遠くの空へ』の作文集

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遠くの空へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/12/2024, 4:28:47 PM

遠くの空をもしかしたら私の大好きな人達が見ているかもしれない

4/12/2024, 4:26:19 PM

「遠くの空へ」

何ら変わりのない紅に染まる通学路で、昔からの親友サヨリが重々しく口を開いた。
「ユウちゃん、私引っ越すことになったの」
「引っ越し?どこに?」
「海外だよ。お父さんの仕事の都合でそうなったみたい」
その話はあまりにも突然なもので、ただの冗談なのでは無いかと思ってしまうけれど彼女の表情がそれを否定している。ずっと隣にいるのが当たり前だと思っていたばっかりに、気持ちの整理がつかない。でも2度と会えないわけじゃない。連絡を取り合う手段はいくらでもあるし、いざとなれば会いに行くこともできる。この雄大に広がる同じ空の下にいるのだから。

4/12/2024, 4:21:06 PM

疲れた時、遣瀬ない時、嬉しい時、楽しい時。
空を見上げる癖がある。

この世界の主人公は僕だけど、
僕は誰かにとっての脇役やNPCでもある。

同じようにこの空を見上げている人はどれだけいるだろう。
見上げた理由はなんだろう。

遠くの空へ想いを馳せて
僕は今日を生きる。

4/12/2024, 4:12:31 PM

遠くの空へ、思い切り叫んでみなさい。

そうすると、いつも心の底に溜まっている澱を綺麗に吐き出せることがありますから。常日頃、感じているストレスなんかを全て詰め込んで叫ぶのです。

明日の貴方は今日よりちょっと、良い気分のはずだから。

4/12/2024, 4:08:08 PM

「ここではないどこか」

いつもいつもどこに行きたがっていたんだろう
飛行機を見れば 
そのさきに行きたいと思い
外国の香りに魅せられて
現実ではないどこかをさまよって

地に足をつけるなんて一生できない
自由でいたいだけなのに
自由がどんどん自分を苦しめていく

ここではないどこか、

#遠くの空へ

4/12/2024, 4:02:54 PM

遠くの空へ


いつぶりかわからない休日、浮腫んだ顔で窓の外を見ると
雲ひとつない日だった
いわゆる快晴というやつだ。憂鬱である。
こんな日はいつも、あの日を思い出してしまう。
愛も情緒も、言葉も
何も知らなかったあの時のことを。



僕は当時、「水平線」が何かを知らなかった

現象なのか、モノなのか
その程度のことも解っちゃいなかった
なぜか調べる気にもならなかった
辞書も引かず、ずっと知らないままで生きていた

いつの日か、あなたと海に行った
砂を踏む感覚が新鮮で
生まれて初めて嗅いだ
潮の香りに戸惑って
あなたは慣れた様子で貝を拾っていた
そして耳を当てて、波の音がすることも教えてくれた

五感で楽しむあなたが
絵のように美しい背景に映えた
僕はその名前を知らなかった

斜に構えた僕にとっては
人に何かを聞くことは
ガキっぽくて
なにより恥ずかしくて
ずっと口に出せなかった


「写真撮ろうよ」

あなたは空を指差して、ダサい僕に声をかけた

カシャ、と少し安っぽいシャッター音がして
どこまでも続く青天井と2人が
小さな画面にまとまった

「水平線、綺麗」

飾らないあなたが素直に口にした言葉で
僕はそれが何なるかを知った
あなたは僕の手を握っていた

あの波の音を思い出す
この空が続く先で
もう一度聞きたいことがあった
もっと教えて欲しいことがあった
もっと見たいものがあった

手も届かない空へ
時も戻らない、離れ切った
あの日に酷似した空に
僕はやっぱりダサい顔でお願いした

「戻ってきてよ」

4/12/2024, 3:49:55 PM

遠くの空へ行くのだろう。
鳥の群れを見上げてあなたはそう言った。

翼があれば、今にも飛び去ってしまいそうに軽やかなのに。
背負ったものの重さで飛べないわたしと手なんか繋いでいるから。

あなたもいつか、遠くの空へ行くの。
たずねたわたしの手を、あなたは握り直した。

きみがいるから、ぼくは地上の生き物でいられるんだ。
微笑むあなたの目が鳥を見失ったのを見て、わたしはひどく安心した。

4/12/2024, 3:49:04 PM

空が遠かろうが、近かろうが
ただたまに見上げるだけだった

地に足をつけて歩く、
そっちの方が大事だと教わったから

足元を見れば今にも咲きそうな花
蟻の群れ、青々と伸びはじめた雑草
春の匂いがする

そして、汚れきった靴
足底だって擦り切れてしまっていて

靴を見れば、その人の人間性がわかる
どっかで聞いた言葉をふと思い出した

それなら僕はそういう事なんだろうか
そう思いながらゴミ箱に捨てた
その靴が僕自身に思えた

どうせならその靴を
遠い空へと投げ飛ばして
一緒に僕も飛んでいけたら
靴を履く理由もなくなるのに

4/12/2024, 3:46:27 PM

「卒業旅行で行くならさあ、海外がよくない?」
私の言葉にキミは読んでいた本から顔を上げた。
「僕らはまだそんな時期じゃないだろ」
さっさと課題を進めろ、とキミは怪訝な顔をした。
「でもさあ、計画するのってら楽しいじゃん。ねえ、キミはどこに行きたい?」
「そんなこと言われてもなあ……」
うーん、とキミは顎に手を置いて考える。
「僕はあんまり旅行に行かないから。君の好きなところでいいよ」

(あ、一緒に行って着いてきてくれるんだ)
そこを否定しなかったことに胸が少し高鳴る。
けれども、声に出したらキミはすぐ否定しそうだから、心の中でだけ呟いた。

「私の、好きなところ?」
「ああ、ある程度行きたいところあるだろ。西欧とか東南アジアとか」
「うーーん……私も、ないかも」
は?とキミは目を見開く。
「それなら、なんで海外旅行に行きたいんだ」
「違う空を見てみたいから?」
こいつは何を言っているんだ、という顔のままキミは無言で私を見つめる。
「だってさ、違う国に行ったら青空がピンクかもしれないじゃん?」
「もしかして昨日寝てないのか……?」
「違う違う。ちゃんと8時間は寝てるよ」
本気でキミが心配し始めたのがおかしくって吹き出しそうになるのをおさえる。
「そうじゃなくって、外国の絵とかでピンクの空だったりするのあるでしょ」
「あれは作者がそう見えているだけか、空想の産物だろう。実際に青空は世界共通で青色だよ」
分かんないじゃんか、と私は食い気味に言った。
「地球の反対側まで行ったら実際にピンクの青空があるかも知れないよ。自分の目で実際に見なきゃ、空想がどうかなんて分からないもの」
「……君はたまに子供みたいなことを言うよな」
呆れた顔でため息をつくと、キミは読書に戻ろうとする。
「キミだって見てみたいでしょ。ピンク色の空とか、私たちの想像を超えたものとか。社会に出たらそんな時間もなくなっちゃうんだよ」
ねーえー、としつこく声をかける。
キミは最初こそ無視していたけれど、耐えきれなくなったのか、大袈裟に音を立てて本を閉じた。
「しつこいぞ!そんなものあるわけないだろ!」
「あるわけないなんて、自分の目で見ないと分からないでしょ!それともキミは子供たちの夢もあるわけないって否定するの!?」
「なっ……」
キミが黙らざるを得ないキラーワードを出してしまい、しまった、と心の中で呟く。
「……ごめんね」
「いや……僕もムキになりすぎた……」
ごめん、と謝るキミを見て申し訳なくなる。
「……でもさ、やっぱり、卒業するときは一緒にどこか遠くに行こう」
「まだ続けるのか?この話は終わりにしよう」
「だって、本当に見れたら……ううん見れなくてもいいの。私たちの知らない、私たちを知らない遠くへ行って、知らないものを見られたらそれでいい」
「……?」
「そしたらその後も頑張れる気がする」
卒業したら、キミも遠くに行ってしまうから。
「……僕は遠くに行かないよ」
慰めるような、何も考えていないような表情でキミは答えた。
はぁ、と大きなため息をつく。
「つまり君は思い出作りがしたいんだろ。どこにでも着いて行ってやるよ」
「本当!?」
「まあ、それまでに君のあり得ない空想を正さないとな。じゃないとどこに連れていかれるか分かったもんじゃない」
そう言ったキミは笑っていた。

正直どこへ行くか、何を見るかなんてどうでも良かった。ただ私はキミと遠くの空が見たいだけだから。
それで何かが変わるわけでもないことを分からない年齢でもない。それでも、何かが変わるって信じたかった。信じていたかった。

4/12/2024, 3:46:15 PM

大昔、私達の祖先が生まれた頃、彼らは背中に翼を生やし、自由に空を飛び回り、島から島へ拠点を移していったらしい。

ある時、豊かな陸地を見つけた祖先たちは、森を切り開き、田畑を耕し、天敵から群を守る術を編み出し、定住した。

後に、子孫に引き継がれてきた背の翼は退化し、二足歩行が当たり前の姿となった。

両手は、道具を器用に操り、様々な物を生み出し、文明開化が促進された。



末裔の私達は、学校で、私達の起源を学ぶ。

子どもたちは、大人たちから繰り返し、耳タコなほど聞かされてきた話だ。

この貧しい土地に留まるのは、やはり何も持たない、貧しい私たち。

豊かさを享受していた祖先の、末裔の中でも一握りだけ、秀でた能力を持つ者たちがいた。

彼らは知を結集して、この貧しい土地を捨てて豊かな土地へ移動する方法を考え出し、実行した。

残された者たちは、ますます土地とともに廃れていくのみと思われた。

今日も、名を知らぬ誰かを、生きている誰かが弔う。

一週間前には、私も親しい友人を弔った。

涙は出なかった。

ここはそういう場所だから。

天敵から逃れられても、ここは最も死と隣り合わせのところかもしれない。

獣の鳴き声がする。

耳を澄まし、空を見上げる。

かつて、祖先が自由に飛び回った空は、最早、遠すぎて、夢物語の産物にしか感じ得ない。

それでも年下の子ども、自分の弟や妹たちにとっては、いつか手が届く場所らしい。

その、遠くの空へ、私たちが飛び立てるのは一体いつになるのだろう。


#遠くの空へ

4/12/2024, 3:45:06 PM

遠くの空へ

飛んでいこうとしたら

思いを馳せすぎてしまったら


地に足がつかない感じがする。


今ここにあるものを

しっかり噛み締めて

受け止めて

たまには

遠くの空に思いを馳せつつも


地に足をつけて生きていたい。

4/12/2024, 3:44:30 PM

私とは違う道へ進んでいくあなたの影を

いつまでも追い続けながら

あの時

あなたに伝えられなかった想いを

空に託します。

私には見ることの出来ないはるか遠くの景色を

見ているあなたが

輝けることを願って

4/12/2024, 3:43:23 PM

遠くの空へ届くものをずっとずっと探している
君が僕に言わずに遠くに消えた時手に届かなくなってしまった
そう思い沢山泣いた
同じ空で繋がってるって綺麗事に縋り付いてしまうくらいには君を必要としていた

4/12/2024, 3:36:24 PM

今の僕には
遠くにいける翼がない
だから、君に託すよ

4/12/2024, 3:29:25 PM

―遠くの空へ―
毎日吸っている何か
生意気に燻っている私が
鼻息荒くして戦慄いた
将来に対する懊悩
どうしようよりまずは行動
貴女からすれば単なる妄想
絡まった雑念と論争
ただ追い付きたいだけ本当の私の慾望
普通の人達とは違う歩調
いつの間にか闇の奥底
堅牢さたるや脆弱な六角アコーディオン並の軍船で結局今日も
抱いた大志 心からデリートして生き続けるだろうよ
何を吸ってるかなんて分からないが
その瞬間だけ宇宙と繋がって泣いた
同情も賞状も要らないから
何か吸わせてくれないか?

4/12/2024, 3:29:04 PM

『紙飛行機』なんてものがある。
 どこまでも飛んでいく、なんてのは言い難いけど、ある程度は風に乗って飛んでいく。
 普通のごく一般的な折り方ならせいぜい飛んでも数メートルいくかいかないかくらいかもしれないけど、もしすっごく頑張ってめちゃくちゃ飛ぶ折り方をしたら、めちゃくちゃ飛んでいくかもしれない。
 今日会った迷い子の話はそんな感じだった。
 その子も他の皆の例に漏れず演奏者くんに心を動かされて元の世界に帰ってしまったけど、ボクにとってはその話が少しだけ心に残ったのだ。
 多分、ないのだろう。はちゃめちゃに飛ぶ紙飛行機なんて。遠くても十メートル行ったらとても良い方なんじゃないかってボクは思う。
 でも、夢がある。
 そう思っているうちは、そうかもしれないと思い込んでいるうちは、それに向かって努力ができる。
 いいな、綺麗だなと思った。
 思ってしまったからボクは、あの迷い子に一回しか合わなかった。なるべくあの子にとってここの世界が良くない場所に見えるように振舞ってしまった。
 だってボクがあの子をこの世界の住人にしてしまったら、あの子の夢はなくなってしまう。
 消えてなくなって、もう二度とあの子が努力する術すらもなくなってしまう。
 そんなことをしたくない。でも住人になる洗脳をボクがする限り、失われない選択肢なんてどこにもないから。だからボクはあの子に接触しなかった。
 いつか、いつか、あの子が折ったはちゃめちゃに飛ぶ紙飛行機が、遠くの空へ飛んでいくところが見てみたい、なんて叶わぬ願いを思いながら、ボクはあの子が元の場所に帰るために奏でられるはなむけの演奏を聴いていた。

4/12/2024, 3:27:33 PM

長い道歩いてきましたこの先は上り階段青雲越えて


遠くの空へ

4/12/2024, 3:25:00 PM

遠くの空へ 


近くにも寄らず、声も手紙も届けなかった 

ここに貴方への想いを置いて行くのも 
 
今、気持ちを曝け出して行くのも 

何だか整列しきれていない、

言葉の渋滞でしか生み出せそうもなかったから


 
貴方はここで 

私は向こうで 

それぞれの道を

また歩み出す  

貴方への想いは、私の「原動力」そのものだから  

まだ、大事に傍に持っておきたい 
 
この、蒼い空に眩く咲く桜と貴方の笑顔 

貴方の声は忘れない 

遥か遠い空の向こうでも 

幾つもの歳月が流れても




再び 成長して同窓会や集まりで会えたら 

一人の人間として 一人の女性として 

真正面から

全力で

挑みますから 
 

そのときは覚悟しておいてくださいね、 


 
◯◯先生っ!!

4/12/2024, 3:21:13 PM

遠くの空へ


遠いなって、眺めて。
すぐに視線は足元へ。

ただ、眺めるだけの。
遠い空。

理由なんて、説明できないけど。
気がついたら見てしまう。

何の感情も無いはずなのに…。


(きっと、それは。無意識の憧れ。)

4/12/2024, 3:14:22 PM

人肌恋しくなって電話をかけてみたり
何かの音が欲しくて意味もなくテレビをつけたり
あたりまえに感謝する日々
落ちる夢の中

好きな子にキスされる僕
桜吹雪の海に揺られてる
覚めないでと願うその前に
アラームが鳴ってしまった

踏みしめるアスファルト
青空は眩しくて
やけに人の多い信号を渡って

春風に揺らされ落ちる桜
見たら会いたくなった

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