遠くの街へ』の作文集

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遠くの街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/28/2023, 2:42:51 PM

生まれ育った街
春になるとたんぽぽの綿毛で覆われて
近所の犬や子供達の遊び場だった広い空き地
今は住宅とクリーニング屋で埋まっている
埋められた側溝には昔
雨が降るとあめんぼが飛んできて
不思議なリズムで水面を滑っていた

過去の中にしか存在しない景色は
地球上の何処より遠いと思った
時間が経つほどに
その距離は離れていく
全てのことに変化は訪れて
それは少し寂しいけれど楽しい

始発列車が走り出し
遠ざかる街へさよならと手を振った


『遠くの街へ』

2/28/2023, 2:39:26 PM

「遠くの街へ」


遠くなる 弓形に続く 海岸沿いを

   列車は走る そこにもう君はいない

   探してる あの日の想い あの日の君の面影

   記憶は揺れる そこに確かに君はいる

   幾千年 歩んできたかな?

   この街で君を想い未来を描いてきたかな?

   想いを辿る 一本道を 今しっかり噛み締める

   君に会いたい もう一度会いたい


               テディベア

2/28/2023, 2:39:12 PM

(遠くの街へ)

青の向こうへ行ったって

私は何にも変わらない

黒の果てまで行ったって

私は私 空虚な私


遠くの街へ行くのなら

私の外に迷惑かけず

ふわふわじいっとしてないで

私は空っぽ なのだから

2/28/2023, 2:37:37 PM

「遠くの街へ」


このまま歩き続けたらいつか戻ってこられるのだろうか

2/28/2023, 2:35:12 PM

よく妄想してしまう。
遠くの街に行ったように見せかけて、
誰にも事実を知られずに死んでしまいたいと。

2/28/2023, 2:34:15 PM

僕は、遠くの景色が見たくなって海を眺めに行ったりする事がある。
 最近は鳥も好きになったが、種類が分かるわけではない。種類は、分からないが、あの時見たのは多分鷲だと思う。海の上を旋回していた。
 僕から見た海と鷲から見た海を想像しながら眺めていた。
 でも、鷲はずるい。
 僕は、鷲から見た景色は分からないが鷲は着地すれば見られる。
 
 きっと、鷲から見た海は小さいんだろうな。

2/28/2023, 2:30:23 PM

遠くの街へ向かいながら

ただ逢いたい

ただ伝えたい

そんな単純そうで複雑な表現が

難しく悩ましく

僕は今まで出来ずにいた

君が遠くに行ってやっと気づいた

いつかなんて来ないことを

当たり前が当たり前じゃないと

表現する大切さを教えてくれたのは君でした

言い訳や照れくさい気持ちを

全部取っ払い

ただ君に届けたい

逢って目と目を合わせて

愛してます

大好きです

傍に居たい

そんな気持ちを想いながら

僕は君の居る遠くの街へ

旅路を急ぐんだ

2/28/2023, 2:27:11 PM

まだ出会った事がない
まだ観た事がない
まだ経験した事がない

自分の価値観を変えれるような
「遠くの街へ」行ってみたい

2/28/2023, 2:20:40 PM

遠くの街へ
 
 いつの間にか 一人ぼっちになった

 見えない世界を求めて
 彷徨って 手探りで歩いてきた
 誰かに声をかけられても
 誰かに止められても
 誰かに愛されても

 見えない世界へ行きたかった
 行けると信じてた

 たったひとつの望みは
 満点の星の下で
 
 満天の星を見ること

 かなう願いは満点の満天

 見えない世界がそこにあると
 信じていたから

 遠くても遠くても

 だから今日このヒカリの街へ
 たった一人だけど

2/28/2023, 2:16:30 PM

誰も知らない遠くの街へ
顔も知らない誰かになって

2/28/2023, 2:11:10 PM

「遠くの街へ」
お前はこの日この時に俺と別れてから
行方不明になる
もう1度同じ事を繰り返さないために
今日はお前と遠くの街へ

2/28/2023, 2:11:06 PM

【遠くの街へ】

 ―澄み渡る空を掴んでみたい―

 そんな変わらない風景なのに心が晴れた気がして悩みごとが吹っ飛ぶような気持ちだった。

2/28/2023, 2:09:57 PM

昨年、僕は一大決心をした
それはすなわち今持っている全てを捨てて
君のところへ行く、という事だ
仕事も家も、同時に家族も置き去りにして
僕は遠くの街へ行くと決めた


決心するまで、僕は相当な時間を費やした
もっと短絡的に、衝動的であったらいいのにと
自分の性格を恨んだこともあったし
この話を持ち出した君の事も
時折どうしてと詰ったことすらあった
悩み果てて疲れた夜も幾度もあった
母親には口をきいてもらえなくなり
職場の人間にも猛反対され
諦めてしまえばどれほど楽だろうかと苦悶した

それでも僕を突き動かしたのは
現状が続く恐ろしさだった
家に帰ると家族が迎えてくれるし
仕事もうんざりするほど安定している
側からみれば幸せの典型のような生活が
僕は怖かった
この街で この場所で 何も知らないままに
年老いていく事を想像したくは無かった
誰かに若いと嘲笑されようとも
ここで君の手をとらなければ
僕はもう二度と僕を愛せないと思った
そして何より君と生活する以上の価値など
この世界にはありはしないと思ってしまった
一度決めたらこんなものか、と思った
初めて自分の人生が
自分の手の内に入ったような気がした


僕はもうすぐ遠くの街へ行く
何も持たないまま、着の身着のままで
君の住む街へ向かうのだ

2/28/2023, 2:08:16 PM

〜遠くの街へ〜
遠くの街へ来たというのに
何があるのかを
まったく調べずに来てしまい
とりあえず駅の周りをぶらぶらするが
時間だけが過ぎて焦ってしまった結果
なぜかブックオフに入っちゃった
そんな青春時代。

2/28/2023, 2:05:10 PM

僕が連れてこられた家はとてもにぎやかで仲のいい家族と一緒だった

でも今日は何故か、
いつもと違ってとても静かだ

僕の置き場所は決められていて
そこからは窓から見える庭や
キッチンで料理をしているお母さんの後ろ姿

でも今日は僕から見える景色は違う

窓から見える庭はガラッとしていて、キッチンの上に置いてあるものは全部無くなっている

まるでとても生活感がない感じに見える

もしかしてこれは
僕たちの中でたまにあるあれなのか?

安心しすぎていたな
僕はとても大事に扱われてる気がしてたから
こんなことがあると思ってもいなかった

さみしい

僕で遊んでくれた子は、きっとどこかで楽しんでいるかな

ん?なんだ?青い動くものが外に止まったぞ?
なんだろう、
ゴミがたくさん後ろに入ってる

あれ、掴まれてしまった。

ここの
家から出たくない

なんだ、僕はどこに連れていかれる

『 僕の家族』

この青い動くものの後ろに今から僕は投げられるであろう

初めて見たが、何となくわかっていた

投げられるとき時間が止まったような気がした

僕の背中から、1枚の写真がヒラヒラと地面に落ちていった

それは、僕が君の家にやってきて、君が喜んでいる姿
微笑ましく笑っている君の両親が映っていた

運良く、その写真はうちのポストに入っていった

僕を見つけてくれてありがとう

君は、きっと遠くの町へ行ってしまったんだね、

『 ありがとう』
僕から出るはずのない涙というものが

一瞬こぼれ落ちた気がした
#遠くの町へ

2/28/2023, 2:04:40 PM

遠くの街へ

君を残して旅立つことに
何の疑問も不安も無かった
だから君に話すことさえ忘れていた

進路について聞かれて初めて
遠くの街へ行きたいと告げた

その瞬間の君の
怒りとも悲しみとも取れる顔を
今でもよく覚えている

そして君は長い沈黙の後
遠くに行くなら別れる、と言った

全く予想外の言葉だった

「その程度の気持ちだったんだね」

そう君は言ったけど
それはこっちのセリフじゃないかと思った

私たちは言葉足らずで
ただ自分の傷だけを見て涙を流した


「今度は二人で引っ越そう」
隣で楽しそうに話す君に
あの頃の未熟さを懐かしく思った

♯8

2/28/2023, 2:01:41 PM

それなりに混んでいたからだろう。
私がカバンを置いていったことには、誰も気づかなかったようだ。
カバンに入る大きさにするのは苦労したが、これで残りのパーツは一つ。

「さっむー。さすがに真冬にニットだけはキツい」

家に帰るとロングコートに手袋を付けて、用意していたカバンを持った。
先程と違う駅に歩いて向かう。
少し遠いが、やむを得ない。
相当歩いたはずだが、疲れている様子を見せる訳にはいかない。
駅のトイレで汗が引くのを待って、電車に乗った。
人は疎らだが、一車両に5.6人くらいいるようだった。
三両編成の小さな電車で、この先は7つほど駅がある。
今でこそ人は乗っているが、この先はどんどん田舎になっていき、後半は誰も乗っていないことが多い。

予想通り、一駅、二駅と通過していくうちに、車内の人はどんどん減っていった。
そして三つ目の駅を通過した時、車内に残っているのは私だけになった。

「次は、鈴城駅、鈴城駅」

ボソボソと呟くようなアナウンスが聞こえる。
そろそろお別れの時間だ。

「じゃあね」

私は膝の上のカバンを網棚の上に乗せて、駅を降りた。
私は電車で来た道を迂回する形で歩いて戻り出す。
カバンの中に入った首は電車に揺られて、私から離れていく。
まだ行ったこともない遠くの街へ。
手袋とコートは戻りがてら、橋の下に捨てておいた。
ニットだけになった体を擦りながら、のんびり歩いて、自宅を目指す。
一陣の風がひゅるりと吹いて、枯葉が舞っていった。
枯葉は地面に落ちる様子もなく、あっという間に見えないところまで飛んで行った。

2/28/2023, 2:00:05 PM

遠くの街へ


そこは海の見える街らしい。そんな話を聞いて、いつか行ってみたいな、なんてことを思った。山に囲まれて育ったからか、一度も見たことのない海への憧れはずっとあった。それに、海辺の街はどこかお洒落なイメージがあったから。
しかし、行くのには時間もお金もかかるし、なんとなく億劫に感じてしまって、結局行かないまま何年も過ぎてしまった。
でもそんなある日、なんとなくいつも乗る電車に乗るのをやめて、反対側に進む電車に乗り込んだ。
どうしよう、なんてあれこれ考えたところでもう遅い。だから、いっそのことと開き直って、窓際の席に座った。
移り変わる景色が新鮮で、長いこと電車に揺られていたのに一瞬たりとも飽きることなんてなかった。
終点で降りて、港の先の方まで歩く。目の前に広がる海はどこまでも続いていて、ただただ美しかった。後ろを振り返れば、活気のあふれる港町がそこにはあって、存分に満喫して、帰りの電車に乗り込んだ。
電車に揺られながら、ふと思う。
世界は広いようで案外狭くて、想像していたよりも近くにあるってこと。憧れだと思っていた遠くの街もいざ行ってしまえば、思っていたよりも何倍も近くにあった。
楽しかったなぁ、そう呟いて、だんだんと見慣れた景色に少し安心する。
ああ、今度はもっと遠くへ行こう。まだ行ったことのない場所なんてたくさんあるのだから。もっと遠くへ、まだ誰も行ったことのないようなそんな遠くの街へ想いを馳せて。

2/28/2023, 1:57:54 PM

一体どれだけ歩いたのか、それはもう解らない。
ただぼんやりと、気の向くまま、足が向いた先を目指していたのかさえ曖昧で。

 ーーーそうしてたどり着いた街は、あり得ないくらい懐かしい姿をしていた。

「……何で」

 その問いに答える声はない。

 ーーーない、はずだった。


「ーー!! 何ぼんやりしてんだよ!」

 不意に聞こえた声に、思わず目を見張る。
 嘘だ、と声にならない声が喉から滑り落ちた。

「ーー? どうした? 何かあったか?」

 じっと見つめてくる目に、何も返せない。
 嘘だ、そんなはずは……。

「本当にどうしたんだ、ーー? お前がボンヤリするなんて珍しいな」

 ぽん、と肩に置かれた手は、確かにそこにあって。
 嘘だ、嘘だ! だって、こんなことって……。

「ーー」

 一番聞き慣れていた声に振り返るとーーー。

「ーーさん……?」
「お帰り、ーー」

 ーーさんはそう言って俺を抱き締めた。

「帰れたんだよ、ーー。ずっとずっと帰りたかった”場所”に、やっと帰ってこれたんだ」

 その言葉に、ようやく理解が追い付いた。

 ーーーあぁ、そうか。 ……そうだったんだ。

ストンと腑に落ちた途端に、様々な感情があふれて止まらなくなった。
それはーーさんも同じだった様で、今にも泣き出しそうに笑っていた。

「おーい! 2人ともマジで置いてくぞ!」
「むしろ置いてくか? 案外、面白くなりそーだしな?」
「その後が面倒だって、解ってて言ってるよね?」

 少し離れたところで、3人が俺達を呼ぶ。
それが泣きたくなるほど嬉しくて、帰ってこれたことをさらに実感して、感情に縛られた体はやっぱり動かなくて。

 ーーーでも、置いて行かれるのはもう嫌だったから。

「ちょっと! 置いていかないでくださいよ!」
「置いてくなんて3人ともズルいよぉ~!」

 慌てて駆け出した俺達を、3人は笑って待っていた。



遠くの街へ

2/28/2023, 1:57:47 PM

テーマ“遠くの街へ”

君を忘れる為に、こんなにも遠くの街へ来たのに
初めて来たはずの場所で
君の想い出に浸る。

当たり前に笑いあっていた想い出と
当たり前にふざけあっていた想い出。

昨日の事のように思い出せる。

君といた場所と全然違うのに。

あまりにも
あまりにも長く居たから
全く関係ない場所でさえも
君を忘れられない。

もっと、もっと
遠くの街へ行かないと……

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