『1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
テーマ“1件のLINE”
君から届いた
「久しぶり、元気?」
と言うメッセージ。
「うん、元気だよ!」
そう返信をすると
「え、誰?ごめん。間違えたかも」
「ハルカだけど…」
「あ、ごめん。マジで間違えてた。」
「気にしないで?シュウくん元気だった?」
そう返信をしたのに、
それきり君から来ない。
既読すら付かないから
ブロックされたかも知れないけれど
私は君のメッセージを消せずに居る。
一件のラインにどれだけ時間をかけたか。
どう受け取られるかが怖い。
でも、その想いだけ伝わる。
そう信じて。
ふと、スマホを開くと1件のLINEが来ていた
またあいつか、と開くと案の定Kだった
何が来ているのか見てみるが
「ただいま」
の一言
何言ってるんだ?
そのときニュースから聞こえてきたのは
俺の友人であるKが事故にあって死亡したというものだった
1件のLINE
あなたへLINE
1件のLINE
返事の速さに
あなたの
想いを
知りたくなるの
なな🐶
2024年7月11日1706
1件のLINE
それは100件のLINEよりも嬉しくて
ソワソワしちゃう
何よりも嬉しいLINE
それは
あなたからのLINE
#1件のLINE
最近友達がLINEゲームにハマっていて
毎日そのエネルギーとか送ってくるんだよね
嫌じゃいけどね
だからLINE開けば
絶対1件のLINEがあるんだよ
いいんだけど
1件のLINEがこんなに嬉しいなんて。
頑なにLINEを使わないできた。
自分の時間を守りたくて。
本当にどん底まで落ち込んでいた時に、通知。
わたし、一人じゃなかったんだ。
1件の未読LINEがあります。
そう通知がきた。
私はどうせ公式からはなにかきたのだろうと気にもとめなかった。
それがいけなかったのだろう。
母が死んだ。
その報告LINEだったのだ。
私は絶句した。
それと同時に残念な気持ちになった。
「あーあ、母さんが先に逝っちゃったか。」
「賭け、負けちゃった。」
そう呟き、私は仕事に戻る。
お題『1件のLINE』
1件のLINEの通知が、
暗い部屋にある
スマホの画面を明るくさせる。
ブルーライトに照らされた
私の視界は滲んだ。
貴方からLINEが来なくても、LINEを返すのがどれだけ遅くても、その返信がすごく冷めてても好きなんです。いっその事早く彼女作って私を諦めさせてください。さっさと結婚してもう絶対に無理だって確信させて欲しいんです。じゃないと私きっと貴方以外の人好きになれないと思うから…
『1件のLINE』
―1件のLINE―
«バイバイ»
と、ただそれだけのLINEが来た
カタカタ、カタカタと
残業を消化していく音だけが鳴り響く部屋に
短めのバイブと共に
送り主が彼女であることに気づいた瞬間、
俺の背が冷や汗に濡れた
頭の中が真っ白になって、
俺は弾かれたように席を立ち、
夜の闇を走り抜けた
夜に溶けそうな彼女を追って
「1件のライン」
あの時君が送ってくれた、1件のライン。
その日から君を見るたびに思い出す、あの二文字。
ありがとう。
ポコン
小気味のいい音を立てて「太宰治」からLINEが入った。
もちろん、かの文豪・太宰治ではない。太宰治は75年前に入水自殺(自殺ではないという説もあるけど、まあいいでしょう)をしているし、私は先日、桜桃忌だからとさくらんぼをしこたま食べたところだ。
この「太宰治」というのは、私の大学時代の友人で、文芸サークルに所属していたから洒落でLINE上の名前を変えてあるのだ。以前は「芥川龍之介」や「武者小路実篤」もいたが、私が不精なばかりに今や連絡を取るのはこの「太宰治」だけになってしまった。よく、既読無視してしまう私にも懲りずに連絡をくれる良い奴だった。「太宰治」とも月に一度か二度、数往復のやり取りがあるだけ、それも、私が返信しないから途中で会話が途切れてしまうのだが、それでもまた連絡をくれる。少々相手の厚意に甘えすぎているとは思うが、私の数少ない友人だった。
内容はごくありふれたもので、この前見た映画が面白かっただとか、職場の隣の席の人が風邪を引いているだとかそういうものだ。
なぜこんなにも普通の、そして割合良い人間を「太宰治」にしたのだったか。
まあいい、今回はちゃんと返信しようとスマホを手に取る。
『川に行こう』
脈絡のない誘いだった。
いや、脈絡はあったかもしれない。以前「近くに景勝地として有名な川があるのに行ったことがない、夏になれば川辺はきっと涼しいだろう」そういう話をした。その話の続きだろう。
そうして「太宰治」という名前にした理由も思い出した。たしかあの頃、頻繁に川に行こうと誘われたのだ。特に深い意味はないだろうが、それを聞いた誰かが「入水自殺でもするのか」と、冗談を言った。それで、その場にいた数名で「太宰治」やら「芥川龍之介」やらにLINE上の名前を変えた。今となっては何がそんなに面白かったのかさっぱりだが、その時は皆面白いと思っていたのだ。
『行かない。まだ寒そうだし』
結局あの時川には行かなかったな、と思い出しながら私はあの頃と同じ返事をした。
そういえば、私は「坂口安吾」になっているのだったか。
お題:「1件のLINE」
いつからだったか、いつも良い顔をしたくて気分が乗らないと連絡を返せなくなってしまった。
ほんの少しでも気分が晴れない時は既読も付けずに、携帯を弄る。少しだけ指をズラして軽く触れれば見る事なんて出来るのに、それすら嫌になるのだ。
今日も何だか完璧に返せない気がして、話題のスイーツ特集をスクロールしている。
その時、通知に一言『助けて』の文字が流れた。
仲の良い友人からで、強かで一人で抱え込んでしまう彼女からそんな言葉を初めて聞いた。
だから衝動的に普段はしない速度で既読を付ける、嫌な予感がして冷や汗が背中を伝った。
『どうしたの』そう打ち込んで、送信しようとした時に続けて連絡が来る。
『こうしないと見ないでしょ?』
彼女が一枚上手だった様だ。
「えっ、待って、何で」
と、口に出してから、ハッとする。
乗客の視線にまたドキッとして、スマホをリュックに突っ込む。誤魔化すように降車ボタンを押した。
まだ会社の最寄りのバス停はもう一つ先だが、そそくさとリュックを抱えてバスを降りた。
バスを見送ってから、彼女はそっとスマホを取り出した。
それは間違いなく彼からの連絡である。
久しぶり。から始まるそのトーク画面を、彼女は開くことができない。
昨日の晩も、空っぽのその画面を、眺めていたはずなのに。
-こういう時は、体を動かすんだよ
それは昔彼女が彼に言った言葉だ。頭が止まっちゃったら体を動かすんだよ。そしたら頭がついてくるから。
もう一度スマホをカバンにしまってから、彼女は歩き出した。
さっきのバスが信号で止まっている。彼女が追いつく前に信号が変わってまた距離が開く。
出勤時間でももうジリジリと暑い。日傘をさす人も増えた。いくつもの車に、人に、追い越され、すれ違い…
考えるのをやめようって、昨日決めたばっかなのに。何で君はいつも、私を変えようとするのかな。
答えが出るわけもなく。彼女はいつものビルにたどり着いていた。自動ドアが開くと、汗ばむ額にひんやりとした風が心地よかった。
エレベーターの中で彼女はふぅっとため息をついた。
考えないと決めた。直感でいこう。
それから、ぱっとスマホを取り出して、くだんのトーク画面を開く。絵文字もスタンプもない、そっけない文章が飛び込んでくる。
「久しぶり。
洋介さんの店でバイトさせてもらうことになったんだ。
最近会ってないけど元気にしてるのか?
帰ってこいよ。たまには。」
あんたは親戚のおっちゃんか!そこはあんたの家ではないし、私の実家でもないけど!ほんで、あんたがいたら余計に帰りにくい!私より私の親戚と仲良くなってんの何なの!
ひとしきり心の中でツッコミを入れたのち、大きく息を吸って、怒涛の速さで返信した。
「久しぶり。私に会いたいなら素直に会いたいと言えばいいのに。繁忙期が終わったら遊びに行くね」
それから、通知をオフにした。
これ以上は今日は無理だ。
キャパオーバー。
お仕事モードの笑顔に切り替えて、エレベーターを降りる。
「おはようございます〜」
今日も1日頑張ろう。
「1件のLINE」
スマホが震えた。
着信と同時に光った画面を見てみると、緑のアイコンと「通知 1件」の表示。
私はその通知を見て見ぬふりをして、作業中の手元に視線を戻した。
触れられなかったスマホは、時間経過とともに静かに暗くなった。
ブルルッ。
しばらくして、スマホが震えた。通知の数が増える。
私は視線だけスマホにやり、また無視をして作業に戻った。
ブルルッ。
ブルルッ。
鳴るスマホ。
増える通知。
ブルルッ。
ブルルッ。
ブルルッ。
いつの間にか、通知は12件、34件と数だけを増やしていく。
たまに見える、明るくなるスマホに見えるLINEの文字。
『会いたい』
『どこに行っちゃったの?』
『寂しいよ』
ブルルッ。
また通知。
もう何件目だろう。今日このスマホには何十もの通知があっている。だが持ち主は見もしていない。
ブルルッ。
『抱きしめてよ』
明るくなったスマホに映る送信された文字列。
テーブルに突っ伏した私のスマホと、同じ。
通知は数秒だけそれを表示して、53件目、と通知の数を重ねた。
帰ってこない、彼の、スマホ。
彼のように落ち着いた、シックな色合いのスマホだけが私の隣にいる。
私はここで、彼の部屋で、彼の帰りを待ち続けている。
ブルルッ。
既読のつかないメッセージだけが増える。
/7/11『1件のLINE』
「どうしてそんなに強くいられるの?」
よく聞かれる質問。
強く、が何に対してかわからないけれど、私は私でいるだけ。
周りのことなんか気にしない。
それでやっかみや茶々を入れられることもあるけれど、気にしない。
そういう人たちは、そんなヒマがあるのなら、自分もそうなれるよう努力すればいいのに。
ジャケットを羽織った逆手の手首にラインを入れて、ペンを置いた。
何にも負けない、強気な女性。バリキャリが主人公の短編マンガ。
短編なら、自身と正反対な人でも描けるかもしれないと思ったが、なかなか難航している。
自分にはない、マインド。
この主人公にとって、『私は私』は当たり前。
(私も、そうなれればいいのに――)
/7/9『私の当たり前』
夕暮れが街を包み込み、夜を連れてくる頃。
街頭がマジックの合図のように一気に灯った。
それを皮切りに、ポツリポツリとともりだす。
誰かがそれぞれの窓をノックしたように順番にともる灯り。
漏れてくる夕餉の香り。
今日の夕飯はなんだろう?
カレーかな?
/7/8『街の灯り』
『狐の嫁入りでもありそうな
今にも泣き出しそうな空』
仕事終わりに会う友人の返事はこう返ってきた。
今日はずっと屋内にいたので、外回りをしている彼に天気を聞いたのだが――。
本好きの彼に言わせると、ただの曇り空も詩的表現されてしまう。
「そんな面倒な言い回ししないで、単純に雨降るかわからんあいまいな空って言えよ」
/6/14『あいまいな空』
上げ忘れちゃんたち。
あなたから、1件のLINEが来た。
「僕と付き合おう。」
私があなたからの告白を断るわけないじゃん、
#1件のLINE
─一件のLINE─
スマホのバイブ音が鳴り響く部屋。
嫌々上半身を上げ、ぼやけていた目を覚ますため、瞼を強く擦る。
スマホから鳴る音を止め、カーテンを開ける。
そこには昔の自分のように輝く、夕日が見えた。
あの頃はあんなに綺麗な、太陽のような存在だったのかな。
今では真逆の、月のような存在でさ。
明るい太陽や人々の笑い声だけで、自分がとても惨めに感じるよ。
今では笑うことすら出来ない程、つまらない日々を過ごしている。
全ては声が出なくなったあの日のせい。
でも自分のせいでもある。何故なら喉に違和感があっても頑張ってしまったから。
頑張ることはダメではない。しかし無理することもダメである。
何故なら代償があるから。頑張って得た結果の、大きな代償が。
あの日、ライブをした。喉に違和感があったが、結果は成功。
しかしその代償に、声を失くした。辛かった。苦しかった。
でも自分のせいである。後悔してももう遅い。
過去は振り返りたくないが、どうしても歩んできた道を振り返ってしまう。
あの時、この選択をした自分を恨んでいるから。
目を閉じ考えていたら、スマホに一件のLINEが届いていた。
『今日も飲み行かね?いい店見つけてさぁ!』
確かに後悔して、自分を恨んでいるが、その分得た物も少なくはない。
せめてそれを、僕は大切にしていきたい。
たとえ声が出なくても、認めてくれるも仲間が居るから。
~間違いメール? それとも本気?~(創作NL)
ある日の夜……寝る前にLINEが来た。
ジュンギ(ん?……ジヌ?)
通知には「ト・ジヌ」
1つ年下の後輩。
こんな遅い時間にLINEを送るなんて珍しいな……。
不思議に思いながら、LINEを開いてジヌとのトークを見る。
ジュンギ「…………!?」
思わずスマホを落とし、足に落下した。
ジュンギ「ッ!!……痛ってぇ!!」
そのまま直撃して、マジで痛みが感じる。
ミンハ「うるさい!」
ジュンギ「ミンハ、これ……俺の見間違いだよな?!」
スマホをミンハに渡す。
ミンハはスマホの画面を見て「え?」と口にした。
ミンハ「嘘……ト刑事と……浮気?」
ジュンギ「いや、してねぇから!!」
LINEのトークには……。
ジヌ:愛してる。
すると、また1件来た。
ジヌ:早く会いたい。
1件ずつ、1件ずつ……。
ジヌ:キスしたい。
ジヌ:声を聞きたい。
ジヌ:抱きたい。
ジュンギ「なんなんだよ!!」
ミンハ「……浮気してないよね?」
隣にいる妻はジーッと俺の目を見つめてきた。
ジュンギ「俺にはミンハと娘だけだ」
ミンハ「じゃあ、なんで2番目のイケメン刑事から愛のメッセージが来るの?」
ジュンギ「知るかよ!……つーか、お前の2番目にカッコいいと思ってるのがジヌなら……1番目は俺?」
ミンハ「は?」
ジュンギ「え?」
ミンハ「1番目はシム・ソンヒョン刑事だけど?」
ジュンギ「おい」
ミンハ「嫉妬してる~?」
ミンハがニヤニヤしながら抱き付いて「それはイケメンだと思う人の話で、ジュンギさんの事を愛してる」と言った。
ジュンギ「////」
またLINEが来た。
ジヌ:照れてる? 可愛い奴。
ジュンギ「…………」
ミンハ「……もしかして彼女?」
ジュンギ「いやいや、アイツには彼女いない」
ミンハ「意外と隠してるのかも」
ジュンギ「そうには見えない」
ジヌ:おやすみ、俺の恋人
そっとスマホを閉じてベッドで寝る。
次の日……。
ジヌ:なんだこれは。
ジヌ:なんでこんなの送ってるんだ。
まるで打った記憶がない文章みたいだ。
ジュンギ:お前から来た。 俺達はいつ恋人になったんだ。
ジヌ:気色悪い事を言わないでください。
ジヌ:昨日ヤン刑事に絡まれて、一緒にお酒飲んでたんです。
ジヌ:今はヤン刑事の部屋です。
ジュンギ:ギナムのイタズラ?
既読が付いて、2~3分経った頃……ジヌからのLINEが来た。
ジヌ:思い出しました。
ジヌ:この事、誰にも話さないでください。
ジュンギ:いいだろ、別に。
ジヌ:絶対にやめろ!!
ジュンギ「変な奴……」
朝ご飯食べて、警察署に行く。
ジヌとギナムはまだ来てない。
それでもからかいたいと思った俺はジヌとギナムが来る前に話す。
皆は笑っていた。
数分後に2人が来る。
ジヌ(クソッ……「ハナ」に送るつもりが……「ハム刑事」に送ってた……最悪……)
ハナ「!?///」
ジヌ「………///」
後ろにいたハナがバサバサッと資料の紙を落とした。
ジュンギ「何して、……ハナ?」
ヨンジュン「死霊でも見えた?……死霊が資料を欲しがるもんだな~。……ハナ、死霊に資料を貸してやれ」
ヘヨン「………ダジャレやめろ」
チャン係長はツッコむようにム刑事の頭を叩く。
それより……。
ジュンギ「熱あるのか?」
ハナ「え……大丈夫……」
なぜかハナの顔が赤くなっていた。
熱あるのかと思い、ハナの額に手を当てる。(ハナの事は妹的な存在として見ている)
ジュンギ「熱……ないみたいだな」
ハナ「大丈夫だって……もう夏だから、暑くて赤くなってるだけだから」
そう言って、強力班フロアから出て行った。
ヨンジュン「ジヌ、ジュンギから聞いたぞ」
ヒョンジン「ジュンギに愛のメッセージ送ったらしいですね」
ジヌ「!!!、………ハム刑事」
ジュンギ「ん?」
ジヌ「少し……2人で話したい事が……」(ニコッ)
2人が出て行き、数分後にはジヌだけ戻った。
1日中ジュンギを見かけた人物はいなかったが、夜になり……帰りにヒョンジンはジュンギを見かけた。
ジュンギの瞳には光がなく、昼から食べてないせいで空腹感が結構あり……2人はたまたま近くにあるラーメン屋に入って夜ご飯を食べていた。
ジュンギはラーメン食べながら言った。
「絶対にジヌを……怒らせない方がいい」と……。
ジュンギ(マジで……ヤバかった……)
静かな部屋には、ノートにシャープペンを走らせる音が響く。
そっと、課題の残りのページをペラペラと捲る。
「はぁ……、先は長いなぁ……」
ぐいっと大きく両腕を上に伸ばし、椅子に仰け反った。
凝り固まった体が、少しは解れるのを感じる。
「音楽でも流そうかな?」
手に取ったペットボトルの蓋を外しながら、集中力の切れた頭をどうしようかと考えようとしていた時だった。
教科書の隣に大人しくしていたはずのスマホが、ブブッと小刻みに揺れた。
「誰だろう?」
手に取ったスマホの画面には、LINEが届いた通知が表示されている。特に誰からと表示はされていない、でも私にとっては見慣れた光景。
それは、他人に誰とLINEをしているか詮索されたくない。この主張を思春期の親から、勝ち取った証でもあった。
画面が変わり、通知が来た相手のLINEが表示される。
『ただいま。ねぇ、いまなにしているの?はやくキミに会いたいよ』
私は思わず叫びそうになる声を抑えるため、必死に口許を片手で覆う。
興奮しすぎて顔が熱くなっていくのが、自分でもわかった。
「明日、会えるからね!私、頑張るよ!待っていてね!」
私は思わず拳まで握りしめて、高らかに宣言する。
明日、ライブで会える推しのために、私は再び課題へ向かった。
『一件のLINE』
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補足説明として、アーティスト、俳優等の公式LINEはこういう罪作りなLINEも来るようです。公式LINEのメッセージで、Twitterのトレンド入りした人もいましたね(笑)