スープ

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2/16/2023, 12:00:12 PM

誰よりも私達は一緒の時間をすごして
誰よりも互いのことを分かっている

なのに

貴女は私のことになんて見向きもせず
あの黒髪の男にばっか視線を奪われている
なんで?

私の髪はあんな地味な色じゃない
貴女が好きだっていう紫にした
それに、スポーツにばっか構って
貴女を置いてきぼりなのに
なんで?

心の底から嫉妬という名の憎悪が燃え上がってくる
あいつよりも、いや、誰よりも私は優れているのに
貴女のことを誰よりも愛しているのに

そんなことを考えながら、私は貴女の視線を引くため
今日も体の至る所に傷をつける

ほら、早くしないと、私がどうなってもいいの?

1/29/2023, 10:05:03 AM

私は君を好きなんじゃない
私は可愛いものが好きなんじゃない
私は恋が好きなんじゃない
私は男の子が好きなんじゃない
私は宝石が好きなんじゃない

私はキミが好きな私がすきなだけ
私は可愛いものがすきな私が好きなだけ
私は恋が好きなんじゃない、好かれてるという確証がほしいだけ
私は男の子が好きじゃなくて女の子が好きなだけ
私は宝石が好きなんじゃなくてお金が好きなだけ

12/15/2022, 4:53:29 PM

ぽとりと、手に白いものが落ちる
それは僕から熱を奪って、溶けて消えていった
冬は嫌いだ
寒いし、謎に学校で長距離走らされるし

でも、
冬になると、君が無邪気に笑いながら僕に手を降ってくれる、
そんな君のせいで、僕は冬が待ち遠しくなった
待ち遠しくなったのに

君は風のように過ぎ去っていってしまった
僕の心を奪って

黄泉の国に行ってしまった君を
無意味ながらも待ち続ける

雪よ
僕の思い出を持ち去っておくれ
愛しいあの人を思い出すと
心が苦しくなるのだから

12/10/2022, 2:43:16 AM

最近噂の見えないナニかが見えるっていうあの娘
あの娘は、楽しそうに誰もいないところに
毎日話しかけている

「誰と話してるの?」
「えっと、、」

訪ねたら、そう気まずそうに答えた

「玲ちゃん…と、話してるの」

れいちゃん?うちのクラスにそんな子はいない
私は更に興味を持ってあの娘によく話しかけるようになった、そうして話してるうちに
あの娘とはどんどん仲良くなっていって
私達は大親友となっていった
それから、彼女が空間に話しかけるのを見なくなった

「玲ちゃんとは話さなくていいの?」
「うん、もう、必要ないから」

あの娘はそう答えて、可愛らしく微笑んだ

「アイス食べにいこうよ」
「…うん」

二人手を繋いで、ゆっくりと、いつもの道を歩いていった

12/8/2022, 12:03:49 PM

たった一人のトモダチ
ワタシにとって、全てだったアノコ
ワタシが笑えば、笑い返してくれる
ワタシに、アノコのセカイの話をしてくれるの
ワタシ以外にアノコは見えない
ダカラ、ワタシだけのアノコ
ワタシとアノコはたった一人のオトモダチ

クルシクテモ、クラクテコワイトコロデモ
ズットボクガツイテイル

周りの同い年の子たちは寄ってこない
だって、ワタシが聞こえるこのコエも
他の子には聞こえないから
でもね、彼女だけはワタシとお話してくれたの
それから、彼女と一緒にいることが多くなった
そしたらね、アノコが見えなくなっちゃったの

モウ、ボクハいらないね

最後にそう聞こえた
ありがとう、ワタシだけのイマジナリー
そして、さよなら

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