青が綺麗で
儚くて
今にも手折られそうなその姿に
「私を忘れないで」
なんて言われたら
どんな生き物も愛さずには要られないのです。
「誠の愛」
なんて振りまいて
我慢出来ない生き物に襲われ
貪られたら
毒が回る仕組みも
全部が狡い。
美しい物は汚しちゃいけないんです。
女として貴方を尊敬します。
私の身体にも毒性が欲しいな。
容易く貪られ
しめしめと
苦しむ顔を見て尚、凛としていたい。
ただ、本当に愛する人に出逢ったら
それはそれで哀しいのかもしれない。
題 忘れな草
著 塵芥 椎名
2/2/2024, 8:43:30 PM