宮野 クウ

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自転車を漕ぐ
車道を走れ、という空気が濃くなり
私は窮屈な車道をひた向きに走る

満員電車に乗る
人というよりも肉に押しつぶされそうになりながら
スキップしながら走る電車を2本の足で乗りこなす

ふとした時に風が当たる
春の匂いを纏った、ほんのり温かい風

その風に包まれた私は自由だった
どんなに狭い場所で身動きが取れなくても
風に乗って、どこへでも行けた

風は、いつの間にか生まれて、いつの間にか消えていく

そんな自由に乗って、私は息をしていた


花粉の詩

4/29/2026, 2:34:43 PM