『風に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「風に乗って」
そうたくんは高校を卒業しました。
学費捻出がむずかしいけれど、県外の希望の大学に受かりました。
生活は困窮しているけれど、かれのおかあさんは、ひっしにそうたくんのゆめを助けるために働いています。
わずかなお金を持って夜の列車に乗り、東京にむかっています。
ふと、まどをあけたら夜の夜風と春の香りが風に乗って希望と期待をふくらませるかおりがしました。
目を閉じ、深呼吸をし、そうたくんは、大人へ成長しています。
風に乗って
抜け出してしまいたい、そんな日々。
でも、抜け出してしまえば、もう後戻りはできない。
それが怖くて、抜け出せない、抜け出しきれない。
どんなときでも、風は吹く。
暑いときでも、寒いときでも。
風にあたれば、少しは気が楽になる。
心は“風に乗って”どこまでも。
『風に乗って』
たんぽぽっぽ 春列車
ぽっぽ ぽっぽと 進んでいく
広い原っぱに咲きながら
春のはじっこについたなら
綿毛がふんわり広がって
もっと遠くへ飛んでいける
たんぽぽっぽ 春列車
ぽっぽ ぽっぽ
ふあ ふわ
ぽっぽっー
風に乗って遥かに彼方へ消えてくださいね。
紅葉のお父さま。
自己都合で辞職したほうがよいのでは?
北の田舎村の教育長ま。
不倫男。
禍々しい人間性は一気に広がるよ
その村の規模なら尚更。
風に乗って、近隣の自治体にも広がる。
教え子やPTA.息子の友人、その親達…
校長・教育長ま、
不倫しまくりのゲスだったと。
自転車を漕ぐ
車道を走れ、という空気が濃くなり
私は窮屈な車道をひた向きに走る
満員電車に乗る
人というよりも肉に押しつぶされそうになりながら
スキップしながら走る電車を2本の足で乗りこなす
ふとした時に風が当たる
春の匂いを纏った、ほんのり温かい風
その風に包まれた私は自由だった
どんなに狭い場所で身動きが取れなくても
風に乗って、どこへでも行けた
風は、いつの間にか生まれて、いつの間にか消えていく
そんな自由に乗って、私は息をしていた
花粉の詩
風に乗って。
風に乗って飛んでいく。
風の強い日そう思ってしまう。風に吹かれて飛んでいくゴミのように振り回されるのかな?激しく上にあげられて、もしくは風に乗れずゴミの主から離れて、どこにも行けずにただ雨に打たれるのか。
ゴミじゃなくてたんぽぽの綿はどうだろうか?風に乗り新しいところで自分の場所を築く。とってもいい風だ。
風も嵐は大して親元も離れずに地面に打ち付けられて、水に溺れ、飛べないようになってしまうのだろうか。
結局、風は吹く。
風に乗れるかどうかは、
風じゃなくて、自分次第なのかもしれない
俺ん家から道の向かいに友達の家があった。
大の仲良しだった俺たちは、いつでも連絡を取りたかったので、いろいろ考えて、紙飛行機でメッセージを交換することを思いついた。風に乗ってメッセージが届くのは楽しそうだった。
最初はうまく飛ばずに、お互いの家の周りが紙クズだらけになってしまい怒られたが、コツを掴むと2回に1回は届くようになった。諸条件があり、雨ダメ風ダメ、もちろん雪もダメ。お互い家にいて窓全開である。
それなら目の前の家なんだから行けばいいじゃん、というのは大人の発想。紙飛行機を飛ばすことが面白く、やがて白紙のまま飛ばすことになっていった。
それがきっかけか、友達は宇宙工学科へ行き、今度本当に宇宙へ行くそうである。
俺はといえば、宇宙に行った友達にスペース・バルーンとかでメッセージを伝えられるのではないかと、夢想するだけの人間になってしまった。
まあ、それもいいか。
彼からもらった沢山の言葉
耳に残る彼の声
体が欲する彼の体温
部屋にかすかに残る彼の香り
この心に収まりきらないほどの思い出たち。
もういらない。いらないのに、
なぜか忘れられないし、手放せないや。
風よ、どうか全部乗せてどこか遠くへ持っていってよ。
風に乗って
そこに風の妖精がいるのかと思った。
美しく風になびく黒髪に、金木犀の香りがした。
はじめて彼女に出会ったとき、そいつは、ただじっと遠くを見つめていた。
最初は女か男かわからなかった。
姿はまさしく女の人だったが、なんとなく、そうだと言い切れなかった。
そいつは俺の視線に気がつけば俺に背を向けた。
次の瞬間、風が強く吹いた。
砂埃が経ち、俺は思わず目を細めてしまった。
ハッと目を開けた時には、もう、そこには誰もいなかった。
俺はどうすることもできずその場に立ち尽くし、揺れる木の葉を眺めた。
俺はまた、その人に会いたく、次の日も、その次の日もその場所に行った。
だが、その人に会うことはできず、そのまま一ヶ月が経ち、半ば諦めていた。
「なぁ、毎日毎日、そこに何かあるのか?」
「会いたい人がいるんだよ。」
「ふぅん
会えたらいいな」
「あぁ。
……。」
ふと風が吹いて、あの時の、柔らかな香りがした。
「…は?」
思わず振り向けば、そこにはあの時の人がいた。
だが___
「え、髪……。」
短い髪が風に遊ばれ、その人の手には小さな花が握られていた。
「あー、邪魔だったから髪は切った。
ずっとここで昼飯食ってたんだけど、最近お前がくるようになったから場所変えたんだよ。」
「なんで俺にそのことを?」
「なんとなく。
お前のこと、別に嫌いじゃない。」
疾風が暴れ、俺と彼女の髪を弄ぶように踊った。
風のように風来坊な彼女は、気分屋で、そして、そのままこの手を掴んでいないとすぐに消え、もう、二度と会えない気がした。
『風に乗って』
わーーっ…
なんて爽やかで…素敵なテーマ…
読むだけで、こう…柔らかな風に、頬を撫でられるような感触がするなあ。
すごく心地いい。
✽✽✽
…さて『風に乗って』というと。
幼少期、風の強い日にいつもしていたことがある。
今でも、頭の中で映像が浮かぶ。鮮明に思い出せる。
大きく開いた傘を掲げて、風を受けさせる。
次に、じぶんの体をそれに委ねて。
そう、
いつか風に乗って、空へ飛んでいけるんじゃないかって…
信じていた頃があったなあ。
……なんか、「信じていた頃があった」とか言うと、寂しくなるな。…いや、それよりもこう…悔しい…悔しいなすごく。
何かを失ってしまったかのようで。
きっと、その代わり色々得てはいるんだろうけど。
なんか、幼い頃の未知ゆえの夢というか。思考の広がりというか。そういうのを、「ああ、大人になるにつれて、いつからか失ってしまったなあ。」と嘆くような話、よく聞くよな。でも、正直に、正直に言うと私…
そうなりたくない…!!
なんだか、とても悲しい人のように見える気がする。そのように言っている人を見ると。自分がそれを思ってしまうと。
………いや、でも…ちがうな。それだけではないと思う。
その思考は、そんな悲しいだけのものではない。
うーん…
…きっと、子供の頃のそういう夢や希望というのを、
いつまでも純粋に、本心から信じていられる大人はいないだろう。
もし私のように、それを忘れずにいたいと思ったとしても、きっと…それを思った時点で、「現実」は見えてしまっているわけで
傘で空を飛ぶなんてできない、
…そういうふうに、心の奥底では思ってしまっている筈だから。
けれど…
だからこそ、美しいんじゃないのか?
輝いて見えるんじゃないのか。
…そういえばあの頃お母さんは、風に乗って空を飛ぼうとする私のことを、
いつもニコニコして、楽しそうに見てくれていたなあ。
きっとそれは、現実を知った「大人」のもつ眼差しだった。けれど、でも…
いやだからこそ、
とても温かかった。
…そんなふうに思う。
✽✽✽
そういえばこの前、本当に風の強い日があった。(いやもうこれは、私の人生のなかで一番強い風説あるぞ…)とか思いながら歩いていた。
本当に飛ばされるかと思った。
というか、私の歩く軌道は、それこそ「風に乗って」明らかに逸れていたので。
その時もまた、さっきの記憶をしみじみ、そしてほっこりと思い出しつつ…風と全力で闘っていた。
それと
…もしかして今なら飛べちゃったりして。
実際、体は風に負けてるし…このまま飛ばされるくらい、いけそうだ。もし飛んだらどうなるかな。まず大事故確定か。建物にぶつかるだろうか。割とすぐ落ちそう。いや普通に死ぬよな、たぶん。
………なんか想像したら怖くなってきた。
などという変な考えを頭によぎらせたりしていた。
さっきのような、純粋に空を飛べると信じるこころは
もう思い出と化してしまったかもしれないけれど
なんか、こういうのもいい気がする。
好きだなあ。
(五)
【書く練習】
今日の書く練習はお休みします。
今日はお休み
明日はお仕事
「風に乗って」
風に乗って飛べるくらいに、軽くなりたい……
ダイエット中の私は、そんなアホみたいな事を考えて、現実逃避しています……
ゴウンゴウンと音を立てる洗濯機の前で読書に勤しむ。チラリと窓に視線をやって天気を見ると透き通ったスカイブルー。本日は晴天、洗濯日和なり。そろそろ春が来るのか凍てつくような寒さがゆっくりと溶け始め、日差しも暖かくなってきたような気がする。良きかなと1人頷いてまた本に目を落とした。
数十分の後に洗濯終了と声をあげる洗濯機から衣服を取り出してカゴに移す。ここ最近は少々忙しく洗濯の暇がなかったからこんもりと積み上がった衣服に面倒くささを感じてしまう。ふー、と溜息をつきつつカゴを持ち上げ裏庭へ向かう。
外に出ると風に乗って春の香りがする。これだけ天気も風力も良いのならきっとすぐに乾くだろう。シーツや掛布団も一緒に干したっていいかもしれない。取り込む頃には温かくて優しいお日様の匂いを堪能出来るはずだ。良いな、お日様を堪能したい。堪能しよう。そうと決まれば話は早い。まずは目の前の洗濯物を終わらせなければ。そんなご褒美に思いを馳せて、カゴの1番上にあったタオルを手に取った。
ちょっと風の強い日、白い何かが風に乗ってふわふわと飛んでいた。
新種の鳥か何かかな? と窓からぼんやり眺めていると白いふわふわはくるくると風に弄ばれ道路にべしゃんと叩きつけられて、風に吹かれてズルズルと引きずられていった。
そこまで見てようやくわかった。白いふわふわはただのビニール袋だということに。
視界から消えていったビニール袋はいつまで風のおもちゃになるのだろう。そう考えるとちょっとかわいそうではある。
そして、あのビニール袋の終着点はどこになるのだろう。
ちゃんと捨てられて資源としてリサイクルされていればそれでいいのだけど、そう上手くいくことはあまりないのかもしれない。
川に流され海に辿り着き、細かくなってマイクロプラスチックになってしまうのだろう。
……考えると怖くなってきた。次からは見かけたら拾ってちゃんとゴミ箱に捨てよう……
【風に乗って】
土曜日の 陽だまり香る 下り坂
籠の林檎と ピアスがゆらり
風に乗って
居心地の良さが攫うことのひとつだとするならば
私はそれに跨って抱きしめるように掴む。
怖さを隠してることに気づかないから、
あなたが吹かす冷たさが肌に当たる時
はじめて感情を知った感覚になる。
逸らすって涼しい顔してるってことじゃ
ないんだけどなぁなんてぼやいて
泣くのが悔しいから惨めだから。
敢えて丸まった猫背を雲に乗って
あなたが温度と速度で私を連れていくのを
預けながらも、ちゃんと思ってることがあること
忘れないで欲しいな。
お題『風に乗って』
今日は休日だったけれど
キミが寝込んでしまった
でも
普段忙しいキミだから
今日はゆっくり休んでほしくて
キミが寝てる間に
私は日課の植木の世話をしに
ベランダに出た
少し天気はわるいけれど
優しい風が心地よく
濡れた土の匂いがして
やわらかな葉が揺れている
この風が
キミのところまで届けばいいのにと
少しだけ思った
部屋に戻れば
静かな寝息があって
それだけで
なんだか大丈夫な気がした
さっきの風を思い出しながら
少しでも
楽になりますようにと願う
気づけば
私もキミの隣で眠っていた
風に乗って
やさしいぬくもりが
キミに届いてくれたらいいな
満開の桜。
今年もまた、貴方と一緒に見る事が出来たね。
人はどうして、桜を見るとワクワクするんだろう?
わたしも、貴方も、淡いピンクの絨毯が敷かれたような小道をゆっくりと歩く。
「来年も、再来年も、いや何十年先もお前と二人で桜が見たい」
貴方のその一言が嬉しくて。
涙を見せないように上を向いたら、風に乗って数多の花弁が舞い、わたしと貴方に降り注いだ。
風に乗って
玄関を開け外に出てみる。
その瞬間、目を通じて入ってくる光景がある。
電車やバスなどの交通の音。
人の話し声や歩く音。
鳥のさえずりや羽を広げ飛び立つ鳥の音。
マンションを出てビル街を抜けるとそこには見慣れた商店街が立ち並ぶ場所にでる。
この場所には特に思い入れがないが何故か通る度に足が向いてしまうのだ。
その原因は、、、
店内に漂う食欲をそそるようなニンニクの香りと黄色い油の中にジュワと音を立てながら入れられるお肉の塊。
さらに言えば、塩、醤油などの調味料を手際よくかけ白い器にトッピングしていく店主の手捌きにはいつも目を奪われてしまう程だ。
「おっ!今日は珍しく来たんさかいな、、最近は見かけなくて心配しとったんや」と気さくに声をかけてくれた店主の声に我に返った。
「今日は用事があってたまたま通り掛かっただけですよ、、」
「でも、残念ながらあいにく現金がなくてカードならあるんですけどね、、、」と苦笑いを浮かべる。
学生の頃は、いわゆる部活少年で食べ盛りな頃だった為に家のご飯では満足できず、母親には隠れて毎日このお店に通っては店主と雑談しながら唐揚げをほうばっていたのもいい思い出だった。
だが、新社会人になった俺は環境に適応するのに精一杯で商店街に足を運ぶのも少なくなっていった。
そんな俺は、あの味が忘れられなくて出来るだけ店主に会いに行ける様に時間を調整して行こうと頑張ってはいたのだが、その努力も虚しく、いつも閉店していたり定休日だったりと運が悪く買うことが出来なかった。
そんな俺に更に追い打ちをかけるように、今朝電話で上司から今年の秋頃に他の部署への異動が決まったと言われたばかりだった。
異動が決まればこの店に来るのはほんとに次の休みが最後になると思いわざわざ有給を利用して来たのだが現金払いなのをすっかり忘れていたのだ。
「ほんとにこうゆうとこなんだろな、、つくずく俺にガッカリする。今日こそは買おうと思っていたのに、、」
とガックリ肩を落とす姿を見かねた店主はある質問を投げかけてきた。
「君の大事な物は現金で買えるものなのか?」と
一瞬頭がフリーズするが俺は直ぐに答えられた。
「世の中には現金で買えないものはないと聞きます。」
その答えに店主は一瞬眉をひそめるが「そうか」と頷き袋に入った唐揚げのパックを差し出してきた。
いつもの俺だったらすぐ受け取るのだが、俺の決意は変わらなかった。
「俺、もうすぐ転勤するんです。
だから、最後に稼いだ自分のお金で買いたくて。」
それから俺の今の現状と俺なりの最後の決意を伝えた後の店主は数秒下を向きながら言葉を探しているようだった。
突然の事で動揺してるがまあ、無理もないだろう。
俺は、店主の言葉を待った。
その数分後、店主は重い口を開き「この商店街は今年の秋に閉店になる。このお店も別の場所に移転になるが俺はこの街のこの商店街だから続けてこれた。だから今日で店じまいをする。」と言葉を続けた。
更に「俺の寿命はもう長くない、、医者にもこのお店を一人で数年続けてこれたのが奇跡だと言いやがる。余計なお世話だよな、、ははっ。」
覚悟はしてた。
だが、いざ店主から聞く閉店の言葉と命の儚さを知る言葉の重みは改めて心に強い不甲斐なさを残していった。
これも神様のいたずらだと思いたい。
だが、現実はそう、、、
本の小説や漫画みたいな展開は起こらないのだと社会を生きている人達やこの身をもって嫌ほど分かっていた。
俺は言葉よりも先に足が動いていた。
店主が止める間もなくコンビニに駆け込みありったけの金を下ろし戻ってきて差し出した。
「この金で店主自慢の最高の唐揚げを俺に作ってくれと」
店主は「おう、、、」と笑い震える手で準備に取り掛かっていく。
その間の話は数年の隙間を埋めるほど濃く、熱く時が流れていった。
あれから数年後、俺には大切な部下や妻が出来た。
その報告を店主に会って話すことすら二度と出来なくなったが今でも店主の言葉が人生の強さを教えてくれる活力になった事には間違いない。
でも社会で学ぶことも沢山あった。
そのひとつに悲しいことと嬉しいことは
紙一重だと言うことも。
今日は妻の誕生日だ。
妻は俺が作る特性の唐揚げが大好きである。
なんでも今は亡き親父の味に似てるのだとか?
これもあの店主がいたずらで仕組んだ風の噂に乗ってきてるのかと思うとあの出会いも悪くないなと感じる。
「ただいま」と玄関を開ける。
「おかえり」と愛しの妻が迎えに来てくれる。
「あら?今日はいつもよりもご機嫌ね。」
「まあ、少し嬉しいこともあったからな。」
「ま〜た、商店街の話?貴方も飽きないわね。」
「そりゃ地元の事業に関わる事がやっと出来るからな! 気合い入れないとライバルに抜かれるのだけは阻止しないと。」
「まあ、貴方が企業から認められたって事には変わりないし頑張ってみたら?」
「そのつもり」と妻の額に愛を落とし
一緒に食事を取った。
この幸せもいつまで続くか分からないがいつか向こうに呼ばれた時のお土産として取っておこうと思う。
店主に言われた現金では到底買えず、測れない。
幸せという名のプレミヤムなカードを持って。
白い綿毛に乗って何処まで行ける?
ねぇ連れてって君の家まで
心配の風に乗ってストーキング
そうなんだよそれストーキング
#風に乗って