スープ

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12/8/2022, 7:56:21 AM

部屋の片隅で、私は自身の膝を殴る
アザができても手を止めず
虚ろな瞳で体を痛めつける

嗚呼、あんなこと言いたくなかったのにな
嗚呼、誤解されてたらどうしよう
嗚呼、酷いことしちゃったな



薄暗いライトが照らす部屋の中で、ただ自身を叱咤する
心のなかでも、どこでだって、
私はいつだって失敗ばかりで
そして独りよがりに傷ついていく
面倒くさい女だ
気持ち悪い女だ
関わりたくない女だ

私がもうひとりいたら、きっと、私を殺すであろう

痛いのはイヤだ

けど、私のことは殺したいくらい嫌いだ

そんなどうでもいいことを考えながら
私は私を痛めつける

私が傷づけてしまった

あの人たちのために

12/4/2022, 10:50:14 AM

トイレに入り、深呼吸してから、腕をひっかく
腕に痛みが走る、
よかった、夢じゃないと確認してから、私は用事を済ませた、こんなの、いつまで続くんだろう

私は夢と現実の区別がつかない

だから、プライベートなことをするときには必ず
腕を引っ掻いてからする
そうじゃないと、とてもじゃないが
不安で手につかなくなってしまう

やめたくても、もし夢だったらどうしようと不安で
ついやってしまう

いつになったら、治るのかな

11/19/2022, 3:52:55 PM

ゆらゆら炎がゆれる
自分だった物が溶けて、液体となって床に広がる

僕を見つめる 不安げな顔の君は
そっと、静かに、救助を待っていた

忘れてはいけない東日本大震災
一人になってしまった中学生の君は
防災グッズの中に入っていた僕で暖を取り始める

ゆっくり 冷静に
救助が来るまで見つかりやすいところに移動して
溶け切る前に僕が見たのは
大量の瓦礫と
やつれた君の顔と
救助と思われる ライトの光だった

11/18/2022, 12:21:15 PM

静かに貴女に近づくと、貴女はギョッとした顔をしてこっちを見る、ワタシはその顔を見て最悪だった気分が和らいだ気がした、

貴女は気づかれてないと思って、ワタシのことをああ言ったのでしょう、でも、それは大きな間違い

空気は教えてくれる
噂話を
恋話も
陰口も
貴女がワタシを心配する振りをして密かに笑っていたことも、

風は教えてくれる
体の動かしかたを
勇気の出し方を
そして
相手の後ろをとる方法を

そしてワタシは、貴女に教える
人生は予想がつかないものだと
人の心が砕け散る瞬間を
貴女の
壊し方を

11/18/2022, 4:24:12 AM

ふゆになったら、貴方のその顔を思い出す
ワタシのことを見て、貴方はこういうの

「イカれてる」

そう言って、ワタシをその素敵なお仲間さんと馬鹿にするの、自分の常識を正しいと思って、
その常識ってやつが、ワタシの持っている常識となったら、貴方は自分自身にこういうでしょう
イカれてるってね

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