遠くの街へ』の作文集

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遠くの街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/1/2023, 9:02:29 AM

この前ちょっと遠出したんだけど、かなりヘロヘロになったし微熱も出るしで自分の体力のなさにビックリした。仕事の疲れが溜まってたせいもあったのかな。

私は休日は家から出ない人間なので、久しぶりの遠出だったんですよね。一緒に行った友人は私とは逆で、よく予定を入れてるしお出かけもしてる。
友人からしたら私の生活は引きこもりが過ぎて無理みたいなんだけど、私からしたら友人の生活は疲れそうで無理だなってなる。
お互い趣味も性格も真逆なので、そういう人なんだなって受け入れてる感じ。

3/1/2023, 8:51:51 AM

最後だとわかっていたなら」
作・ノーマ コーネット マレック
訳・佐川睦
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あなたが眠りにつくのを見るのが最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう
あなたがドアを出て行くのを見るのが最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて
抱きしめただろう
あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう
あなたは言わなくても
分かってくれていたかもしれそして わたしたちは 忘れないようにしたい
若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということ

愛する人を抱きしめられるのは今日が最後になるかもしれないことを
明日が来るのを待っているなら今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから
微笑みや抱擁やキスをするための
ほんのちょっとの時間をどうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとないそして わたしたちは 忘れないようにしたい
若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめられるのは今日が最後になるかもしれないことを
明日が来るのを待っているなら今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから
微笑みや抱擁やキスをするための
ほんのちょっとの時間をどうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことほんのちょっとの時間をどうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことをどうして してあげられなかったのかと
だから 今日
あなたの大切な人たちをしっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも
いつまでも 大切な存在だということをそっと伝えよう
「ごめんね」や「許してね」や
「ありがとう」や「気にしないで」を伝える時を持とう そうすれば
もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうからそして わたしたちは 忘れないようにしたい
若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということ

愛する人を抱きしめられるのは今日が最後になるかもしれないことを
明日が来るのを待っているなら今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから
微笑みや抱擁やキスをするための
ほんのちょっとの時間をどうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまった

3/1/2023, 8:45:13 AM

私は、あなたと遠くへ行きたい、違う場所、景色、風景、いろんな、町の色を、見てみたい。まだ見ていない、向こう側を。

3/1/2023, 8:37:44 AM

駅に着くと、大きな汽車がもうもうと黒煙を吹き上げている。発車の時刻が近いようだ。
「これが君の身分証だ。」
そう言って渡された丈夫そうな小さな紙にはわたしの写真が載っていた。
「リファ、フォークナー…?」
「君は俺の妻ということに…、いや、正式に妻になっている。」
「つま…妻!?」
わたしは意味を理解して瞬時に顔が熱くなった。
そんなわたしを見て、シンは「ははっ」と声を出して笑った。それは初めて見た彼の笑い顔だった。
「移動するための措置としても確かな身分を手に入れるためにも、手っ取り早かったんだ。」
「そ、そうなんだね。」
妙に慌ててしまった気恥ずかしさと同時に、嬉しさが込み上げてきた。紙の上のこととはいえ、自分に家族ができるなんて!
「その身分証と」
言いながらまた小さな紙をわたしに渡してくる。
「この切符。この2つがあれば、かなり離れた遠くの街まで行くことができる。」
「すごい…。」
まさか本当に、この街から離れることができるなんて。涙で視界がぼやけてくる。
「その街に着いたら、」
「うん。」
「その身分証はもう必要ない。」
「え?」
「すぐに捨てて、今からいう場所を訪ねろ。」
「え…捨て、訪ねろって、シンは一緒じゃないの?」
「俺はまだすることがあるから一緒にはいけないんだ。」
その後黙り込んでしまったわたしのことなど気にもせず、彼は訪ねるべき場所とそこで伝えるべきことをわたしに言い含めた。紙には書けないから、しっかり覚えるようにと。
わたしは彼に追い立てられるように汽車に乗り込んだ。涙を堪えるのに必死のわたしに対し、彼は終始微笑んでいた。

「シン。」
汽車の窓を開けて彼を呼ぶ。
「リファ、君はこれから新しい人生を手に入れることができる。だから、遠くへ行くんだ。君のことを知る人のない遠くの街へ。さようなら、リファ。」
彼はそう言って右手を差し出した。
わたしはその手を両手で握りしめる。
「わたし、あなたと…」
「リファ、俺の本当の名前は―――」
発車の汽笛が鳴り響く。
「一緒に連れて行ってくれ。」

汽車が動き出し、わたしとシンの手が離れる。
シンはその場から動くことなく汽車はどんどん彼から離れて行き、そしてあっという間に見えなくなった。

3/1/2023, 8:24:47 AM

パンの甘い香りに
ほのかに混ざる
花の香り
バスに揺られ
心が跳ねる
今日はお出かけ♪
遠くの街へ

#遠くの街へ

3/1/2023, 8:18:42 AM

「遠くの街へ」

今の住んでいるそうところ
そこから離れた遠い遠い街へ行くの
何かから逃げる様に
だけど表情はいつになく楽しそうだった

3/1/2023, 8:15:01 AM

遠くの街へ




渦だ。

もやもやと呪いを吐く渦がいた。

自分の事しか考えず。

人を責めて平常を保ち、自分を守ろうとする愚かな渦。



その渦から出ないと心は本当には楽には成れない事も知らずに責め続ける…


そんな人間が鏡だとは思いたくはない。

目の前に現れるのは昔の自分。

現在は走馬燈。



そうして、その先へたどり着く頃には何者かに成れるだろうか。



いこう。

迷わずに。

恐れずに。

















遠くの街へ

3/1/2023, 8:14:02 AM

【遠くの街へ】
私と貴方は住む世界が違う。
私は環境も悪く貧乏人が集まる様な街だ。
貴方は環境が良く金銭的余裕のある人が集まる様な街。
貴方と私の距離はすごく遠い。
だけど私は諦めない私は貴方と一緒に居たいから・・・
電車も飛行機もないこの街から一歩一歩、歩いていくよ・・・


貴方の住む遠くの街へ

3/1/2023, 8:13:57 AM

今の私は何者でもない
周りはどんどん、どんどん先に行く
それでも足は地に根を張り、身は竦む

善意の皮を被った悪意
自分とは違う論理
希望に身を潜める恐怖

朝日のような理想より帳のような現実が心に巣食う


あぁ…………
時を停めたいと俯いて 意味は無いと前を向こう
夜にとじこもり眠っても 最後にはまた朝が来る

もし、変わろうと臨むなら
ここではないどこか


#遠くの街へ

3/1/2023, 8:09:40 AM

※大変長らくお待たせ致しました。本日は二本立て。


 「あ、」

 間髪いれずに彼女は自身の太ももをひっぱたく。しかし目的は達せられなかったようで、顰めっ面をしながら叩いた周辺を軽くさすった。
 居るね。  
 まあ、夏だからね。
 軽い応酬。ぶん、と耳の近くの空気が揺れた。
 取ってよ。君の方が得意でしょ。
 単純に視力が良いだけだと思うよ。
 そう言いながらも、今度は自分の腕に止まったそいつに手を伸ばす。ぱちん。音と同時に飛び立つ豆粒。何かが当たった気がしたから、取ったと思ったんだけれど。
 指先を見れば、そいつの脚だけ、黒く、黒く、張り付いていた。
 取れた?
 若干の期待を込めて聞いてくる彼女が、まじまじと見た手のひらの先に居た。

 『取れた』

 脚。あれは、蚊ではなくて、蟻だったか。彼女が笑って掲げた死骸は、やっぱり脚が欠けていた。
 昔の話だ。よくある話だ。好奇心だけで作られた無邪気さが、それでも自分は酷く恐ろしかった、気がした。
 
 ばちん。先程よりも重い音が鳴る。今度は机を叩いたようだ。
 ノートの上に、形さえも分からないシミができた。その上に生々しい血の赤が飛び散っていた。
 取れた。
 まさに浮かべたその笑顔が、いつかのそれと、重なった。

 
【小さな命】【君は今】

______________________


 

─そうだ、明日から家族で旅行に行こうよ。
「…………」
─たまには気晴らしも必要じゃない?
「姉ちゃん」
─旅行じゃくてもいいよ。ちょっと遠出しよう。
「姉ちゃん」
─そうだな、準備しなくちゃいけないね。
「姉ちゃん」
─あー、トランクとか出さないとね。
「姉ちゃん」
─ガイドブックとか、買っちゃう?
「姉ちゃん、」
─ん、何? 何? さっきから。天気が心配?
「姉ちゃん、」
─ダイジョブだって、こんなに晴れて─

「─今日は土砂降りだろ」
 
─ああ、

─じゃあ、てるてる坊主作らなきゃね。
「………………」
─覚えてる? 昔、母さんに教えて貰ったの。
「……、姉ちゃん!」
─あ、そうだ。母さん達も明日休みだよね?
「姉ちゃんッ!!」
─たまには親孝行しないとね─
「ッ、無理に決まってるだろッ!!!」
…………もう、居ないだろ。

────あれ……………?


【物憂げな空】【現実逃避】【遠くの街へ】

3/1/2023, 8:06:45 AM

戸を閉める
襲う兵士の
苦しむ声に
のたうつ心
まだ続く戦火

血を流さなければ
平和は勝ちとれないのでしょうか

『遠くの街へ』

3/1/2023, 7:47:48 AM

国公立大学の合格発表は遅すぎる。
3月に入ってからの発表だし、後期試験との間隔が短すぎる。
正直私は、前期で受かった気もしないのに、燃え尽きていた。
燃え尽きて、最後まで踏ん張れずにいた。
それでも卒業後の学校へ毎日通い、机に向かうフリをしていた。
そんな日々のなか、今日だけは、家にいた。
合格発表の日だから。
こたつのなかでスマホを触る。
合格していれば一人暮らしをしなければならないほどには遠いところの大学なので、発表を見に行くということはしない。
というか、近くても、落ちている可能性のほうが大きいのに、他の人と見る気になれない。
動画を見て、気を紛らわす。
合格発表は11時だ。
まだ少し時間があるな、時計を見ながらそう思った時だった。
ブロロロ…とバイクの音がする。
そして、家の前で止まった。
心臓の音も止まりかけた。
バッとこたつ布団を捲りあげ、そこから脱出する。
かつてない勢いで階段を降り、チャイムが鳴るのとほぼ同時に玄関のドアに手をかけた。
あまりにも早い応答に、一瞬目を丸くする配達員。
名前を確認され、私は込み上げる喜びを隠しきれず、ほぼひったくるように郵便物を受け取った。
1年間の努力が実った。
同じく志望校に合格した友達と連絡を取り、先生に報告するため、学校へ向かうことにした。
私は汽車で通学をしていたため、急いで駅に向かった。
春になればもう、次の便まで40分も待たなくていいんだ。
大学のあるところは比較的都会だから、列車は電気で動いているし、ワンマン列車なんてものはないだろう。
3年間慣れ親しんだこの通学手段が、急に遠く感じる。
この汽車の匂い、ドアの開く時の音、ボックス席の窓側に座ったときに差し込む陽の暖かさ。
すべてを噛み締めるように、シートに座った。
向かう先は通いなれた学校。
しかし心は、遠くの街を見据えていた。
どんな家に住もう。どんな人に会うのだろう。バイトは何をしよう。
希望に満ちている。

5.遠くの街へ

3/1/2023, 7:37:28 AM

[遠くの街へ]

この場所が好きでは無い。
だから彼は一人旅に出ることにした。
それは色んな人との優しい出会いの塊だった

3/1/2023, 6:38:06 AM

電車に揺られ
         ガタンゴトン

         町に呑まれて
         ガタンゴトン

         出口はここだよ
         ガタンゴトン

         君のところへ
         ガタンゴトン

3/1/2023, 6:33:05 AM

遠くの街へ飛んで行ったカラスを
寂しそうに見つめるたんぽぽ

りんご飴を食べたいな

3/1/2023, 6:10:52 AM

遠くの街に行こう。
君は僕の手をぎゅっと握って言った。

それから何時間汽車に乗って、何時間歩いていることか。
僕たちは汽車に乗る時も、歩く時もずっと手を繋いだままでいた。僕は周りの目があるのと少し気恥ずかしいのとで手を解こうと何度か握りしめる手を緩めたけれど、僕が緩めるたびに、代わりに君はぎゅっとキツく握りしめてくる。あまりにキツく握りしめてくるものだから、僕はなんだか怖くなった。

いったい僕はどこに連れて行かれるのか。

僕は立ち止まった。僕の手を引き、先を歩く君は立ち止まり、こちらを振り向いた。

そして僕が口を開くよりも先に、君は繋いでいた手をゆるりと緩めた。

君はまた、僕を置いて歩き出した。

この夢を見た日から、僕は君と、二度と話すことも会うことも出来なくなった。
後悔している。

3/1/2023, 5:53:22 AM

なぁ。いつになったら断るとかしてくれるんだ?我慢できない。爆発するけどいい?ダメなんて言わせないよ。だって君が言わなかったのが悪いから。と、僕はおそいかかったのだ。すると、君は、受け入れているみたいだ。
 僕は、
「そこは抵抗してよ」
と、言うと
「だって先輩のこと好きなんだもん」
「いいのか?」
「はい」
と、言うと受け入れ態勢なのだ。
「考えたほうがいいよ。自分の人生だよ」
と。
 そう言っているのは,彼女の過去を知っているからなのだ。彼女は自分の過去を引きずりミスにミスをかさねて落ち込んでいた。彼女自身向かいたい未来があった。だけど周りやじつりょくのせいで諦めていた。実力だけなら,無理だと諦めなければ頑張れるはずだけどマイナス人間をプラスになれなんてキツイ。僕は幼稚園からの付き合いだ。高校が違っていても会うぐらいだったのだ.僕が友達以上の好意をよせたのは、僕が中学終わりだ。社会人になって偶然のようにまた一緒になったが高校からは会えるあれもすくなると、悲しさやもっといたいとか、そこから同級生がたしか、そうい感情があるってことは,恋の可能性があるって,僕は一方的に恋だと思い込んでいた。
 社会人でまた同じところに来るようになってから,さらに恋というものが激しくなり,この日なぜか,彼女を家に呼んだ。そして、僕は性的行為をしてしまった。だけど彼女の意思を壊したくなかった。しかし彼女は、彼女からキスをしてきたのだ。僕は
「スイッチ入れたなぁ。入れた分覚悟できる?」
と、彼女の気持ち良い声に僕も興奮して,入れてしまったのだ。
 そして今彼女と過ごしている.

3/1/2023, 5:41:15 AM

『遠くの街へ』




これ以上、迷惑はかけたくないから。

眠りから覚めたらまた共に遊ぼう。

またいつか、思い出の場所で。







​─────── 僕は君を、失いたくなかった。

3/1/2023, 5:39:25 AM

知らない人ばかりの街に行けば、もっと呼吸がしやすいのかな。デスクに凭れながらそんな風に夢想したのは、なにも一度や二度のことじゃなかった。
 だからこそ選んだ、住んだことのない、地元から遠く離れた別の街。そういうところに行くのはいいかもしれないなんて安易な思い付きでやって来た私は、けれどそこが自分にとって優しくない場所なんだということを、今この瞬間まで全く考えてもみなかったらしい。
「……国内なのになあ」
 言語の壁が高いし、文化も全く違うところに行くのは怖くて、他の国は流石に選べなかったのだけれど。日本語が通じるならなんとかなるんじゃないかと簡単に思っていたのもまた違うのだと、この場でまざまざと見せつけられてしまった。
 旅行者だから、なのか。それとも私が場にそぐわない他人だからなのか。ぽつんと立ち尽くして周囲を見渡しても、大丈夫?と声をかけてくれる人はいない。
 もう少し田舎だったら違ったのだろうか。変に都市部に来ちゃったからこうなのかな。そんな風にぐるぐると考え込むけれど、解決策はないままおろおろとするしかない。忙しい時間帯に辿り着いてしまったからか、心なしか追い抜いていく人達の顔も迷惑そうだ。なんてところに来てしまったんだろう。私の馬鹿と強めに罵ってみても、現状は冷たく、なんの糸口も見出だせなかった。
「だれか」
 助けてくれないかな、と呟いてみるけれど、沢山の人が行き交う中でそんな弱々しい声を拾ってくれる人はいない。それどころかなんとか移動しようと歩き出してもチッと強めに舌打ちされる始末で、あまりの恐ろしさにはくはくと唇を戦慄かせて端っこに縮こまるしかなくて、もう泣きそうだ。
「何が呼吸がしやすそうよぉ……」
 こんなの、息が詰まって死にそうの間違いじゃない。ひく、と喉を震わせてしゃがみこみ、恐る恐る眺めた風景はまるで急流を忙しなく動く魚のようで、声をかけるのも怖くてできなかった。かといって一度壁際に寄せられてしまったらあの急流にまた呑み込まれるのも恐ろしくて、動けないままただ彼らの行列を見ているしかない。
 ああ、果たしてこの恐怖に満ちた場所が穏やかになる時なんて来るのだろうか。抜け出すタイミングを茫然と待ちながら、現実逃避のように魚達を見てはかちかちと歯を震わせる。朝の八時。苛立った顔で改札を抜ける人々の影に隠れ、私は、果てしない終わりを求め立ち尽くす木偶の坊と化していた。
 結局その流れが緩やかになってきたのは一時間も後のことで、なんとか歩き出してその場を逃れたのは更に後。もう二度と来たくないと独り呟いた私の目には終に涙まで浮かんで、ぽろぽろと零れる滴を止める手だてもないまま、帰りの電車を探すべくよろよろと切符売り場に近付くのがやっとだった。

お題:遠くの街へ

3/1/2023, 5:27:26 AM

遠くの街へ行ってしまった。
みんなみんな。

残っているのはわたしだけ。

わたしだけ、ここから前に進めない。
わたしだけ、止まったままなの。

さよなら、どうか元気で。

たまにでいいから思い出してね。

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