WataAme

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たくさんの人が何かに急かされるように右から左へ足早に歩いていく。

誰も僕のことは気にしていない、まるで見えていないかのように、存在していなかのように目も合わせることなく通りすぎていく。

たくさんの人がいるのに一人ぼっちで孤独を感じている。
真上に太陽があるのに僕だけ暗い世界にいるみたいだ。

でも、貴方が、貴女が、僕を見つけてくれた。
手を差し出して、声をかけて暗い場所から連れ出してくれた。

あんなにもこの街が大嫌いで憎かったのに、今では大切な場所に変わっている。

こんなにもこの街が明るいことに気づいた。

貴方に、貴女に、ありがとうって言いたい





6/11/2023, 12:28:25 PM