『街』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
街を歩いて、妄想に想いを浸す。
君に想いを向けながら
かろうじて幸せといえるぎりぎりのラインを
今日も生きる。
君がまた想いを馳せるのは別の相手であることを
僕は知っているけれど
君が泣いている時に僕が笑顔にできるように
僕の記憶の中に全て混ぜ込んであげられるように
僕はいろんなことを経験する。
そうでもおもわないと
僕は溺れてしまいそうだから
お題
『街』
なんかさ、街ってお題の通知来た時ね、?
すっごいパリの風景が浮かんだの、なんでかはわからないんだけど、
ばっ!ってでてきた()
ここからは主の妄想で全く関係ない文章だから読まなくてもいーよ、後、意味分からないんで
↓↓↓
よぞらが綺麗
んー、気づいてくれてるかな?
でも、気づいてなくてもいいよ
くつを履いて
れんこん食べて
てを洗って
あさひを眺めて
りんごをかじって
がそりん入れて
とうがらしもかじって
うしを見よう
気づいたらハート押して
ばーい、
ハート=10
たくさんの人が何かに急かされるように右から左へ足早に歩いていく。
誰も僕のことは気にしていない、まるで見えていないかのように、存在していなかのように目も合わせることなく通りすぎていく。
たくさんの人がいるのに一人ぼっちで孤独を感じている。
真上に太陽があるのに僕だけ暗い世界にいるみたいだ。
でも、貴方が、貴女が、僕を見つけてくれた。
手を差し出して、声をかけて暗い場所から連れ出してくれた。
あんなにもこの街が大嫌いで憎かったのに、今では大切な場所に変わっている。
こんなにもこの街が明るいことに気づいた。
貴方に、貴女に、ありがとうって言いたい
僕が好きな街は、最近よくシャッターがしまったまま
開かなくなっている。
若い頃は君とよくこの街で遊んでいたのにね。
なぁ、
僕らは本当に幸せだったね、息子は立派に育ってくれて、
優しい孫たちにも囲ませて過ごせている。
こんなに幸せなことはない。
そうだ。新しい街を探しに行こうか、
僕と君が穏やかに過ごせる、そんな街。
大丈夫さ、どんなに時間がかかっても
僕は君を置いて1人で新しいところになんかいかないよ。
1人きりで過ごす街での時間は、とても長く感じるんだ。
「街」
[街]
この街はとてもにぎやかで多くの大人が楽しんで
いる。
逆に昼はとても静かで、この街は[夜]にしか
明るく輝けない街なのだ。
そう、すべてお酒のおかげ。
『死生観ストリート(しせいかんすとりーと)』
街行く人々を眺め、今日も煙草で一服する。
「ふぅ……」
廃れた街だ。煙草に酒の匂い、女と甘ったるい男の声。
街中ゴミだらけで、業者も来ねぇ。
怒号から喘ぎまで、様々な声が聞こえてくる。
「ちょっと、どこ行くのよ!!」
「うっせぇ。ついてくんな!!」
殴り合う、女と男。
ここじゃ珍しくは無い。
喧嘩なんて数秒に一回。犯罪なんか、日常茶飯事。
治安は悪いが、色んな人が見れて面白い。
たまに親子も通ったりする。
「パパー今日ね、テストで百点とったの!」
「それは偉いなぁ!今日の夜はごちそうだな!」
こういう奴も通ると、本当に世界の狭さを感じる。
人間なんてすぐ死ぬ生き物だが、醜い部分も美しい部分も含めてここには生きてる。
今が楽しいければいいって奴と、将来の方が大事だって言う奴と。
どちらも間違えてはいないが、お互いの生き方を否定している。
親の為に生かされてる奴、行く場もなくさ迷う奴、途方に暮れて眠る奴。
楽しく生きて頑張ってる奴、帰る場所があって笑顔する奴、明るい未来が待ってる奴。
世界とは本当に狭いもんだ。
こんなにも違いすぎる奴らを混ぜて何がしたいんだか。
人には人の幸せが合って、それを邪魔しちゃいけねぇ。
でも、危害が加わった場合にゃ仕方がねぇ。
いわば、正義と正義のぶつかり合い。
善も悪も、混ざり合いすぎて判断がつかねぇ。
もはや同じなんだろう。
自分から見てそれが善なら''善''
自分から見てそれが悪なら''悪''
それならば、こうやって勝手に見定める俺も誰かにとっての悪なのか?
お題『街』
最近脳死で書きすぎていい作品があまり出来ませんね。早くスランプ抜け出したいです。
そういえば、全国的にそろそろ梅雨入りでしょうか。体調にはお気をつけ下さい。
街
「街のネズミと田舎の~」って、童話がある
ゴミゴミした街を抜け出して、
田舎で温泉入って、好きな音楽ガンガン流して
BBQとかしたら最高だ!
で、街の便利さが恋しくなるんだろうな。
普段は街に住んでて
休日は田舎の別荘で暮らす、のが
ベストだと思う。
~乗り遅れ~~
やりたいこと
や ヤンゴンでバカンス
り リヒテンシュタインでバカンス
た タイタニック…は不安だから
ダイアモンド・プリンスのスィートでバカンス
い イタリアでバカンス
こ コート・ダジュールでバカンス
と トリニダード・トバコでバカンス
つまりはバカンス行きたい
派手なメイクをして同伴の男性客と歩く。
煌びやかなネオン、雑踏、雑音…
この街は、賑やかで孤独だ。
誰のことも応援してやくれない。
わたしはこの街で生きていく。
生き方が同じだから、安心するの。
街は生きている。
そう思うのは私だけだろうか。
でも、生きているのなら死ぬ瞬間もある。
それはきっと、そこから人がいなくなった時だと、私は思う。
その時、初めて街は死ぬ。
この街は、明日も生きているんだろうか。
お題「街」
【街】
僕は学校を目指していた。汗は頬を伝いシャツに影を作る。まだ六月なのに、ここまで暑いのは解せない。
電車を降り改札を通ると、友達の倉本が壁に寄りかかりスマホを触っていた。
「おーす」
「うぃ」
挨拶を済ませ、僕らは足を進める。
「なぁなぁ」
「ん?」
倉木が口を開いた。
「あのコンビニに例の新人がいたんだけどよ。さっき行ったら客ナンパしてたわ」
倉木は炎天下に目を細めコンビニを指差した。
「まじか。ムカつくな」
「なんでだよ」
適当な返しにも反応する倉木。優しい男だ。
駅前にあるコンビニは店員がコロコロ入れ替わる。そのせいなのかガラスにはバイト募集の文字が年中飾ってある。
未完
長い間ひとつの街にずっと住んでいました
その街の中で何度か転居しましたが
出たことはありませんでした
その街で育ち
結婚して子供も育てました
数々の喜びや悲しみ
成功や失敗を繰り返し
そこでわたしは
独りで朽ち果てるのだろうと思っていました
47年間お世話になった街を後にし
全く別の街へひょんなことから移り住み
今この街がわたしの全てになりました
幸せです
街
人混みの中、特にあてもなく歩く。
活気に溢れた街を歩くのは、嫌いではない。
大勢の人間が思い思いに歩いていて、
自分の存在を消してくれるから。
だけど。
活気に溢れた街を歩くのは、少しだけ苦しい。
道行く人々はみな笑顔で。楽しそうで。
自分一人が、取り残された気がするから。
自分の街はいつまでも好きでいたい
見慣れすぎた街並みをいつか懐かしみたい
明日もこの街と生きてくんだな
───────「街」
普段は人里離れた山小屋で、師匠と兄弟子と三人で引きこもっている。今日は、いつも市場へ行く兄弟子が気温差のせいか、めったにない風邪をひいた。そのため代わりにポーションの材料を買いに、そこから半日かけて山を降りた。
この間兄弟子の代わりに出てきたときは麓は少し冬支度には早い頃だった。今、麓はすでに日差しがきついころになっている。山の肌寒さに長袖を羽織ってきたことを後悔した。
暑い。
荷物になるけどしょうがないか。
厚手のボレロを脱いで、腰に縛る。たくさん買い物をするために両手は空けておかなくては。半袖になると今度は肌をじりと焼く日差しに悩まされる。
着れば汗ばむし、脱げば肌が暑い。どちらかしかないのかしらと思いながら、師匠発案の手に乗るサイズの冷風扇を取り出して胸元に下げた。帽子は一度脱いだが、頭が暑いのでかぶり直す。顔に張り付く髪がうっとうしい。
相変わらず人が多い。その中を師匠のメモを片手に市場のあちこちを巡る。
呼び込みの声や値切る声が飛び交い、売られている家畜の鳴き声がする。店に並ぶ目に鮮やかな果物の甘い匂いに、そろそろ出始める冷やされた色とりどりの果実水。
いろいろなものの中に混じって、遠く離れた東国の香辛料の匂いが、鼻をくすぐった。
この西の国で、故郷の香りと出会うのはいつぶりなのか。もう、ずいぶん前だというのに、頭の中には故郷の思い出が頭をよぎる。
いけない。
喜んで送り出してくれた両親の顔や、地元の村に住む友達の顔を思い浮かべて涙がにじむ。
もう少し学んで、知識を故郷に持って帰って広めること、その夢を叶えるためにここに来たんだ。
もう少しだけ頑張らなくちゃ。
そう言い聞かせ、私は首を振って気を取り直す。
そして、私はメモを見ながら、人ごみにもまれつつ買い物を続けることにした。
あの匂いは、他の匂いに紛れてわからなくなったけれど、それでも何のために学びに来たのかを思い出した。
あれから一度季節がめぐり、麓が初夏にさしかかる頃。
私はようやく独り立ちして、故郷へと旅立つ。
お題:街
だいすきなだったあの街のこと
それについて考えれば
それだけでしあわせで
呑気に歩いたこと
風や空気やすれちがう人のにおい
それが嫌なことよりも美化されて
わたしのこころの泉になって
記憶が柔らかな具象へと変化される。
その遠さが心地よくて幸せで
長い時間の中で1つまみや2つまみで
還る景色だからもっとも美しい。
わたしの歴史を刻んだ街は居場所じゃない時もあったけれど
わたしの形を形成した具象であることに変わりないんだね
街
日の差さない路地裏から、大通りに飛び出した。
ーそろそろかしら?
いつものように、決まった道順をトテトテ歩く。
さっき通った路地裏も、水が噴き出す噴火も、花壇に咲いた花も、日向ぼっこする原っぱも、
ーみんなみんな、私の大好きなもの。・・・それから、
「また来たのかい。黒猫のおちびさん」
大通りに面したカフェで、この時間この人はコーヒーを飲んでいる。
「ちょうどよかった。コーヒーのミルク飲んでいきな」
「ニャーン」
いつも私はこの人から甘いミルクをもらう。
ーーーこの人が好き。
私はあなたがいるこの街が好きだ。
「このクソ街から出て行けるとはなんと喜ばしいことだ、ははは!」
"もうこんなクソ街、早く出て行きたかった"
小学3年生の頃、この街はつまらないなと気づき、そう思いはじめてから早9年。
この街には人も少なけりゃ交通整備も整えられておらず、あることと言えば夜に鳴くカエルの鳴き声、くらいか。
とまあ、そんなクソ街で育った俺は大学へ通うことになり東京へ上京することが決まっていた。両親に伝えた時は、最初は驚いていたが、「あなたの信じる道ならそれでいいんじゃない?」と言ってくれた。
これで心置きなく東京ライフが送れるぜ!
途端、何故だかすごくさみしい気持ちが溢れ出した。なぜだ?こんなクソ街、いいところなんて1つも__
____いや、あった。ある。
うっとうしいカエルの鳴き声も、好きな子に思いを告げたあの木も、母さんの作った美味しいご飯を、家族揃って食べたのも、
全部全部。
そして、街から離れる当日。両親は空港まで着いていくと言ってくれた。
そんな俺は、母さんと親父に言ったんだ。
「…母さん、親父。俺、忙しいからって実家に帰らないつもりなんか、ないからな。安心して家で待っててくれ。それまでは、"またな"」
あなたの街にはどんないいところがありますか?
_2023.6.12「街」
かつて、街として栄えていたこの場所。
今では立派なシャッター通り。
当時は沢山の飲食店や服、インテリア屋さんがあった。
しかし今となれば、シャッターは閉まりっぱし、アーケードの中を歩いても人はいない。
店の入り口と思われる所にはスプレーで落書きも多々見受けられる。
開発土地だ、なんて、囃し立てられて、たくさんの店が建った、よくわからない政党の事務所とかもあった。
でも今は治安が悪いと言われるくらい落ちぶれて、色んな人がこの街を出ていった。
あの時の活気はもう戻ってこないのだろうか、たくさんの人が行き交い、色んな買い物をしたり、それぞれの生活があったあの街は。
吹きさらしになったアーケード、今は管理者もいなく廃れていく一方のこの街で、私はまだひっそりと暮らしています。
【街】
街って都会のイメージあるね。
都会に住みたいとは微塵も思わないけど、好きな美術館とか舞台とかイベントとかライブとか全部都会だからその点羨ましいね。
【街】
イルミネーションのチカチカと瞬く並木道を、足早に歩いていく。吹き抜ける風が冷たくて、首のマフラーをぎゅっと巻き直した。
恋人や家族と楽しそうに語らいながら、歩道を歩いていく人々。立ち並ぶ街灯の橙色の光と白色に輝くイルミネーションとが、彼らを明るく照らしている。この時期の街の姿が、私は一番好きだった。
(でも今日からは、君がいない)
いつも隣を歩いていた君の温もりを思い出すと、枯れたと思っていたはずの涙がじわりと視界を歪めた。出張中に電話を受けて、慌てて新幹線に飛び乗って帰ってきた時にはもう、君は病院のベッドの上で息を引き取っていた。
君ひとりいなくなっても、この街の景色は何一つ変わらない。穏やかに日々は続いていく。当たり前のその事実が、妙に胸に痛かった。立ち止まってしまった私を、人々は迷惑そうに避けていく。ごめんなさい。そう謝りたくても、私の喉から漏れるのは嗚咽ばかりだった。
君のくれたマフラーに口元を埋める。その優しい温もりも、私の心を包んではくれない。ひとり取り残された街の片隅で、私はただ涙をこぼし続けた。