夕暮れ時、ふらふらと街を歩いていた。そこで信号待ちをしている君を見つけた。信号が青になり、渡ろうとした瞬間クラクションを鳴らすトラックが目の前まで迫った。咄嗟に君を庇おうとして突き飛ばした。君が泣き叫ぶ声、周りの騒々しさ、辺りに漂う鉄の匂い、目の前の鮮血。赤い糸が、見えた気がした。
6/30/2024, 1:18:43 PM