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部屋の片隅で

自分だけの空間。この部屋だけは自分のことを攻撃しない。ただひとつの昔からなにも変わらない場所。

まるでぬるま湯。

時々聞こえてくる外からの声。見知った声のはずなのに、わたしの知らない響きで。わたしの知らない言葉でなにか話をしている。

みんな大人になったんだな。その声を聞く度、時が止まったままの自分を嫌でも実感することになる。


サンタさんへ
時が止まったこの部屋から、一歩踏みだす勇気をわたしにください。

12/8/2022, 5:43:50 AM