~間違いメール? それとも本気?~(創作NL)
ある日の夜……寝る前にLINEが来た。
ジュンギ(ん?……ジヌ?)
通知には「ト・ジヌ」
1つ年下の後輩。
こんな遅い時間にLINEを送るなんて珍しいな……。
不思議に思いながら、LINEを開いてジヌとのトークを見る。
ジュンギ「…………!?」
思わずスマホを落とし、足に落下した。
ジュンギ「ッ!!……痛ってぇ!!」
そのまま直撃して、マジで痛みが感じる。
ミンハ「うるさい!」
ジュンギ「ミンハ、これ……俺の見間違いだよな?!」
スマホをミンハに渡す。
ミンハはスマホの画面を見て「え?」と口にした。
ミンハ「嘘……ト刑事と……浮気?」
ジュンギ「いや、してねぇから!!」
LINEのトークには……。
ジヌ:愛してる。
すると、また1件来た。
ジヌ:早く会いたい。
1件ずつ、1件ずつ……。
ジヌ:キスしたい。
ジヌ:声を聞きたい。
ジヌ:抱きたい。
ジュンギ「なんなんだよ!!」
ミンハ「……浮気してないよね?」
隣にいる妻はジーッと俺の目を見つめてきた。
ジュンギ「俺にはミンハと娘だけだ」
ミンハ「じゃあ、なんで2番目のイケメン刑事から愛のメッセージが来るの?」
ジュンギ「知るかよ!……つーか、お前の2番目にカッコいいと思ってるのがジヌなら……1番目は俺?」
ミンハ「は?」
ジュンギ「え?」
ミンハ「1番目はシム・ソンヒョン刑事だけど?」
ジュンギ「おい」
ミンハ「嫉妬してる~?」
ミンハがニヤニヤしながら抱き付いて「それはイケメンだと思う人の話で、ジュンギさんの事を愛してる」と言った。
ジュンギ「////」
またLINEが来た。
ジヌ:照れてる? 可愛い奴。
ジュンギ「…………」
ミンハ「……もしかして彼女?」
ジュンギ「いやいや、アイツには彼女いない」
ミンハ「意外と隠してるのかも」
ジュンギ「そうには見えない」
ジヌ:おやすみ、俺の恋人
そっとスマホを閉じてベッドで寝る。
次の日……。
ジヌ:なんだこれは。
ジヌ:なんでこんなの送ってるんだ。
まるで打った記憶がない文章みたいだ。
ジュンギ:お前から来た。 俺達はいつ恋人になったんだ。
ジヌ:気色悪い事を言わないでください。
ジヌ:昨日ヤン刑事に絡まれて、一緒にお酒飲んでたんです。
ジヌ:今はヤン刑事の部屋です。
ジュンギ:ギナムのイタズラ?
既読が付いて、2~3分経った頃……ジヌからのLINEが来た。
ジヌ:思い出しました。
ジヌ:この事、誰にも話さないでください。
ジュンギ:いいだろ、別に。
ジヌ:絶対にやめろ!!
ジュンギ「変な奴……」
朝ご飯食べて、警察署に行く。
ジヌとギナムはまだ来てない。
それでもからかいたいと思った俺はジヌとギナムが来る前に話す。
皆は笑っていた。
数分後に2人が来る。
ジヌ(クソッ……「ハナ」に送るつもりが……「ハム刑事」に送ってた……最悪……)
ハナ「!?///」
ジヌ「………///」
後ろにいたハナがバサバサッと資料の紙を落とした。
ジュンギ「何して、……ハナ?」
ヨンジュン「死霊でも見えた?……死霊が資料を欲しがるもんだな~。……ハナ、死霊に資料を貸してやれ」
ヘヨン「………ダジャレやめろ」
チャン係長はツッコむようにム刑事の頭を叩く。
それより……。
ジュンギ「熱あるのか?」
ハナ「え……大丈夫……」
なぜかハナの顔が赤くなっていた。
熱あるのかと思い、ハナの額に手を当てる。(ハナの事は妹的な存在として見ている)
ジュンギ「熱……ないみたいだな」
ハナ「大丈夫だって……もう夏だから、暑くて赤くなってるだけだから」
そう言って、強力班フロアから出て行った。
ヨンジュン「ジヌ、ジュンギから聞いたぞ」
ヒョンジン「ジュンギに愛のメッセージ送ったらしいですね」
ジヌ「!!!、………ハム刑事」
ジュンギ「ん?」
ジヌ「少し……2人で話したい事が……」(ニコッ)
2人が出て行き、数分後にはジヌだけ戻った。
1日中ジュンギを見かけた人物はいなかったが、夜になり……帰りにヒョンジンはジュンギを見かけた。
ジュンギの瞳には光がなく、昼から食べてないせいで空腹感が結構あり……2人はたまたま近くにあるラーメン屋に入って夜ご飯を食べていた。
ジュンギはラーメン食べながら言った。
「絶対にジヌを……怒らせない方がいい」と……。
ジュンギ(マジで……ヤバかった……)
7/12/2023, 9:59:08 AM