踊りませんか?』の作文集

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踊りませんか?』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/4/2023, 1:13:15 PM

踊りませんか?

今日はすこしだけ酔っているようだ
いつものように金曜日の夜一人でBARへ
いつもであれば2杯ほどカクテルを飲んでそのまま帰宅
でも今日はなんだか高揚感があって
自分の少しふっくらした肉体も
少し艶めいて見える
わたしと踊りませんか?なんて強気にでも穏やかに微笑んで言えてしまいそう
そんな1日があっても素敵よね

いつも頑張ってる素敵なわたしへ

10/4/2023, 1:11:58 PM

「踊らないの?」
その問いに君は盛大に顔を顰めた。
「やだよ」
「なんで」
そう問い返す。
口を割らない君の隣に腰掛け距離を詰める。
「……」
「ねぇー。なんでぇー」
「うざ……」
ダンスパーティなんて言ったがみんな好き勝手踊ってる。
お行儀よくしてたのも最初のうち。
「教えてよぉー」
「だって」
みんなのはしゃぐ声。リズミカルな音楽に飲まれて消えそうな声に耳をすます。
「私、背が大きいから、思いっきり踊ったらぶつかっちゃう」
言い終えるとじわりと涙ぐんだ。
ついこないだ、練習会で不用意にも友人の頭を叩く結果になったのをまだ気にしていた。友人は気にしてないと笑っていたのに。
「なら外行こうよ」
そうだ。この子にこんな狭い場所はかわいそうだ。
「でも」
「ねえ、踊りませんか?」

10/4/2023, 1:11:38 PM

異国の男女、異国の旋律。
その中で彼女は異国の言葉で歌い、踊っている。
『友よ、忘れないで』という詩だと言う。
郷里へと帰りゆく一団を送るには、ふさわしいと思った。

『何だか、あちらの人のようですね。』

傍らで部下がぽつりと呟く。
何の隔たりもないというのに、我等は一歩も動けない。
当たり前に調子を合わせ、楽の音に体を揺らし、同じ詩を口遊む人々。咲き綻ぶような笑顔の女。
何処にもつけ入る隙は無い。

『邪魔をするのは野暮だよ。』

割って入る理由も手立ても思い付かないしね。
細く長くため息をつく。
深入りせず油断なく冷静に見極めを、だなんて口にしたのは誰だったやら。
今や躍起になって、その自由を縛り囲い込む始末。

わかっていたつもりだった。
君はいつでも、何処へでも、
この手の及ばぬ、遠くへでも行ってしまえる。
それこそ山でも海でも越えて。
今の私は、それがとっても気に入らないよ。

穴よ空けよとばかりに見つめる。
ほんのちらりと、目配せの一つくらい呉れてもいいのに。
そうしたら、ほんの少しは、大目に見たのに。
もう、無理だ。ああ、駄目だね。腹は決まった。
旅立つ日など、来させはしない。
ここに居て、君を見ている。私の気が済むまで。
たとえ朽ちるまでだとしても。
それを忘れさせはしない。

ふぉうぎぶ、みーまい、ふれんど。あんだすたん。


【踊りませんか?】

10/4/2023, 1:06:18 PM

しかめっ面をして思い悩むばかりが人生じゃない

どうにもならないやるせないときも、とりあえず表面だけでも笑顔を作って、音楽に合わせてステップを踏んで、一緒に踊りませんか?

そうしたら、ほんの少しだけ心が軽くなるかも

10/4/2023, 1:05:23 PM

踊りませんか?

彼女は不利なことがあると首を傾げてこちらをちらりと伺う癖がある。それに気付いたのは何度目かの彼女の"やらかし"の時のこと。すこしドジなところがある彼女は元来のマイペースな性格と相俟って、時折そこそこのことをやらかす。わざとでは無いことはわかっているが、それに付き合わされる此方の身としては文句の幾ばくかは言いたくなるもので。初めは苦笑いですませていたが次第に小言をこぼすようになった。
今回も彼女は仕出かしてくれた。帰宅していつも一番に出迎えてくれる彼女の姿はなく、怪訝に思いながらリビングの扉を開くと、やってしまったという表情の彼女と床に散らばる無惨な欠片とかしたお揃いで買い揃えた猫とぺんぎんのマグカップ。幸い何も注いでいなかったのか、液体の飛び散った痕はなかった。
「おかえりぃ...」
決まりの悪そうな彼女に見たところ怪我がないのを確認してから、今度はそうきたかと思わず溜息をつく。それを見て彼女は慌てふためき出した。こちらに向かおうとして、しかし破片がまだ片付けられてないから近寄れず、ぱたぱたと身振り手振りで釈明をし始めた。悪気がないのはわかっている。しかしあわあわと狼狽える姿が小動物のようで愛らしいのと、開幕言い訳から始まったことへの罰も含めてすこし様子を見ることにした。暫し彼女の弁明はつづいたが、そのさえずりは少しずつこちらを絆すものへと変わっていった。
「また一緒に買いに行こ?ね、今度の土日二人とも休みだし。デートしよ?」
またお揃いにしようね、なんて。眉を下げて許しを乞う顔と首を傾げて此方の機嫌を伺う様子に、脱力感と共にほんとに仕方がないやつだという惚れた弱みが白旗をあげる。
そういうことすれば許されると思うだなんて、仕方の無いやつめ。
敢えて踊らせれてるんだ、なんて考えてるけどきっとこれも彼女の手のひらの上のこと。きっと、一生踊り続けるんだろうな。

10/4/2023, 12:54:05 PM

「踊りませんか?」 閲覧していただきありがとうございました。一旦非公開とさせていただきます。暫くしたらまた再掲する予定です。

10/4/2023, 12:51:08 PM

月のきれいな日には

レコードを掛けて

お酒を飲みながら

一曲踊るの


嫌なことも忘れて

音楽に身をゆだねるの




『踊りませんか?』

10/4/2023, 12:48:50 PM

#踊りませんか?




煌びやかな部屋の中で、優雅な音楽がはね回る。

紳士淑女は音楽に身を委ね、上品に踊る。




その中に一際、華やかなカップルがいた。

どちらも美形な方たちだ。

話によるとどちらも大国の御子息、御息女らしい。


それを遠巻きで見る私は、壁際に突っ立っている。

所謂、【壁の花】と言うやつだ。


「はぁ……」


なんとも憂鬱である。そして惨めである。


『すみません、ご令嬢。もしよければ私と踊っていただけませんか?』

「……」

『私も先程まで【壁のしみ】だったのです。その中で会場を見回すと、美しい貴方が立っていた。私は是非とも貴方と踊りたい。』

「同情……などでは無いのですね?」

『えぇ、そのつもりは毛頭ない。
美しく可憐なご令嬢、私の手を取って頂けますか?』

10/4/2023, 12:47:59 PM

手を繋いで、踊りませんか?
運動が苦手だから、多分躓いちゃうけど
それでも手を離さないで付き合ってくれるかな?

10/4/2023, 12:46:53 PM

よくも、くすぐったな!

仕返しをしようとした両手は
見事につかみ返された。

笑いをこらえきれない表情で
横にステップを踏みながら
よくわからないクラシックを
るーるるーと口ずさんでいる。

されるがままで、
仕返しをしようとする。
が、ギリギリをすり抜けられる。

私達の奇妙なダンス。

「楽しいでしょ!」って言われると、
「まぁいいか」と思えてしまう。

#踊りませんか

10/4/2023, 12:46:35 PM

定年後の趣味である詰み将棋をしていると、部屋に妻が入ってきた。
「踊りませんか?」
「分かった」
妻の突然のお願いに、自分は即答する。
妻は踊るのが好きで、よくこうして誘ってくる。
「今日は月が出て明るいから庭でやろうか」
そう言うと妻が頷く。

庭に出ると、いつものように体を寄せる。
頬と頬が近くなり、相手の呼吸の音が聞こえるほど密着する。
いわゆるチークダンスである。
特に合図もなく、体を揺らす。
音楽はなく、強いて言えば虫の声に合わせて踊る。
踊る間は会話はしないのが暗黙のルール。

しばらくして、自然と離れる。
ダンスは終わりである。
家に戻るため、玄関の扉を開ける。
玄関に戻ると、自分から会話を始めるののも暗黙のルールだ。
「何かいいことあったか?」
すると妻は驚いた顔をした。
「よく分かりましたね。ええ、育てていた花が咲きました」
「お前のことなら何でもわかるさ。見に行ってもいいか」
「ええ、いいですよ」
靴を脱ぎ、そのまま妻の部屋に向かう。
「しかし、お前は本当に踊るのが好きだな」
何気なく言うと妻は驚いた顔をした。
「あらやだ、私のこと何にも知らないのね」
今度は自分が驚く番だった。
「好きじゃないのか」
思わずそう言うと、妻はイタズラが成功したような顔をして言った。
「踊るのが好きじゃないの。あなたと踊るのが好きなのよ」

10/4/2023, 12:41:30 PM

踊りませんか?
学生時代の頃、修学旅行のキャンプファイヤーで、ペアを組む人がいなく、一人困っていると、そんな私の元に一人の男子が近寄って来た。そして…「一緒に踊りませんか?」と誘われ、私は、「はい!」と応え、二人で踊り始めた。その時間だけは、今までの嫌な事全てを忘れられたり、今までの嫌な事全てがまるで夢の様に無かった様に感じられた。その時、私は、気付いてしまった…自分の高鳴る鼓動に…「私、もしかして…!」そう気付いた時には、もう手遅れだった…私は、周りに人がいるのを忘れ、彼に思いっきりキスをしていた…我に返った頃には、周りから白い目を向けられ…すると、彼は、赤ら顔になり、右手で顔を隠し、照れ隠しをしていた…「こんなの…!こんなのってズルいって…!」そう言って、彼も私にキスをした。その時、まるで時が止まったかのように、二人は、二人だけの世界へ入っていた…そう、私は、その時、再び気付いた…彼も私の事を好きだと言う事に…そして、二人は、そのまま、その場を抜け周りが見えない所に行き、二人だけの時間を過ごし、二人は、何も言わなくても意思疎通し、付き合い始めた。そう、その彼が、今では、私の旦那になった。

10/4/2023, 12:40:45 PM

ステップを踏むように歩く君に、思わず言いたくなった。

「踊りませんか?」

いや、僕、踊れないか。

             「踊りませんか?」

10/4/2023, 12:38:59 PM

小さい頃に、一度だけ。

ただの悪ふざけの一環で、お姫様ごっこをした事があった。

《よろしければ...私と踊っては頂けませんか?》

綺麗に跪き、手の甲に口ずけを落とした。

その姿は、あまりにも美しく、まるで咲き誇るバラのようで--

思えば、あの時から。

俺はあいつの手の中だったのかもしれない

踊りませんか?
78作目

10/4/2023, 12:38:48 PM

コロナから解放された娘が、今日から登校した。

疲れたのだろう。帰ってくるなり、ゴロンと転がって眠ってしまった。

約2時間後、娘がムクッと起きた。
見ると、今までにないくらいの寝ぐせ。
ショートヘアの短い髪の毛が、ぴょんぴょんと跳ね回っているようだ。

中でも、向かい合うように立っている様子は、

踊りませんか?

とでも言っているようだ。

私の頭の中に
ビリー・ジョエルの
〝AllYouWannaDoIsDance”が流れた。
paki

10/4/2023, 12:38:01 PM

この冷えた小さな胸の中に光る希望は、あたしが捨ててはいけないもの。舞台の上でだけは、彼女に成れる。あたしに成れる。

10/4/2023, 12:36:02 PM

踊りましょう
人生という舞台で
踊りましょう
好きな音楽に合わせて
踊りましょう
手を取り合って

いつまでも いつまでも
楽しく
陽気に
踊りませんか?
いつまでも一緒に…

【踊りませんか?】#9

10/4/2023, 12:28:49 PM

テーマ:踊りませんか? #325

みんな踊っていた。
文化祭の最後にダンスをペアで踊る。
私はペアが作れなかった。
男子とも女子とも……。
そんな子他にいないのに…。
私はため息を付きその場を離れようとした。
「一緒に踊りませんか?」
急に後ろから手を引かれた。
私は振り向く。
そこにはクラスのお調子者。
馬鹿にしているんでしょ。
運動音痴な私を。
私は手を振り払おうとしたが離れない。
私がキッと睨むと相手の顔を見てそれをやめた。
馬鹿にされているような気はしない。
真剣そのものだったから。
きっとこれも演技よ。
騙されちゃだめ。
絶対に踊れない。
私は首を横に振る。
「大丈夫。俺に合わせて」
同時に体を引き寄せられる。
ダメだって! 
笑いものにされちゃう。
私はぎゅっと目をつぶる。
「大丈夫。ちゃんと見て。俺だけ見ていればいい」
いつものお調子者の彼とは思えないほど落ち着く声。
私が目を開けるとそこにはふっと笑う、
私の知らない彼がいた。

10/4/2023, 12:28:24 PM

踊りませんか?

夢の中へ行ってみたいと思いませんか?

10/4/2023, 12:27:39 PM

『踊りませんか?』2023.10.04


 ダンスを教えてくれ、とあの人にそう請われた。いつものようにのほほんとした顔で。
 何を言うのか、とツッコミたくなった。彼は謙遜するが、芝居も上手ければ歌も上手い。そしてダンスもそこら辺の役者と比べるとかなり上手いほうだ。
 しかも、アメリカの演劇のメッカにいたのだから、実力もある。それなのに、出演する作品にダンスがあるたびに彼はオレにダンスを教えてくれと請うてくる。
 今回はどうやらワルツらしい。彼はオレをダンスのプロかなにかだと勘違いしているのではなかろうか。すぐに踊ってくれと言われても踊れるわけではない。
「簡単なステップでいいから」
 お礼に飯をおごるからと言ってくれたので、了承するしかないだろう。
「よければ踊りませんか?」
 そうセリフを口にして、彼はオレの手を取った。話が違う。ステップを教えるはずじゃないのか。
「さすがに相手役いないとつまんないでしょ。女性側のステップ踏んで」
 彼はそう言って、迷いなどないようにAのステップを踏んだ。ワルツのなかでも基本中の基本だ。踏み込んでくる足に合わせて、こちらは足を下げる。
 背中に触れる彼の手の武骨さ。強引さはなく、リードしてやるという気概が感じられた。
 教えてくれという割りに、少しも不安要素が感じられない。
 何を教えてくれというのかわからず、素直にそう口にすると彼は、
「たんにお前と踊りたかっただけ」
 といつも通りに、のほほんとした笑顔を見せた。

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