『ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【】ただ、必死に走る私。何かから逃げるように【】
俺は必死に走る、何故走っているのかは分からない。
何度、躓いても、何度、怪我をしても起き上がってまた、走り出す
追いかけている"もの"が何なのかも分からない。
それでも俺はただ、走り続ける。
思い出は、仕舞わなきゃ。
現実に戻れなくなる。
お願い、夢に出てこないで。
昔のような笑顔で、そばにいないで。
「ただ、必死に走る私、
何かから逃げるように」
ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
夜の荒野の中を走る。嫌な予感がしているから国の外に出るのは嫌だった。
外は危ないってよく聞く、“死神”が出るからって。
何か獣のような息使いが聞こえる。死神だろうか?
だから、ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
そこでその子の人生は終わってしまった。
「ああ、また人が死んじゃった。」
嫌だなぁ。人が喰べられたたことも、死神がいみ嫌われることも。
あの子はジャックはいい子なのに。あのことがあったのに、辛い役割を果たしている。
人を憎まないとても優しい子だ。
優しいセカイになりますように。誰も苦しまないセカイになりますように。
みることしか、記録することしか出来ない私は祈ることしか出来ないけれども。それでも
この願いが叶いますように。
高宮早苗は走っていた。教室から飛び出して、廊下をかけり、靴を適当に履き替え、そのまままっすぐ、帰り道を脇目も振らずに走っていた。その様子はさながら何かから逃げ出しているようで、実は本当に同級生で仲の良い男、宮川翔吾から逃げ出していたのだった。
体が熱い。
溜まり溜まった熱が吐き出し口を探すように、とにかく走っていないとやっていられなかった。風に当たっていないと何か喚きそうだった。
だってそうだろう。あんなことをされたんだぞ。
先ほどのことが頭をよぎる。低い声。衣擦れの音。ぬくもり。そして指先から伝わったあの──
「うわぁあああああ──!」
絶叫した。あまりにも恥ずかしくなってきたせいで。
いや、いや、確かに自分からいった。自分から付き合えばいいとか言ったのだ。しかもそもそもの発端からしたら、自分の好奇心でいった言葉だ。それに彼は答えただけで、彼が悪いことは何もないじゃないか。
でも。でも、だ。あれはなんだ。あの声もあの行動も今までそんなもの見たことなかったぞ。そもそも見せてはこなかっただろう。君そんな声出るの? 君そんな行動とるの? なんでそんなに君の心臓の音うるさいんだよ。僕は少女漫画大好きでよく読むけど、少女漫画でもびっくりの展開を出すな。少女漫画ですら裸足で逃げ出す感情を僕にぶつけてくるんじゃない。受け止めきれないだろ!
早苗の頭はめちゃくちゃだった。めちゃくちゃすぎて変な声が出るし表情がおかしくなるし顔から火が出るし心臓は早鐘のようになる。
頼むから追いかけて来ないでくれ。そんなことを思いながら、早苗はどうにか自宅の二階にある自分の部屋のベッドにたどりついたのだった。
あの日、私は逃げた…
自分のホントの気持ちから
あってはいけない、殺さなきゃいけないのに、それすら出来なくてそれから逃げた。
こんな私を許してくれますか…
先週から梅雨に入ってここしばらくずっと雨が降ってる
私はイヤホンをさして教室を出た
皆は雨が続くと嫌と言うけど、私は雨が好きだ。
だって雨が地面に落ちる瞬間がすごく綺麗だから、まるでこの世じゃないかのように…
もし雨が上がったら、梅雨が終わったら、それは見えなくなる。
私は雨の中を歩いて川までたどり着いた。
いつもならあんなに小さい川も、雨が続いたから凄く激しくなっている。
「もし、ここで死んだら、、どうなるかな」
その声は川の音に飲み込まれていってしまった。
死んでみたい。だからって辛いことがあったとか病んでるとかではない
ただ、雨に溺れて死ねるならそれは凄く綺麗なんじゃないかって考えただけ、、
その好奇心は止まることを知らなかった。
どうせ私は必要となんてされてない。
母親からは奴隷のように私を使い
父親には殴って蹴られて、
姉は私なんて空気のように、そこに居ないかのように、友達からは菌のように扱われて
家も、教室も、外も、何処にも私を見てくれる場所なんてなかった。
どうせ死ぬなら雨に溺れて死にたい
「だから……いいよね」
ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
とくに何があったわけでもない。
変わらない日常、変わらない風景、変わらない私。
これを平和と言うんだろう。
誰かから見れば贅沢だと怒られるんだろう。
でも、どうしようもなく感じるこの息苦しさは何だろう。
私は何か間違えているんだろうか。
街中を走る。
叫び出したい衝動を、乱れた呼吸で誤魔化す。
形のない何かに捕まらないように、必死に走った。
その先には、また変わらない日々が待っている。
ゆっくりでいいですか
全力疾走は似合わない
何からも逃げたくない
人生は闊歩で進みたい
けれど夢にみるのです
疲れているときは必ず
『ただ、必死に走るわたし。
何かから逃げるように。』
ただ、必死に走る私。何かから逃げるように
走って走って走って走って、足がもつれても、体力の限界になっても、コケても
濮は走り続けた。
”黒い何か”から逃げるために。
そいつは、濮の負の感情を食おうとしているのか、濮を追いかけてくる。
なぜ、負の感情を食おうとしてる、と思ったのかと言うと理由は単純で、身に覚えがあったから。
濮は、あの子に嫉妬している。
濮は、あいつが嫌い。
濮は、あの人にしんでほしい。
濮は、彼が居なくなることを望んでいる。
濮は、彼女が欲しい。
寂しい、悲しい、寒い、孤独、嫉妬、切なさ、殺意、怒り…
喜怒哀楽が激しいな、なんて自分で思う。
そんな欲にまみれたこの感情を、心を
奴は食おうとしている。
それは、腹が空いているのか、それとも
力を求めているのか。
濮にはわからない。
でも、捕まったらやばいって事だけはわかった。
ふと、肩に重みが加わった。
耳元で誰かの笑い声がした。
頭が真っ白になっていく。
目の前が真っ暗になっていく。
寂しい、寂しい、寂しい、寂しい、寂しい、寂しい、寂しい、寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい!!!
寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いっッッッ!!!!!!!
感情がぐちゃぐちゃになっていく______
嗚呼、どうやら濮は________
ク ワ レ チ ャ ッ タ ミ タ イ
ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
己の生さえ否定しなければ身が持たない。
自身を取り巻く全てから目を背けなければ、脅威と見なした全てを前に目を塞がなければ、辛うじて足の指先一本で支えられている精神が崩壊してしてしまう。
自分の居場所も知らず、信じず、ただひたすら真っ暗闇を走る。
何にも心を許さず、感じぬよう努め、近づいてくるものに見向きもせず、自分の知る自分を臓腑の底に押し殺しながら、生の終わりを追いかける。
いつも必死に、見て見ぬフリをしている何かがある。
歩みを止めたら追い付かれそうな、振り向いたら呑み込まれてしまいそうな。そんな、得体の知れない何かが。
追い付かれないように、脚がもつれても走り続ける。
呑み込まれないように、俯きながらでも前を目指し続ける。
決して離れることの無い影に過去を隠しながら、光の差す未来を思い描きながら。
あなたの喜ぶ
顔が見たくて
一緒に笑い
一緒に愉しんで
あなたの
隣にいるだけで
嬉しかった
でもあなたは
それだけでは
満足できないよね
期待させて
待たせてばかり
あなたの望む
私になれなくて
ごめんね...
「ただ必死に走る私、
何かから逃げるように。」
大きな河に腰まで浸かり
泥濘む足元に息を乱されながら
足元を探るように進む。
この河の中では誰もが
立ち止まることは許されぬ。
得体のしれぬ獣の声のする方へ進むか、
あるいは死屍累々の澱みの中へ戻るか。
私の背中を押すものは
昨日までの後悔
私を手招きするものは
青白い顔をした亡霊のような私自身
自分の鼓動を友にして
ただ ただ ひたすら歩くのみ
足の裏に纏わりつく
ぬかるみの気持ちの悪さに
気づかぬふりをして。
何者かに足首を捕まれ
引きずり込まれるやもしれぬ恐怖を
考えぬようにして。
ただ必死に 弱き心のみが急くばかり
拠り所を持たぬ 心のみが走るばかり、
歩みは遅々として もどかしいばかり。
何かから逃げるように?
否
自分自身から逃げるように。
「ただ必死に走る私。何かから逃げるように」
何年も走り続けてたら疲れて、追いかけてくる闇に
飲まれてしまう。
それでもいい...もう疲れちゃった。
やだ
来ないで
俺の中で何かがいる
夢を見るといつも追われている
必死なって
この世から逃げ出すように
毎日西に急ぐ
いつかは
ほんとにくるのかも
【ただ、必死に走る私。何かから逃げるように】
走れーー!走れーーー!!走れーーーーー!!!
脳内で警告音が鳴り響く。
視界は滲み、頭の中はパニック状態。
どうしよ。
何が?
逃げないと!?
誰から?
俺の脳内では、様々な俺の押し問答が繰り広げられる。
だから言ったのに。
しょうがなかったんだよ!!
自業自得だね。
お願いだ!助けてくれよ
………あぁ。今すぐにでもこの脚を止めて、水を飲みたい。
訳も分からず、走り回ったこの身体は休息を求めた。
………ふと。視界の先にこの時代には珍しい着物を着た若い人を見つけた。
暗闇を全て飲み込んだ様な、新月の日。
古い街頭の下。その人は下げ袋を持ちながら、立っていた。
あぁ。……やっとたすかる。
なんの根拠もない。直感的に感じた多幸感。
この人なら!きっと!!俺を!!!!
俺はその人に向かって、走る。
まるで引き寄せられるかのように。
……まるで、誘い込まれるかのように。
その人との距離。残り数メートル。
助かる。俺は……もう、ーーーー。
その時だった。その人の、その男の顔が見えたのは。
その男の額には、人間には絶対に有り得ない角が生えていて。
両耳は鋭く尖り、下げ袋だと思っていたのは、怪しく光を放ち、仄かに甘い香りがする。
俺は吃驚して引き返そうとしたが………脚がいうことを聞かない。
俺の意思に反して、引き寄せられる俺に。その男はニィッと口角を上げる。
「……やっと戻ってきた。手間取らせないでくださいよ。」
俺はその男から発せられる声に冷や汗が止まらない。心臓がバクっバクっ音を立てて、さっき迄とは桁違いの警戒音が脳みそを駆け回る。
「さぁ。もう時間です。行きますよ。」
「…ど、どこに……。」
俺の質問に男は大層面白いものを見たというように、皮肉混じりに笑を零した。
「どこって決まってるでしょ。地獄ですよ。」
………今まで感じていた感覚は全て消えうせ、俺は………。
今日も誰かから、何かから逃げる人がいる。
暗闇の中。行く場所もなく彷徨い走る姿がある。
それは生者か。それともーーーー。
バーチャル
私の人生がボールならば
期待と現実のマグヌス効果で
大きく変化をしているのだろう
それでもストレートを投げ続ける
今の平穏に目をつぶりながら
※ただ、必死に走る私。何かから逃げる様に
ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
ここは獣道。
ぶつかるものをステップで避けて、荷物を肩に担ぎ直して、また速度を上げる。
捨てるわけにはいかない荷物。
「ただいま」
「遅かったじゃないか。ご飯まだ?」
獣が私を責める。
離婚を決めた夜。
私は今、課題から逃げている。
僕は今、先生の説教から逃げている。
うちは今、鬼ごっこの鬼から逃げている。
俺は今、ボールを取ろうとしてくる子から逃げている。
どれも、同じ逃げるようで、違う。
でも、逃げたくないと思わない人なんていてたまるか。
誰でも、逃げたいと思うことは必ずある。
そう、今、この文を読んでいるあなたも。
ダアンと大きい音が鳴る。
飛び交う声援のなかでまるで独りぼっちのような虚しさをぬぐえない。
「◯◯ちゃんは遅いんだよね」
「えっ、◯◯いっしょの団かよ」
「苦手なら、走らなくていいんだよ?」
そっかあ。走らなくてもいいんだ。
今まで遅いから仕方なかった。迷惑かけてしまうのは知ってた。
負けるから仕方ないって思ってた。
仲間の声援がすこし止む。
胸が痛むのに、どこか慣れてる自分がいる。
きょうで終わろう。
硬く冷たく、鉛のように重いバトン。
ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
弱い自分から逃げ切るために。
ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
靴を捨てて、足に傷を負って、とにかく走った
何が危険か分からないが、とにかく逃げなければ
という危機感だけが、私の本能を支配する
重みからも、縛りからも解放され、
周りの目も、自分の見た目も気にせずに走る
なんでだろう
こんなに
生きてるって感じたこと
はじめてかも