『たくさんの想い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たくさんの想い出
カメラロールには、あの子と過ごした日々がぎっしり詰まっている。
これから先、人間界が恋しくなった時は想い出の写真たちを見て幸せだったと思う日が来るのだろう。
いつか出会う人たちにもたくさんの物語を聞かせてあげよう。
たくさんの思い出
60年生きて来たらたくさんの思い出がある。
でも、なんだか思い出すのは失敗した時の思い出とか、忘れたい思い出。
いつも気が小さい自分。
たくさんの想い出
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2023.11.19 藍
今年は
節目の年。気がつけば30年
子供頃から私の人生なんて30年ないと思ってた
父親が早くにいなくなってからは特に孤独で
学校に行けばキャーキャー言われるほど、
学校のアイドルだったけど、やっぱり孤独の
思い出しかない。
茨木市の記憶
良いことばかり
幸福な記憶に幸福な経験がさらに増える
茨木市に戻って来れて本当に良かった
お題 たくさんの想い出
年を重ねるだけ積もっていく想い出。
想い出には様々な種類がある。
楽しいばかりじゃないからだ。
辛い想い出が強すぎると、楽しかった想い出が出てこなくなる。
だけど楽しい想い出だって探せばどこかにあるはずだ。辛さが強すぎて直ぐに出てこないだけだ。
楽しい想い出を探すんだ。君にも見つかるよ。
だって生きてきた分の想い出が、たくさん眠っているからね。掘り起こしてみようよ。
流血
ゆりかごから墓場まで
きっとそれは傷つけた分だけ
きっとそれは傷ついた分だけ
恋情
ゆりかごから墓場まで
きっとそれは限られた分だけ
きっとそれは儚いだけ
憧れ
ゆりかごから墓場まで
きっとそれは子供のように
きっとそれは拷問のように
きっとずっと
抱えて生きるんだね
たくさんの想い出
今年はいろいろあった。嬉しかったこと、悲しかったこと、悔しかったこと、辛かったこと。だけど、それも大切な思い出。また、来年も大切な思い出を作りたいな。
今年もよろしくお願いします。
たくさんの想い出は
あの日灰となって風にさらわれた
たくさんの思い出、たくさんの写真が乗ったアルバムを抱きしめて、仰向けでベッドにダイブする。
明日はどんな日になるかな。
私に明日なんて来ないけど。
今夜が私の死亡予定日なんだって。死神さんが言ってた。
もちろん、家族には言ってない。
死ななかったら恥ずかしいからね。
今夜死ぬなら最後くらい思い出に浸ろうかなって思ってアルバムを見返してる所。
死神さんが窓の外から覗いてる。
瞼がだんだん重くなる。
眠い……。
『たくさんの思い出』
強烈な殺気を感じて、私は何かを避けた。地面にはやりが刺さっている。
近くに誰かがいる気配はない。相当な隠密能力だ。
こんな完璧に気配を消せるものなど、1人しか覚えがない。
「…あなたは私を殺せない。」
「なぜ言い切れる。」
返ってきた声は、あの頃聞いていたものより温厚になっている。さすが、騙し討ちが得意なだけある。
「私は死なないから。」
「オレはお前を殺すために鍛錬してきたんだ。」
「知ってる。」
彼はようやく私の前に姿を現した。殺気を露わに、鋭い目で私を睨みつけている。
「お前じゃなくて、せめて名前で呼んでくれない?師匠と呼べとまでは言わないからさ。」
「どうでもいい。これから死ぬ者の戯言だ。」
話をする気はなさそうだ。私は死なないって言っているのに。
私は魔法槍を取り出して、彼の攻撃を受け止める。
「殺す前に聞きたいことがある。」
彼は自身の槍を引く。
「何。」
私も構え直す。
「お前は、オレがお前を殺すために鍛錬していたことを知っていると言った。なぜ知っている?」
「私は鈍感だけど、あれだけ睨まれていれば、恨まれていることくらいわかる。」
「じゃあなぜオレがお前を恨んでいたのかは?」
「それもわかってる。私があなたの自殺を止めたからでしょ?」
すべて予想であったが、彼のわずかな表情の変化が、それがその通りであることを語っている。
「そこまでわかっていて、なぜオレを弟子にした?」
「私があなたの自殺を止めたから、あなたに何かしら生きる道を与える責任があった。それだけだよ。教えたことが人殺しに使われるのは残念だ。」
私はまた、彼の槍を受け止める。激しい攻撃を、すべてさばく。
彼は元来素直な性格の持ち主だ。攻撃1つ1つその全ての根底に、私が師として教えたことが垣間見える。
「あわれだ。」
私は彼の槍を弾き、彼を追い詰める。弾き飛んだ槍は、カランと音を立てて地面に仰向けに倒れた彼の足元に転がった。
彼の自殺未遂の原因は、悪党に騙され絶望した両親が、身を売ったことだった。それで生き残った彼が、幸せに生きられるだろうか。
たまたま彼の飛び降り現場に通りかかった私は、何も考えずに彼を助けていた。
「さすがだ師匠…。」
そう呟いた彼の目に、もう殺意はなく、純粋に敵をたたえる眼差しだった。
「ねぇ師匠…。死にたいと思ったこと、ないの?」
「…あるよ。私はあなたの何十倍も生きてるからね。」
彼の気持ちは、痛いほどわかる。
「じゃあ何で、オレを助けた。」
「理由はなんであれ、死んでしまった人はもう、生きてる人の記憶の中でしか生きていない。だから私は生きるよ。たくさんの思い出の中で、みんな生きてるから。」
私は彼を追い詰めていた槍をどける。
「…。」
「今度は正々堂々正面から来てね。」
私は旅路を進もうと槍を片付ける。
「ねぇ師匠。もう一度、オレを弟子にしてくれよ。」
「なんで?私の修行は終えたはずだよ。」
「師匠を恨んでいた記憶じゃなくて、生きる目的を教えてくれる師匠との、たくさんの思い出がほしくなった。」
やはり彼は、素直だ。彼を弟子にして良かった。
三年間書き残し続けた電子メモ帳
それが全て消し飛んだ
バックアップ機能を評価して選んだアプリ
その選択が活きる肝心の機種変時に
バグのせいで復元できずデータがすべて消えた
生活のためのちょっとしたメモや
本を読んだあとの思考やくだらない言葉遊びも
人には見せられないたくさんの思い出が一瞬で消えた
そのときの喪失感は書き残さずとも記憶に残っている
穴のような記憶がはっきり残っている
【たくさんの想い出】#85
命は大切なものってよく言うよね。
でも、もう私それ聞き飽きた。
だから、ね?
そうだ、走馬灯ってなったことある?
あれね、面白いよ。
本当に0.1秒くらいで
写真がパパパって変わって。
いつも、いつも思うんだよね。
ここまで準備して、
ここまで考えて、
ここまで頑張って、
いままで我慢してきたからさ。
生きてればなんとかなる
って気づくのって最後じゃん。
タイミングが悪いよ。
あ、まって。
これから死のうとしてる君へ。
死ぬことはだめじゃない。
でも、良いことが…って反論する気もない。
私は見えない君の人生の保証はできない。
だから、どうか、
最後まで好きなように生きて。
もし気が向いたら、生きてみてね。
これから生きようとしてくれてる君へ。
いつもよく頑張ってる。
頑張ってないしとか、そんなことないよって
言ってばかりだけど、本当にすごいよ。
これからも見えないところからだけど、
応援してる。
生まれて十数年
頭の中に溢れた思い出が
なんだかんだ大好きなんだ
『たくさんの思い出』
体育館から微かに聞こえてくる子ども達の校歌を歌う声とピアノ。
校歌を聞くのも今日が最後。
少子化の影響で、町内にある4校の小学校が4月から合併し、1つになる。
この学校は合併した後、廃校となる予定。
もしかしたら地域でなんらかの形で利用出来るように市長さんや市議会議員さんが働きかけてくれるかもしれないけれど、おそらく子ども達の笑い声を毎日聞くことは出来なくなる。
時には煩いわね…と思ったこともあった。
けれど、やっぱり児童達は可愛い。
ここには熱があったり、頭が痛かったり、お腹が痛かったり…そんな子ども達がよく訪れた。
時々鼻血が出た、怪我をした…なんて子も来たなぁ。
保護者さんが迎えに来るまで、ベッドで横になってもらってもらうこともあった。
時代が変わっていくにつれて、体の不調だけでなく、心が不調でこの場所で休んでいく子も増えた。
どちらにしても元気のない子ども達を見ているのは悲しいものだ。
よく熱を出していたタケルくん。
教室にたくさんいると心が辛くなってしまうキヨカちゃん。
わんぱくでケガの多いフミくん。
皆、新しい学校へ行ったら大丈夫かしら?
どうか健やかでありますように。
「失礼しまーす…。」
あらあら、キヨカちゃん。
体育館で苦しくなっちゃった?
ここのイスに座って休んで。
大丈夫よ、新しい学校の保健室にもキヨカちゃんの事伝えてあるから。
私がキヨカちゃんを迎えられるのも今日が最後だけど…寂しいけど…そうね、うん、もし地域利用されて機会があったら遊びに来てちょうだい。
子ども達とのたくさんの思い出をありがとう。
今日私は学校の保健室という役目を終える。
Theme:たくさんの想い出
「いつまでこんな争いを繰り返すんだ」
繰り返される戦争やテロリズムに、俺は心底嫌気がさしている。
歴史を紐解けば、人間はずっと同じことを繰り返していることがわかる。
最も、歴史書なんて読まなくてもこれだけ出撃回数が増えていれば、嫌でもそれがわかってしまう。
目を閉じると、思い出されるのは仲間や敵兵の最期ばかりだ。
俺の思い出の大半は死で埋め尽くされている。
…いっそ、もう軍なんて辞めてしまおうか。
戦いからも世界からも離れたところで、独り静かに暮らそうか。
そう何度考えたかわからない。
でも、俺にはそれは許されない。
仲間たちとのたくさんの想い出、彼らが生きた証を放り出して独り逃げ出してしまうことは、彼らの遺志や存在をも忘却の中に埋もれさせてしまうことになるから。
だから、明日も明後日も、俺は戦場に立つ。
死の思い出がどれだけたくさん積み重なろうとも。
『たくさんの想い出』
私の日課は、日記を書くこと。
部屋の棚には、もう十冊以上の日記帳が
立てかけられている。
「2022年8月10日
今日は二人で水族館に行った。
帰り際にハートのネックレスをもらった 」
「2021年1月1日
二人で初詣に行った。
忙しくて、一週間ぶりに会ったから、
いつもより長くハグしたら、照れながら
ぎゅって返してくれた 」
「2021年10月14日
今日は私の誕生日。
都合が合わなくて諦めてたけど、
わざわざ学校に行く前に会いに来てくれた」
日記に書かれた日付の順はどれもバラバラ。
半年進んだり、1年戻ったり。
どんな小さなことも書いてある。
私の日課は、日記を書くこと。
もう増えることのない彼との想い出を、
思い出すたび書き記す。
彼がこの世界にいたという記憶を
決して忘れないために。
たくさんの思い出
今生きてる中でたくさんの思い出ができた
嫌なことも嬉しかったことも悔しかったことも
全部思い出だ
これからもそういう思い出を作っていきたい
遠距離恋愛?
それとも
今、別れる?
―――答えは
決まっていた。
あなたとの
思い出が
あり過ぎて
あり過ぎて
別れる
なんて
口が裂けても
言えない。
だからと言って
遠距離恋愛を
絶対に
続けられるのか?
不安はあるけれど
それは
後から
一緒に
考えよ。
これからも
よろしく
お願いします。
#たくさんの想い出
たくさんの想い出
たくさんの大きさは人によっては違うけれど恋するまでに必要な分の想い出はあると思っている。それでも私を好きにならなかった君は私と両思いになることはないんだろうな。恋愛対象に入っていないのに、私がそれを気にして気まずそうにしていたらどうして君もそうしているの?いや、元からそんな「良さげ」な感じでもなかったのかな。でもそれでも君を見かけるとまた心が苦しくなる。