宮野 クウ

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4/29/2026, 2:34:43 PM

自転車を漕ぐ
車道を走れ、という空気が濃くなり
私は窮屈な車道をひた向きに走る

満員電車に乗る
人というよりも肉に押しつぶされそうになりながら
スキップしながら走る電車を2本の足で乗りこなす

ふとした時に風が当たる
春の匂いを纏った、ほんのり温かい風

その風に包まれた私は自由だった
どんなに狭い場所で身動きが取れなくても
風に乗って、どこへでも行けた

風は、いつの間にか生まれて、いつの間にか消えていく

そんな自由に乗って、私は息をしていた


花粉の詩

4/28/2026, 2:51:41 PM

刹那の間に
人が生まれて、人が死ぬ
誰かが恋に落ちて、誰かの好きが嫌いになる

刹那という時間を切り抜いて、全人類をかけると
そこには一生分の時間がある

そんなことをぼんやりと思いつつ
自分の人生を生きている私は
刹那に何を提供できるのだろう

瞬きするような刹那という時間の中で
私はもがき、苦しみ、誰かを愛して
静かに焼かれる

歩みを止め、後ろを振り返ると
そこに命をかけた刹那があった


一瞬の詩

4/23/2026, 2:29:09 PM

黄砂が視界を奪うような痛みに似た不快感を持ち
新鮮な心持ちで、煩いアラームを止めた
春みたいな朝

競歩選手のようにせっせと歩き
耳の中で、蝉のように鼓動する心臓の音を聞いた
夏みたいな昼

夕日を纏った落葉が美しく、心地よい風に吹かれる中で
人と話し、作業して、何かを読み、何かを学んだ
秋みたいな夕方

まだやはり寒くて、震える身体を見て孤独を感じつつ
布団の暖かさに包まれ、自分の底が安心して眠る
冬みたいな夜

今日の心模様は、四季に彩られた走馬灯

4/22/2026, 2:04:17 PM

金欠なのに、友達とご飯に行った。
充実した休日にしたかったけど、一日中寝てた。
本当は許したくないけれど、いいよと言った。
幸せだったけど、別れる決断をした。

たとえ間違いだったとしても
後から正しかったことにすればいい。

「正しい」も「間違い」もそんなに変わらない。

新月と満月みたいなもん。

4/21/2026, 3:00:56 PM

ぽちゃん。
雫が落ちるように、どうしようもなく恋に落ちる。

ぽちゃん。
雫が落ちるように、君と一緒にかいた汗が落ちる。

ぽちゃん。
雫が落ちるように、君と手を離すとき、涙が落ちる。

そうして雫は落ち切り、土を濡らす。

時間を含んだ雫を受け入れた土の底で
まだ見えない芽が、静かに萌え始める。

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