空想が進む度に書き続け、いつしか物語になった。誰かに話してみたい。だけど否定されたり笑われたら怖い。いつしか空想は私の世界になった。過酷な世界だった生を感じて、友達も恋人もいた。ここから出られなくなればいいのに。 その度に「お前は来るな」と言う男がいる。「あなたが望めば全てが叶うんです」と言うやつもいる。「そんなに簡単じゃないよ」と友も言った。違うんです。離れたくないんじゃなくて。現実を見たくないのだ。いつだって皆味方だった。
1/19/2024, 6:16:58 AM