鏡の中の自分』の作文集

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鏡の中の自分』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/3/2023, 11:56:26 AM

【鏡の中の自分】

ボーン、ボーン、、

柱時計が午後2時をさす。
不気味な音色を奏でながら午後2時を闇夜に潜む者達に知らせる。

屋敷の洗面台には蝋燭の様な淡い光が漏れており、影が広がり大きなオバケの様。

『、、午後2時。』

何かを決心する様に女は鏡を睨む。

少しばかり緊張しているのか、洗面台に置いている手に力が籠っている。

『よし、、』

一度深呼吸をした女は、鏡を見つめ問いかける。

『己写しの鏡よ。私を写して。』

瞬間、鏡の中の女はぐにゃりと揺れ、女が驚きと恐怖で体を強張らせている間に元の女を写した。

『これが、本当の私?』

鏡の中の女は自分より一際綺麗。
目もくっきりしていて、鼻筋も心なしが高い。

『、、、いいな。』

そう、呟いた。

今、目の前には相変わらずの私。

午後2時を1分過ぎ、鏡はぐにゃりと私を歪ませる。

『フフ、じゃあね。私。』

目筋鼻がくっきりとした綺麗な私は、ランプを持って洗面台を離れていった。

『待って!!出して!』

『貴方がいいなぁって言ったじゃない。だから、、、ね?』

洗面所を出て行こうとしている私を追いかけるも、目の前には見えないガラス。

もどかしくてバンバン叩くも、びくともしない。

やがてパタンと扉は閉まり、無情にも鏡は逢魔時の夜を写した。

11/3/2023, 11:55:46 AM

メイクを終えた私は、最終チェックで鏡を見ると、当然のように自分の顔が映る。
しかし鏡に映る自分は、本当の私なのだろうか。

鏡の中の私は、鏡の世界の私であって、今の私ではないようにも見えてくる。そう思うと鏡の私が、全てを見透かしているように感じ、じわじわと怖くなってきた。

急いで鏡の扉を閉めた私は、直ぐにそれを忘れようと身支度を再開させる。




しかし、急いで閉められた扉は閉めきれていなく、若干隙間が出来ていた。そこから何故か、映って居ないはずの彼女の顔があり、ニヤリと笑いこちらをじっと見つめていたのだった...

11/3/2023, 11:55:42 AM

鏡の中の自分


鏡って自分がどんな表情をしてるのか分かるからやだな。

弱さを見つめ直すみたいで嫌。

11/3/2023, 11:53:57 AM

鏡の中の私はいつもぶっきらぼう。
もしかしたら鏡の中の私もそう思ってるかもしれない。
当たり前だ。
私と鏡の中の私は、同一人物なのだから。
でも時々考える。
鏡の中の私は、閉じ込められた他の誰かなのではないかと。
助けを求めているのではないか。
そんな空想をしながら、私は鏡を見た。
そこにいるのは、いつもの私の顔。
全く同じ動きをする。
表情も、わずかな動きにすら、淀みはない。
空想は現実にはならない。
頭の中だけの面白い展開のストーリーは、決して目の前にない。
背を向けた。
鏡の中の私も背を向けている。
見えないけど。
くだらない妄想はやめよう。

「見てるよ」

幻聴なのかわからない声が聞こえた気がした。

11/3/2023, 11:53:38 AM

吹き出しそうなくらい
疲れてる。
どした!?ってくらい、不満そう。

ニコっと、笑うと
ちょっとは、マシかな。

たまには、自分のこと
ちゃんと見なくちゃなぁと
反省。。

忙しいも、時間ないも
自分を置いてけぼりにする
言い訳だったかな。

焦らない、焦らない。
自分を大事にする時間だって
きっと、取り戻せる日が必ずくるよ。


【お題:鏡の中の自分】

11/3/2023, 11:53:14 AM

褒めてくれ罵ってくれ酷い語で
傷つけられて贖罪をくれ

(鏡の中の自分)

11/3/2023, 11:51:57 AM

オレの親を見たことがある友人は、しきりに似てる似てると言う。
ぼんやりした時の顔がそっくりだと。
信じられない。
「似てるか分からねぇ」
「そうか?」
友人はニヤニヤしなら続けて言った。
「それよりメシどーする」
んー…。がっつり食べたい気がするな。こう、秋らしいやつ。
「やっべ。似すぎ」
悪友は腹を抱えて笑い出した。

11/3/2023, 11:50:16 AM

300字小説

自分からの叱責

「……やっちゃった……」
 重い足取りでマンションのドアを開ける。パンプスを脱ぐと同時に溜息が転がり出た。
 今日は金曜日。恋人と一緒に夕食を食べに行っていたのだが、喧嘩をしてしまったのだ。
 理由は覚えてないくらい些細なこと。でも、自分の意地っ張りなところが出て、いつにない大喧嘩になってしまった。
「……明日のデートどうしよう……。えっ!?」
 化粧を落としに向かった洗面所。その鏡の中の自分が私を睨んでる。
「私、今、こんな顔してる?」
 驚く私を更に睨んでくる。
「……そう、そうよね……」
 今日のは私が悪かった。スマホを出し、彼の番号をタップする。
『きちんと謝れば許して貰えるよ』
 鏡の私の唇がそう動いて笑みを浮かべた。

お題「鏡の中の自分」

11/3/2023, 11:43:35 AM

鏡の中の自分。

鏡の中の自分は
お化粧して 
逢いに行く。

鏡の中の自分は
ずっと笑顔が
いいなぁ。

11/3/2023, 11:39:02 AM

鏡の中の自分-(11/3)

鏡に映る自分は正直可愛い

-これだけ書いて虚しくなった
文章が出てこなくなった
やっぱり嘘は駄目だな

全く可愛くない

性格は顔に出て
生活は体型に出る

本当にその通りだと思う

女は言う
「全体的に小柄で可愛い」
「守ってあげたくなると思う」と

嘘だと思っている
女が女に言う「可愛い」は、自分の方が上にいると思っているからこそ出る言葉
誰もが周知の上の事実

あぁ、私のこの歪んだ性格
性根から叩き直さなければ可愛くはなれない

鏡は、実際映っていないはずの性格もその姿かたちから映し出す

今日は疲れた
何もしていないのに

お守りも珠に細かくヒビが入り、色が薄くなり、疲れているかのようだ

おやすみなさい
良い夜になることを望みます

11/3/2023, 11:36:42 AM

鏡の中の自分は醜い。

スマホのレンズ越しの私は、可愛い。

11/3/2023, 11:36:09 AM

私は私という実物ではあるが
実物の私を見ることはできず
左右の反転した像を見て
実物を想像することしかできない
君から見えている私を
私は見ることができないし
私から見えている君を
君は見ることができないし
互いの見えているものが
重なることは決してないのだ


/お題「鏡の中の自分」より

11/3/2023, 11:33:40 AM

笑顔な自分の顔。
愛想が良さそうな、優しそうな自分の顔。
光が反射して、キラリと光る。

--あぁ、大嫌いだ。

いい顔をする自分が。
自身の目すら騙す、自分の心が。

--本当の自分は、こんなにも醜い顔をしているのに

自分を偽る自分が、大嫌いだ。

---二作目---

朝の陽射しに照らされて、瞑っていた重い目をそっと開ける。
ゴロゴロとベットの上で悶えつつ、何とか気だるい体を起こす。

朝の支度をするために、ゆっくりと洗面所へと歩き扉を開ける。
ふと横を向き、前を向くと、目の下が真っ暗になり、口角が下がった
酷い顔の自分がいた。

あぁ、今日もか...なんて考えつつ、顔を洗って、軽いメイクをする。
最後に指で口角をあげれば--

ほら、いい顔だ。
周りに頼られる、立派な生徒会長の完成だ。

そんな感じで確認しつつ、学校へ行く準備を進める。

...俺はいつだって完璧でないといけない。
勉強も運動もできて、愛想が良くて、優しい自分でなくてはならない。
みんなに頼られる存在でないといけない。

みんなが求めているのは、そんな完璧な俺なのだから。

醜い顔をした、無表情な俺では無い。
弱い自分を見せていいのは、鏡の中にいる、自分自身だけなのだから。

...みんなが求めるのなら、俺は何枚だって、自分の顔に仮面を被る。
今までも、これからも、ずっと。

鏡の中の自分
109作目


























優しく体が揺れて、その感覚で目が覚める。

「おはよう」

重い目を擦りながら起き上がると、そこにはパジャマ姿で、優しく微笑んでくるあいつがいた。
髪は相変わらず寝癖ひとつ無い空色の髪で、髪が跳ねやすい俺からしてみれば、全く羨ましい限りだ。

「...おはよう...」

俺は少し...いや結構気怠げに返事を返す。
こんな姿を他の人が見たら、きっと失望するんだろうなと頭の隅で考えつつ。

他の人には絶対に見せる予定ではなかった醜い姿を、こいつにだけは、別に晒してもいいかなと思えた。
仮面を何十にも重ねなくてもいいと思えた。
こいつは、そんな事で軽蔑したりしないと分かったから。
だから。

「...どうしたんだ、そんな顔をして」

少し笑いつつ、あいつは俺の顔をのぞきこんでくる。

「...何でもなぇよ、ほら朝の支度しようぜ」

今、俺の前に鏡なんてないけれど...きっと、いつもよりいい顔をしているような気がした。

11/3/2023, 11:30:42 AM

鏡の中の自分
お腹に筋肉ついたように見えたり
顔色が黄色かったり白かったり
太ったように見えたりちょっと痩せたように見えたりする。
髪の毛がバサバサだから、そろそろ切りたいな。

11/3/2023, 11:28:10 AM

〚鏡の中の自分〛

思春期に、自分の顔を鏡で凝視する
こんな気持ち悪いこと自分しかやってないと思ってたけど、意外とみんなやってるんだなーってことに最近気付いた

11/3/2023, 11:28:08 AM

[鏡の中の自分]


「めんどくさいな〜」

「パパがやって!」

「今、話してるでしょ!」

「あとで!」


子供は自分の写し鏡

11/3/2023, 11:26:44 AM

「はいちょっと横しつれーい」

鏡の前でドライヤーを使う私の横に、弟が割り込む。
普段はただただ大きいなと思う図体だが、私と並ぶとより厳つく見えた。

…こんなに似てなかったっけ。

歯ブラシを取るついでに鏡の前で髭と髪の調子を整える弟だったが、かつて兄弟でならんだ時とは全く違う。

弟は仕事を始めてから、表情も何もかも変わった気がする。

私自身も、少しづつ変わっているのだろうか。
髪を乾かしながら、自分では変化の分からない顔をじっと見つめる。

もしかしたら、鏡の中の自分以外に向き合うべきものがあったのかもしれない。
しかしどれだけ考えたところで、鏡の中の自分は返事をしないだろう。

11/3/2023, 11:23:18 AM

「もォ〜なんでこう頻繁に鏡を割るんですかァ?」

トレーニング終わりと思われる女性にため息を吐きながら問う
嗅覚を擽る汗と血の匂いは心地良さを覚えるが…
高頻度で拠点の鏡を破壊する彼女には頭を抱えるものだ
誰が新しい鏡を用意したり掃除したりするのかを理解してるのだろうか

『すまない…』

反省はしているらしく鋭い目を伏せて謝罪を零す
落ちた鏡の破片を拾っては紙袋にカシャカシャと投げ捨てながら彼女の拳を見た
パタパタと床に零れる赤い液体

「阿樹羅さんは充分強いと思いますよ」

立場上は彼女の方が先輩だが所属歴は自分の方が上
幼い頭でも彼女と言う…“阿樹羅”と言う人間に対して理解はしてる

『寝言は寝てから言え、私はまだ強くなれる』

そう返すも血が流れる拳に力が入る彼女
彼女は思った以上に怖がりでネガティブなのだ
“自分はコレ以上強くなれないかもしれない”と言う漠然とした不安が彼女を苛立たせる
その不安を性別に押し付けるから己を嫌う
ため息が出てしまう

「そうですねェ…拠点の備品を破壊しない程度に加減が出来るようになればもっと強くなれるのでは?」

あらかた拾いきった鏡の破片をカシャンと振る
軽い皮肉だが幼子に後処理をさせてると言う自覚はあるのだろう
文句を言わずに目を逸らすだけ
まるで幼い子供の相手をしてるようだ
10も歳上の相手にそんな事を思うのは失礼か…

「手当しますから共有ルームに行っててください、オレはもうちょい破片を片付けてます」
『これくらい大丈夫だ、手伝わせt』
「阿樹羅さん」

ただ名を呼ぶだけで肩を跳ねさせないで欲しい
まるで自分が虐めてるみたいじゃないか
トンと跳ねるように彼女に近付いて
鏡を叩き割った手を
切れて血が流れた手を優しく掴む

「怪我は早めに処置しましょう、怪我人が無駄に動くのは辞めましょう、コレは先人の知恵です」

彼女の高い視線を見上げて
切れ長の青い瞳を覗き込む

「なので先に共有ルームに行っててください、オレからのお願いです」

彼女は一瞬ばかり身体を強ばらせてから優しく包まれた手を自分の方へ引き寄せた

『分かった』
「ありがとうございます!助かりますねェ☆」

共有ルームに向かう為に部屋から立ち去ろうとする彼女の背中に軽く手を振る
少しばかり振り返った彼女は僅かな置き土産をした

『私にその顔を向けるな』

去って行った彼女の言葉に僅かに首を傾げた
そして割れ残った鏡を見やる
そこには腹を好かせた獣のように瞳孔を開き
歪な笑顔を見せている少年と目が合った

「クハハッ溜まってんのかなァ?」

少しばかり笑った少年は
血の着いた指先にソッと舌を触れさせた
苦くてしょっぱくて
愛おしさを感じる味だった


題名:鏡の中の自分
作者:M氏
出演:🎗(🐉)


【あとがき】
血の味って美味しいよね(脳死あとがき失礼)

11/3/2023, 11:21:54 AM

鏡の中の自分

 今日もため息を付いてコンビニ帰りの道を歩く。俺は料理も出来なければ嫁もいない。冷たい弁当を仕事帰りにもそもそも食べる毎日だ。
 ある朝のことだ。洗面台で顔を洗ったら髪が伸びていることに気がついた。右手で前髪をつまめば目にかかる長さになっている。鏡を見れば右手で前髪を掴んでいる俺がいた。

ん? 右手で?

よく見れば鏡の中の俺は、俺とは違うようだ。顔は俺よりほんの少しイケメン。俺は中肉中背に少し肉がついているが、奴は中肉中背より少し細い。俺が呆然としてるのに奴も気がついた!

「「なんだお前は!」」

 驚いたものの所詮は俺と俺もどきだ。すぐに打ち解けて、お互いの境遇について語り合った。

 俺たちは名前も同じで、大体の境遇も一緒らしい。ただ、鏡の向こうはこちらと常識が違うようだ。こちらの良いがあちらの悪いといった具合に価値観が異なっている。今の境遇に満足していない俺達は、世界を交換したいと考えた。

「本当にいいのか?」
「こんなチャンス滅多にない!」
 少し臆病な俺と少し勇敢なあちらの俺は、同時に鏡の向こうに飛び込んだ。

 鏡の向こうは良いとこだった。俺はイケメン扱いされて、注目を浴びている。道を歩いていた可愛い子をナンパしたら、大成功! 早速デートに繰り出すことになった。

 彼女のおすすめらしいお店に入る。見慣れない料理の名前が並んでいたが適当に頼んで、彼女とお喋りをした。食事が来た。美味しそうな香りだ。俺は箸を取ってメインらしき料理を口に運んだ。

 不味い。これは石より硬いゴムだ。臭いが良いぶん悲しい味だった。彼女が美味しそうに食べているのが信じられない。周りを見ればみんな美味しそうに食べている。

 きっとこの世界は味覚が正反対なのだ。彼女とのデートを終えて家に帰ると俺は鏡の向こうに帰ろうとした。鏡が割れただけだった。

 そのまま鏡の向こうで俺は暮らしている。可愛い嫁もできて、毎日出来立ての温かいご飯を食べている。しかし、その味は酷いもので、冷たい弁当の毎日とどちらが幸せだったか、未だに結論は出ていない。

 朝起きて顔を洗う。鏡の向こうの自分は、前と変わらずしょぼくれた顔をしていた。

11/3/2023, 11:15:47 AM

鏡の中の自分

赤く大きくなった鼻
腫れた瞼
充血した目
へらへらと笑う

「不細工だな」

バチンと鈍い音

嫌気がさす

咄嗟に閉じる瞼が憎たらしい

「逃げるなよ」

眉間に皺がより
こちらを睨みつけてくる

嫌われているようだ

どうして

ただそれだけが浮かぶ

どうして生まれてしまったのか
どうして生きてしまったのか
どうして死んでいないのか
どうして、どうして、

掻きむしる胸元と
締められる首

どうして、
私は大切にできないのか

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