お願い

これをあの人に

私の想いを伝えて


大切な君は、そう言って
深い谷底へと落ちていく。

あぁ、この花の意味を僕が知っていることを知っていながら、これを渡すなんて

君にとっての大切な人は、僕では無いんだね。

                タイトル:勿忘草

2/2/2024, 11:15:18 PM

勿忘草…

ルドルフを忘れないでと花はいう
春の光を淡く纏って

2/2/2024, 11:08:44 PM

【勿忘草(わすれなぐさ)】

東城会の大幹部である父の威厳を保つため、幼い頃から家は立派な日本家屋だった。庭には鹿威しや飛び石などがあったが、それよりも春になるとぽつんと咲く白色や青色をした小ぶりの花の方が大吾は好きだった。盆栽や大きな木々に囲まれ居心地の悪そうなその花を、母はまるで父の目から隠すように奥まった場所に鉢に植えて大切に大切に愛でていたのを覚えている。春になると咲き始めるその花を愛おしげに撫ぜる母に「このお花の名前はなあに?」と尋ねたが、歳を重ねた今となっては母が答えてくれた名前を忘れてしまった。

大吾は仕事で県外に来ていた。素朴な町だ。この閑静な空間が心地よい。
車窓から町並みをぼうっと眺めていると、小さな花屋が視界に飛び込んできた。思わず大吾は運転手に「停めてくれ」と声をかける。運転手は戸惑いの声をあげるが、もう一度「停めろ」と伝えると静かに車を寄せ停車した。
扉を開けた護衛に「着いてこなくていい」と命令し、困惑する顔たちを無視して花屋へ向かう。
花屋の店員はこちらを警戒と不安を抱えた表情で見ている。それはそうだろう。どう見てもカタギではない人間がこちらへ向かってくるのだから。
大吾はそんな店員に内心苦笑しつつ、大吾はなるべく穏やかに、記憶の中にある花の特徴を店員に伝えその花の名前が知りたいことを伝えた。すると花屋の店員は、「ああ、あれですね」とようやく顔をほころばせた。

「勿忘草だと思いますよ」
「わすれなぐさ?」
「はい。春に咲くお花でピンクや白色の種類もありますが、青色がとても美しいんです。このお花があるだけで花壇が華やかになりますよ」
「そうなのか。確かに家に咲いていたものも綺麗だったな」
「育て方も比較的簡単な方なので、初心者さんにもおすすめのお花です。花言葉は『真実の愛』などもありますが、わすれなぐさという名前にもあるように、『私を忘れないで』という意味もあるんです。あ、ちょうど昨日入荷したんですよ」

花屋の店員が持ってきた花は記憶の中にあったそれで、大吾は青色の小さな花束をひとつ購入して店から出た。

そわそわとしていた護衛たちは、大吾の姿が見えるとほっと息を吐いた。そのまま車に乗り込み、滑らかに走る車内で花を覗く。
母がしていたように触れてみても、ごつごつとした手に可憐な花は不釣り合いで苦笑が溢れる。

「私を忘れないで、か・・・」

母の背中と、それからひとりの男が瞼の裏に浮かぶ。

忘れられるわけねぇだろ、峯。

そう心の中で呟いて、大吾は感傷に浸りそうな自分を振り払うためにシートに身を預けて目を閉じた。

2/2/2024, 11:04:27 PM

「なぁ……勿忘草の花言葉を知ってるか?」
 突然、彼は私にそう問いかけた。勿忘草とは、明るい青色をした小さな花が、何個も集まって咲く一年草だった気がする。彼が、私によく似合うと云ってピアスや髪飾りを贈ってくるから見慣れてしまった。しかし、花言葉は考えたことが無かった。彼は私が贈り物を身につけると、それはもう愛しい目で見つめるものだから。あまり気にしていなかったということもある。
「花言葉?んー……ごめんなさい。わからない」
「あぁいや、別に良いんだよ。……君が花言葉を知っていて僕からのプレゼントを貰っていたとなると……どんな想いを抱いていたのか気になっただけだから」
 そんなことを云いながら、彼はふわりと優しく笑う。その顔を見て、彼の笑った顔が好きな私は、じんわりと心温まるのを感じた。
「そうだ、せっかくだし花言葉を教えてよ」
 私は彼の想いがプレゼントに詰まっていたのを知っている。しかし、それがどのような言葉に表されたものなのかわからないのだ。せっかくなのだから、教えてもらおう。私がそう言うと、彼はパチリと瞬きをして、次の瞬間には本当に楽しそうに笑った。
「ははっうん。いいよ。勿忘草の花言葉はね……」



「真実の愛」「誠の愛」「私を忘れないで」

2/2/2024, 10:52:46 PM

花にはたくさんの意味がある。いわゆる花言葉ってやつだ。でも僕は花言葉に興味がない。どれも大体同じ意味だからだ。「愛してる」だとか、「感謝」だとか、前向きで聞き心地のいい言葉ばかり。それならどんな花を選んだって変わらない。花屋さんに行って綺麗なもの選ぼうと目に止まった花が勿忘草だった。

2/2/2024, 10:49:11 PM

勿忘草が広がっている。綺麗だ。奥には川が見える。こんな景色なかなか見られるものじゃない。勿忘草の中にいる、あの子に会えたから。大丈夫。久しぶりにあの子は、言った。
「忘れないでね。」
お題『勿忘草』

2/2/2024, 10:39:40 PM

「もうすぐ卒業だなぁ」

 高校三年の三学期。なんとか受験も終わり、久しぶりに登校した登校日。彼と二人きりの、放課後の教室。
 いろんな想いが籠もっているのか、それとも何も感じていないのか。彼がぽつりとそう呟いた。

「そうだね……」

 私はバッグから小さな花束を渡した。

「あげるよ」

 青い小さな花。
 私の好きな花。

「おー。さすが園芸部。ありがとう」

 嬉しそうに受け取ってくれた。

「これ、知ってる。あれだろ、よく外で見る……オオイヌノフグリ!」

 全然違い過ぎて笑った。
 オオイヌノフグリって、たしかに青くて小さなかわいらしい花だけど。それに対して名前が酷過ぎる花だけど(犬のピ――)。

「違うよ。勿忘草」

「あ、聞いたことある。『私を忘れないで』って花言葉のやつだ。へーこれが」

 彼は笑いながら私の頭にぽんと手を置いた。

「安心しろよ。ぜってー忘れねえって」

 その言葉に、私も笑顔になった。

 ……でもね。
 勿忘草の花言葉は確かに『私を忘れないで』だけど、青い勿忘草の花言葉は『真実の愛』や『誠の愛』なんだよ。


『勿忘草(わすれなぐさ)』

2/2/2024, 10:22:23 PM

ポエム誘発お題、学がないから気の利いた事言えなくて困る

2/2/2024, 9:06:37 PM

勿忘草
花言葉は私を忘れないで、誠の愛等

自分がベルタなら相当気に病むけど、「忘れないで」という言葉のおかげで自責の傍で彼の約束を守っていられるのかもしれない

花の方へ歩み寄ったら命を取られるなんて現実でもあるよね。

2/2/2024, 8:43:30 PM

青が綺麗で
儚くて
今にも手折られそうなその姿に

「私を忘れないで」

なんて言われたら
どんな生き物も愛さずには要られないのです。

「誠の愛」

なんて振りまいて

我慢出来ない生き物に襲われ
貪られたら

毒が回る仕組みも

全部が狡い。

美しい物は汚しちゃいけないんです。

女として貴方を尊敬します。

私の身体にも毒性が欲しいな。

容易く貪られ
しめしめと
苦しむ顔を見て尚、凛としていたい。

ただ、本当に愛する人に出逢ったら
それはそれで哀しいのかもしれない。





題 忘れな草
著 塵芥 椎名

2/2/2024, 8:01:37 PM

忘れな草とは何か
私にも分かりませんが、世の中にはきっと知っている人がいるでしょう。

2/2/2024, 7:46:08 PM

忘れて欲しくない、
から君にこの花をあげるんです。

なんでって、君は僕にとって大切な人ですから

2/2/2024, 7:31:30 PM

テーマ/勿忘草(わすれなぐさ)



vergissmeinnicht ふぇあぎすまいんにひと

〝僕のことを忘れないでください〟

騎士ルドルフはそう言って、最後の力を尽くしてこの花を恋人のベルタに投げると、ドナウ川の流れに飲み込まれてしまった。
ベルタは彼のお墓にその花を添えて、彼の最後の言葉をその花に名づけた。

私はこの水浅葱色(みずあさぎいろ)の小さな花が愛おしく思ったものだ。女性の男性に対する言葉だとばかりおもっていたから。

ところが、この勿忘草の花言葉の元になった古いお話(伝承)を知って、実は逆で、男性の女性に対する言葉だということを初めて知った。

ならば、勿忘草とは逆に、女性から男性に向けた〝私のことを忘れないで〟という花言葉を持つ花は何だろう?と植物園の植物相談員さんに聞いてみたことがある。

そしたらマーガレットの花言葉にそれがあった。
ギリシア神話によるものらしい。月の女神アルテミスが弟のアポロンに騙されて、愛するオリオンを射殺してしまった。そのアルテミスの悲哀の想いが「私を忘れないで」という言葉としてマーガレットに付けられたというのだが。……何故マーガレットなのか?と思った。

その話には続きがあって、月の女神アルテミスの悲しいギリシア神話が伝わっていった後世に、人々は女神アルテミスに真珠のように白い花を捧げるようになった。ギリシア語で真珠のことをマルガリーテスと言っていたので、その花の名前がマーガレットになったということらしい。

そのふたつの花、勿忘草とマーガレットの花言葉の話を、私は自分の人生において二番目の、そして最後の大恋愛をした真由子が生きていたときに聞かせてあげたことがある。
子宮頸がん末期ステージⅣ-Bで余命宣告を受けて、自宅療養することになった彼女の実家へ私は毎日通っていた。彼女の家族たちも私のことをまるで婿養子のように受け入れてくれていて、私が行くと「おかえり」と言ってくれていた。なんだか私も本当の家族のような気になって「ただいま」と返事をしていた。

そんな四月のある日、楽天市場のフラワーショップで見つけて注文していた勿忘草とマーガレットのブーケを持って、真由子の実家へ向かった。
「マユと俺の約束のブーケのつもり……まあ、ウェディング・ブーケってゆーの?そんな感じのつもり」
私はそう言いながら、彼女にカタチだけでも結婚指輪を嵌めてあげたいと密かに思った。
ふたつの花言葉の話をしたことを覚えていた彼女は
「あたしが旅立つとき、一緒に持って行きたいからお願いね」
……と、微笑みながら私に頼んできた。泣くまいと覚悟をしていたけれど、泣きそうになってしまったから
「そんなときはもう枯れちゃってるから持ってけない」
と悪態をつくように顔を背けて誤魔化した。


今年は真由子の七回忌の年。
法要を予定している日には、ふたつの花とも咲いている時期がすぎてしまって花が持たない。けれど、開花時期の重なる三月から六月までの命日のどこかで、同じようなブーケを墓前に供えたい。騎士ルドルフが恋人ベルタに力を尽くして勿忘草をあげたときのように。

私にとっての勿忘草は、そんな想いのこもった花だ。

2/2/2024, 7:05:13 PM

忘れな草の名前だけは知っている。名前の割に印象深くて覚え易い。自分のことなど百年さきどころかもっと短くても誰も覚えてないだろうが勿忘草はきっと百年先でも生えているだろう。調べてみると美しいブルーの花弁が随分と艶やかだ。忘れな草には紫色のイメージがあった、なんとなくその名前から寂しさのような感情を感じてそこに紫色を連想した自分の感覚が不思議だった。自分の中で紫色が寂しさと繋がるともあまり思っていなかったからだ。小さな花に自分の感性のようなものを自覚するきっかけもらったことに感謝しつつ庭の手入れにそれを摘む、随分と広がってしまった姿は忘れな草と言いつつ主張が強くて忘れられなさそうである。

2/2/2024, 6:57:25 PM

勿忘草
  忘れないよ、と、思い出すよ、は
まったく別の性質を持っている

意識して自ら思い出すのと、言われて思い出すのとは
全く異なる

いつも大事な場面で思い出してもらえるような人になりたい

まあせめて、忘れないでいてほしい


あんな人も居たねと、
よい思い出だけ、いっしょによみがえって欲しい


何もなし得ない人生で、誰にも忘れられたのでは寂しすぎる

憎しみと怒りと妬みすら恋しいようでは寂しすぎる

こんな寂しがりやが、居た
限りない奇跡で生まれた存在が居た
とんでもなく無駄だといえる時間を過ごしてきた
身内にしか認識されていない

あの可憐な花のようには生きられない
醜くもがいて、溺れて、命からがら酷い姿で恥を晒して
誰かの記憶に残ろうとしている
自分のことも愛せない
何にも真剣になれない
愛されているか試すことが生き甲斐
どこにいても誰と何をしても自分を生きてない
情報社会に操られて、自分がわからない
知りたくない認めたくない
無能な生きる価値のない存在と
私以外全員幸福だ
私以外の不幸な人なんてたくさんいるのに
こんなに孤独なのは私だけだろう
愚か
都合のいい時だけ

あんなに綺麗な青色に、風に揺れる小ぶりな花
あんなふうに、可憐に生きられない
見苦しい姿を晒して這いつくばってる
周りの目に怯えて、怯えていることすら隠して
虚勢でやり過ごしている
下品に咲くしかない
澄んだ青色を目指しているのに
真っ黒に腐って
周りにいる綺麗な青色まで犯して真っ黒に腐らせる
可憐な青色が眩しくて憎たらしくて
跡形もなく踏み潰したい
できるだけ残酷に引きちぎってぶちまけたい

Next