距離』の作文集

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距離』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/1/2023, 3:45:03 PM

私は、歩いた、ただひたすら歩いた、時には、立ち止まることもあったが、それでも歩いた、悲しいときも、腹が立ったときも、ただ、どうしても、1歩が遠い時には、道端の小さな花をみつめる、誰にも知られることもないのに、オシャレをしている花を、私は、歩いた、歩き続けた、気がつけば開けた場所についていた、私の、人生の歩く距離は、まだまだつづいていく。

12/1/2023, 3:40:26 PM

「いっーーぽっ!」

俺の後ろをちょっと遅れて歩いていた君が突然ジャンプして俺の横に並んだ。

「なに?」
「一歩追いついた。これで並んだよね、君の誕生日まで」

ああ、確かに。
俺は笑って君の手を握る。真昼間。人通りもそこそこある。君はギョッとした顔を浮かべて俺を見上げた。

「ちょっとっ、」
「なに? 良いじゃん、歩こ。ずっとこうして。先まで――生まれてくれてありがとう」

次に俺の誕生日が来てまた君を追い越しても、俺たちはただまっすぐに共に隣を歩いていく。

君は一瞬泣きそうに顔をくしゃりとして、それから笑った。
俺の手を強く握り返してぶんぶん振りながら、もう大好きなんだから!と叫んだのだった。




▼距離

12/1/2023, 3:32:47 PM

ガラス一枚なのに。

「これで良かったんだよ」
その声は余りに穏やかで。
「誰も死なずに済んで良かった」
自分はこれから死に向かうというのに。
「これが唯一の道なんだよ」
そんな筈が無い。そう叫びたいのに言葉が喉の奥にしまい込まれてしまうのは、自分が何を言ったところで彼の意思を変えることは出来ないのだと分かっているからだった。

「君と会えるのは今日が最後だけれど、君との時間は私にとってかけがえのないものだったよ」
そんな言葉は欲しくない。拳でガラスを殴りつけても、彼は身動ぎ一つしないで、微笑んでいる。
「あの方をよく支えて差し上げてくれよ」
そんな事を、笑いながら言うから――。

ガラス一枚隔てただけの面会が、何億光年も離れた宇宙からの最後の通信のようだった。


END

「距離」

12/1/2023, 3:27:42 PM

#距離

最近は君と関われると嬉しくて、とっても幸せ。

だけど、君は嫌そうな顔をする事もあるし、嬉しそうに笑ってくれることもある。

僕と君の心との距離はあと、どれくらい?

12/1/2023, 3:26:16 PM

たまに、帰りたくなる。

此処より陸路で東へ進み、海を渡った先にある、

極東と呼ばれる、私の故郷に帰りたくなる。

今、この大陸の国は他国に侵攻している。

侵攻は周辺の国々を滅ぼし、飲み込むまで続く。

国々を完全に飲み込み、安定するまでは帰れない。

其れが達せられるのは、最低でも十五年後の事だろう。

其れまでは、帰れない。

この侵攻は、永き戦乱の世を終わらせる為のものだ。

幸い、この国の大王は人の痛みを知る人だ。

だからこそ、この永きの戦乱の世を終わらせようとして居られる。

私は、この国に恩がある。

その恩を返す為に…私は此処で生きている。

あと、何万人の人々が犠牲になるのだろうか。

この大陸に平和は、本当に訪れるのだろうか。

それらを考えるだけで、辛くなる。

大王や其れに尽力する人々は、この苦しみをどうやって……

乗り越えているのだろう。

12/1/2023, 3:23:57 PM

「距離」

あの日君と初めて会った瞬間から恋に落ちた
初めはお互い恥ずかしそうに「おはよう」と一言から始まる
些細な事がきっかけで連絡先を交換し気づけば君の事を目で追っていた。

毎日1日1回は話すようになり休みがあえば2人でお出かけもするようになった

いつからだろう君との距離がこんなにも近くなったのは

12/1/2023, 3:10:18 PM

(あ……今、線ひかれたな)


柔らかな夕日の差し込む教室の中
さらりと笑って目を伏せる先生

少し手を伸ばせば触れられそうなくらい
近くにいるというのに
間に横たわるたった3歩程度の距離が
泣きたくなるくらいに遠かった


「お前なら大丈夫だよ」
頑張りな、とポンと頭に手を置かれる


「はい、先生」

滲む目元を誤魔化すように
にこりと微笑み返事をした



はい

はい、先生


いい子でいるから
絶対に間違えたりしないから

だからお願い
もう少しだけ



『距離』
/そばにいさせて

12/1/2023, 3:06:33 PM

距離


そろそろ年賀状を作ろうか。

親戚やお世話になった方々など
少し距離のある人へは年賀状を出す。
友人などたまに会う気心の知れた
距離の近い人へはLINEでご挨拶。
距離のある人へは、郵便で数日かけて送る。
距離のない人へは、ピコン♪と一瞬で送る。
関係性の距離は、
物理的な距離に比例するのだ。

12/1/2023, 3:05:01 PM

─距離─

いつからだろう。

貴方と距離が出来てしまったのは。

同じ教室に居るはずなのに、

まるで透明な壁があるように感じたのは。

廊下ですれ違っても、

声を掛けてくれなくなったのは。

分かってる。分かってるつもりだよ。

そりゃ新しい関係も増えるし、

元からの関係を疎かにすることはあると思う。

でもさ、貴方は違う。

関係を最初からなかったことにしてるみたい。

私にはそう見えるよ。

ねぇ、もう私は貴方の中に存在してないの?

貴方にとって私って他人なの?


昔の貴方は、もう居ないの?

12/1/2023, 3:01:58 PM

距離。


遠くても近くてもきっと同じ気持ちになっていたでしょう。
物理的に遠くなっても、時間の経過があってもあの頃、あなたが与えてくれた温かい心は今も私を温めます。
あのときは素直にごめんなさいと言えなくてごめんなさい。
この気持ちはいつ伝わるのでしょうか。
一生伝わらないかもしれませんね。
幸せでいてくれさえすればそれだけでこの気持ちは浮かばれます。

すべてにおいて遠くなってしまったあなたへ。

12/1/2023, 3:00:02 PM

人との距離感について普段からよく考える。
 近づきすぎると相容れないところも見えてくる。それでも一緒にいられる関係性を作れればよいが、多くの場合そこで一歩引く。
 つかずはなれずの間柄が平穏なのは間違いない。

 この人とは合わないと感じても、どうしても切れない関係もある。家庭、学校、職場などで。
 物理的な距離は置けないけど、心理的な距離は置きたい。双方が暗黙の了解で適切な距離感を保つのがベストだが、自分が遠ざかろうとしても向こうがずずいと詰めてくるときもある。

 世の中には、寂しがりやなのに人付き合いを避けている人が意外にいそうな気がする。
 仲良くなりたい気持ちはあっても、いろんな目に遭ううちに最初から人と距離を置くようになる。
 自分だって人間関係の煩わしさと一人の孤独感のどちらを取るかと問われれば、迷わず後者である。

 お互いに距離感を持って仲良くできればそれが一番いい。──距離感というか、遠慮というのはどんな関係性であれ大事だとつくづく思う。


『距離』

12/1/2023, 2:58:36 PM

これ、縮尺いくつだっけ?
実際は、もっと長い?
とても短い?

縮尺?ないよ。

好きに決めていいのね。
ここから、ここまでの長さ。
ここから、ここまでの、距離。

12/1/2023, 2:58:18 PM

今日は希少な幸せな日です
恐怖感と不安感がないです
心配事はありますが苦しくないです

12/1/2023, 2:57:07 PM

どうしてみんな、私から離れていってしまうの?
どうして距離を置くの?

私はみんなと一緒に話したくて、一緒に遊びたかっただけなんだよ

12/1/2023, 2:53:00 PM

不意に甘い香りがした。香りのするものを身につけたり置いたりしてこなかった身だが、この香りは悪い心地がしなかった。
香りの出どころを探す様に鼻をひくつかせる。
ドアが開いているのをこれ幸いと盗み見もした。
そうして元いた場所から二つ先のドアからより甘い香りが漂う。
香りの正体は生けられた花だった。
香りに詳しくなければ花もよくわかっていない。
ただテレビで見る様な高そうな花が生けられている。
ドラックストアで手に入る品であれば、思い切って買ってみるかと思っていたが、これは諦めざるを得ない。
もうすこし香りを楽しむ為ゆっくりと通り過ぎることにした。

12/1/2023, 2:48:51 PM

‐距離‐

君とボクとの
心の距離は

遠く離れて
四萬光年

いつか星坐の
ひとつに成らう

12/1/2023, 2:46:57 PM

距離
君と知り合ってやがて一ヶ月…週末には待ち合わせをして、映画や水族館なんかに出掛けたり、一緒庭と食事に行ったり…お互いにプライベートな話題もしている…
なのに、近くで過ごしているのに、偶に触れる指先庭と、胸が早鐘を打つ…本当は、せめて手を絡めてたい…いや、キスくらい…君と向かい合い乍ら、近くて遠いこの見えない距離が切なくて…

12/1/2023, 2:41:15 PM

【距離】

ぽつりと雫が地面に落ちる。
あ、と空を見上げると、今すぐにでも泣き出しそうな鉛色をしていた。

「やべ」

何となく家に帰りたくなくて、ゆっくりと動かしていた足を速める。
だが、空というものは思っていたよりも堪え性が無かったらしい。
腕に水滴が落ちた感覚がしたと思うと、あっという間にザーザーと視界が湿度100%の光景になった。
教科書を濡らさないように、バッグを腹の方に抱えて少し前屈みになって走る。
あー、最悪だ、だとか。風邪引きそう、だとか。降り注ぐ雨に負けないくらい頭の中で色々とぐちぐち思っていたが、今びちょ濡れになっている事実は変えれない。
何だか教科書を必死に守っている事とか、自然現象にイラついている事とか、全てが滑稽に思えてしまう。
もう濡れているのに何でこんなに急いでるんだ?という考えに至って、最初のゆっくりとした速度に戻した。

別に雨だって悪いものじゃないしな。

冷たい雫達に体を撫でられながら、俺はそう思うことにした。


ー?ー?ー?ー


ぽつりと雫が地面に落ちる。
あ、と空を見上げると、そこには雲一つ無い青色がいっぱいに広がっていた。
今日の最後の授業が理科だったせいか、雲量が0~1で快晴だな。と変なことを考える。

「やべ」

何となく家に帰りたくなくて、ゆっくりと動かしていた足を速める。
どんどんと足元に落ちていく雫達を見ないようにして、年中長袖の腕で目を拭った。
拭った時にじん、と腕が少し鈍く痛んで、そういえば昨日怪我したなと思い出す。
だが、いつものことだ。と一瞬腕に向けた意識を足を動かす方に移した。
家で酒を飲んでいるだろう父は、思っている何倍も堪え性が無いのだ。

こんなことしている場合じゃない。早く帰らないと。
だって、また怪我が増えてしまう。痛いのは誰だって嫌いだろう。

何で俺だけがこんな目に…なんて、思っていないさ。
だって、あれが父さんから貰える愛情だから。

冷たい視線、言葉、暴力、色んなことから目を逸して、あれも俺を愛しているからなんだ、と。

そう、思うことにした。



(雫が落ちる距離は、幸せの距離と反比例)

12/1/2023, 2:40:27 PM

遠いと、たどり着けなくて、嘆く。

近づけば、もっと近づきたくなって、やがて見えなくなる。

願望との適度な距離とは、果たしてどのくらいなのだろうか。

12/1/2023, 2:39:01 PM

距離が結局 邪魔をする
この焦りも あの後悔も
心は言葉をもってしても無力

単純で強力な障害物だな
電波に託したって無駄だ無駄

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