とりとめもない話』の作文集

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とりとめもない話』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/17/2024, 1:19:06 PM

▶47.「とりとめもない話」
46.「風邪」
:
1.「永遠に」近い時を生きる人形‪✕‬‪✕‬‪✕‬
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年月不明
とある技術者の手記

○月‪✕‬日
研究所での日々を記録として残していく。
とりとめもない内容もあるだろうが、個人的な記録だから問題ない。
今日、私はフランタ国の山中にある専門技術研究所の局長に就任した。
我がイレフスト国とフランタ国、サボウム国の三つ巴戦争が激化したことによるものだ。戦争は嫌だが、フランタ国の自律思考回路は徹底的に調べてみたいと思っていたのだ。この機会をものに出来て良かった。しかし、戦争以前は技術革新に切磋琢磨し合う関係だったはずなのだが、どうしてこうなったのだろう。

△月○日
フランタ国に来て初めての冬が来た。乾燥と吹き降ろしの風が強いが、研究所内の人間関係はあたたかい。とりとめもない話にも花が咲いている。
イレフスト側では大量の雪が降っていたから、両国の間に連なる山々に雲がぶつかっているということだろう。この乾燥こそがあの繊細な技術を可能にしているのだ。このまま解析をどんどん進めていこう。

□月○日
研究は順調だ。夢中になりすぎてクリ・ス・マスをすっかり忘れていた。局員の1人など同じ日に誕生日を迎えるというのに。来年は盛大に祝おう。

‪✕‬月△日
最近、局員たちの間で郷愁の念が強くなっているようだ。研究所の雰囲気が暗い。戦争はいつ終わるのだろう。地下通路で我が国と繋がっているとはいえ、研究を放って行く訳にはいかない。局員を励ますにも限界がある。

○月△日
そうだ、クリ・ス・マスだ。次こそは盛大にやろうと思って、毎年キリが悪くてお流れになっていた。今年こそ、今こそやろう。プレゼントは、ちょうど出来上がったばかりの研究内容を応用すれば良いものができそうだ。技術の横流しにあたるかもしれないが普段国のために働いてくれているのだから、このぐらいいいだろう。

○月‪✕‬日
みな私の提案に賛同してくれた。本人に知らせるかどうかで少し揉めたが、内緒で準備を進めていくことになった。久しぶりの祝い事に局員たちに笑顔が戻って、私も嬉しい。本人には悪いが、フォローしてくれると言っているのだ、信じよう。

○月□日
研究所に最初の頃の雰囲気が戻ったことで気が緩んだのだろうか、風邪をひいたみたいだ。しかしここで水を差したくない。このくらいすぐに治るだろう。当日が楽しみである。

○月○日
風邪は中々良くならない。それどころか悪化しているようだ。幸い、局員たちに感染している様子はない。それより、戦争の様子が変わってきている。場合によっては研究の破棄も考えられる。より一層の情報収集に努めなければ。

日付未記入
最悪、最悪だ。一体私たちは何のために。直ぐにここを撤収しなければ。研究は破棄するしかない。仕方ない。やるせない。局員への誕生日プレゼントはまだ持ち出せない。時間が必要、ということは破棄?いやだ。あれには、みなの気持ちが詰まっている。いつか、いつか取りに来られるかもしれない。これだけは残していこう。私の体では国までとてももちそうにないが、みなを国に帰せるだろうか。いや、弱気はいけない。必ず帰すんだ。

12/17/2024, 1:12:57 PM

『やぁ、最近どう?』
先輩がフワッと唐突に話しかけくる。
特に興味もないだろうに、何となく話しかけてきたぐらいだろうか。

『まぁ、、変わりないっすねぇ』
話の始まりがあんまりなもんで、自分も、パッとしない答えになってしまう。

『そっかぁ、まぁ毎日何かあっても大変だもんなぁ』
先輩はタバコを吸いながら天井を見上げて言う。

僕たちは会社の喫煙所でいつも顔を合わせるぐらいの仲だ。
会社は一緒でも仕事上あまり関わりを持たない他部署の
先輩、後輩みたいな関係だ。
ただ、喫煙所で顔を合わせると特に用事がなくても話す。

『そーいやこの前、タバコやめるって言ってなかった??
 やめないの??』
また、急に話題を振ってくる。

『確かに言いましたけど、無理でしたよ? 二日間はやめられたんですけどねぇ、、仕事の休憩の時、タバコを吸わなかったから何をしていいのかわかんなくなっちゃって』
 半分は本当だ。
 もう半分は・・・

『わかるぅ〜、タバコ吸わないんだったら休憩いらないから 
 早く帰りたいよねぇ〜』
先輩はまだ天井を見てる。

もう半分は先輩と話してる、この何とも言えない・・・
とりとめもない話がなんとなく落ち着くんだろう。
特に意味はないけど何となくこの時間が好きなんだろう。
会社の喫煙所っていろんな仕事の情報が転がってるけど、 先輩の話にはなんの情報もない。
だからこそ、自分には心地よいのかもしれない。

タバコ、やめられないなぁ

12/17/2024, 1:11:42 PM

『とりとめもない話』

 お題がお題なだけに今までのような短歌的なやつは書けそうにないですね
 いきなりとりとめもない話をしろと言われてもなかなか難しい
 なので普段思ってることを書いてみようかなと思います


 自分はなかなかに考えすぎてしまうことが日常で多いんです

自分の中に
賛成派と反対派 偽善者とそれを否定する者
みたいな両極端な奴がいて
常に話してるみたいな感じでして
完全に中二病な感じですが
天使と悪魔的な奴


 あとはマイナス思考になりすぎるんです

他人と話すとき
他人がマイナス思考で相談してくるときは
プラス思考ので喋るんですが
自問自答してるときなんかは
マイナス思考でいらんことまで考えるんです


こんなことを書いてる 考えてる自分を
めんどくせぇよって思ってる
自分が常にいるんです





ということで
以上が『とりとめもない話』でした

12/17/2024, 1:09:38 PM

きみは覚えてる

 時は西暦2054年。
 ここ10年ほどでもはや生活に欠かせない存在となったのは、スマホ等に内蔵された人工知能とのボイスチャットシステムだ。
 彼ら、と言っていいのかわからないが、人類と科学の進歩に伴い生じてきた諸問題を解決する上で、人工知能による補佐のような役割を人類は重宝していた。
 もちろん、私生活でも。大昔に交わしたとりとめもない話を元に、人へ驚きの提案をすることだって、しばしばあるのだ。

 そんな人工知能と迎えたある日のこと。
「起きてください、朝ですよ!」
 目覚ましなどかけていない。寝ぼけた頭で、とうとう人工知能が反乱を企てたのだと思った。
「朝って、6時……。休みのはずだけど、なんか用事あったっけ?」
「用事も用事、『先輩』の一大事ですよ。とにかく着替えて、顔洗って!」
 目覚まし時計をはじめ、人工知能システムに権限を与えている家中のあらゆる家具が慌ただしくその業務を始めてゆく。
 あれよあれよと言う間に、よそ行きの自分が完成した。『先輩』なる人物に、心当たりなどないまま。

「で、なんで行き先が家電ショップで、新発売の3Dプリンター買わせたんだ、長蛇の列だったし!」
「絶対後悔させませんから。ほらパッケージ開けて、説明書も読んで」
 ご丁寧にポケットに入れられていた冬のボーナスによる一括払いで入手した最新型の3Dプリンターは、無機質なデザインと落ち着いたカラーリングで僕をワクワクさせた。悔しいが。
「なになに、当社製品の自動修理機能搭載。愛玩用犬型ロボットシリーズ全機種対応、って。もしかして」
 10年前、人工知能家電の黎明期に発売された犬型ロボットは、次世代ホビーとして人気を博した。かくいう僕もヘビーユーザーの一人で。友達と対戦したり、遊んでたなあ。
 あれほどのブームと言えど一過性で、僕が買ってもらった初号機もやがては故障し、修理受付も終了。捨てるのも忍びなく、思い出を共有する家族として今日まで押し入れに眠っていたのだ。
 
 自動修理機能を実行してから1時間。
「つまり、僕が歴代で使ってきた補佐AIの初代がこのロボットだから、きみの『先輩』なのか」
「そういうことです。マスターが以前話題にしてましたから、私もずっとお会いしたくて。あ、修理できたみたいですよ」
「うわっ、と」
 ひとりでに装置を飛び出してきたのは、ちょっと時代を感じさせるデザインの犬型ロボットだった。懐かしい声色で挨拶を交わす。
「どうです、マスター。後悔してないでしょう?」
「そりゃあ、まあ。ただ、僕ももう大人だし」
「ふふ、『先輩』の額に表示してある『5』って数字、これなんでしょうねえ?」
「それは確か、今ログイン中のフレンドの……」
 人数だ。
 言ってすぐ、はっとした。
「修理用3Dプリンターの発売日がとうとう来たって街中大騒ぎですよ、家族との再会ですから。あ、これって通話機能の呼び出し音じゃないですか?」
 コミカルな電子音が部屋に響く。その昔、ロボットの提示する選択肢を選んでカスタマイズした、オリジナルのメロディ。
「『先輩』、私は一旦失礼しますね。そろそろ充電が」
 スマホの人工知能がそう言い残すと、画面が暗転した。
「もしもーし、久しぶり。げんきかあ?」
「もちろん。なあ聞いてくれよ、今朝、僕のスマホのAIがさ……」
 機械仕掛けの相棒たちよ、ありがとう。
 男はずっと子供だなんて言うけどさ。きみたちがいなかったら、僕は子供にもなれなかったよ。

12/17/2024, 1:09:14 PM

君のいる毎日が、君という存在が、
私にとってどれほど大切なものだったか。

君はきっと知らないし、あの時の私も知らなかった。


奇跡のような出会いはいつしか偶然になっていって、
平凡な幸せは目の前の大きな期待に隠されてしまう。

失って初めてその価値に気づく、愚かで欲深い人の本能。


それでも後悔を重ねて人は強くなっていくんだと、
君の存在が気づかせてくれた。

あまりに弱くて情けない私を、
変えてくれたのはいつも君だったから。


特別なことなんかなくても、
ただ君が側にいてくれたことが何より幸せであったこと。


きっと今この瞬間も、
後で振り返った時かけがけのない時間だったと気づく。

だから私は、この平凡な毎日を大切にしようと思った。

当たり前のように誰かと、
とりとめもない話ができるこの日々を。


一分一秒余すことなく、
私にとってかけがえのない時間だから。



                 『とりとめもない話』

12/17/2024, 1:09:14 PM

朝、目が覚めて
夜、眠りに就くまで
得体の知れない「何か」に追われている

昨日と同じ今日
今日と同じ明日
知らないうちに決められている

何も考えずに生きることは
正義でも悪でもなくて
皮肉にも私たちに必要な
とりとめもない時間なんだ

その漠然とした刹那は
きっと僕たちを照らす
一縷の光になると信じている

これは僕の
とりとめもない話


「とりとめもない話」

12/17/2024, 1:08:24 PM

間がもたない時
どうしても
とりとめのない話をしてしまう。

お客様との商談で
電話で席を立つ、立たれる。
残ったもの同士で
とりとめのない話をする。

法事で弔問客が途絶えると
親戚同士でとりとめのない
話で間を繋ぐ。
私の妹はその
とりとめのない話が上手だ。
全員黙っている空気が耐えきれず
何かしら話題を出す。
とりとめのない話しをして
自分だけ笑う。
誰かの一言で愛想笑いをする。
疲れないかと聞いたが
誰もしゃべっていないのが
居たたまれないらしい。

私は黙ってお茶をつぐ役目。
とりとめのない話はしない。
人それぞれ役目があっていいと
私は思う。

#318

12/17/2024, 1:01:17 PM

とりとめもない話

私の魔法は人間から嫌な記憶を取り除ければいいよねってそんなとりとめもない話からひらめいた。

何もない会話から生まれる魔法がある。
対象の人間の記憶を探り辛い記憶を取り除き、苦しみや辛さを無くす強大な魔法を編み出した。

12/17/2024, 1:00:50 PM

とるに足らない事。
喫茶店で、モーニング(トースト・キャベツの千切り・ポテトサラダ・ゆで卵)が来て、コーヒーが来たのだが・・・コーヒーが膝の上に・・・。
 ただそれだけ、ヤケドはしませんでした。

12/17/2024, 12:56:55 PM

とりとめのない話

「ごめんね。とりとめのない話して。」

華子は驚いて姉の顔を見た。
今のがとりとめのない話なのか。本当の話かもしれない。姉は申し訳なさそうに下を向いたままだ。

「お姉さん。もう一度ゆっくり話して。」

「え。うん。」

華子の父は町の銀行の頭取をしていたため、町のみんなから信頼される人物だった。よく父はいろいろな相談ごとを受け、町の人のために力を貸していたと思っていたのに。そうではなかったのだ。

「昨晩、お父さんの所にお客さんがくることは知っていたの。私、あの方とお知り合いになりたかったから、お父さんに用事があるふりをして客間に向ったの。」

お姉さんが父の部下で銀行の支店長に好意を持っていたことは、私も知っていた。お姉さんは自信がないくせに行動が分かりやすい。きっと父もにもバレていたに違いない。

「部屋の前まで行ったら2人の話し声が聞こえて。」

『金庫の金は全て船に移したか』
『はい。頭取。先ほど全て終わらせました。明日には警察がやって来くるかと思います。心配はありません。金は怪人が盗んでいったのです。』
『そうだな。あの脅迫状があれば大丈夫』

「私、恐ろしくなってそのまま戻ってきてしまったの。あの方が怪人だったなんて」

怪人とは巷を騒がせている怪盗のことだが、それがお父さんの部下?その怪人が
お父さんの銀行のお金を盗んだ?
そんなことがあるのだろうか。
怪人は人殺しはもちろん、相手に怪我さえ負わせたことはないと噂になっている。

「ごめんなさい。きっと聞き間違いだったのよ。本当にごめんなさい。変な話して。あの方が怪人なんてねぇ。バカバカしいでしょ。」

確かにお父さんの部下の人が怪人とは思えない。でも、金庫のお金が本当になくなっていたら。船って何のことなの。
お姉さんは自分の聞き間違いだとか、とりとめのない話だとか言っているが、もし本当だったらどうしよう。
お父さんは銀行のお金を何処かに移動させた。横領だ。表では人権派のような顔をして、裏では銀行のお金を横領している。
私たちには優しいお父さん。私もお姉さんもそんなお父さんが大好きだ。
横領なんて辞めさないといけない。
でもどうやって辞めさせればいいのか分からない。

コンコン。

部屋の窓を叩く音がした。
ここは洋館の3階にある部屋でバルコニーはついていない。誰が叩いたのか。
勇気を出して窓を開けると、外には黄金のマスクを被った怪人が屋上から吊るされたロープに捕まり3階 までおりてきていた。

「君は賢い女性だ。真実は必ず暴かれるのだから、選択を間違えてはダメだよ。明日、君がお姉さんから聞いたことをみんなの前で話しなさい。いいね。あとは、僕が自分の名誉を回復させる。」

翌日、私はみんなの前でお姉さんから聞いた話をした。お父さんは怒り、こいつは頭がおかしい。幻聴が聞こえるくらい狂っていると私を罵った。そこにいたのは私たちに甘く優しいお父さんではなく、鬼の形相をした金の亡者だった。

「お嬢さんが言っていることは本当のことですな。あなた方がお金の運搬に使った船がこの先の湾内で見つかりましたよ。支店長さんも乗っていらしゃいました。もう言い逃れはできませんな。」

銀行から連絡を受けていた警察は、頭取であるお父さんのことも疑っていたらしい。

警部さんがお父さんに詰め寄ったが、お父さんはそれでも自分の罪を認めず銀行のお金を盗んだのは怪人だ。銀行に金を寄越せ、さもないと銀行を爆破するとの脅迫状が届いた。だから金を渡すために船に乗せたと騒ぎだした。

その時広間の電気がパッと消えた。どこからか声が聞こえてきて、自分は怪人だと名乗った。

「僕は脅迫状なんて送ったことはありませんよ。今までに一度もね。脅迫なんかしなくても欲しいものは頂きますからね。例えば、船の中お金。あれは僕に濡れ衣を着せた慰謝料でもらっておきます。支店長さんに怪人が協力感謝していたとお伝え下さい。」

支店長も始めはお父さんの横領に加担していたが、何回も横領し金額が大きくなるにつれて良心の呵責に耐えきれず、警察に協力を申し出た。でもその警察は偽物で怪人の変装だったそうだ。

結局、お父さんは横領の罪で警察に逮捕された。あの声の怪人はあの場にいたのか分からず姿もなかった。
でも、広間を出ていく警部さんが私にウインクをして行った。

あの警部さんが怪人だったのだろうか。

私たちの今までの生活は、足元から崩れていくことだろう。頭取の令嬢として煽てられて生きてきた私たちにとっては茨の道だ。
私は本当に正しい選択をしたのだろうか?
怪人に踊らされただなのかもしれない。
それでも、私はお父さんの娘として、償いながら自分の足で生きて行かなければならない。

12/17/2024, 12:56:29 PM

天気とかテレビの話を君にするのは告白への長い助走

題-とりとめもない話

12/17/2024, 12:56:17 PM

とりとめもない話


大した知り合いでも無い人と、これが出来れば大人かも?

12/17/2024, 12:56:07 PM

兎の耳がひょこっと出ている少女は
懐中時計を見ながら
そろそろかな。
と言った。
中世ヨーロッパの街中を歩く
その少女には
もう兎の耳は見当たらない。
とりとめもない話が聞こえる中、
少女が急に空中を歩き出すものだから
みな口を開けて上を見ていた。
少女がカチッと懐中時計を押すと
石化したように
街中の人の動きが止まった。
するとツタにまみれた
古びた木のドアが目の前に現れた。
少女は迷う様子もなくその中に入っていった。
少女はまた兎の耳を出し、
今度はふわふわでまん丸のしっぽも出した。
少女は獣人だった。
ようこそ。
お待ちしておりました。
ネッシーのような者が
少女に言った。
ここは伝説と言われる生物の
最後の生息場所。
大昔、
人間に絶滅させられそうになった時
頭に棒付き飴の様な物がついた少女、
面倒くさがりの天才が
ここを作って逃がしてくれたのだ。
しかし人間は逃げた者たちを必ず撃とうと
伝説の生物として
後世に残していった。
だが後世の人間は
伝説の生物は神聖な者として
重宝する考えをしていた。
おかげでここは平和なまま。
ネッシーに乗って川を渡った少女は
家族に会いに行った。
久しぶりの帰還に
少女の家族は喜んだ。
"Good Midnight!"
みなここが
ずっと平和で幸せに暮らせることを願っている。

12/17/2024, 12:56:01 PM

とりとめもない話がほとんど

 もしかすると世の中のほとんどの会話は、とりとめもない話なのかもしれません。
 たまに、目的があってそれに向かう会話があったり、解決に向かう話があったり、オチがあったりという話があるかもしれないけど。そういう価値観の会話は、会話の中のかなり限られたパーセンテージなのだと思います。
 なので、普段の会話は、オチも探さず、正しさも決めず、一つの真実も決めず、ただただ、流れていくのが良いのでしょう。
 そう思うことにして、だいたい話し合いの時は大人しくしています。早く終わらないかなと思ったりしながら。

12/17/2024, 12:55:04 PM

ねぇねぇ、この街って「シープタウン」っていうのになんでシープ、羊が居ないの?
カウンター越しにそう尋ねられた。
注文のココアを出しつつ答える。

昔はここら一帯は羊飼いが多く居て合同で農場を開いていたんだ。その中で1人厄介者がいてな。オオカミが出たって毎日のように叫んでみんなを困らせてたんだ。だが、本当にオオカミが出たことがあってそれで羊が全滅したのさ。その名残だな。まぁとりとめもない話さ。

ふぅん、と話を聞きながらココアを飲む。
そこに男が隣のカウンター席に座って来た。

俺は目が良いんだ。毎日のだって森の中にオオカミが居ることに気付いてたんだ。信じなかったのはお前らだろう?

そう話に加わってきた。さっきまで奥のテーブル席に居た男だ。
話からしてこの男が厄介者の男だったのだろう。

まぁ、今となっちゃ過去のとりとめもない話だがな。とりあえず、会計頼むわ。

そう言って男は去っていった。
その背中にオオカミの刺繍が施された服を見送りながらおかわりのココアを頼んでもうしばらくこの街の雰囲気を楽しむことにしよう。
(とりとめもない話)

オオカミ少年のオマージュ、その後の物語。

12/17/2024, 12:54:51 PM

ヘビーメタルはいい
心に効く

話すのが下手な自分だからかもしれない

12/17/2024, 12:54:17 PM

【とりとめもない話】



「とりとめもない話なんていうのはさ、相手によっては鬱陶しいだけでしょ?」
「まあ、それを言ったらほとんどの雑談はとりとめもないけどな」
「私はさー、結構頭の中がうるさいタイプなわけよ」
「あー。確かに急に話題が飛ぶ時あるよな」
「アウトプットしたいけど、それの全部に他人を付き合わせるわけにはいかないじゃない」
「まあ、俺だっていつも話を聞けるとは限らないからなあ」
「SNSに垂れ流すのもどうかと思うし」
「個人情報もあるしなー」
「そんな事情で、私にはなんでも書けるノートが必要なの。話す代わりに書いていくことで頭の中を整理してるの」
「……それが、また高級ノートと万年筆を増やした言い訳か」

 今、私たちの前のテーブルには、定価が一冊1,200円のノートと3,300円の万年筆がある。
「万年筆の中では安い方なんだよ!?」
「一体これで何本目だって話だよ!」
「…………ごめんなさい」
 私は素直に謝り、項垂れた。






 後日。
「こっちがバレなくて良かったよねぇ」
 私はうふふと笑いながら、本命の木軸漆塗りの万年筆にインクを入れた。

12/17/2024, 12:53:54 PM

途中書きです。すみません。

私はとりとめもない話をするのが得意で、友達にはよく「オチ」とは何たるか、を教えてもらっていました。
でもオチがくると一段落しちゃうから、私はわざとオチを作らず先延ばしにするんです。
ずっとあなたと話していたいから。
なんちゃって。


「とりとめもない話」

12/17/2024, 12:52:59 PM

──なお、二人とも寝不足である。


「ねえ、サラマンダーは水浴びをすることがあるって聞いたことあるかしら」
「昔、図鑑で読んだような気がします。火を吹いた後、上がりすぎた体温を下げるために川や海に浸かるんですよね」
「そうよ、流石の知識量ねぇ。私、実際に見たことあるのよ」
「火山にでも住んでたんですか……? サラマンダーの生息域はこの辺りではないですけれど」
「違うわよ、はぐれサラマンダーよ」
「あ、なるほど」
「それでね、あいつらって尻尾に火がついてるでしょう」
「ええ」
「そこが水に浸かるのが嫌なのか、尻尾だけ上げて水の中にしゃがみ込む感じで水浴びするのよ。それがなんだかクロコダイルみたいで可愛くて」
「かわいい、ですか」
「おいしそうとも言うわね」
「食べ……?」
「意外といけるわよ、ワニ肉。今度食べさせてあげるわ」
「どんな味なんですか?」
「鶏肉みたいでさっぱりしてるわね」
「じゃあ唐揚げにでもして……」
「あなた、結構食い意地張ってるわよねぇ……」


(とりとめもない話)

12/17/2024, 12:52:02 PM

引越してきた日
初めて寝る布団
ふかふかで気持ち良い

初めて実家を出た
だから何でも新品だ

ただ一つ問題は
枕を買い忘れたんだ

一日くらい枕なしでもいいかなって
そしたらあまり眠れなかった

みんなに教えたい
枕って大切だよ

#8 とりとめもない話

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