『雫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
水の雫が落下するさまをハイスピードカメラで記録した映像は面白い。美しく丸い水の球が水面に落ちると、衝撃の入った深さのぶん水面に水が戻り、振り子が落ち着くように水の行き来が落ち着いてゆく。雫がまん丸なのは、集まった水が水の集合の中心へ引きつけられるからなんだそうだ。
「雫」の字はいつ頃できたんだろう? 雨降るさまを表した文字らしいのだけど、「雫」の意味として「中心へ集まる」というのもあるらしい。雨粒の落下速度って速いはずなのに、水の雫の性質も知ってたのかな…?
液体でまん丸、凍って六花、気体でH2Oグリッド。
ところで、神道で「みすまる」と言うとまん丸の球だ。命はまん丸。人類全体の動きは流れを持っているみたいに振る舞う。水みたいだ。一人(一滴)はまん丸、個人が花咲いて六花、シンプルな個は目に見えないグリッド…
一人ひとりは大河の一滴みたいだ。けど、六花に二つと同じものが無いように、誰ひとり同じじゃない。でも共通性は多く持っている。落下した雫が周りの水の動きを引き出すように、人間も相互に作用し合う。明るく開放的で朗らかな、楽しくて幸せな「響き・雰囲気・振る舞い」は、澄みきった「良き一滴」そのものだ。
一滴の雫のような「人ひとり」は、やがて大きなうねりの海をも呼ぶ「作用力」を発振できる。無力なんかではないのだ。本当に。
今日も落ちる
雫が1つ、またひとつ
かなしいの
つらいの
誰もわかってくれない
誰にもわかってほしくない
透明な思いのかけらが
だれにも気付かれず零れてく
いつかはわたしにも
見えなくなるんでしょ
ひやりとつむじが冷たい。
どうやら頭上から水滴が落ちてきたようだ。
嫌だなぁ。建物をつたった水って汚い感じがするんだよね。今日はツイてないかも。
…とここまで考えて自分の悪癖に気が付いた。
些細なことをネガティブに捉えがちな私の癖。
そう簡単には直らない。
けど直そうとしなきゃ直らない。
良くないことばかり考えない。
目の前のことに真っ直ぐ集中する。
なんて考え始めたら、なんだか今日は上手く出来る気がしてきた。
-雫-
今日は雨が降っていた。月曜日だから、私の心にも雨が降っていた。でも、雨は必ず止む。明日も頑張る
#17 【雫】
1粒の雫
悲しみの果て
こぼれた涙
この思いは消えない
どんなに月日が流れようとも
『雫』
雫、しずく。
やはり雨をイメージするのが一般的か。
だが私のイメージする『雫』は、冬の寒さで震えるような函館の漁師町でみた、今にも崩れ落ちそうな廃屋の屋根から垂れ下がる大きな氷柱の、その先端に太陽の日が差して水がポタポタと落ちる、その様子が真っ先に浮かんだ。
あの何とも言えない函館の、行き場のない群青の空と閉塞感のある空気、しかしその中に確実に息づく人々の生活。私はこの、余所では決して味わう事のない函館を愛している。
そんな函館でみた、『雫』。
冬の厳寒に芽吹く春の息吹。
そんなものを感じた瞬間だった。
またあの光景を見たくて、私は函館を旅する。
何年後かに、また出会う奇跡のために。
窓を見ていたら雫が落ちてきた、濁ってて汚い
黒と緑が混ざったような色で不快な気もするし落ち着く気もした
雨がやんだら屋根を掃除しないとなと思った
ねぇ、何処に行ったんだい?
君は私を置いて死んだりしない。
魔人と呼ばれる程の君なら此の程度、予測出来ただろう…?
君が私を自由にしてくれると言ったから、私は君に付き従ったのに
君が死んでしまったら私はどうすればいい…?
一生、感情と云う名の檻の中で私は踊らされ続けるのか
否、それは嫌だ
私は自由になる為に
感情と云う頭蓋の檻から羽ばたく鳥になる為に
君に自由を縛られたというのに
君を殺せば私は真の自由になれると、そう思っていたのに
君は死んでも尚、私の心を縛ると云うのかい?
なんて強欲なんだろう
私の友人…いや、
僕の、慕っていた相手は
………
君の事だから、僕が慕っていた事にも気付いていたんだろう?
知っていて、其の儘何も言わず逝ってしまったのか
まあ、君らしいけどさ
『好きだったよ』
そう呟くと、抱きしめたぼろぼろの彼の腕にぽつりと雫が落ちた
お題 : 雫
🕊🐀 ゴードス
眠い。、
来年5月、隕石が堕ちて100mの津波が
来るのかな。。
人生の雫
生まれてから今日のこの日まで、雫を一滴ずつ溜めてきた。
楽しかった日の明るく輝く黄色い雫、
感動し心があたたまったあの日のピンク色の雫、
初めての経験に胸を躍らせた黄緑色の雫。
その一粒一粒はとても綺麗で、いつでも思い出したい尊い光をまとっている。
でも、それだけじゃない。
涙にうちひしがれたあの日の悔しい赤色の雫。
挫折を知り、孤独に追い込まれた灰色の雫。
過去を悔やみ、現実から逃れたかった深い青の雫。
時に、なかったものとして密かに心にしまい、恥じてしまうような気持ちにもなるかもしれない。
だけど、すべての一粒一粒の雫が少しずつ溜まった私だけのコップの中の水は、他の誰にも出せない本当に深く、綺麗な色をしている。
もし今、その色が少し暗くにごってしまっていても、これから一粒一粒明るい雫を溜めていけばいい。
いつか、自分だけの色に辿り着けるだろう。
4/21「雫」
ぽたり。ぽたり。
こめかみから頬、顎を伝った、血雫が落ちる。
「もう、やめましょう。あなたは僕には勝てない」
「そう、かな」
「次の一撃で決めます」
「…決められるのかい?」
「ええ」
迷いのない瞳だ。
オレの息子。小さな頃には膝に甘えてきた。だが闇に魅入られた。
「さようなら」
「嫌だなぁ」
こんな別れ方は、嫌だなぁ。
そう思ったら、血と別の雫が、ぽたりぽたりと落ちた。
(所要時間:7分)
4/20「何もいらない」
ごはん。いらない。
お風呂。いらない。
おやつでご機嫌を取ろうとしても、見抜いているのか、いらない。
パパもいらないらしい。おいおい。
でもママはいるんだろ?
……だろ?
「ただいまー」
ほらな。帰ってきたママを、わがまま子犬は尻尾を振って迎えに行った。
(所要時間:5分)
4/19「もしも未来を見れるなら」
もしも未来を見れるなら。
…いや、やっぱり見たくない。
戦争と経済破綻と汚染、個人的な話なら間違いなくボケて金もなく捨てられる、そんな未来しか思い浮かばない。つらい。
もしも未来を見れるなら、希望のある未来を見たい。
そのために今できること―――を考えられるくらいなら、こんな悲観的な未来予想はしないのだけど。
少しだけ、何かを担う気になってもいいな。
(所要時間:6分)
4/18「無色の世界」
湖の底に、都がある。
宮殿の壁も屋根も、触れでもしなければわからない。水に溶けるような無色。
時たま日差しが入ると、波に揺られる光にきらりきらりときらめく。
湖の底に、都がある。
もう誰も住まうことのない、古い古い都が。
(所要時間:4分)
天から落ちた雫の粒が地上の花の手に優しく触れて、
「こんにちは、そしてさようなら」
と言って地面に吸い込まれて消えました。
花はその身を震わせ、地面に向かって囁きました。
「ありがとう、キミのおかげで僕は今日も生きていける」
そうして陽の光を浴びる為、両掌を目一杯広げたのでした。
テーマ『雫』
「大嫌い」
言った彼女の目から雫がこぼれた。一滴、二滴という量じゃなくて、それはとめどなく溢れ両頬を濡らしていった。
真っ赤な目をして彼女は僕を睨んできた。こんな顔は見たことなかった。いつも穏やかで優しい彼女が今日はものすごい辛そうな顔をしている。相変わらず涙は止まらない。そうさせてるのは、僕だ。
「ごめん」
「そんな言葉がほしいんじゃないの」
そうかもしれないけど、僕は謝ることしかできないんだよ。僕は君を幸せにしてあげられることはできない。だから、別れよう。そう切り出した結果こうなった。
彼女の頬から落ちた雫たちが地面に染みを作ってゆく。大きく丸い瞳から絶えず溢れ重力に従って落ちてゆく。彼女の泣き顔を初めて見たわけじゃない。でも今の僕はどうしようもなく狼狽えていた。だってこれは嬉し涙でも悔し涙でもない。彼女の心の底から悲しんで出た涙だ。そして悲しませてるのは僕なんだ。
「ごめんね」
もう一度言って彼女に半歩近づく。その肩を抱いてあげられたならいいのに。だけど僕にはもうそんな資格なんてないから。君からの鋭い視線と涙に耐えるしか、術がないんだ。もう君を、救ってあげられないんだよ。ごめん、ごめんね。
『雫』
ふらっと立ち寄ったリユースショップで、前から欲しかった雫型のペンダントを見付けた。大きさも色合いも値段も丁度いい。きっとあの紺色のワンピースに合わせたら似合うかも。
お気に入りのワンピースを着て、早速ペンダントを付けてみる。うん。やっぱり似合う!嬉しくてそのまま今度は夕飯の買い出しへ向かった。
ところがそれから記憶が無い。
気付くと夕暮れの川原にひとり佇んでいた。私はどうしてここにいるのだろう‥。途方に暮れて辺りを見ると足元に何か光る物がある。あ、さっき買った雫型と同じ物だ。しかもこれはブレスレット?私は土から半分出ているチェーンを思い切り引っ張った。するとブレスレットと一緒に、骨になった左手が出て来た。
妻の愉しそうな声が、庭の方から聞こえてくる。
そして、妻と楽しそうに話している、彼の声が聞こえてくる。
一筋の冷たい液体が、私の頬を伝い落ちた。
何故だろう。
私は、あわててハンカチを取り出して、
ハンカチを見て、また、目から冷たい液体が頬を伝う。
このハンカチは、妻が初めて刺繍したものだった。
落ち着こうと、コーヒーを淹れても、
冷たい液体は、目から一滴ずつ流れてくる。
気が付くと、リビングのソファに横になっていた。
どうやら、泣きつかれて、眠ってしまったらしい。
目の前に、暖かい紅茶が置かれた。
「貴男。」
妻の優しく澄んだ、いつもの声がした。
「はい。」
何だが、泣き顔を見られるのが恥ずかしくて、
妻と目を合わせられなかった。
すると突然、妻は私を抱きしめた。
「ごめんなさい。わたしは、貴男に甘え過ぎてしまっていた。」
視界がぼやけて、涙が溢れた。
「こちらこそ、ごめん……。彼を招いて良いよって、言ったのに。」
「良いの。貴男のおかげで彼と再会することが叶った、本当にありがとう。」
「私を尊重してくれて、ありがとう。」
私は、妻を抱きしめた。
※意味分かんないかもしれないです
「温かい」
そう言って彼の頬を撫でる。
彼の白くて綺麗な肌は触り心地が良い。
サラサラとした茶色の髪。
ぷっくりしていて真っ赤な色気のある唇。
「目を開けてよ」
しかし彼は一向に目を開けてくれない。
「なんで?嫌なの?はるくんは好きって言ってくれたじゃん、ねぇ、なんでよ」
彼の頬に私の涙が伝う。
「なんで?答えてよ!!………そっか、恥ずかしいんだね。可愛い」
でも、私は彼の澄んだ瞳が見たい。
彼のまぶたを無理やり上げる。
「どうしてこんな………汚いの?」
彼の瞳には私が写っていた。
しかしその瞳は私の好きな瞳じゃない。
「ううっ……」
再び涙が溢れてくる。
涙を拭おうと自分の目を手で擦る。
ピンポーン
インターホンがなった。
急いで涙を拭き取ってドアを開ける。
そこには警察が立っていた。
それからは一瞬だった。
いきなり手錠をかけられて車に押し込まれた。
「はぁ、いつまで立っても絶えねぇな……」
「どういうことですか?」
「ストーカーが勘違いして自分が恋人だと思いこんだりって事が」
「今回はアイドルのファンがストーカ化して自分の家に監禁でしたよね。結局殺してましたけど」
「気持ちわりぃよな」
「はい」
「……お前も、程々にしとけよ」
「はい?」
「とぼけんな。お前がお前の先輩の事付け回してんの知ってるからな」
「嫌だなぁ、してませんよ」
「はぁ、しっかし今回は確信してなかったからな。犯人がミスしてくれていて助かった」
「ミス?」
「聞いてないのか?出てきた時に両目に血がついてたんだよ」
「……へぇー」
「変なためやめろ」
「すいません」
「ガッカリしたか?」
「何にです?」
「あのアイドルの事お前も好きだっただろ?」
「いえ、嫌いでしたよ」
「記憶違いだったか?」
「はい」
彼女はニッコリ笑った。
その瞬間彼女の指先から血が垂れていたことを俺は見逃さなかった。
ー雫ー
雫
あか。あお。しろ。きいろ。
て。め。はだ。くち。
ぼくのジョッキはいっぱいだ。
みどり。あなた。
すぐにあふれちゃった。
窓ガラスに付いた水滴を、僕は指でなぞった。
そこに映る顔は、なぜこんなにも無様なんだろう。
君の頬を伝う雫を、僕は指で拭った。
これ以上、溢れることのないように、
僕は君に手を振った。
テーマ 雫
空にある、あの白いのは何ですか
あれは魚じゃ。魚の群れじゃ。
草々を揺らす、透明は何ですか
あれは鳥じゃ。飛び交う鳥じゃ。
暗い時に空にある、たくさんある、あれは何なのですか
あれはなにでもない。なにでもない。
ではあれ、空から落ちてくるあれは何なのですか
あれは泪じゃ。
誰の泪ですか
ここに生きておる皆の泪じゃ。
なぜ泪が空にあるのですか。我らは下におりますのに
泪を集める象がおってな。その象が、我らの泪を集めて空に行くのじゃ。
象はなぜ空から泪を落とすのですか
象が落としておるのではない。泪のほうで勝手に落ちてくるのじゃ。
集めた泪が無くなって、象は悲しまないのですか
悲しむ脳が、無いんじゃよ。無くなったことにすら気が付かぬ。故に何度も泪を集める。
象は、なぜ脳がないのですか
犬は太陽、虎は月。鳥は風、象は雫。雫に、脳があると思うか?
思いません、けれど、象は可哀想です
なにも可哀想ではない。なにが可哀想なものか。
なぜですか
そういうものじゃ。昔から、そういうものと決まっておるのじゃ。
そうですか、そうですか
さあもうおやすみ。また明日。
朝になったら、空には犬です
お題『雫』
『 雫』
反転して映る世界は誰の目に見えるものなのだろうか
※重要なお知らせ
機種変更をしたのですが引き継ぎが上手くいかないので、もう1つアカウント作っておきました。今後はそっちのアカウントで活動する予定です。後ほどそちらの方でもお知らせいたします