赤い糸』の作文集

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赤い糸』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/30/2024, 1:18:43 PM

夕暮れ時、ふらふらと街を歩いていた。
そこで信号待ちをしている君を見つけた。
信号が青になり、渡ろうとした瞬間
クラクションを鳴らすトラックが目の前まで迫った。
咄嗟に君を庇おうとして突き飛ばした。


君が泣き叫ぶ声、周りの騒々しさ、辺りに漂う鉄の匂い、目の前の鮮血。

赤い糸が、見えた気がした。

6/30/2024, 1:15:51 PM

このたび私は 大人になりました
卒業式という 節目を超えて

ーー

子供じゃ なくなりました


いつもクラスみんな 仲が良くて
運命だねって 笑ってました

担任の先生は三年間同じでした
友達くらいの距離で仲のいい先生でした
ずっと へらへらしてたけど

最後は一番泣いていました

先生、言いました
゛最高のクラスで 一生 忘れない゛と
私、何故だか 泣くのが恥ずかしくてね

「先生!私、先生のクラスでよかったよ!!ありがとう!!」って

笑って ムード作って 
親も混ざって 
みんなで先生ちゃかしてね

誤魔化したの

だってね これで終わりって思えなかったんですよ
卒業してもクラスみんなで
集まって遊ぶんだって思ってたんです

違いました

ーーー

このたび私は 社会人になりました
運命って思ってたけど みんな なかなか
会えませんでした
勉強が 苦手だからとか 理由は色々でした
大学とか 行きませんでした

早く働いて 大人になって 一人暮らししようって
張り切ってたんです

けれど現実は全然甘くなくて
人付き合い、大変で
うまく、やれなくて

学校 遊び行ったら 先生迎えてくれたから
話して 帰る途中にね

「大人に なりたくないなぁ」って

1人でちょっと 心がきゅってして
泣いたの

だってね もっと、うまくやれると思ったんです
すぐに大人になるって
自分のお金でたくさん旅行行くんだって

思ってたんですよ

ーーー

結局 大人になってから
遊ぶ子は ひとりだけでした
一番仲良い子でした
運命は 一つだけでした
他のみんなは 何してるんだろう

運命は それの赤い糸は 他の皆は 
オレンジくらいの色だったのかもなと
今なら思うんです
運命だけど ちょっと薄かったのかなって


強がりとかじゃなくて 今は
本当に 寂しくないんです
色々、あったから
沢山、悲しい思いしたので

心が強く、そして、優しく、
なったんです

だから、だから、

私 大人になれてるといいなと

思いながら 生きてるんです

6/30/2024, 1:14:49 PM

(本当に大切な人は一目見ただけでわかるものよ)
「ねぇ、起きて!ねえってば!!」
僕は彼女に揺さぶられて目を覚ました。とても懐かしい夢を見ていた気がする。
「もう!こんなところで寝ていたら風邪をひいてしまうわ」
僕を心配をしてくれる君にありがとうと伝え、重い瞼を擦った。
「ところで、随分と長く何かを探していたようだけど目的のものは見つかった?」
僕がそう聞くと、君は聞い欲しかったと言わんばかりの満面の笑みを浮かべ、あるものを僕の胸の前へ突き出した。
「、、、何?これ」
君から手渡されたのは10センチ程の赤い紐だった。
「懐かしいでしょ!あなたのお祖母様からいただいたものよ、」
僕が不思議そうな顔をすると。君もあれ、知らない?と不思議そうな表情を見せた。
「昔、あなたのお家へ遊びに行ったじゃない?その時にお祖母様が、お互いの1番心臓に近い指に赤い紐を巻くと相手に幸せが訪れるって」
彼女がそう言うと、途端にさっき見ていた夢を思い出した。
(本当に大切な人はね、貴方が相手のことを大切に思うように。貴方のことをあなた以上に大切に思ってくれるはずよ)そう祖母が言っていた。
「あなた最近元気なかったじゃない?だから少しでも元気になって欲しくて」
彼女はそう言い。僕の薬指に紐を絡ませた。
今は亡き祖母のことを思い出し、涙腺が緩くなる。
でも僕は、決して1人じゃないってことを君に思い出させてもらった。
「ありがとう。」僕がそう言うと。
君は、どういたしまして。そう言い笑った。

6/30/2024, 1:13:58 PM

「赤い糸」

赤い糸が運命の相手と繋がっているなら、きっと私の相手は夫なんだろう

運命的な出会いと言われればそうだったかもしれない。一目惚れにはそれくらいのインパクトがある

6/30/2024, 1:11:17 PM

河原を歩いている。

 自宅から何分もかからない距離にある川は、昔から俺の散歩コースだ。勉強に集中できない時や寝付きが悪い時なんかにはよく、親や兄弟には内緒でこっそり家を出て適当に歩き回る。

 今夜も今夜とてゲームの合間の息抜きにこっそり抜け出してきた。河原には誰もおらず、水の流れも穏やかだ。周囲の街頭と月明かりの下、水面がゆらゆらと揺れている。

 俺はこの時間が好きだ。

 昼間は勉強や部活に明け暮れ、夕方は家族の喧騒に紛れながら身の回りのことをこなしていく。俺の家族は良くも悪くも皆、賑やかな人たちばかりで、落ち着いて過ごすということを知らない。さっきまでいた自室からは何かスポーツの試合番組を観ていたのだろうか、居間から歓声が壁越しに響いていた。

 草を蹴り、石を蹴る。

 静かな川を眺めながら、俺はズボンのポケットに両手を突っ込む。高校生である自分にはやらないといけないことが多い。

 勉強。
 部活。
 そして、進路のことを考えること。

 進路ねぇ、と思わず溜息が漏れる。

 勉強は数学と歴史が好き、部活もまぁまぁ、あと好きなことは、ゲーム。主に格闘ゲームが好きかな。などと色々頭を巡らせるが、どうにもしっくりとはこない。

 ばしゃ、と川の向こうで魚か何かが跳ねる音がした。

 何となく気になり、音がした方へ歩いていくといつの間にか橋の下まで来ていた。コンクリートの柱には誰かがスプレーで描いたであろうローマ字の落書きが柱いっぱいにかかれている。

 こういう落書きって誰が描いているだろうな。

 そっ、とローマ字の端を撫でる。不良かアーティストか、それとも普段は学生やサラリーマンをしているのだろうか。やっていることの違法性はさておき、そのセンスは少々羨ましいとさえ思える。

 俺にも何か特別なことが出来るのだろうか。

 ふと、柱の影でごそごそと黒いものが動いた。急なことで鳥肌が立ったが、すぐに動いたものの正体が分かった。

 黒い子猫だった。

 生まれて何日かは経っている様子だが、親猫の気配は感じられない。他に猫はおらず、この子猫だけだ。捨てられたのか、親猫に何かあったのか。

 みぃ みぃ

 赤ん坊の靴のような鳴き声をあげながら、子猫は、てとてと、と近づいてくる。足元までやっとくると小さな頭を上げて俺をじ、と見つめてきた。

 今、俺が出来ることはきっと…

 そっと子猫を抱き、頭を撫でながら、どう説明したものか、と河原を後にした。



 時が経ち、俺は社会人になり、実家を離れて一人暮らしを始めた。

 あの日河原で拾った子猫はすっかり大人の黒猫になり、今でも実家でのんびりと暮らしている。

 今思うとあれはきっと何かに導かれていたのだろう。

 そして最近も何かに導かれている気がしている。

 そう思い、今日も今日とて仕事終わりにゲームセンターへ足を運ぶのだった。

【赤い糸】

6/30/2024, 1:10:40 PM

「君と私は赤い糸で結ばれてるんだよ。」
そう言って小指を立てた。ずるい私でごめんね。

「何で運命の糸は、赤なんだろうね。」
私が聞くと彼は、悪戯っぽく笑った。
「それはね。血の色だからだよ。」
彼は私を驚かそうとしたのだろうか。しかし、逆効果だ。いつだって私を楽しませてくれる彼が、とても愛おしい。
「血の色って、何だか呪いみたい。」
「確かに。」
二人で笑った。こんな幸せな日々は、長く続かないのに。

「ごめんね。駄目な彼女で。」
私は最後の力を振り絞って、彼の手を握った。投薬で浮腫んだ手を、彼は強く握り返してきた。もう時期、私は死ぬのだろう。前々から分かっていた事なのに、こんなにも怖いなんて。
「大丈夫。俺はずっと傍にいるよ。」
彼は笑顔で言ってくれた。しかし、目元が赤くなっている。私に気遣ってくれたのだろう。
「ありがとう。じゃあ、一つお願いしていい?」
彼は頷いた。きっとこれは、彼の人生を邪魔する最悪の願いだ。それでも、最後ぐらい我儘な呪いをかけさせてね。
「私以外と、結ばれないでね。君と私は赤い糸で結ばれてるんだから。」
彼は驚いた顔を見せた。しかし、笑顔で言ってくれた。
「俺には君だけだよ。だから君も、天国で浮気したら駄目だよ。」
二人で笑った。二人を結ぶ赤い糸。私は願う。糸が切れないように、ただ願う。

6/30/2024, 1:10:36 PM

きみと赤い糸で繋がっているんじゃないかって、なんとなく思う。今までモノクロだった世界だったけど、きみと出会って、彩った。運命の人の定義ってなんだろう。きみが運命の人だったらいいのに。

6/30/2024, 1:10:21 PM

運命の赤い糸。
 とても素敵な響きだ。『運命』と『情熱の赤』。
 私にも繋がっているのだろうか? と、何も付いていない小指を眺めてみる。
 どんな風に結ばれているのだろうか。その糸の先には誰がいるんだろう。
 まあでも、と私は息を吐く。
 家のリビングでソファに座って、テレビのリモコンを手持ち無沙汰に操作している彼を見て。
 私に運命の赤い糸が繋がってたとして、その糸の先にいるのは──。
「あれ、帰ってたんだ。おかえり」
 彼はようやく私に気づいたのか、ひらひら手を振りながら言った。
「……ん、ただいまお兄ちゃん」
 糸の先は、この人じゃないだろうな。

6/30/2024, 1:10:20 PM

僕の運命の人

運命の赤い糸。目には見えないけど、繋がってる人、見つけてしまったかも。嗚呼、絶対に君だよ。

6/30/2024, 1:08:53 PM

運命だって、初めてそう思えたの


『運命の赤い糸』が見える世界でただ一人『糸』が見えない私がそう言った時、君は戸惑いながらも優しくしてくれたよね。

でも赤い糸が繋がってる相手を見つけた途端すぐそっちに行っちゃった!なんて薄情な人!

赤い糸で繋がってないとダメなの?
運命じゃなきゃ幸せになれないの?
私は赤い糸なんかじゃなくて、君を見てこの人となら幸せになれるかもって思ったのに君は違うの?
そんな糸なんかで繋がれた相手を見たらすぐ好きになっちゃうような人だったの


私はどうすれば君と運命になれるの、おしえてよ





■赤い糸

6/30/2024, 1:08:21 PM

キジバトが翼を鳴らして飛んでゆく。

眼下の街並みは、朝の日差しと共に、忙しく、長閑に目覚め始めた。
穏やかな一抹の朝風が、ゆっくりと街の家々の隙間を吹き抜ける。

城壁のバルコニーの手すりに、朝露が光っている。
定刻を告げる教会の鐘の音が、穏やかな朝の中に響き渡る。
朝の祈念の刻を告げる音だ。
修道士たちの朝の祈念と一日の始まりを告げる音であり、そのまま労働民たちの一日の始まりの刻の音でもある。

私は朝の王国を眺めながら、小さく伸びをする。
先程の鐘の音で、宮廷人たちも目覚めたことだろう。
私たちにずっと貼り付いて世話を行う、侍女たちも、流石に今から準備があるだろう。

まだ一人で過ごす時間がある。

次の鐘で、侍女たちがやってくるだろう。
その後、貴族や官僚人が出仕して、朝の御前会議をして、今日は、今月付で城に上がる侍女の臣従儀礼があって…。
これからの予定を脳裏に描くだけで思わずため息が漏れる。

バルコニーのテーブルに置いておいたハンカチを取る。
一週間ほど前に、元騎士団長の戦大臣からお願いされてたハンカチの刺繍。
官司任命と出仕の記念品として、ぜひ私に刺繍をいただいて奥様にプレゼントしたい、と頼まれたのだ。
ほんのり桃色のリネンのハンカチは、すっきりと上品で、伯爵家出の奥様に、よくお似合いだ。

その薄桃色に映えるよう、赤い刺繍を入れていた。
完成間近まで縫い進めているので、この時間に仕上げてしまおう。

赤い糸を通して玉結ぶ。

この王国に嫁いで、もう一年が経つ。
暮らしぶりは、まあ、そこそこだ。
ご飯の美味しさや生活水準は、さして変わらない。

大変なのは業務だ。
貴族の娘と国王夫人では、仕事の量が桁違いだ。
宮廷人や城の雑務の指示、官司とその夫人家族との社交、外交相の労い、後継を成す準備に、出資や申立ての対応、労働民への労い…

さらに、夫_国王の歳が若くないせいもあり、新興の事業や法令改正の相談は、若く提案しやすいこちらの耳に入る。
国王は進んだ男女観の持ち主であり、私が官司や国民から、いろいろな相談事されることを黙認している。

そして、夜の寝室で、こっそりと御助言をなさる。
「気を引き締めよ。贔屓は権力の均衡崩壊に、権力の均衡の崩壊は我々支配者の死に繋がるでな」
「朕と其方は、平和を手にしたが、平和の光も影を写すでな、平和の維持とは難しきものよ」
「できれば朕は、其方と生涯を全うしたいのでな、くれぐれも頼むぞ」
そして、私と王は、疲れの滲む顔を見合わせるのだ。

赤い糸に導かれるように、戦の時勢の中で出会って、ここまで走ってきた。
先の大戦で、国王のさっぱりとした気質に惚れた私は、共に戦場を駆け、敵を退け、平和を掴んで、ここまでやってきた。
運命の針に導かれ、針に通る赤い糸に引かれるように、運良く、逞しく、なんとかこの地位を掴み取ったものだが……

世の女性たちは高貴な身に焦がれるという。
存外、楽でも気楽でもないわよ、と助言したいものである。

小さい頃読んでいたお伽話は、運良く王子様と婚約したところで皆話が閉じる。
その後の彼女たちは、いったい幸せだったのだろうか。
彼女らの何人が、平和な治世を末長く治められたのであろうか。

赤い糸に結ばれた相手と、このような刺激的で慌ただしい日々を、助け合いながら生きていくのは、なんだかんだ幸せなことであろう。
実際、心の内の裡から、私は幸せだ。

だが、その幸せは針の上の糸の如く、繊細で細やかな日常であり…
毎日続けば、朝がちと憂鬱にもなる。
今朝のように。

教会の鐘が鳴った。
そろそろ侍女が、今日の衣装と予定表を手に部屋へ来るだろう。
私は赤い刺繍糸を玉留めて、立ち上がる。
侍女を迎える準備をしなくては。

ガラガラと、荷車の音が賑やかだ。
街はすっかり目を覚ました。
これから、この国の、繊細な平和の一日が始まる。

私は朝の城下街に背を向け、城内へ向かう。
私たちの赤い糸の如き現実が待つ、華やかで儚い城の中へ。
キジバトの柔らかくこもった鳴き声が、私の背を押していた。

6/30/2024, 1:07:22 PM

「入道雲」(一行詩)
先の目先に入道雲 雨門が開く

空に雷様の御出座し御出座しよ

「赤い糸」
アナタの身体から
全ての赤い糸を取り除いたら動かなくなっちゃった
アナタにとって「赤い糸」は大事なモノだったんだね。

6/30/2024, 1:07:18 PM

〚赤い糸〛

赤い糸って言うのは、強い愛で結ばれるってこと。
赤い糸は見えない。
運命は誰も分からない。
その真実を知っているのは未来の自分だけ。

6/30/2024, 1:07:15 PM

※二次創作!許して!




いつからだろうか。オレがあの人のことを好きになったのは。


オレが"津詰徹生"という男を知ったのは警察学校時代だ。色んな講義を受けているときに、その名前、功績を聞かされた。オレはその時から"津詰徹生"に"尊敬の念"を抱いていた。

あるいはその頃からオレとボスは赤い糸で結ばれていたのかもしれない。

そして、警察学校を卒業し、数年経った頃、オレが念願の捜査一課に入り、あの人と一緒に仕事ができるという気持ちで胸を希望で膨らませていた。しかし、あろうことか、あの人は俺と入れ替わりで捜査一課から外れてしまった。その時の絶望感といったら言葉にできないほどだった。希望の風船は針に刺されて割れ、胸に大きな空虚が現れた。
(これがオレの運命ってやつか……)
そう嘆いて落ち込む日々が数日続いた。

捜査一課として過ごす日々を淡々とすごし、変わり映えのない毎日を歩いていたとき、オレの耳に吉報が飛び込んできた。
(津詰徹生が捜査一課に帰ってくる)
オレはそれを聞いた日から3日ほど眠れなかった。おかげでそのときはどれだけ睡魔と戦わされたことか……。

オレが対面でボスにあったのはその時が初めてだ。見た目は強面の渋い顔で、威厳を放っていて、正直近づきがたかった。

しかし、一緒に仕事をしていると意外とかわいい部分を見せていた。例えば、甘党で甘味が好物だったり、場を和ませるギャグを言ってくれたり……。オレはそのギャップに見事にハマってしまった。それ以来、オレの津詰徹生に対する尊敬の念は恋愛感情へと姿を変えていた。

オレの胸の風船を割った針の穴に赤い糸が通り、結ばれたのだ。



「……おーい、エリオー。どこ見てんだー?」
突然オレの前で手らしきものが上下に動くのが見えた。
「っ!ぼ、ボス、す、すみません。つい、考え事をしちゃって」
「ったく、ちゃんと集中して仕事しろ、仕事」
「オッケ〜、ボス〜」


「あ、ボス、急なんですけど、手、出して貰えませんか?」
「あ?なんだ?俺の手で何か実験でもするのか?」
「そんなことしませんよ〜、いいから出してください」
「しょうがねえな。ほら」
俺の前には年季の入った皺が少し刻まれた大きな手が出された。そして俺はその小指に赤い輪っかをはめた。
「……これって、お前……」
「そうです、わかってますよね、ボス」
「……ん、分かってるよ、エリオ」
「オレたちはこの赤い糸でいつも結ばれていますからね。この糸はどんな鋭利なハサミでも切れないようになってますから、安心してください、ボス」
「うっ、何か少し気持ち悪いが、まあ、いっか」

ボスは若干顔を顰めてたけど、オレと気持ちは変わらない。オレの気持ちはちゃんと伝わっているはずだ。



今度は、小指に赤い輪を嵌める代わりにボスの薬指に銀の輪を嵌めよう。


エリオはそう心の中で誓った。

6/30/2024, 1:06:49 PM

ナツキとフユト【27 赤い糸】

「フユトは赤い糸って信じる?」

「赤い糸?」

「ほら、運命の人とは小指と小指が結ばれてるっていう」

「それを言うなら薬指と薬指だろ?」

「えっ、そうだっけ?」

「そうだよ。だから結婚指輪だって薬指にするんだろ」

「け、結婚!?」

「なんでそこに反応するんだよ」

「だってフユトが結婚だなんて言うから」

「結婚じゃなくて結婚指輪だろうが」

「結婚するの?」

「誰と」

「えっ!?」

「…えっ!?」

(つづく)

6/30/2024, 1:06:18 PM

・3『赤い糸』

男は一心不乱に、かと思えば慎重かつ丁寧に
切り取った雑誌の1ページに線を描いていた。

天気図のような……
よく見ると女性のグラビアページを切り取りその身体や顔にビッシリと曲線を描いているのだった。
その天気図のようなものに意味はあるのか聞くと
天気の神様の仕事だ、と言う。

天気を操っている、と。

高齢化の進むこの島の島民の安否確認で周っているが
変わった人というのはどこにでもいるものだ。

じゃあ、この島に台風がこないようにお願いしたいですね
と私も応える。

どの紙も黒か青の線だったが右上だけは赤い線が一本ひかれている。

これは?と聞くと

それは赤い糸なのだという。

【続く】

6/30/2024, 1:01:55 PM

私は美容師という職業からして
他のお仕事の方より沢山の人と出会い
そして別れていると思う…
振り返ってみれば数万人のお客様と
密に時間を過ごす機会を与えられた
日本においてコンビニと美容室は
とても数が多いらしい…
そしてネット情報によれば…
20年以上続いている美容室はわずか
0.3%しかなく、3年以内には90%が
閉店していく…そんな厳しい現実がある
私がずっと美容師として生きてこられた
のは、決して自分自身の力ではない。 
そこには、やはり美容師とお客様と言う
運命の「赤い糸」が必ずあったと思う。
そして、不思議な事に1人減ると新しい
出会いが訪れ1人増える…
そんな繰り返しを重ねて今がある
神様がいるとすれば、私は多くの人から
沢山の事を学べ…
それが人生の課題なのかも知れない。

6/30/2024, 1:01:09 PM

“赤い糸”

私の赤い糸は
 先の途切れた赤い糸?
 長くて、こんがらがっている?

そうやって日々過ごし
 私の糸の先は、決して何もない
 存在しないとのだ と確信した

そう思って諦めていた ある日
 結んでいた赤い糸がちぎれ
 先が無くなった人と 出逢った

出逢った時、お互い糸の先の相手だと
 確信なんて、まるでなく
 運命なんて 信じていなかった

ただ、先の無いモノ同士
 相手は 切れた赤い糸
 私は 先の不在の赤い糸

お互いの糸を結ぶ決意をして
 新しい一本の糸になり
 新しいご縁が生まれた

赤い糸は、お互いに結ぶ
 この先、共にする覚悟と
 “ご縁” なのかもしれない

6/30/2024, 1:00:39 PM

赤い糸

私の今いる身近な人とは、出会う運命だったんだなと、感じることができます。その人達に出会うまでは、自分の存在は、何なんだろうか??とふわふわっとした感じだったような気がします。でも、貴方達に出会って、私は、貴方達に出会う運命だったんだ、決まってたんだと感じました。貴方達に出会う為の人生なんだと。だから、生きてきて間違いなかったんだと感じて、地に足がついた生き方ができます。
赤い糸ありますね。

6/30/2024, 12:59:26 PM

お題「赤い糸」
赤い糸というと、他にも違う色があるらしいと聞いたのを思い出す。紫が金銭関係だったか。

もう恋愛も仕事も面倒だし、AIとかスパコンとかで適当に結婚相手と天職を決めてくれれば良いよ。と思ってしまう。
……アニメ「おじゃる丸」にそんな話があったなぁ。運命の相手が分かるとかって。
赤い糸はさておき、最近は婚約破棄ものしか読んでいないからか、「運命の人」って浮気の常套句にしか思えないけども。

イギリスだったか欧州で数年前に起きた「抗いがたい運命を感じた」は本気で周りが悪いと思ったけど。別々の家に育てられた実の兄妹って分かって婚姻届が受け付けられなかったって話。
小花美穂の「アンダンテ」とかアニメ「機動戦士ガンダムSEED」とかにも兄妹・姉弟恋愛が出てくるけど、これが原因なんだろうか。
アメリカのどこかの州だと、遺伝子的な問題が起きると両方が理解していれば近親婚が認められるんだっけ。
それで迷惑するのは製造元のお前らじゃなくて、何の罪も知識もなく生まれてきた子供だろうがと真っ先に思ったけども。
ついでに従兄妹婚が一番障害が出やすいと聞いてびっくりした思い出も蘇った。……叔父に従兄弟との結婚を冗談半分に勧められて、何も答えないでいる間に「近過ぎるか」と断念された思い出もあるけども。ごめん、従兄弟とは性格合わない。(叔父の事は好きなんだけどね。気に入られているのも知っているし、父からも気に入っているって言われたけどね)
あとできれば年上が好み。

つらつら書いていると、赤い糸と運命って似ているようで似ていない話だなと思った。
運命も赤い糸も見えないけど、赤い糸は一本しかないのに対して、運命は選択で変わっていく感じがする。

赤い糸が誰かと繋がっているのかいないのかも知らないけど、一度縁結びの神社にでも行くべきか……。
縁切り神社には行ったけど全然何の効果もなかったし。

選ぶんなら「好きなもの」が一致する相手じゃなくて、「嫌いなもの」が一致する相手と結婚したい。
硬式高校野球とか、私が大っっ嫌いな番組を見ない人。
女ヲタクは男ヲタクじゃなくてパンピーと恋愛したがるって言われるけど、私男性向けジャンルにもでかい地雷が多いから嫌なんだよ。コスプレ大っっ嫌いだし。艦これも割と嫌いだし。VOCALOIDも男性ファン多そうだけど公式発売の同人絵全部嫌い。クリプトンはKEI絵しか認めない過激派。iximaも同人絵だよ自覚あんのか。
VOCALOIDから歌手に転向とかフザケンナ☆ね派だし歌ってみたも同じく全員生き恥晒さずに○ね派。どっちもVOCALOIDに興味ないのはよく分かったら利用すんな踏み台にすんなVOCALOID「だから」聴いてんだよ。

だからといってJ-POPsは本気で分からん! と思った職場の二次会。GREEEEN?って医学部浪人したの?って当時割と本気で思った程度に興味がない。(ちゃんと四年?六年?で卒業したらしいけども)なのに今年「キ・セ・キ」のメドレー付き合わされて、「いやサビしか知らん」(カラオケでしか聴いたことない)って思いながら適当に歌ったけども。
奇跡は起こすもんじゃない 起こしてナンボの選択肢〜♪ の主張に永遠の共感を捧げる。(歌:初音ミク)

TVも見ないしつべも見ないし、私そもそも動画コンテンツ自体好きじゃなかったんだよな昔から。(VOCALOIDもUTAUもMac音家も音楽ジャンル)
だからアニメも基本見ないし。

前々から主張しているんだけど、人の人生って選べないところで決まる部分が多すぎるから、もう私は前世で一体何をやらかしたんだろうとたまに考えるけど、前世でロクな事やってなきゃ現代の人間なんて罰ゲームに生まれないよなぁ!? と思う。

全力で話が逸れてきたから終わる!

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