今日は二日酔いだったので、コンビニでアサリの味噌汁を買って、秋刀魚と一緒に食べた。
秋刀魚には大根おろしが本当によく合う。
素材の味同士を組み合わせるだけで、なぜこんなにもご飯が進むのだろうか。
食べるかと思って冷蔵庫から出したイカの塩辛の結露が、泣いているように見えた。
仕方がない。
秋刀魚に勝てる食べ物は、スープカレーくらいだ。
食後は、洗濯をした。
マイケルジャクソンのHeal the worldを大熱唱しながら、洗濯物を放り込んだ。
洗濯物も気が気じゃなかっただろう。
そして今、温かいお茶を飲みながら、これを書いている。
これ以上の愛と平和があるだろうか。
老いぼれたじいさんが、居酒屋で楽しそうに叫んでた。
「あー、今日も生き延びたなあ、、
変わり映えしない1日だったけど、なんとか生き延びた
ほんと特別な夜だよ
こんなにもビールが美味いんだもん」
楽しそうにしつつも、どこか物悲しそうな雰囲気もあった。
きっと、想像を超えた当たり前の人生を歩んできたのだろう、、、
じいさんは居酒屋で、誰よりも美味そうにビールを飲んでた。
それは、山頂の味に違いない。
さみーな、おい。
身包み剥がそうとしてるだろ、この風
彼は外に出た瞬間、そう叫んだ。
実は彼、さっき告白して、見事に振られたばかりだ。
あー、でも、剥いでくれたらそれでいいか。
荷物が減れば、身軽になれるし。
そもそも、何も持ってない方が強いんじゃね?
おれ、ミニマリストになるわ!
そう言って、ゲラゲラ笑った。
木枯らし。彼の理想もプライドも、ぜんぶ持っていったらしい、、、
けれどその笑顔は、春を先取りしたようにあたたかくて、どこか、冬を越える準備をしているようでもあった。
三日月は欠けてなんかいないわよ。
地球が隠してるだけ。
なんで?
さあ、なんででしょうね。
、、、
月だって、あまり光ると疲れちゃうのよ。
ほら、蛍だってそうじゃない?
影がないと、休めないのよ。
あなたは月の影に何を映しているの?
彼女はそう言って、煙草の煙を吐いた。
唇から零れた煙は、月へと上っていった。
冬晴れといえば、絶対に吹雪だ。
広大な青空と光り輝く雪を浮かべたくなる。
でも絶対に、冬晴れは吹雪だ。
だって、冬が生き生きしてる感じがするじゃない?
晴れた日の冬は、冬の外にいる気がする。
吹雪は、冬の中にいる。
晴れも吹雪も天気だけど、つまりは気の持ちようだよ。
晴々とした吹雪を感じよう。
そこに天気がある。