部屋の片隅で、私は自身の膝を殴る
アザができても手を止めず
虚ろな瞳で体を痛めつける
嗚呼、あんなこと言いたくなかったのにな
嗚呼、誤解されてたらどうしよう
嗚呼、酷いことしちゃったな
…
薄暗いライトが照らす部屋の中で、ただ自身を叱咤する
心のなかでも、どこでだって、
私はいつだって失敗ばかりで
そして独りよがりに傷ついていく
面倒くさい女だ
気持ち悪い女だ
関わりたくない女だ
私がもうひとりいたら、きっと、私を殺すであろう
痛いのはイヤだ
けど、私のことは殺したいくらい嫌いだ
そんなどうでもいいことを考えながら
私は私を痛めつける
私が傷づけてしまった
あの人たちのために
12/8/2022, 7:56:21 AM