部屋の片隅で』の作文集

Open App

部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/8/2022, 11:07:20 AM

部屋の片隅で

中目黒にある1Kに住んでいる私のアパートの家に、度々休みになると彼氏が泊まりに来る。

ところが最近は平日なのに彼氏が泊まりに来るようになり、気付けばいない日が無いんじゃないかって頻度になっていた。

職場がこっちになったことで、私の家に泊まると通勤が便利なようなので、いっそのこと一緒に住むことを提案してみる。

すると、その日から転がり込む形で一緒に住むことが決まった。

ところがこのアパートは一人暮らし用になっていたので、私達が不動産にお願いしに行くことに。

すると、特別にということで更新までの二年であれば支払いが増えるものの住んでも良いことになった。

それからというもの、 彼氏の方が私より収入が少ないこともあって月に生活費として3万円入れてもらう約束をする。

他の足りていない出費に関しては、少しだけ収入の多い私が出して生活費の支払いを賄うことで同意することに。

でも、だからと言って、納得した訳では無い。

収入が増えたらもっと出してもらう約束をしたので、仕方なく今はこれで納得する形となったのだ。



彼は今時珍しくタバコを吸う。

私のお願いをきいてくれて、部屋の片隅で、それもキッチンの換気扇のところでだけ吸ってくれる。

一応私なりに匂いを気にしてのことだつたけど、同僚仲間からは彼と同棲してることを勘づかれてしまった。

こうして、私達の同棲が始まってから三ヶ月を過ぎた頃、彼が自分の休みの日に家にいないで遊びにいくようになる。

一緒に暮らす前は休みに会うのがデフォルトだったのに、私が一緒に過ごしたいと言っても合わせてくれなくなり、気付けば違い生活のようになっていた。

「何で休みを一緒に合わせてくれないのよ」

「夜は家に帰ってくるんだから別に平気だろ」

「何それ、私は二人でお出掛けとかもしたい」

「じゃぁ、また今度ね」

「うん、ありがとう」

そんな会話をしたのに、彼はすっかり忘れていて、休みが来る度相変わらず友達と遊ぶと言って出かけて行く。

次第に寂しさが増す私を、同僚仲間が遊びに誘ってくれて、愚痴を聞いてもらう。

「最近、家に一万しか入れて貰えないのよ、前は三万必ず入れてくれてたのに」

「ねぇ、それってヒモなんじゃないの」

「そうだよ、それにもしかすると浮気してるかもね」

同僚の二人は各々言いたい放題。

でも、本当にヒモな気もするし、浮気してるのかもしれないと思い始めてきた。

それなのに、本当に浮気だったらと思ったら聞くに聞けず八ヶ月が過ぎた頃だった、漸く二人から、絶対確認した方が良いと言われたことを確認する覚悟が出来たので、勇気を出して問いただす。

「ねぇ、聞きたいことあるんだけど…………」

部屋の片隅でタバコを吹かす彼に不安に思ってることを確認する。

「何だよ、浮気何かする訳ないだろ…………明日、誕生日たったよね、本当なら、明日サプライズして驚かそうと思ってたんだけど…………」

サプライズ!? そう言えば明日は私の誕生日だった。

色々彼のことで悩んでいたせいか、すっかり忘れているだなんて…………。

それから彼は、今までのことの経緯を淡々と説明してくれて、その内容に驚く私。

休みの日にいなかったのは、友達と遊んでたからでも浮気でもなく、二人でもっと広い家に住めるようにとバイトしていたこと、家に入れるお金が減ったのも貯金がしたかったからだった。

「そんなこと考えてくれてたんだ、言ってくれたら良かったのに」

「ごめん、言ったらサプライズじゃ無くなると思って…………余計な心配までさせちゃって悪かったな。  ほら、これみて」

そう言って彼は貯めていた通帳を見せてくれた。

部屋の片隅でタバコを吸いながら、彼はニコッと微笑み、引越したら、家でタバコ吸わない約束までしてくれて…………。

彼は子供が将来出来ることも考えて一軒家を買いたいと思ってること、通帳にあるお金が一軒家購入の前資金になるんじゃないかと話してくれた。

「これからの人生、僕に守らせて貰えませんか?  僕と結婚してください」

その時、彼に突然の告白してもらった私は、幸せの頂点に達していた。

「はい、よろしくお願いいたします」

それからは、目まぐるしい日々が過ぎていくことに。

アパートの契約が切れる前に私達はお互いの両親に挨拶に行き、写真だけの結婚式をして、新築の一軒家に引越しをした。



その後、彼は宣言通り部屋の片隅でタバコを吸うのを辞めてくれました。

それだけでなく、今は禁煙してくれていて、自分の健康と将来子供ができた時困らないようにタバコを辞めることを決めたとのこと。

嵐のようにあっという間に事が進んだけど、彼が優しい人で良かったです。

それに、心配してくれていた同僚にも、しっかりした彼だったんだね、おめでとう!  と祝福して貰えたのて嬉しいです。

この先も優しい彼と仲良く暮らしていきます。

12/8/2022, 10:42:11 AM

長い年月を共にした

そこにあるのが当たり前で
もう何年も手を触れていない

少しずつ、少しずつ、
埃が積み重なる

気づいたときにはもう遅い

乾燥した冷たい空気の中
音もなく立ち込める煙


⚠気をつけよう、コンセント火災⚠
/ 部屋の片隅で

12/8/2022, 10:27:45 AM

部屋の片隅で
泣いていたのは
君だったんだね。

20歳になって開けた
タイムカプセルの手紙は
どうでもいい質問ばかり
でもその中に「死にたい」の文字
その後続いて「生きてくれてありがとう」の文字
お礼を言うのは僕の方だった。

12/8/2022, 9:39:20 AM

イヤホンを着け、流す音楽に耳を傾けたら
そこは誰一人知らない、私の世界。
誰も来られないから特に気にかける事は無いのだと
日頃の積もり続ける疲れを
一気にぶちまける。
普段じゃ考えられない
自分はこんなにも苦しいのにという言葉。
絶対に人前では一粒の涙でさえ零す事はしない分
声が枯れそうなくらい泣き叫ぶ。
徐々に息が出来なくなってきて
そうしたら一度これから離れる必要がある。
耳からそっとイヤホンを外す
イヤホンから少しだけ音が流れてる。
真っ暗な部屋
泣き叫んだところで
誰も寄り添う人は居ないのだと
散らかった部屋の片隅で
独り
孤独感を覚えた。

12/8/2022, 9:26:09 AM

―部屋の片隅で―

仕事が思いの外長引き、
帰りがいつもより遅くなってしまったので、
ダッシュで帰宅し、玄関で靴を脱ぎ、
彼女の靴の隣に並べた今現在。
この時間なら、もう同僚中の彼女は
寝付いているだろう。
寝る前に話でもしたかったな、そう思いながら
スーツを脱ぎ、自室のハンガーに掛けようと、
廊下を通った。
何気なく彼女の部屋のドアを横目で見ると、
明かりが漏れていることに気がついた。
もう12時になる頃なのにまだ寝ていないのか?
そう疑問に思ったので、
俺は、その場に立ち尽くして考える。
彼女に何か…眠れないことでもあったのか?
考えた末、その考えに至った。
俺はドアをノックした。
木製のドアのコンコン、という音以外、
何も響かない静かな空間。
返事は無い。
もう1度ノックするか、彼女にはすまないが、
突撃させてもらうか、迷っていると、
「……どう、ぞ…」
と蚊の鳴くような静かな声の返事が聞こえてきた。
俺はドアノブに手をかけドアを開いた。
彼女の部屋に踏み入ると、まず目に入るのは、
白を基調としたシンプルな部屋。
綺麗に片付いていて、
見ていて気持ち良いような部屋だ。
その部屋の片隅で顔を伏せ、蹲っている彼女。
その姿は、見ている方も辛くなってくるくらい
悲しげで、苦しげで。
見ていると、“助けて”の4文字が
自然と脳裏に浮かび上がってくるようだった。
俺は彼女の名前を呼び、彼女の所まで駆け寄った。
できるだけ普通を装い、隣に座る。
彼女は顔を上げようとしない。
近くに来て初めて気づいたが、
彼女の身体は微かに震えていた。
俺は少し考えてから、彼女の肩を抱き寄せた。
しばらく背中を擦ってやると、
少し震えが落ち着いた。
それを見計らって
『大丈夫?』
そう言おうとした。
でも、その声は、彼女によって遮られた。
「私……もう、無理かもしれない…」
『…あのさ、もし、話したくなかったら、
それでもいい。ただ、溜め込みすぎて、
どうにもならなくなることだけは、
俺が耐えられないから、辞めて欲しいんだ。
俺が力になれるなら、何でもするし、幾らでもする。
1人で頑張りたいって言うなら、
俺はずっと傍について支えるし、応援するよ。
助けてほしいならそう言って。
…助けてほしい?』
「…………うん……話、聞いてくれる?」
そう言って、彼女が顔を上げた。
泣きはらした目と、服にできた染み。
部屋の片隅で、彼女と2人。
今日は、少し長い夜になりそうだ。
彼女の涙を笑顔に変えられますように。

12/8/2022, 9:08:23 AM

静かに声を堪えて泣くことが増えた。

#部屋の片隅で

12/8/2022, 9:02:33 AM

こどもの洗濯物をしまう。
床に目をやると、そこには転がる哺乳瓶と、脱ぎ捨てられたスタイ。
私はそれを息を吐きながらかがんで掴み、洗濯機に投げ入れた。
洗濯機のドアを開けると、何ともいえない甘い香りがする。
男の子は女の子よりいい匂いじゃない。そんなこと誰が言ったのだろう。
エンドレスリピート。育児に相応しい言葉だ。
それでも、育児にはいつか終わりがくる。

12/8/2022, 8:45:22 AM

私は水滴になる、コップの底の小さな水滴になる、いつか溢れてかき消えるまで
『部屋の片隅で』

12/8/2022, 8:13:42 AM

ある嵐の日
僕は残業に疲れこの世を去ろうとした。

どこからかなく声が聞こえる。
やはりなき声には弱い、声がする方へ歩けば
弱った君がいた。

おいで。

少し暗い我が家に帰る
君は家の隅という隅にはまり
呼びかけてもこない。
縮こまり警戒するようにこちらを睨む

大丈夫だよ

だなんて君は信用ならなかっただろうね。
無責任すぎる言葉で君にとっては
なんと残酷な言葉だっただろうか。

君が心を許してくれたのは何時だっただろうか
君がお日様のような温もりで迎え入れてくれるようになったのは
いつ頃からだっただろうか

あぁ泣かないでくれ。
僕の手はもう君を撫でてあげることも
涙を拭うことも出来ないんだ
君はいつまでも笑顔でいてくれ
僕は君がお日様のように笑っている方が好きだ。
君を1人にするのは気が引けるが

ごめんな、しあわせになれよ、


【部屋の片隅で】

12/8/2022, 8:07:47 AM

部屋の片隅で

来るな。来るな来るな来るな。

ほっといて

その生ぬるい手も、その甘ったるい声も、

全部全部うざい。

人間向いてないっぽいです。

触るな。触るな触るな触るな。

刺しちゃうぞ…?

ここまで追い詰めた罰。

じゃあね、二度とこっち来んな。

来世は仲良くなれるかな。

部屋の片隅は誰も呼ばない、誰もこない。

君だけが来るだけ。

もう来ない。

涙が出るのは嫌だから?

好きでした。

12/8/2022, 7:56:21 AM

部屋の片隅で、私は自身の膝を殴る
アザができても手を止めず
虚ろな瞳で体を痛めつける

嗚呼、あんなこと言いたくなかったのにな
嗚呼、誤解されてたらどうしよう
嗚呼、酷いことしちゃったな



薄暗いライトが照らす部屋の中で、ただ自身を叱咤する
心のなかでも、どこでだって、
私はいつだって失敗ばかりで
そして独りよがりに傷ついていく
面倒くさい女だ
気持ち悪い女だ
関わりたくない女だ

私がもうひとりいたら、きっと、私を殺すであろう

痛いのはイヤだ

けど、私のことは殺したいくらい嫌いだ

そんなどうでもいいことを考えながら
私は私を痛めつける

私が傷づけてしまった

あの人たちのために

12/8/2022, 7:25:46 AM

部屋の片隅で


部屋の片隅が、私の好きなところ。

いつも「片隅」で暮らしてる。

私が落ち着く場所、それが片隅。

12/8/2022, 7:24:30 AM

ここから部屋を見回すと、少しだけ広く感じる。が、そんなことはない。

4台の本棚に、見た目と大きさを無駄にこだわったアンティークな書斎机。そして、今も足元を囲む本や原稿用紙が所狭しと積み重なり、倒れ、とっ散らかっている。

文章を書くためだけに存在するこの空間。
しかし、スランプや憂鬱時にこうして部屋の片隅で膝を抱え、執筆道具の一つになっていると、段々と部屋の全容が現れる。

好きな物だけの世界。とても狭い世界だ。

部屋の片隅で

12/8/2022, 7:24:30 AM

部屋の片隅にほこりが溜まっている。
自分もこんなほこりみたいに
目立たない場所でのんびりしていたい

12/8/2022, 7:18:22 AM

部屋の片隅で膝を抱えて座る
ねぇ…誰か手を繋いで
悲しいよ。辛いよ。苦しいよ
落とした大粒の涙を救ってくれたのは
もう一人の未来の私だった
ありがとう
舞華

12/8/2022, 6:34:24 AM

「お前は馬になって、馬車を引いてあの子をお城へ連れて行くのです」

そう言われた途端、目線が高くなって、体も足も全てが大きくなった。

後ろを向くと、あの子が馬車の中で微笑んでいる。
いつもみすぼらしい姿で、酷い仕打ちをされても我慢して毎日を耐えていたあの子。
今は美しいドレスを着て、髪も肌も綺麗になって、まるでお姫様みたいだ。

僕は走り出していた。
ずっと部屋の片隅で、ただ見守る事しかできなかった。あの子が泣いていても側に居る事しかできなかった小さなネズミだ。
でも今は違う。大きな馬になったんだ。

貴女のために僕は走るよ。
貴女のためにお城へ向かうよ。
僕の大切なお姫様。

どうか幸せになってください。

12/8/2022, 5:59:12 AM

私の娘はいつも、悩み事があると部屋の片隅で膝を抱えて眠っている。起きても、お手洗い以外で動くことは無い。
ご飯は、近くに置くといつの間にか食べてくれている。
年頃の女の子の悩みは難しいものだと聞いたことがあるから、私はあまり彼女に何で悩んでいるのか聞かないことにしていた。無闇に彼女の心へ入り込んでしまっても可哀想だし、傷付けてしまうかもしれないから。
そうやって、私は今まで過ごしていた。そうしたら数日後には彼女はケロッと顔色も戻った状態で朝ごはんを一緒に食べてくれるから。

最近の彼女はよく泣いていた。
部屋の片隅でスンスンと鼻を啜る音が聞こえる。流石に聞こうかと思ったけど、でも、と悩んでしまう。ご飯も、置いても食べてくれなくなってしまった。少しずつやつれてしまっているのを私はとても心配に思った。
お父さんも、もう居ないのだから私がしっかりしなければ。
そう決心して、彼女に話しかけた。

「そんな泣かないで。何があったの?」
そう聞いた。
すると、彼女は目を見開いた。驚いたような顔をして顔を上げ、それからもう一度顔を伏せた。
無視されてしまった。それもそうか…。
だって、私は…

12/8/2022, 5:43:50 AM

部屋の片隅で

自分だけの空間。この部屋だけは自分のことを攻撃しない。ただひとつの昔からなにも変わらない場所。

まるでぬるま湯。

時々聞こえてくる外からの声。見知った声のはずなのに、わたしの知らない響きで。わたしの知らない言葉でなにか話をしている。

みんな大人になったんだな。その声を聞く度、時が止まったままの自分を嫌でも実感することになる。


サンタさんへ
時が止まったこの部屋から、一歩踏みだす勇気をわたしにください。

12/8/2022, 5:26:37 AM

110【部屋の片隅で】2022.12.08

朝だけは、孤独なこの部屋の片隅で、まるで団子のように固く小さく丸まって、何事もなく足音が通り過ぎるのを待っている。その時間帯を無事にやり過ごせたら、うっそりとそこから這い出て、すこしだけくつろいだ気持ちになって一日を過ごす。
年に数度、どこかで足音が止まり、扉が開く音がして、二度と帰ってこない仲間がいる。その仲間がそうなるのは自業自得だ、ということは痛いほどわかっている。それでも、精神的にこたえるものはこたえる。
自分の番もいずれはくる。できたらその前に定命というやつを迎えていたい。おこがましい願いを持ちやがって、と石を投げつけられるような願いかもしれないが、そう願わずにはいられない。だが自分だって、なかなかそれは叶わぬ願いなのだ、ということの察しがつかぬほどの馬鹿ではない。
こんなに世界は広いのに。宇宙だって、際限なく膨張しているのかもしれない、といわれているのに。自分がいずれは来る「予定」の恐怖からいっとき逃げられる場所は、この部屋の片隅にしかない。壁もドアもない。衝立もない。そんな殺風景な房の吹きさらしの奥の方の隅っこだけだ。

今日は坊さんがくるから、ちょっと話をしてくる。この辛さを表に出しても受け止めてくれるのは、宗教の人くらいしかいないだろうから。
これまで生きてきて特に宗教に興味を持ったことはなかったが、いまさらにして、奇特な人がいてくれて有り難い、と涙が出るほど感謝している。




♡1500達成!
みなさん、いつも読んでくれてありがとうございますm(_ _)m

12/8/2022, 4:10:26 AM

子供部屋の片隅で、
風船頭の怪物が 、
二歳の息子を貪っている。



#部屋の片隅で

Next