ゆらゆら炎がゆれる自分だった物が溶けて、液体となって床に広がる僕を見つめる 不安げな顔の君はそっと、静かに、救助を待っていた忘れてはいけない東日本大震災一人になってしまった中学生の君は防災グッズの中に入っていた僕で暖を取り始めるゆっくり 冷静に救助が来るまで見つかりやすいところに移動して溶け切る前に僕が見たのは大量の瓦礫とやつれた君の顔と救助と思われる ライトの光だった
11/19/2022, 3:52:55 PM