『雨に佇む』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
泣いたらいい
思う存分に
声を上げて
泣いたらいい
子供みたいに
感情を荒げて
泣いたらいい
大人だって
いいじゃないか
泣いたって
いいじゃないか
我慢しなくて
いいんだよ
無理に笑わなくて
いいんだよ
雨が教えてくれたんだ
『雨に佇む』
私の趣味はランニングだ。晴れの日も雨の日も毎日欠かさず続けている。
ランニングコースの途中には墓地がある。人気のない場所だが、心を無にして走るのにはうってつけの場所だ。
ある雨の日のこと。
私は墓地に男性がいることに気がついた。彼は傘もささずに墓石の前に佇んでいる。
こんな時間に、傘もささないでお墓参り?
少し不思議に思いながらも、私は墓地の前を通りすぎていった。
次の日は昨日とはうってかわった快晴だった。
私はまた墓地の前を通る。今日はあの男性の姿はなかった。
それからしばらく、彼の姿を見ることはなかった。
私が再び彼を見かけたのは、また雨の降る日のことだった。
やはり彼は傘もささずに、墓石の前で佇んでいた。
気になった私は、墓地に入っていくと男性のもとへ向かう。
彼はずぶ濡れになりながらも墓石の前に立っていた。
40代くらいだろうか。体は引き締まっており、体格もいい。
「大丈夫ですか?」
私は声をかけた。
彼は少し驚いたようだったが「お気遣いありがとうございます」と丁寧に答えてくれた。
「以前の雨の日もお見かけしたので気になってしまって…。どうして雨の日にだけいらしてるんですか?」
初対面の人に対していきなり込み入った質問をしてしまったが、彼はやはり答えてくれた。
「ここには私の相棒が眠っているんです。雨の日に来れば、泣いても雨のせいだと自分を納得させられるんです」
それを聞いて、私はここが軍の人の墓地であることを思い出した。彼もきっと軍人なんだろう。
「悲しいなら、泣いてもいいんじゃないでしょうか」
私の言葉に彼は小さく首を横に振る。
「命を落としたのは相棒だけではありません。私の部下も敵兵も同じです。死を悼んで泣くなら、全員のために泣かなければなりません。しかし、彼は私にとってかけがえのない存在でした。だから『これは涙ではなく、雨だ』と言える雨の日にだけ会いにきているのです」
私はそれ以上、何もかける言葉が見つからなかった。
それからしばらく経った雨の日、私は彼の姿が見当たらないことに気づいた。
墓地へ入っていくと、彼がいつも立っていた墓石の近くに真新しい墓石が増えていることに気づいた。
私は雨の中、その墓石に向かって手を合わせた。
雨に佇む
長いミルクティー色の髪から、雫が滴り落ちる。ゆるく巻かれていた髪は巻きがほとんど取れてしまい、湿気を含んだそれは広がって見えた。
せっかく着てきた服も雨に濡れて、ピタリと肌に張りつく。少しばかり不快なそれを減らすためにハンカチで軽く拭いていた。
突如降りだした雨にやむを得ず、佇むことになり、その女性は不安そうに空を見上げた。
「間に合いそうにないわね……」
小さく呟いたそれは雨の音にかきけされた。
あなたが恥ずかしそうに、でも真剣な顔で誘ってくれたとき、思わず、雨にならなかったら行くと答えた
あなたの気持ちはわかっていたけれど
天気予報の通り、午後から雨が降り出した
ほっとしたような、少しがっかりしたような
でも、雨は意外に早く止んだ
迷ったあげく、カフェに向かった
約束の時間はずいぶん過ぎていたけれど
カフェの手前の横断歩道にたどり着くと、再び雨が降り出した
赤信号のむこうに、傘をさして佇むあなたが見えた
テーマ:雨に佇む #287
雨に佇む小さい女の子がいた。
傘を持っていなかったようで、
お店の屋根で雨宿りしていた。
会社帰りに折り畳み傘が何故か2つ、
カバンに入っていた。
私は一度そのこの前を通り過ぎた。
その時雨の音に紛れて歌が聞こえた。
通り過ぎ際に見ると女の子は歌っていた。
雨で濡れているのに輝くような笑顔で。
私は思わずその女の子に近づき、
傘を渡した。
女の子は戸惑っていた。
私だってこんな行動をした自身に驚いている。
「あの……」
女の子は私をまっすぐ見ていた。
「ありがとうございます」
雨が降っているのに憂鬱だと感じなかった。
それは私にとって雨に佇むその子が
太陽のような存在だったからかもしれない。
雨に佇む君を見て、僕は守らなければと思った。
君を、故郷を、平和な生活を。
失ってはいけないと、この手で守らなければいけないと。
もう君を悲しませないように。
雨に佇む
雨は嫌い。
濡れると気持ち悪いから。
でも夏の夕立の後のアスファルトのなんとも言えない匂いは好き。
雨に佇む
しとしと降る雨は嫌いではない
時にそれは1つの絵画のように、
風景のように見えることもある
一瞬にして景色を変えてしまう自然の魔法
雨に佇む
激しく降る雨は好きではない
けれどそれは時に一瞬にして周りを白く染め
霧のように街を覆ってしまう
一時の罪滅ぼしにも見える自然の魔法
雨に佇むときは
一時別世界に入り込んでしまったような
自然の魔法にかけられる
雨に佇む。
雨の日の匂いが大好き。
雨ってぽつぽつ落ちる音がまたいい。
でも私は晴れ女でわなく雨女だ。きっと
晴れていたのに私が家から出たときに雨がふりだした
こーゆうときに私が出たときに雨ふるのよっ、!
雨が私の前で佇む___。
少し日本語おかしいかもですが暖かい目で見たくださると嬉しいです。
「あぁーあ、凄い濡れちゃったよ」びちょびちょに濡れた髪をタオルで拭きながら僕は呟いた。
6時間目の最後の方に大雨が降ってきて今は下校中
の途中にある公園で雨やどり中。最悪な事に今日は傘を持っていない。こりゃしばらくは帰れないな。
そう思っていた。しばらくやってると、こちらに猛スピードで走ってくる女子が見えた。彼女は僕の幼馴染。「もうびしょびしょじゃん!」彼女は少しイライラしながこちらに来た。「あ、翔君じゃん」。彼女もこちらに気づいたようだ。「よう」僕はそう返す。「すっごい雨だね」彼女が言う。「そうだな」「翔君も傘持ってないの?」「まぁな」「へぇぇ。用意周到なのにー、珍しいね」「誰だって忘れることはあるっ」「まぁー、そうだよね」「お前はいつも忘れてるけどな」「なっ!、そんなことないもん!!」僕は昔から彼女との会話が楽しくて、普段喋らなくても彼女とならたくさん喋れる。彼女とは会話が弾む。いつもは嫌な雨の日でも、こういう日はいいかもしれない。僕はそう思った。
雨に佇む
『雨に佇む』
雨の日の公園。
雨に濡れた木々がより青々と深く色づく。
雨なのに噴水出るんだなあ。
大きな池には雨なのか、噴水の飛沫なのか分からない無数の波紋ができては消えている。
イヤフォンをスマートフォンにつなぐ。
再生ボタンを押す手が止まる。
あぁ、これでいいな。
イヤフォンを耳に差したまま、手元の機械からはなんの音も聞こえない。車が走っていく音。絶え間なく出続ける噴水の音。雨の降る音。ジョギングしてる人の足音。犬の息遣い。
田舎も音だらけだな。なにが静かだよ。
訳もなく怒る。
あーあ、本屋行って帰ろう。
駐車場に戻って、車のエンジンをかける。
好きな音楽をかけて公園を後にする。
別にわけがなかった訳ない。
聴きたくない音を聞こえないフリしただけ。
確実に感じた寂しさに、その思いをむけた人に。
なんであいつなんだよ。
「雨に佇む」
息を深く吸う
雨の匂いがあの日を思い出させる
もういいかい
もういいかい
まあだだよ
まだここに居たい
早く帰りたいのに、
傘持ってない!
洗濯物干したいのに、
今日も室内干し!
買い物に行って…
銀行に行って…
役場に行って…
郵便物出しに行って…
やらなきゃいけないことたくさんあるのに。
雨降ってるからなぁ…
雨に佇む。
でも、庭の花に水やりしなくてもいいや(笑)
#雨に佇む 8/27
傘を盗まれた
コンビニのビニール傘
でも不思議と悲しくないのは
私もビニール傘を大切にしてないから
盗んだあいつもビニール傘くらいって思ってるんだろうな
あなたから貰った傘なら悔しかったんだろうな
どうせまた盗ませるから
濡れて帰るか
//雨に佇む
明るかったし
雨音もしなかったから
気がつかなかった
まるで
やさしいシャワーが
空から降りそそいで
贈り物をしてくれている
そんな感じがした
〜雨に佇む〜
僕達は
この星ではないどこかに
行くわけではないんだ
元いた世界での意識を取り戻し
その意識で
自分が創り出している現実を
楽しむ
この星で楽しむ
それが僕達の今回の人生の意味
僕達というのは
これを読んでくれて
その方向に
意識を向けることを決めた
君のこと
君が心地よい状態になると
君が映し出すスクリーンにも
心地よいものが映し出される
そうやって
この星での生活を楽しむ
仕組みはシンプルなんだ
スクリーンに
映し出されたくない感情を
使わない
と僕はどこかで書いた
それはそうだけど
実際どうするの?
と思うよね
例えば
お母さんに
「片付かないから
早くご飯食べちゃって!」
こんな風に言われて
やってることがあるのに
急かされてイラッとする
これは
君の中にイライラという
感情があり
その感情を使って
スクリーンに
イライラさせるお母さんを
映し出して
君はイライラする体験を
することができている
そういうことなんだ
この時に
今自分は何を感じた?
心地よかった?
心地よくなかった?
心地よくないな
じゃあ
この心地よくない感情は
もう使わない
今まで体験させてくれて
ありがとう
深呼吸ふぅ~
こういう風に
自分の感情を客観的に
捉えていく
こうやって
お母さんとか
映し出されているスクリーンに
意識を向けるのではなく
自分の感情に
意識を向けてみるんだ
自分の感情が映し出している
それだけなんだということ
それを意識して過ごす
これは
今までの君の生活とは
全く違う生活になると思う
そして1つポイントがあるんだ
現実を良くするために
これをやるのではなく
本来の自分の意識に戻るために
これをやる
現実を良くしようとやることは
執着になるんだ
執着って心地よくないよね
寒い日にあたたかい飲み物で
ほっとする時のあの感覚
それが本来の僕達の感覚
その意識にもどる
それが目的だから
リラックスして
少しずつ少しずつ
雨に佇む
傘もささずに一人佇む黒髪で長髪の少女。雨に打たれ続けている。
周りの人は、その少女を避けるように歩いていた。
迷惑、変な人、不思議、幽霊、少女はそんな風に見られているだろう。
そんな中、雨は容赦なく、降り続けていた。
少女は空を見上げている。暗くて、どんよりとした空を。
何もないはずなのに、ずっと空を見上げている。
何を思い、何を見つめて続けているのだろうか。
ふと、天に祈りを捧げる。目を瞑り、静かに祈り続けた。
そこだけ、生温い空気がひんやりと透き通った空気に、変わったのだ。
どこからか、鈴の音色が聞こえてくる。――チリーン、チリーン。
何かが、起こるのだろうと期待の眼差しを送る人々。
しかし、何も起こらなかった。ため息や舌打ちが聞こえ、ガヤガヤと忙しない音と雨の音に戻った。
静かに瞳を開ける少女。そのまま、人混みへと消えて行った。
しばらくして、雨が止んだ。どんよりとした雲の隙間から差し込む太陽の光。
まるで、天使が降りてきそうな雰囲気。そして、七色の虹がくっきりと現れた。
人々は傘をたたみ、その場に佇み、空を見上げる。今まで下を向いて歩いていたのに、綺麗な虹が出ると上を見て、笑顔が溢れた。
――雨に佇んでいた黒髪で長髪の少女は、人々の心を雨から晴れ模様に変えたのだ。そして、また雨が降っている場所へと赴き、空に祈りを捧げる。
『雨に佇む』2023.08.27
雨の降りしきる江戸の街。いつもは賑やかな街も、雨が降ると静かになる。
どこの店も早々に閉めており、こんな日に往来に出ているのは飛脚ぐらいだろう。むろん、登城帰りの自分も含まれる。
傘を借りて帰る道すがら、雨に佇む男を見つけた。
今、うちに用心棒として逗留してくれている足軽である。
そのうえ、上様の間者というややこしい立場の男だ。
「なにしてんの」
ずぶ濡れの彼に声をかける。傘をさしかけてやると彼はいつもの慇懃な態度で断った。
「当主様をお待ちしておりました」
関係者なのだから中に入ればいいのにと伝えるが、彼はゆるく首を振るだけだった。
「帰りましょう」
彼に促されては、仕方がない。素直に歩みを進める。
こんな雨だというのに、彼は足音を少しも立てない。本当に着いてきているのか不安になったので、ちらりと振り返ると、彼はちゃんと着いてきている。
「どうされましたか?」
不思議そうにする彼に、なんでもないと首を振った。
帰宅すると家人がすっ飛んでくる。ずぶ濡れの彼に体を拭く布を差し出した。
そうすると、彼は素直に受け取る。表情も幾分か柔らかくなった。
傘が差せないのは彼の身分ゆえ。
自分が出てくるまでの間、雨にうたれていた彼を思うと、難儀で仕方がないと思った。
長年付き添った夫が命を使い果たした日でした。その日の天気は酷いもので、急に雨を降らせたと思ったら晴れたりと忙しい天気でした。まるで、生前の夫の性格を表しているようで少し笑いました。
葬式も終わりを迎える頃に、再び雨が降り出しました。まるで、夫が私と別れを惜しんでいるように見えて今度は思い切り豪快に笑いました。
雨に佇んでいる妻は、笑っていた。
お終い
雨に佇む
どこの誰かも
わからないあなたは
何を思っているのか
私はそう
考えることしかできない
だけど、あなたの今と
私の今が違うことで、
一人一人の
人生は違うんだと
改めて感じたよ
書く習慣145日目。
「 雨に佇む 」…
ぬ「やだ…急に雨なんて、天気予報はいったいどうなってるの?…濡れちゃたよ」
そう呟きながらバス停で雨宿りする…
雨に佇む、1人のわたし…
すると、誰かに声をかけられる
🧸「雨宿りですか、奇遇ですね。」
横を見ると…
ぬ「トトロ!あなたトトロっていうのね!!」
🧸「違います。」
ぬ「きゃ〜シャベッタ〜〜」
「あわわわわわわwww」
奇怪だ…
困った紳士[トロロ]は、
持っていた鮪[マグロ]を傘代わりし
その場を立ち去る
ぬ「みんな笑ってみな。おっかないのは逃げちゃうから」(独り言)
ぬ「ハハハハハハ↑」(ムスカ)
警察「すみません、少しよろしいでしょうか」
その後…主人公は連行された。
ぬ「トトロいたもん!びぁぁぁぁ(泣)」
👮👮♀️🫸👮♂️<困りましたね
・・・
🏥👨⚕️<重症です。 (^ω^ )え
雨に佇む、
せつこ、せつないよな…
ドロップちゃう
ドロシーやって言われたの
こんな風に後悔や、失恋に失業と
悲しい時…雨の中に佇み…
「泣いてるの…」
「いや、雨が降ってきたようだ」
……ふむ、泣きたい。
雨にも負けず、生きていこう。
では、また明日…
雨もしたたるいい漢⁉︎