『赤い糸』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
笑っていれば明日を生きていけると思った。
「お前はなぁ……何でそうなんだろうなぁ……。」
へへっ…。
「笑ってる場合じゃ無いんだぞ?」
わはっ……。
「お前みたいにヘラヘラしてる奴は自分が今、転けてる事すら気づかずに笑われてんだよ!!!」
………。
ミスに対して、浮かない顔をするより、
どんな事があっても笑っていれば、
また明日を生きていけると思ったんだ。
赤い糸
私はまだ「赤い糸」だとか「運命の赤い糸」だとか、そんなの全然わからない。だって誰かを本気で好きになったり、愛したり、まだそんな感情に出会えていない。だって私まだ高校生だもの。
これからきっと出会うんだろうな、好きな人ができたり、何かに本気で夢中になったり、だって私まだ高校生だもの。
楽しみ。
2024/6/30
運命ならそんなかそけきものでなく鎖の強硬をもって繋いで
題-赤い糸
私の小指に巻きついている赤い糸は、誰の小指に結びついているんでしょう。
もしかしたら、この赤い糸の先には誰もいないのかもしれない。
そんなことを考えてしまったから、自分から赤い糸をプツンッと切ってしまいました。
これで、楽に、なれる、よね。
生きる意味なんて何にもないんだよ。
隣で彼が言った。
なんでそんなこと言うの。
そんなの寂しいじゃん。
それでも生きる意味なんてないよ。
僕も何回も考えた。
でも何もなかった。
…
初めて出会ってから、
彼の目はいつもどこかうわの空で、
私はその一重の下に佇む
寂しげな黒い瞳に惹かれたんだっけ。
暗闇に慣れた視界の先で、
そんな彼の寂しげな横顔が虚空を見上げていた。
しばらくしてまた彼が口を開いた。
でも、
何にも生きる意味なんてないけど、
君と一緒にいれることだけは、
生きてて良かったって、
思える、気がするんだ、
暗闇の先を見上げる彼の、
涙が頬を伝うのがみえた。
そっか、。
そして、
私は腕につけていた
赤色のヘアゴムを
彼の小指に優しく巻いてやった。
「私には、赤い糸が見えるんだよ」
始めは嘘かと思った友人の言葉だ。
しかし、友人の『恋予報』は嘘ほど当たった。
「隣のクラスのB子とC郎は両片思いだから、付き合うのは時間の問題かな」
「A奈、二股してるね」
「D介とE美はお互いちょっと冷めてきてる。もうすぐ別れそう」
ここまでくると、信じざるをえないじゃないか。
そんなある日のことだった。
私の薬指をまじまじと見ながら、友人は切り出した。
「……もしかして、恋してる?」
え?私が?
思わず私も自身の薬指を見るが、当然そこには何もない。そして、好きな人の心あたりもない。何かの間違いでは?
「……いや、見えてるから……」
「誰!!?」
思わず声が大きくなる。仕方ないだろう、無意識下の恋とか怖すぎないか。
しかしとうの友人はだんまりだ。同じ質問を重ねるも、俯いたままでいる。暑いのか、その首筋はひどく赤かった。
「今はまだ、言えない」
急に友人が切り出した。
「あなたが自覚してからね」
そう言い残すと、私が止める間もなくスタスタと歩いていってしまう。
ちょっと待て、まだ話は終わっていないぞ。
取り残された私は、思わず空を仰いだ。
そこで今日は5月の、太陽が隠れた曇り空だということに気がついた。
ご縁と思ってた
向こうもこない
こちらもしない
宙ぶらりんな連絡が
いつかまたポンッとくるのかどうか
繋ぎたい
繋げられない
私がどこかに引っ掛けて
きっと切ってしまった
ミサンガみたく編み込んで
私の手元に置いておけたらいいのに
赤い糸
糸と聞き何を想像しますか?
色々とあるでしょう。
その中でも赤い糸。
運命などを想像するでしょう。
でも、それもまた一つの可能性なのです。
"運命"を蝶々結びするなら
きみの小指と、僕の小指が、いいかなって
「なに突然。赤い糸の話?」
「ハンドメイドは得意なんだよって、話」
#赤い糸
運命の赤い糸とは案外簡単にぷつんと切れてしまうのかもしれない。
それも心の中で一方的に思い込むとなると尚更だ。
それが厄介な事になれば尚更たちの悪い事が起きる。
赤い糸とは鋼の糸のように見えて脆いものだ。
だが、赤い糸は一本だけとは限らない。
一本がぷつんと切れてしまってもいつかは必ずまた何処かでまた結ばれる。
そしてまたぷつんと切れる。
出会いと別れのようなものかもしれない。
赤い糸とは出会いと別れの印でもあり、憧れや尊敬の象徴かもしれない。
厄介な事にさえならなければ自然と元の鞘に収まるかもしれないし、そうはならないかもしれない。
人生は一期一会。
赤い糸も一本とは限らないから人生という一本の長い長い赤い糸の上で幾つもの他の赤い糸が絡みつき、そして解けてぷつんと切れる。
その繰り返しで人生は成り立っているのかもしれない。
「赤い糸という人生」
赤い糸、ようやく見つけた相手なのに。
絡まって、引っかかって、よれよれに。
でも赤い色は前よりずっと濃いみたい。
やっぱり貴方じゃなきゃ駄目だ。
赤い糸
赤い糸で結ばれている二人は運命、出会わずにはいられなかった者を言う。(しらないけどね)
赤い糸が見えたら、みんな苦労しない。でもそれは見えない。恋愛は楽しいと言うけど、私はちっとも楽しいくない。だってどれだけアプローチしても相手は気づいてくれない。悔しい。つまらない。
私に運命の人などいるのだろうか。でも運命の人を見つける前に自分が好きになった人と付き合いたい。
~後悔がないように行動したい~
時は20××年。
ある宗教に、皆それぞれ少しずつ色が違う糸を身近なものに着け持ち歩くと幸運が訪れるという教えがあった。
この宗教は政府の人が信じていたためたちまち世間に広がりいつしか日本の半数以上の人がこの宗教に入った。
それから、85年後。
あるただの一般高校の話だが、
ある女子生徒が男子生徒に告白し、
そのまま付き合った恋人がいた。
しかもその2人はその宗教に入っており、
糸は同じ色だったらしい。
同じ色なのはありえないことだが、
色々なことが重なり同じになったという。
これは運命だ。
そう運命の赤い糸。
この話から、赤い糸は運命の赤い糸と連想される単語になるのでした。
おばあちゃん。
おばあちゃんが縫ってくれた赤い服、大好き!
「大切に使ってね。」
『うん!』
大事に使うよ!
「それじゃあ、行ってくるよ」
『どこいくの?』
「ちょっと、買い物に。」
『私も行く!』
昔は、鬱陶しいくらいおばあちゃんが好きだった。
───今になると、恥ずかしい。
5年前。
私が小学二年生の時のこと。
『おばあちゃん?』
『おばあちゃん、おーい!』
擽ってみると、びっくりする位 体が冷たかった。
『おばあちゃん?おばあちゃん…』
仕切りに目を擦る私。
これは夢?それとも、ドッキリ?
亡くなるおばあちゃんを受け入れられず、冗談だと信じ込んだ。
『そう…だよね。私ったら。』
でも、次の日になってもおばあちゃんは起きない。
『おばあちゃん…私、死んじゃうよぉ…』
私は、3歳の頃、おばあちゃんに預かられた。
おばあちゃんは優しくて、甘えていた。
───起きてよ。
私が周りに助けを求める。
男の人が、救助隊をよんでくれた。
おばあちゃんは運ばれた。
私は、泣きながら見送った。
その男の人が、私を引き取ってくれた。
名前は、「綾斗」って言うんだって。
2年後、お墓参りに行った。
おばあちゃん。まだあの赤い服、大切に使ってるよ。ほつれているけど、不器用な私の手じゃ直せないやwほつれた「赤い糸」を持ち、墓にそっと添えた。
赤い糸、大切に使ってね。
なんて、照れくさい。
でも、私は嬉しかった。
『おばあちゃん、また逢おうね』
物 語
それが、私の13年間のストーリー。
赤い糸
「あ、マユミ!ごめん、遅れた」
彼氏のユウキが三十分も遅れてやってきた。
「...遅いよ。すごく待ったんだよ!?」
「あはは、ごめんごめん
それじゃあ、ジェットコースターに乗ろうか」
ユウキは申し訳なさそうな顔もせず、
ヘラヘラと笑いながらそう提案した。
この遊園地デートを計画する時に、ジェットコースターだけはやめてほしいと伝えていたのに。
それすらも忘れられてしまったのだろうか。
「はぁ....ユウキ一人で乗ってきなよ」
呆れた顔を見せながらそう言う。
今日この日の為に、少し背伸びを髪の毛を巻いたり
新しく可愛い服を買った。
それなのに彼は何も気づいてくれない。
「え?なんで?それはないでしょ」
ユウキはヘラヘラした笑顔から一変してムスッとした顔になった。
本当に覚えてないんだ。
私はバッグの中に手を入れてハサミを取り出した。
そして、私とユウキの小指に巻き付いている赤い糸を切った。糸はスルスルと私の小指からほどけてゆく。
「もう二度と関わりたくない」
そう言い私は立ち去った。
赤い糸
きっと誰かと誰かが繋がった糸。
自分だけが想っていても切れてしまったらその人とは繋がらなくて、ああ違う誰かと繋がっていたんだと。
この世界のどこかで本当に赤い糸で繋がってるのかな。たとえ迷信であってもロマンスめいてるって言われてもそういう繋がりがあってもいいんじゃないかな。
赤い糸
小指に絡まり
導く糸
誰に合うかは
糸も知らない
どうしてだ
誰かの糸が
落ちている
赤い糸で
分厚い糸が
最後のは、赤い糸で結ばれるた人が何らかの理由で別れざるおえなかったみたいなのです。
大事な人の時間は大事にしましょう。
大事な人が1番離れやすいですから。
"赤い糸"
物資を受け取り、帰宅の為街の通りを歩いていく。
通りに面した店の前には、涼しさを感じさせるアイテムや色柄物が置いてあり、夏なのだと視覚で感じる。
「あっ」
おもむろに声を上げ、その場で立ち止まる。
──そういえば、帰りに糸買うんだった。
今朝、散歩中にハナのハーネスが低木に引っ掛かりほつれてしまったのを思い出した。
散歩から帰った後、直そうと裁縫セットを出したが赤色の糸が無く、他の色を使おうにも赤色の部分なので他の色だと変に浮いてしまう。物資を受け取った帰りに買いに行こうと考えていた。
──ここで思い出して良かった……。
足の向きを変え、手芸店に入る。
──あったあった。
糸が置いてある棚の前に真っ直ぐ行き、目当ての赤色の糸を手に取った。
念の為、白、黒、青色の糸も手に取って会計を済ませる。
「さて、早く帰って直さねぇと。裁縫やる時間無くなる」
買った糸が入った小さな紙袋をリュックのポケットに入れ、早足で帰路に着いた。
《赤い糸》
その人を一目見た時、運命だと思った。
タイプなんて俗っぽいものではなく、
恋なんて美しいものでもない。
もっと本能的で、仄暗く、「それ」が必要不可欠なものなのだと心が理解している。
運命の人というのは、2人いるらしい。
1人目は愛を失う辛さを教えてくれる人。もう1人は永遠の愛を教えてくれる人だそうだ。
私は今まで人に恋をしたことがない。
つまりこれが1人目の運命の人だ。
失う愛を教えてもらうためだけに、繋がる糸。この人と歩んでも、悲しみを知るだけ。
わかっていて、自ら地獄に身を投じた。
1人目は、愛を失う辛さを教えてくれる人。
2人目は、永遠の愛を教えてくれる人。
それならば、永遠の愛なんていらない。
2本目の赤い糸は、自ら断ち切った。
たとえそれが自分を地獄から引き上げてくれる蜘蛛の糸だとしても、私は自らその糸を焼くだろう。真っ赤に燃える炎の中で、2本目の運命が黒く焼き切れるのを眺める。
たとえこの身を妬くのがこの炎であっても構わない。
賽の河原の石は何度でも積み直される。
報われない恋のように終わりがないとしても、ただ積み続けるしか、道は残されていないのだから。
運命の赤い糸
彼が好きだ
私に対して笑いかけてきてくれる
そんな彼が好き
でも、この気持ちは一生心の奥深くにしまってお
くつもりだ
何故なら、彼には奥さんがいる
最初は嫉妬したけど彼が奥さんに笑いかける視線
は私の時とは全くの別物だった
私は、その時人生で初めて「失恋」をした
彼が奥さんに送る視線は「恋...いや、愛」の視線
だった
勝てない
私はそう悟った
涙が溢れてきた
やるせないこの気持ち
...ごめんなさい
やっぱり発言を撤回させて欲しい
私、彼を諦めきれない
どうしようもなく好きなんだ
途方に暮れていた
そんなときに見つけた
赤い糸
私はそれを辿った
彼につながると信じて
この赤い糸が「運命」だと信じて
私は進む
本日未明東京都内の女子高生が行方不明になりま
した
友達と遊びに行ってくると言ったきり帰ってこな
と警察に通報がありました
警察は誘拐とみて捜査を続けています
(完)