閉ざされた日記』の作文集

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閉ざされた日記』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/19/2024, 8:11:02 AM

その閉ざされた日記帳が開かれることはなかった
心を、思いを残す
または出来事を残す
買ってみてはみたものの
そんな勇気は出なかったのだ
これらには実際の文字はない
しかし思いは詰まっている、はず
という言い訳を見つけ出し
今年もまた横目でそれを見る







「閉ざされた日記」

1/19/2024, 7:57:37 AM

「一度だけ見ちまった」
あんたが言ったのはハハオヤがつけてた日記だという。
「二度とみねぇ」

あんたに優しかったときのことが書いてあったんじゃないかな

と、思うけど口にはしない。
うれしくはならないんだ、とか
なにも知らない自分が言っちゃダメだと思って黙ってた。
でもそれを捨てないであげたあんたは
めちゃくちゃ優しいやつだって思ったよ。

それもこっちのかってな考えだから
やっぱり言わなかった

2024/01/18 閉ざされた日記

1/19/2024, 7:45:47 AM

閉ざされた日記

もう二度と開かない、開きたくない日記に不満や愚痴を書きなぐる
書いて書いて書いて
すっきりした!

1/19/2024, 7:45:03 AM

《閉ざされた日記》

「お父様! 本を読んではくれませんか?」
「本? もちろんいいぞ、どれがいい」
「わぁ、ありがとうございます! 僕はこれがいいです!」
「……その本は、」
「お願い、お父様。僕はこの本が聞きたい」
「……はぁ、わかったよ。ただマリアには内緒だからな?」
「うん、お母様には言わない!」
「ああ。……これは、王へと成る物語だ——」


 オレの様な孤児も暮らす貧民街では、明日を生きられる確証が無い。
 微かな残飯を奪い合い、街ゆく人から金銭を盗み、今を生き抜くことだけを考える。
 当然奪い合いの中で殴られることもあるし、盗みがバレれば蹴られることもある。ましてや富裕層など、この街で暮らすオレたちのことを人間だとは思っていないだろう。
 それでも、その生を疎まれながらも生きる。
 それが、オレの毎日だ。

 急に衛兵が来て、そいつらに金を渡されたという連中がオレを衛兵に突き出した。
 すぐにオレは、表街の独房に閉じ込められた。一週間反省していろ、とのことだったが、心当たりがありすぎてなんのことだか分からなかった。
 結局そこから出られたのは、かれこれ二週間が経とうとしている頃だった。余罪が多かったっぽいけどまだ小さいガキってことで一旦許された……とかなんとかで。たしか。
 貧民街で共に盗みなどをやっていた仲間の元に戻ろうとしたら、そこには何も無かった。
 衛兵曰く、王が国の浄化だ、と言って燃やしたらしい。貧民街を、丸ごと全部。
 つまり王は、オレたち貧民を皆殺しにした。朝方に焼かれたと言うから、きっと、生きたまま迫る炎に身を焼かれたんだろう。
 どれ程辛いものなのかは分からないが、きっと、苦しかったろう。
 だからオレは、こんな国を変えることを目指すことにした。オレの仲間の復讐の為に。

 戦闘センスがあってよかった。
 オレは傭兵として名を挙げ、今や貴族の護衛としても雇われる程の実力だ。
 そして、遂に待ち望んだ奴らから声が掛かった。
 王太子殿下の、護衛の依頼だった。
 これは、好機だ。絶対にこの機会を逃したりしない。
 その日の為にオレは準備をする。
 誰にも知られないようにするのは、絶対だ。


「……ふ。なんだ、もう寝たのか? これから物騒な場面から離れるというのに……いや、そんなこともなかったな。次のページから初の王族殺しの感想を語ってる……寝てくれて助かった……」


 オレは遂にやったんだ! この手で……!
 やった! オレでもあいつらをやれるんだ!!


「二行読むだけでこれ以上は見るに堪えないな……若いが故の暴走……にしては規模がでかいか。まあ、これを寝物語にする息子も大概だがな。……というかこの日記は、王にとって消すべき過去として鍵を付けてたはずなんだけどな、酔って開いたまま忘れてたのか。……またな、『オレ』」

1/19/2024, 7:30:40 AM

閉ざされた日記

○月■日

白い薔薇の花を一輪持って 俺は、
今日もお前のお墓に向かう
そうして墓前にお前の髪の色と同じ
白い薔薇を供える。

お前が亡くなって一年が経つ

「やっと見つけたよ お前の日記!」

俺は、古びた表紙の日記帳を
お前の墓前に掲げる。

「勝手に引き出しをこじ開けたのは
悪いとは、思ってる
けどお前だって 俺に黙って隠す
必要ないだろう 厳重に鍵まで
掛けて」

(ったく俺が鍵をこじ開けなかったら
ずっと知らないままだったんだぞ
お前の気持ち知らないまま
一生を終えるなんてその方が
未練が残るだろう....)

心の中でお前に文句を言うのは、
許してくれ だってそうだろう...


【貴方にこんな醜い私 見られたくないから貴方に内緒で日記を書こうと思います

私は生まれつき 人より早く老化する病に
罹っています。
だから黒髪だった期間も短く 今はこんな
白髪だらけ 手も痩せ細り 皺だらけ
こんな私を見たら貴方は幻滅するでしょう
だって貴方の周りには、可愛くて
綺麗な子ばかりだから...

何時だって モテモテで周りの女の子達が
貴方を放って置かなかった。
貴方は、誰にでも優しくて だから
あの時 ふらついてしまった私を見かねて
声を掛けてくれたのは、特別じゃ無いって
分かってる .... でも私は、
あの時から 私は貴方が好き

でも 醜い私に想いを伝える権利なんて
ない だから 友達でも何でも貴方の隣に
居られる事が嬉しかった

貴方は、これからどんな人を好きになるの
かなあ... きっと私より綺麗な子を
好きになるに決まってる
だって貴方は、面食いだから
こんな醜い想い貴方に知られたくないから
だから日記に書いて閉じ込める事しか
できない...

こんな醜い私 貴方は嫌いに決まってるのに....】




「本当 馬鹿な女だなあお前は
病気の事だってちゃんと詳しく言って
くれれば俺だって何か出来る事が
あったかもしれないのに...」


「はあ~」と俺は、溜息を吐く


一人よがりで 思い込みが激しくて
誰にも言わず一人で全部背負い込みやがって....


「俺の返事も聞かず勝手に逝くなよなぁ...」


俺は、頭を押さえ ガジガジと髪の毛を
掻く


「好きでも無い女の墓参りに毎日来るかよ!」


おまけに....「想いの丈 全部日記に綴りやがって 俺に直接言えよ!」

俺は拳で地面を叩く

「引き出しの奥にしまって鍵掛けやがって
取り出すの大変だったんだぞ!」


(全く こんな可愛い事書いて置いて
俺に読ませ無いとか とんでも無い女だなあ... お前は...)


俺は、ニヤリと笑い

「おかげで ますますお前に惚れちまった
じゃねェか もう 俺 お前のせいで
一生 独身だわ 俺モテるのにどうして
くれるんだよ! 罰としてお前の日記帳は
俺が預かる ざまあ見ろ!!」



こうして俺は、あいつの日記帳を持って
踵を返し あいつの墓を後にした。

1/19/2024, 7:08:45 AM

過去を振り返る
そんな悲しいことをわざわざ綴る。

「自分はこんなにも不幸だったか」
そう思いたくないし

「あんなにも幸せだったのに今は…」
そう思うのも嫌だ

記憶を風化させないメモは

いつだってちょっと牙を向かせる。



–閉ざされた日記–

1/19/2024, 7:03:18 AM

私の閉ざされた日記。呪いの日記。
中にはどんなことが書かれているのって?
それはね、知らなくていいことがたくさん書いてあるの
例えば…君はもうとっくに死んでいるとか、かな?

1/19/2024, 7:03:11 AM

書く人がいない。

未記入の欄はまだあるのに。


お題:閉ざされた日記

1/19/2024, 6:16:58 AM

空想が進む度に書き続け、いつしか物語になった。

誰かに話してみたい。だけど否定されたり笑われたら怖い。

いつしか空想は私の世界になった。過酷な世界だった生を感じて、友達も恋人もいた。
ここから出られなくなればいいのに。 

その度に「お前は来るな」と言う男がいる。
「あなたが望めば全てが叶うんです」と言うやつもいる。
「そんなに簡単じゃないよ」と友も言った。

違うんです。
離れたくないんじゃなくて。
現実を見たくないのだ。

いつだって皆味方だった。

1/19/2024, 6:06:42 AM

幾人もの研究者が長年かけて判明した日記の内容とは、ごくありふれた家族との他愛ない日常だった。

1/19/2024, 5:50:27 AM

自慢じゃないが日記は夏休みの絵日記以外書いたことない。
ただ日記帳は持っていたりする。

親戚が買ったはいいが、結局何も書かなかった日記帳をくれたのだ。
分厚くて立派な表紙で鍵つき、お高そう。
別に日記じゃなくてもいいから、なんか適当に使ってと言われた。
小学生だった私。既に自分の三日坊主体質は心得てたので
日記を書く気はさらさらなかったが、落書き用にするにも気が引けて
そうだ、物語を書こうと思い至った。

朝、目が覚めたらカラスが人類を支配している星に転送されてて
つつかれながら生き延びるも、実は未来の地球だったという
驚くほど完全パクり話を練り上げた。
中の1ページ目に題を書く。タイトルは「カラスの星」。
タイトルのまわりに結構頑張って頭のよさげなカラス数羽と
どこかのデカイ大仏様らしきものが描かれている。
…以降白紙。まあ、そりゃそうだ。
日記書けないくせに、よくもハードルを上げたもんだ。

と言うわけで「閉ざされた日記帳」なら、いまだに本棚に眠っている。

(閉ざされた日記)

1/19/2024, 5:26:29 AM

忍び込んだ先。社長室で隠し扉を見つけた。潜り、たどり着いたその部屋の中に置かれた複数のキャビネットを懐中電灯で照らす。ひとまず一番初めに目についた真ん中から調べてみよう。

スクラップブックがあった。無数の写真が貼られている。どうやら誰かの手記を撮影したもののようだ。

ぴしゃり、ぴしゃりと何かが滴っている音が聞こえる。
こんな水気のない屋内で何故?外は雨でも降り始めたのだろうか。

最後のページに貼られている写真。
血の海に転がる死体と真っ黒な日記帳の側には、黒い染みがあった。





2024/01/19_閉ざされた日記

1/19/2024, 5:21:54 AM

日記は続いたことがない。

未満児の子どもの連絡帳すら朝の苦痛の時間だ。

とにかく日記は習慣づかない。
今日もきっと閉じたまま書かない。

1/19/2024, 5:04:08 AM

「ねぇ、その日記何?」
新しくこの世界にやってきた子は大事そうに
日記を持っていた。
[あぁ……これ?
持ってきたくなかったんだけど
気づいたら持ってたんだ(笑)
誰にも見せられないんだけどね。]
そう言って彼女は悲しそうに笑っていた。
「そうなんだ…。」
そんな話をしていた……

新しく来た彼女は、数日たったら
この世界に馴染んでいた…
はじめは大丈夫かなって思っていたけれど
心配する必要はなかったみたい。
彼女に会いに行こうとうろついていると
数日前に見た彼女の日記が落ちていた。
「あれ?これってあの子のだ……」
拾ってあげようと手を伸ばすと
急に風が吹いて日記が開く……
その時に見てしまった……
数行だけ見えてしまった……

『もう、つかれた……』

私はその日記を拾い上げて彼女の元に向かう…
彼女はいつもいる場所であたりをキョロキョロ
していた。きっと日記を探してる…
「日記!!ここにあるよ。」
私が声をあげると彼女はこっちを見た。
[あっ…ありがとう。]
そう言って近づいてくる彼女を抱きしめる
[えっと……]
困惑する彼女に私は言った……
「ごめん。日記ちょっと見た……
辛かったね……ずっと我慢してたんだね…」
そう言うと彼女は泣き出した…
いっぱい泣いたらいいよ…

しばらくして彼女は日記を見せてくれた……
彼女の閉ざされた日記には
彼女が今まで生きてきた中のいろんなことが
記してあった…

1/19/2024, 5:00:02 AM

閉ざされた日記じゃないんだけど、自分は高校一年生の時、人見知りだから全然だれにも話しかけれずに友達ができなかった期間がある。
そんでもって最初はそれがすごく恥ずかしかったんだよ。周りはみんな友達と一緒に昼ごはん食べてるのに自分は一人で食べてるから。当時はそれがすっごく恥ずかしいことに感じた。
けどね、人間って慣れてしまうんだよ。いいところでも悪いところでもあるけどね。
最初は一人で食うところを見られるのが恥ずかしくてトイレで弁当食べてたりしたんだけどね(冬のトイレは意外にも暖かい)どんどん一人でいることに慣れて、廊下を一人で歩くのも食堂で一人でご飯を食べる時も、体育でペアが決まらず先生とやる時も全然平気になった。
それどころかトイレも一人で行けずに友達を連れてくようなやつを見て、(あいつらきしょwww)とか(一人で行動してる俺かっこいいんじゃね?)くらい思ってた。
ガチで。
けど2年に上がった時ひょんなことから癖強い友達ができた。(こいつのことはまた話します)
友達ができた途端、恥ずかしいことにまた一人でご飯を食べれなくなった。そいつがいないと行動できなくなっちゃったんだよ。(流石にトイレは一人で行ける)
それで色々調べたら。こーゆーのをランチメイト症候群というらしい。
一人で食べてるところを周りに友達がいない可哀想な人って思われてる気がして不安になる感じのやつらしいです。
自分もまさにそれだと思った。けど、矛盾してるみたいな感じになるけど、一人でご飯食べてる人見ても友達いない可哀想な人とは思わないんよな。自分が一人の期間があったからなのかもしれないけど。みんなはどう思う?一人で食べてる人はやっぱり不安?一人で食べてる人を見ると可哀想な人って思う?
余談ですが、大学では友達が1人できてるんですが、周りをみていると、意外と一人行動の人も多いし、気にするのがバカバカしくなってきました。今度一人しゃぶしゃぶでも行こうかな。
今日、5時からコンビニでばいとだぁぁぁー、だる。

1/19/2024, 4:43:21 AM

「あけてはだめよ。」

そう昔母に言われた書斎の引き出しがある。

彼女が亡くなって遺品整理をしている際に思い出した。

どのみち整理しなければならないのだから、と罪悪感を拭うように開ける。


そこには母の日記があった。

開いてみると僕が生まれた日から彼女が亡くなる前日までの思いの丈が綴られており、「生まれてきてくれてありがとう」という言葉が3日に1回は書かれていた。


涙が止まらない。


閉ざされた引き出しもとい母の閉ざされた日記は、あたたか過ぎた。





240118 閉ざされた日記

1/19/2024, 4:33:31 AM

うれしかったこと
楽しかったこと
たくさんの思い出がつまった日記帳は
君がいなくなったあの日から
閉ざされたまま



#閉ざされた日記
#84

1/19/2024, 4:31:46 AM

小心者である。

 前回の『木枯らし』のお題に突っ込みを入れたあと、言わずもがなのことを書いたかな……と後悔する程度には小心者である。
 しかも、いつもほど文を見直さなかったせいか、投稿後に言葉にミスがあることに気づき、さらに落ち込んだ。突っ込んでおきながら情けない……。
 骨子にかかわる箇所ではないのでしれっと直しました。

 さて、今回のお題は『閉ざされた日記』。
 SNSやブログで秘密のアカウントを持ち、日々の想いを書いている人は、万が一のことがあったとき身内に見られる可能性を考えるだろうか。
 遺族がデジタル遺産の確認のためスマホやパソコンのロック解除を試したり、業者に依頼することもあるらしい。もし日記を覗かれて、プライバシーの侵害!とあの世から叫んでも聞こえない。

 自分はデジタルでもアナログでも日記はつけていない。かつてノートに書いていたものは、これを残しては死んでも死にきれないと思って処分した。
 このアプリで書いたものを身内に読まれるのも恥ずかしい。何せ小心者なので、どんな顔をされるか気になる。その時にはもういないのに。

 さらに見られたくないものといえば電子書籍アプリ。鍵をかけられるアプリもあると聞く。
 そこまでドン引きされる作品は買っていないつもりだが(自信はない)、本棚は日記ほど雄弁ではないにしろ的確に人となりを語る。
 
 余命が分かったらすべて闇に葬るのだが……。


『閉ざされた日記』

1/19/2024, 4:16:57 AM

「私が思うに、日記というものはそもそも、誰かに読まれることを想定したものではなくって……他の誰にも知られたくない、自分自身との会話の積み重ねの記録というか」

 目の前の勉強机の上に、日記が置いてあった。控えめなラメがきらきら光る、パステルピンクのカバーの日記。普段はシンプルなデザインの持ち物ばかりのこの部屋の持ち主にしては、可愛らしいな、と私は思った。

「つまり、人の日記を見るなんて大変悪趣味、ということなんだけど」

 ごくり。





「ごめんね〜! わざわざうちまで来てもらったのに待たせてしまって」

「ううん、大丈夫だよ」

 結局私は、日記を開かなかった。
 理性の勝利である。
 自分だって、人に日記を見られたら嫌だもんね。

 この部屋の持ち主である彼女が、荷物を下ろしながら私に笑顔を向けた。

「でもよかった安心した」

「ん? どしたの」

「や、なんでもない。


これからも、あなたのこと信じてるよ」



『閉ざされた日記』

1/19/2024, 3:58:30 AM

コロナ禍に何気ない日常を書き留めるための日記アプリを始めた。しかし、学校が始まってしまうと、その多忙さにそのアプリを開くこともなくなってしまった。そうしている間に、そのアプリを開くためのパスワードを忘れてしまった。もう二度と開くことのできないアプリのその先に、コロナ禍の日常がデータとなってパンパンに詰まっている。
 もう一度開いて、中身を見てみたいような。もうずっと開くことのできないままでいてほしいような。


: 閉ざされた日記

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