生まれ育った街春になるとたんぽぽの綿毛で覆われて近所の犬や子供達の遊び場だった広い空き地今は住宅とクリーニング屋で埋まっている埋められた側溝には昔雨が降るとあめんぼが飛んできて不思議なリズムで水面を滑っていた過去の中にしか存在しない景色は地球上の何処より遠いと思った時間が経つほどにその距離は離れていく全てのことに変化は訪れてそれは少し寂しいけれど楽しい始発列車が走り出し遠ざかる街へさよならと手を振った『遠くの街へ』
2/28/2023, 2:42:51 PM