『風に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私の想いは、あなたに愛されることだった。
しかし、今この時点でその願いは叶わぬものとなった。
その人は、海外へ言ってしまった。
もう、思いを伝えることは出来ない。
それが何より悔しかった。
君の声が聞きたくて、君に手を触れたくて、空に願う。
戻ってきて、と。
風に乗って
そう表現することも素敵だけど
風になって
こう表現することの方が自然に感じる
風になって
どこまでもいこう
そのくらい
僕達は自由な存在なのだから
蒲公英の綿毛になって風をつかまえたら、次は上昇気流に乗り換えさらに高く、遙か遠い高原をめざそう。
人間の立ち入らない木立の中の陽光の届く地面で、ひっそりと咲く夢を見る。
お題「風に乗って」
風に乗って
翔 「行け!」
メイ 「がんばれ!」
飛鳥 「根性ー!」
3人 「「「飛べ〜‼️」」」
ーーーーーーーーーー
メイ 「お兄ちゃん待ってよ。」
翔 「だから付いてくるなって
言っただろ。」
メイ 「だって、アタシだって
見たいもん。」
飛鳥 「メイちゃんもうすぐだ
から頑張ろうね。」
メイ 「うん。」
3人は小学校の裏山を登っている
翔 「着いたぞ。」
メイ 「やっと着いた。
どこ?どこにいるの?」
飛鳥 「ほら、あそこだよ。」
飛鳥が木の上に指を指す。そこには鳥の巣があり、雛がピーピー鳴いている。
メイ 「あっ、いた。カッワイイ
ー。」
飛鳥 「アイツ、まだ飛べないの
か。ほかの3匹はもう
飛んだのにアイツだけま
だ飛べないんだ。」
翔 「アイツは根性なしなん
だ。弱虫なんだ。」
メイ 「そんな事ないもん!
飛べるもん。」
飛鳥 「みんなで応援してあげよ
うよ。」
メイ 「うん。そうしよう。」
翔 「そうだな、アイツが
飛べればオレだって
サッカーのレギュラーに
なれる気がする。」
飛鳥 「僕だって逆上がりが
頑張れる。」
メイ 「アタシだって、アタシ
だってニンジン食べれる
ようになる!」
翔 「行け!」
メイ 「がんばれ!」
飛鳥 「根性ー!」
3人 「「「飛べ〜‼️」」」
バサバサバサー
メイ 「やったー飛んだよお兄
ちゃん。」
翔 「アイツやりやがった
な。」
飛鳥 「僕たちの上をグルグル
回ってるね。」
メイ 「きっと、'ありがとう'っ
て言ってるんだよ。」
その時、強い風に乗って空高く舞い上がっていった。
翔 「じゃあなー!来年また
来いよー。」
メイ 「お兄ちゃん、あの鳥は何
ていう鳥なの?」
翔 「知らない。」
おわり
創作 「風に乗って」
ストローの放射状に開いた先からふくふくとシャボン玉が膨らむ。割れないようにストローから切り離すと音もなく空中を漂い、ふっと消えた。
今度は細かい泡をたくさん作る。虹色の軽やかな宝石たちはくるくると風に舞い、ゆっくりと地面に降りて姿を消した。
やがて、夕焼けが辺りを染める。遊んでいた子どもは家路をたどって駆けて行く。いくつものシャボン玉がまだ、ふよふよ、ふわふわ風に乗って遊び、遠くの空へと帰って行った。
(終)
風に乗って
「ねえ、おばあちゃん、私、大きくなったら空を飛べるかな?いつか、この大空で飛びたいの!」と幼い私は聞いた。おばあちゃんは「絶対に飛べるよ。夢があるというのはいいことだよ。」と答えた。私は「大きくなったら、おばあちゃんにも見せてあげる!」と言ったら、おばあちゃんは「それは楽しみだね。」と言った。そんな時間はゆっくりと流れた。
実際、大人になった私は幼い頃の夢を忘れてしまった。いつも、会社の上司に怒られて、仕事でミスをしたら、周りの同僚に笑われて、空を見上げることさえできなかった。空を飛ぶところか、社会という檻に入れられて、自由にすることができない。休むことも許されなかった。毎日が苦しくて仕方がなかった。
時には、「死にたい。」と思って、屋上まで行き、飛び降りて自殺をしようとした。でも、できなかった。どうしてもできなかった。怖くなったのだ。自分が。
そんな時、一羽の生まれたばかりのスズメが飛んだ。私と重なってしまった。社会というものを知らなかった私は純粋に何でもなれるように思えた。そのためだったら、何度でも挑戦した。努力もした。でも、今の私は翼を傷つけられた鳥だった。でも、生まれたばかりのスズメは風に乗って飛んだ。自由を手に入れるために。私は翼を傷つけられたうえに自由に飛ぶ方法を忘れた。また、おばあちゃんとの約束も思い出した。
おばあちゃんは死んでしまったが、風になっている。
あっ。そっか、私は翼を失ってしまったのか。
風の香り
気の向くままに飛んでいけば、きっとどこまでも飛んでいける
目の前に広がるのは澄み渡る青空
希望に満ち溢れた自由と解放が、ここにはあるんだ
高校の時、バイト先に大学生の先輩がいて、彼はウィンドサーフィンを趣味にしていた。
ウィンドサーフィンは、波と風を読まなくては出来ない、なかなか奥深い世界のようだった。
その頃、『風の谷のナウシカ』もちょうど上映されていたのかな?オープニングで腐海に侵されて滅んだ村の暗い情景を見た後、
輝くような真っ青の空に、入道雲がもくもくと広がり、そのすぐ下を、白い翼の飛行体がまっすぐに突っ切って行く、
それが、主人公ナウシカであった。彼女は風使いとも呼ばれるほど、風を読むことに長けているのである。
元来、昆虫少年であった私にとって、『風の谷のナウシカ』の舞台装置、最初から最後までウジャウジャと登場し、活躍する蟲達はたまらなく好みに合っていた、正にヨダレものである。
後年、私もよく空を飛んだ。
もちろん飛行機に乗ってだ。しかし、飛行機の窓から眺める景色は、ナウシカが見たものとそんなにも変わらないだろう。
香港には何回行ったか分からないくらいだが、飛行機で香港まで4時間くらいの所要時間だったと思う。
ところが、香港から成田までは3時間くらいで到着してしまうのであった。
本当の事は知らないが、たぶんこれは、気流に乗って帰れるので、行きよりずっと早く来れるのだろうと解釈している。たぶんそうだ。
風を利用する事によって、時間も燃料も大幅に節約出来るのだろう。
風を読むことは、大事だと思う。ウィンドサーフィンはしなくても、ナウシカのように空を飛ばなくとも、
いつでも、どこでも風は吹いている。
一流の風使いになったつもりで、周囲の風を読んでみてはどうだろうか。
お題:風にのって
聴こえていますか?
私の心の声。
言葉を発するのってこんなに難しかったけ?
この言葉を口にしたら、あなたにどう思われるだろう?
伝えたいけど、伝えたくない。
あぁ〜いっそのこと風にのってあなたに届けばいいのに。
2024/04/30/(火)
風に乗って雲の中に見つける静々とした柔らかな雨の匂いを甘くなるまで追いかけて、美しい雨音を聞くために街角の軒先を占拠する。お気に入りの自転車は今日も騒がしくもっと早くと急かしている、猛スピードで不幸の谷間を上がり下がりしながら人生を悲鳴と絶叫の雨の音が覆って行くいつかもう少し雨音を美しく彩る悲鳴でも上げてみたい。
空走る 雲と一緒に 行きたくて 紙飛行機を 折る昼下がり
お題「風に乗って」
風にのって綿毛が飛ぶよ
綿毛について種がいくよ
タンポポは落ちた場所に咲くものだから
もっといい場所どこかにあるはず
そう願って綿毛が飛ぶよ
花粉、黄砂、副流煙、虫…
ろくなものが飛んでこない。
暖かい季節がやって来ると同時にこういった最悪なものも身近になる。
こんなんじゃなくて
君がふわっと俺のとなりに現れてくれればなあ。
ふわっ
そうそうこんな風に…
「…え、わっ!」
「…お疲れさま。」
「びっくりした…。」
君に似た匂いがしただけかと思った。
本物の君がいるなんて。
「奇遇だね。」
「う、うん…。」
「ここ、普段通らないでしょ。」
「うん…あの、ね」
「ん?どうしたの?」
「いい匂いがしたから…。」
え、それって
…いや、どうやら違うみたいだ。
「お腹空いたね。食べに行っちゃう?」
「…うん!」
風に乗って広まったうまそうな匂いのせいか
ここのラーメン屋はなかなか繁盛していた。
風に乗って
暖かい春一番
びゅうびゅう、ガタガタ、吹き抜ける
柔らかい春の雰囲気とは違う、激しく強い風
油断したら飛んでいってしまいそう
せっかく咲いた桜の花も、春一番に飛ばされる
舞い上がる桃色の花びら
強く吹き荒れる桃色の春一番
風に乗って、空高く飛んでゆく
ふと前を見ると、桃色の風の向こうに、君が見えた気がしたが、一際強い風が吹き、桜が目の前を隠した後
君の影は消えていた
空に舞い上がる桜吹雪
僕の想いものせて、君のところへ登る
故郷の風は心地良く、山の方から吹いてくる。
視界いっぱいに田園が広がる一本道を、ゆっくりと家族で散歩する。
この場所には、GWの喧騒などない。
あるのは、この場所で暮らしていた頃の懐かしい記憶と、ここを遠く離れた場所で家族を築き生活していることに対する、漠然とした中の一抹の後ろめたさだけ。
連休のうちの二日間だけの帰郷。
仕事や家族の都合でこれが精一杯。
子供達は、普段との環境の違いを楽しんでいる。
取り立てて実家の両親との会話が弾む訳でもないが、久し振りに会えたことには違いなく、まずは近況報告を。
地元に残った友達の一人は、今年に入ってまもなく、脳梗塞で入院したという。
今年の田植えは大丈夫なのか、といらぬ心配をしてしまう。
奥さんが子供を連れて家を出ていってしまって、男やもめの生活をしているという友達の話も聞いた。
皆、大変そうだ。
でも、彼らは今もこの場所に根付いて生活している。
遠く、飛行機雲。
道端の雑草の中にも、ハッとするほど綺麗な花を咲かせているものがある。
そこに、小さな生き物たちが息づき、ただただ命の連鎖を繋げている。
これが私の故郷だ。命を与えられた場所だ。
ここで生まれ、家族に支えられて、幼い時代を過ごしてきた。
不安な心とランドセルを抱えて、この一本道をトボトボと歩いたこともある。
娘が道端の花を指差し、
「これ、なんて花?」と聞いてくる。
「知らない。花なんて興味持って見たことなかったし」
「もったいないな。こんなに自然に囲まれてるのに」
自分の人生の選択が間違っていたとは思わない。
今こうして、家族皆で同じ道を歩いていられるのだから。
ただ、この場所に立つと、違う選択もあったのかな、と思うだけ。
家族や地元の友達と一緒に過ごし、友達の見舞いに行ったり、孤独になった友達を慰めたり、年老いた両親を支えたり。
心地良い春の風に乗って、
あの日、駅のホームで、上京する自分に両親がかけてくれた言葉が届いた。
「どこに行っても頑張れよ。ホントにダメなら帰ってこい」
帰ってくることはなかったが、帰りたくなかった訳じゃない。
東京を好きになれないまま、ここまで生活を築き続けてきた。
「何も間違ってはいないよな、うん」
「…なんか言った?」
「いや、帰ったら、じーちゃんとばーちゃん連れてお昼食べに行こうか」
どんな時代の自分にも、誇りを持とう。
選択が間違っていたかどうかを知る術はない。
その時の自分にとって最善と思える選択をして今がある。
後ろめたさはきっと、幸せの裏返しなのかも。
貴方は自分を風に例える
キザなやつだなと思うが、実際そうだった
掴みどころがなく、澱みなく、
そして何より自由で、止まることがなかった
放浪の旅人のようなものなんだろう
多分ずっと、一生そうとしか生きられないんだろう
私は港だった
夜霧の中で彷徨う船でもある
昏い霧を独り揺蕩う者であり、
あるいは帰り着くものを待つだけの人間だ
風が帰り着くのを待ち続けたが、
時折髪を梳くように流れるだけで
ついぞ私の側に寄り添うことはなかった
風に乗れたならよかったんだろうと思う
帆を張ってゆく船であれば良かったのだろうか
あいにくと私に張れる帆はなかった
ただの小舟でしかなかった
あるいは鳥ならば良かったろうか
どこまででも共に行けたろうか
けれど彼が風としてしか生きられないように、
私は夜の霧に霞む港として、
あるいは船としか生きようがなかった
私は今日も風を待っている
お題:風に乗って
お題『風に乗って』
俺は空を見上げていた。両手両足を広げ、布に張り付いたダチが沢山の人に引っ張られながら空を舞っていた。
最初、ダチから「俺、風に乗ろうと思う」って言われた時は唐突な発言に「は?」と返したものだ。
人間が風に乗る、なんて出来るわけ無いがダチはなにも考えてなかったらしく、俺が「人間凧は?」と言ったら「それだ!」と言い出して、いそいそ準備に向かってしまった。なにも考えてないくせに行動は早い。
だから今、こうしてダチが文字通り風に乗っているのを見て、馬鹿げた試みなのに本当に実現してしまっている。
俺は叫んだ。
「すげーよ、お前!」
凧に乗って飛んでる友達は、俺を見つけたのかニッと不敵な笑みを浮かべた。
風に乗って
自転車に乗っている時は風の強さがよくわかる。逆風だと進むのがめちゃくちゃ大変になるし、逆に風に乗るとびっくりするくらいスピードが出る。風力発電なんてのがあるようにかくも自然の力とは偉大なのだな。
今日はジャンプの発売日だったから感想でも書こうかな。一日遅れだけどね。
最初はワンピース。ついに明かされた世界の真実。思えば色々伏線らしいものがあったけど全然思い付かなかったな。解決策やルフィの夢とかなんだかんだ先が気になる漫画だ。
次は呪術。やっぱり今一番面白いのは呪術だなってなる。単純に絵がうまいだけじゃなくてセンスがあるよな。ついにフーガが出たしどうなるか楽しみ。
最近また見てるけどそのうちまた見なくなるんだろうなって気がしながら見ているアンデラ。今はほんと面白い。今はね。これ終わったらまた微妙になるんだろうな。
問題は鵺だな。昔はジャンプの柱とまではいかずともアニメ化は決まったようなものかと思っていたけど最近は正直つまらない。妹の存在がノイズすぎる。下手すれば打ち切りすらあり得そう。どうしてこうなった。
あとは超巡が安定して面白くて新連載のネクロマンサーだかが微妙。カグラバチは面白いんだろうけどやっぱり個人的にはあまりって感じだ。
それと読み切りがあったけどつまらなかったな。漫画って画力がほぼすべてで絵がうまければそれだけで話も面白く思えるくらい画力は正義。
だけどこの読み切りは画力がかなり高いのにびっくりするくらいつまらなかった。それに落ちが読み切りってより新連載って感じなんだよな。なんだこりゃって感じの作品だ。読み切りならもっと読み切りらしい後味が欲しいものだ。
その石の力を使うことで、感覚を風に乗せて飛ばすことが出来るようになる。視覚、嗅覚、聴覚、触覚に至るまで。
だが、この力は自然の一部になる力で、決して支配する力ではない。風に強制的に運ばれる感覚は、自由な開放感とは程遠い。そして、戻るのも簡単ではない。迂闊に使うと、恐ろしい結末を迎えることになる。
ちなみに、この人の感覚の乗った風に当たると、生暖かく感じるらしい。
『風に乗って』
風に乗って陸を渡り新たな未開拓地を求めて。