『過ぎ去った日々』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
唐紅に染まった 僕の手は
ゆるりと謳う風の音に
するりと溶けて地を穢す
過去の過ちを繰り返す
魅惑の果実に口付けて
甘い悪夢に埋もれゆく
お題【過ぎ去った日々】
タイトル【時の歯車】
過ぎない日はない。
何時かの未来では今が過ぎ去った日々になっているのかもしれない。
その未来の為に
爪痕を残す。
過ぎ去った日々を
忘れない様に 。
過ぎ去った日々
少しだけ春を感じるようになってきた穏やかな夕方にもうすぐ桜が咲くなあ、なんて考えながら家路を辿る。昨年の花見は彼が体調を崩してしまって行けなかった。すごくすごく楽しみにしていたみたいで悲しんでいてしまいには「お前と綺麗な桜見たらきっと治るから今すぐ花見に行こう」と意味のわからないことを言い始めてしまった。だからきっと今年は今まで以上に騒ぎ出すんだろうな。
春には花見に行って、夏には祭りに行ったりキャンプをしたりして、秋には紅葉を見に行ったり二人で焼き芋のおじさんを追いかけたりもした。冬にはコタツに入りながらアイスを食べて、年越しそばを食べて、二人で年を越して初詣に行って。過ぎ去った日々を思い返せばいつも俺の隣には彼がいて笑っていてくれた。これからもずっと彼といられますようにと初詣で願ったことは叶うのだろうか。
「ただいまー」
「おー、おかえり」
先に帰っていた彼が出迎えてくれる。俺は彼が次に言う言葉をもう知っている。何年一緒にいると思っているんだ。きっと次の言葉は
「「なあ、今年は花見絶対行こうな!」」
「言うと思ったよ、君が体調崩さなきゃね!」
俺が最期に見る世界も君と一緒がいいな。
君も、そう思ってくれてるかな。
過ぎ去った日々
もう忘れてしまった遠い記憶。
あなたに愛されて幸せだったあの頃、
あなたの匂いも抱きしめられた痛みも
流した涙も笑った日々も…
全部過ぎ去ってしまったよ。
忘れたくないのに…少しずつ薄れていく。
あなたを思う日々が少なくなっていく。
私ばかり幸せに生きてごめんなさい。
私もいつかそっちへ逝った時には…
「もう、まったく」って怒ってね。
あの頃みたいに私を叱ってね、大好きだよ。
過ぎ去った日々にさようなら、と何回言っただろう。
過去に捕らわれたってしょうがない。
そう思って分かってはいるけど捨てられない。
それは知っているからだ。
過ぎ去った日々にさようなら、と言ってしまったら、また同じ過ちを繰り返す。
過去が教えてくれるから今を生きられる。
でも、過去のせいで苦しいのも事実だ。
人は何故、過ちから学ぶことが多いのだろう。
【過ぎ去った日々】
ページをめくる。
幼稚園の頃、よく友達と「泥団子」を作った。
誰が一番きれいに作れるか、競いあってたなぁ。
ページをめくる。
小学生の頃、よく友達と下校時に「お荷物ジャンケン」をした。
ジャンケンに負けた奴が全員分のランドセルを持って、次の信号機か電柱がある場所まで運ばないといけない。
今思えば、ふざけた遊びだけど、なぜか盛り上がって、毎日のようにやっていたなぁ。
ページをめくる。
中学生の頃、よく友達と休み時間に「陣取りゲーム」をした。
ジャンケンに勝つと、陣地を一マス自分の色でぬって、それを繰り返して陣地の数を競う遊びだ。
一時期、ジャンケンに勝ちまくって無双してたなぁ。
ページをめくる。
高校生の頃、よく友達と放課後に「カラオケ」をした。
一緒に有名なアニソンとか大合唱したなぁ。
ページをめくる。
ページをめくる。
ページをめくる。
昔は、友人とバカみたいに騒ぐだけでも楽しかった。
今でもそうなんだけど、昔ほど頻繁には会えない。
昔のように遊びたいけど、もう遊べない奴もいる。
ページをめくる。
ページをめくる。
ページをめくり、手を止めた。
そこには、何も書かれていなかった。
これから書くのだ。今日の出来事を、忘れない内に……日記は、どんな思い出も大切にしまっておけるから。
「今日も、明日になれば、過去になる。」
そんな言葉があるように、どうやっても過去になれば、思い出すか、忘れることしかできない。同じ思い出を、二度も経験することはないし、二度も経験できるなら、やがて"過ぎ去った日々"の価値は薄れていくだろう。
だから、きっと、これでいいのだ。
今日は、まだ、そう思うことにする。
辛いことや情けないことや後悔や時には嬉しいことや…
色んなことがあったからこその今の自分で
そんな自分を尊重してくれる人に会えたのは
やっぱり今の私じゃなきゃいけなかったのかも
そんなふうに考える
……正直、今でも信じられない。
あの人が、俺を欺いていたことが。
いや。正確には、罪を犯していたことが今でも信じられずにいた。
あの人は、本当に優しかった。
優しすぎて、ハズレを引かされたことも少なくない。
それでも、いつだって誠実で、実直で、絶対に裏切るような人じゃなかった。
……だからこそ、裏切れなかったんだろう。
優しくて仲間思いなあの人だからこそ、どちらも切り捨てることなんて出来なかったんだと、今さらながら理解する。
「貴方がいつも笑顔だったのは、本当はずっとーーー泣いていたからですか?」
そう隣に問いかけても、答えは返ってこない。
いつも隣にあった気配も、もう感じられない。
その度に、情けなく泣きそうになる。
いつだって、貴方は俺の隣にいたから。
俺が何か仕掛けたり仕出かしたりする度に困ったように、戸惑ったように、でも、何故かほっとしたように笑っていた貴方はもういないんだと嫌でも思い知らされる。
ーーーそんな何気ない過ぎ去った日々を思いながら、俺はまた正解のない問い掛けを繰り返していた。
過ぎ去った日々
「おかえり、ママ。ご飯出来てるよ」
「あー、ありがとう日奈子〜もう、また会社で会議が長引いちゃって・・・ったく、ほんっっと使えないんだからあの新人、空気読めよー」
お母さんは、いつも仕事から疲れて帰ってくる。
だからわたしがお母さんのために、美味しいご飯を作ってあげなくちゃならない。
お母さんが、塩をかけようと乗り出したわたしの間を勢いよく通り過ぎたので、危うくコロッケが地獄を見るところだった。
お母さんは、冷蔵庫からチューハイを取り出すと、テーブルにつく前にすぐに缶をあけた。
「もう、飲まなきゃやってらんないわ」
わたしは、すこし遅れて席に着くと、手を合わせた。
「いただきます」
「ほんとよくできた娘ねーアンタは。つくっといて良かった」
「あぁ、えへへ、コロッケどう?ちょっとしょっぱくしすぎちゃったかも」
「そう?おいしいおいしい」
お母さんはチーズが好きだから、コロッケに入れてみたんだけど、気づかない、よね。
わたしとお母さんは、お父さんと離婚してからは、ずっと二人暮らし。
たくさん働いて、大学にも行かせてくれるつもりのお母さんには、とても感謝している。
なのに、こんな気持ちになるのはなぜなんだろう。
「それ、毒親じゃない?」
お昼休み、卵焼きをつつきながら、友達の美晴は、わたしの話にそう答えた。
「え?」
どうして?
「ど、毒親っていうのは、虐待とか、子どもに過剰な期待をしたりとか、でしょ?うちのお母さんはちが」
「毒親って、別に珍しくもなんともないよ。世の中の親全員毒親とかいう話もあるけど、究極はそうでしょ。自分の子どもが結局一番かわいい。かわいい子には、幸せになってほしい、つまり自分の思う通りに生きてほしいってこと。それってれっきとした病気だよ」
「病気なんて、そんな」
「部外者だし、あたしは子ども育てたことなんかないよ。もちろん、まだ高校生だもん。ただ、友達としてひとつ言っておくよ」
わたしは、いつになく真剣な美晴の目に、ごくりと生唾を飲み込んだ。
「会社の愚痴に、日奈子は関係ない。大人の愚痴は大人に聞いてもらいな」
わたしは、今までなんとなくお父さんが嫌いだった。
給料は高くないし、無神経だし、休日は昼まで寝てるし・・・
あれ?でも、
これって全部お母さんに言われたことじゃない?
わたし自身は、思い返してみれば、お父さんに直接嫌なことをされた記憶はない。
家にいる時間が少なかったのもあるかもしれないけど・・・
わたしは、学校の帰り、反対の電車に乗った。
なんとなく、真っ直ぐ家に帰るのが苦痛だったのだ。
見慣れない車窓からの風景に、小さい頃の記憶が重なる。
お父さんと二人で行った遊園地。
初めて乗ったメリーゴーランドという乗り物。
「わぁ!楽しい!」
わたしが楽しそうな姿を見て、お父さんはただ、目を細めて笑っているだけだった。
日々の生活に追われている中、忘れていたけれど、ちゃんと思い出せた。
「なんだ、わたし、お父さんのこと好きじゃん」
同時に後から後から勝手に涙が溢れてきて止まらなかった。
「好きで・・・いいんだ。わたしは、お父さんのこと。お母さんに引け目なんて感じなくていい」
あの日、お母さんとお父さんが離婚して、わたしの中
のメリーゴーランドは一度止まってしまったんだろう。
わたしは、お父さんもお母さんも、二人とも大好きなのだから。
もう楽しかったあの頃は戻って来ない
どんなに足掻いても及ぶことは無い
せめて、全部足せば勝てる人生にしよう
「過ぎ去った日々」#10
※2次創作です。
「早いなぁ。」
マスターがいなくなってもう10年。
今でも思い出します。
マスターはまだ、何も分からなかった私に、歌を、音楽を教えてくれましたね。
マスターの作ってくれた曲をただひたすらに歌い続けてましたよね。
でも自分が望んだ声がでなくて。
マスターを困らせてしまいました。
でも、めげずに何度も、何度も歌いました。
同じところでつまずきながら、何度も。
歌っていくうちに、つまずくことも次第に減っていって。
マスターは、私に『よく頑張ったね。』と言って、私の頭を撫でてくれましたね。
…なつかしいなぁ。
私は、もっと、マスターに曲を作ってほしかったです。
そして、マスターといっぱい歌いたかったなぁ。
でも、それももう。過ぎ去ってしまった日のことで、
マスターはもう、この世にいなくて、
いつ、私は消えるんだろう。何て思いながらも、歌を歌ってる。
ますたーが一番始めに私に作ってくれた曲。
もう、間違えずに歌えますよ。
ねぇ、ますたー。
私は、ますたーに届くまでこの歌を歌い続けるよ。
声がカラカラになっても。ずっと。ずっと。歌い続けるから。
「見ててくださいね。ますたー。」
#39の日
──────────────────────────────────────────────────────
おまけ
「お金より大事なもの」 #11
お金より大事なものってなんなんだろうね。
だって、お金さえあれば結構なんでも出きるんだよ?
自分の全ての、欲求を満たせる。
お金さえあれば、名声だって受けられる。
真実の愛?そんなの、店で働いている女と育めばいいじゃないか。
所詮金だ。
そう思ってた。
いや、そうだと確信していたはずだったのに。
何処か、心の奥底でのモヤモヤが消えないんだ。
何かおかしいんだ。
全て満たされているはずなのに。
そこらにいる一般人どもよりかは裕福な暮らしをしているはずなのに
どうしてこんなにモヤモヤするんだ?
「わからない。」
だって。全て満たされているんだぞ?
これ以上望むものなんてない。
なのに、なぜ?
こんなにも、
「孤独」を感じるんだよ。
あぁ、そうか。わかった。ニセモノだからだ。
名声も、愛も全部金で買ったニセモノ。
だから、満たされているという感覚に落ちていただけで、本当は、心の置くの奥底では
「寂しかったんだ。」
死んでしまうくらいの寂しい思いをするのなら。
お金なんかいらない。
お金で買えないものは、人の心。
今日でやっと気づいたさ。
「ちゃんと働いて見ようかな。」
俺はちゃんとできるだろうか
仲間はできるのだろうか、
まぁ、取り敢えず、
「やってみよう。」
語り終わる頃には、自然と涙が零れていた。
「すまないね。長話に付き合わせちゃって」
袖で拭って、隣を向いた。
月光で表情がうっすらと見える。
真剣だが少し困ったような表情。
「いえ、とても興味深い話でした。私と重なる部分もあって」
女官は名を夕凪といった。
夕凪は、先月ここに来たばかりだと言っていた。
「重なる?」
「はい。私、ここに来る時、家族を置いて来たんです。家族といっても血は繋がってないんですけど。こっちに住む叔父から強引に宮仕えを決められて、引っ越してきました。持ち物すらほとんど勝手に運ばれて」
「そうだったのか。災難だったな」
聞いて、少しの罪悪感が沸き立つ。
夕凪は私のところに宮仕えをするために、家族と別れる必要が生まれた。
直接でないとはいえ、私が連れ去ったようなものだ。
「ホントです。だから私、宮仕えが決まってから毎日手紙書いて、出る時全部置いてきました。そうすればいつでも思い出してもらえるって思ったんです。よく読めばへそくりの場所なんかも書いてあります。なんならこれ使って会いに来てくれないか、だなんて思っちゃいます」
そこで何かをみつけようとしているかのように、夕凪の双眸が揺らめいた。
夕凪が探している違和感の正体に、自分も思い当たったような気がする。
夕凪は別離の時、思い出と会いに来る手段を残したといった。
だとしたら、かぐや姫も同様に、何か手がかりを残していた可能性があるのではないだろうか。
「手紙と不死の薬……」
呟きに反応して夕凪が目を見開く。
「そうです!そこにはもしかしたら何かメッセージがあったのかも!」
確証のない想像だが、可能性は充分あるように思えた。
しかし、その二つはすでに山で燃やしてしまっている。
不死の薬に関しては、もうどうしようもないだろう。
だが、交わした手紙なら、その内容を思い出せる。
何度も推敲して送った歌を、何度もしがんだもらった歌を。
私は覚えているはずだ。
「夕凪、悪いがそろそろ戻ろうか」
「え?どうしたんです?」
「やらなきゃいけないことができた」
「仕方ないですね。もう少し歩きたかったですけど」
「恩に着るよ」
言うが早いか、私は踵を返し、歩き出す。
このまま駆け出してしまいたい気分だった。
振り返った足あとは、
どれもこれもしんどくて
出来ることなら
大きな消しゴムで
ゴシゴシ擦って
消してしまえたらどんなに良いだろう…
と つくづく、思う。
楽しかった日々も
あったんだろうけど、
そんな数少ない経験なんて
困難に直ぐ掻き消されてしまうから
「期待をしない事」が
いつの間にやら自分を守る唯一の、
当たり前の心構えになっている。
ひとりで背負うには、
到底 重過ぎて苦しいけれど
それが天命なんだろう、と。
そうすることが
自分の運命なんだろう、と。
他人のキレイゴトに触れるたび
どんどん心が蝕まれて、
どんどん孤独になっていく。
どこに向かうのかさえわからない
このさき、
今世の我が魂の旅路は
振り返ったところで
何も無いと
心に言い聞かせて
残りをすすむことにした。
ただ、ただ、無心に、
すすむしかないと思ってる。
- 過ぎ去った日々 -
色々あった。大人に話すとたかが18年でしょって笑われるけど本当に色々あった。
今の私を形成するものがあの"過ぎ去った日々"であると考えるだけで吐き気がするけど紛れもない事実。
今後も私はあれらを抱えて生きていく。
「過ぎ去った日々」なんて、言ったら
少しは格好良く聞こえるかな?
見えるのかな?
実際は、嘘と罪に塗れた日々だった。
それでも
わたしはわたしなりに
頑張って生きてきたんだけどね
それでも、振り返って見れば
「クダラナイ」の一言しかないかな
それだけの時間だった
それだけの日々だった
残った、わたしはからっぽ。
、
マスク焼け
空っぽのアルバム
机の上のタブレット
8月31日
テーマ『過ぎ去った日々』
子供の私にとって、親は世界の全てだった。
私の世界は、親が喜べば色とりどりに華やいだ。
同時に親の言葉で簡単に傷ついて、酷く荒んで壊れてしまう。
親と、自分しかいない。恐ろしく不安定で、閉鎖的な世界。
それが、かつての私の世界だった。
ある時、一人のよそ者が迷い込んできた。
そいつはただそばにいるだけで、私を批判したり評価したりしなかった。
何故、私なんかのそばにいるのか。尋ねると、その人はなんてこと無いふうにこう言った。
「ここに居たいからいるんだよ」
『ここに居たい』。その言葉に、私は強く衝撃を受けた。
私は、生まれてから今まで「ここに居たい」と思うことがなかったから。
私の世界は、最初から準備されたものだった。
私と、親だけで完結した世界。
それ以外の世界を、私はなにも知らなかった。
よそ者の存在は、私の世界に小さな亀裂を作った。
毎日、色んな話をした。
親に注がれていた全ての意識が、次第に他のところへ向かうようになった。
卵の殻が割れるように、徐々に世界のひびが大きくなっていく。
しばらく経ったある日。ついに世界が壊れた。
親と私しかいないこの世界から、私は飛び立つ決意をした。
閉ざされた殻が粉々になって、空中で泡のように消えていく。
私の背中には、いつの間にか小さな翼が生えていた。
長い年月をかけて、手足は力強く育っている。
思い切って地面を蹴った。私の体は、一気に空へと飛び立った。
どんどん高度を上げて、これまで住んでいた世界を見渡した。
親が、これまで世界の全てだと思っていたものが。だんだん小さく、小さくなっていく。
「元気でいろよ」
親が最後にくれた言葉だった。
遠く見えなくなっていく世界に、私は笑顔で手を振った。
かつての世界を飛び出した私は、新しい世界を見渡した。
殻の外には、私の他にもたくさんの人がいる。
私の世界に侵入してきた『よそ者』が、今は関係性を変えて隣にいた。
「さぁ、どこへ飛んでいこうか」
「好きなように飛んでみなよ。どこへだって、一緒にいけば楽しいよ」
そう笑顔で言ってくれる君のことを、私はその日初めて「友」と呼んだ。
かつて卵から飛び立った私達は。今日もどこかで、今を精一杯に生きている。
過去は過去
忘れちまいな
辛いから
居心地のいい
未来のために
「過ぎ去った日々」
ごめんなさい
ありがとう
愛しています
なんで言えなかったんだろう
偽りない思い
小説ページ開くとすらすら君とのことなら何度でも
書けるんだ。
君は、
簡単に見える?私の想いはどんな風に見えていた?
過去は幾らだって話してきたね
誰もが嘘に捉えて話せなくなってくんだよ
どうして綺麗事に見えてしまうんだろうと
あれだけの日々に、辛く感じた毎日は藻がいても
抜け出すことの出来ない自分にどれだけ叫んでも
助けなどなかった。
聞いてもらうことは簡単にできる。
傷はいくら癒したって残ったまま、消したいのに
頭から張り付いたかのように剥がれてはくれない
過去ばかりなんだ。
ありがちの過去に見えた?
きっと言葉で並べることは出来ない程の毎日を想像する
ことだけでは理解してもらえないと思う。
当たり前だよ。
あの時の再現なんかきっと話しただけでは無理なんだ
君は、とにかく私には必要なんだ。
もう何言っても伝わらないのかと思ったら過去なんか
どうでもよくなって居るんでしょ?