雷鳥໒꒱·̩͙. ゚

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―1件のLINE―

«バイバイ»

と、ただそれだけのLINEが来た
カタカタ、カタカタと
残業を消化していく音だけが鳴り響く部屋に
短めのバイブと共に
送り主が彼女であることに気づいた瞬間、
俺の背が冷や汗に濡れた
頭の中が真っ白になって、
俺は弾かれたように席を立ち、
夜の闇を走り抜けた
夜に溶けそうな彼女を追って

7/12/2023, 10:50:00 PM