『街の明かり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
人間がいなければ光らない。
敢えて「わたしはここにいます。」と
主張する。
狩って下さい。殺して下さい。
言わんばかりに光る。
でも、本当は。
「ただいま。」「おかえり。」「お疲れ様。」
君が無事に帰ってくることを祈る光。
帰るまでの道案内。
帰ってからのセーブポイント。
そんな場所があちこちに。
帰ってきて下さい。無事でいて下さい。
ただいま。おかえり。
–街の明かり–
【街の明かり】*31*
ここはマンションもいっぱいだから明かりはこの時間でもあるんだよね
実家の方だとほんと街灯ないし、寝るのも早いから、外でると真っ暗!
でもね、だからこそかな…
星とお月さまの明かりが最高に美しく輝いて見える
今日も1日お疲れ様でした
よき眠りを…おやみなさい
『街の明かり』
よくよく考えて選んだ光にホオズキの実を近づけると、吸い込まれるように中に入った。
星祭りの翌日は、こうして地に残った星を拾い集める。けれど、ただ集めれば良いわけではない。
その光がこれから一年、我が家を照らすのだ。
その光如何では、家の中が明るくも暗くもなる。明度という意味でも、命運という意味でも。
まさしく明暗を分けるのだ。
ひぃ、ふぅ、みぃ。
まだ足りない。
あちらこちらの家々に明かりが灯り始める。仄青い光、暖かく赤い光、まばゆく輝く金色の光。
私はひとり探し続ける。
もっと強い光を。
もっと烈しい光を。
でないと、我が家の奥に巣食うあの恐ろしい穢れを抑え込めないから。
『街の明かり』
この前ね、遠出した帰りに山の中の国道を車で走っていたんです。(稲●淳二風)
夕方を過ぎてどんどん辺りが暗くなっていって、いくつかある集落も抜けて、そうしたら道路の先の方に黒い影が蹲っているのが見えたんです。
「なにあれ…?」
一瞬で色んなことを考えました。特に熊のこと。最近は熊の出没情報や遭遇事故なんかが度々話題になっていて、ちょっと前には北海道でヒグマに車のフロントガラスを割られた動画なんかも見ちゃってて。ここは本州だからもちろんヒグマなんかいるわけないんだけれども、イヤだなぁ〜イヤだなぁ〜と思いつつ減速して近づいたら……
2頭の鹿でした。
よ、よかったぁ〜…。
その後、街の明かりが見えて街灯や信号機なんかが増えてきて、集落に入ったときの安堵感といったら!野生の森にお邪魔をして通らせていただいている不安感と人類の活動領域に帰ってきた安心感を十二分に感じたドライブでしたとさ♪チャンチャン♫
作品No.99【2024/07/08 テーマ:街の明かり】
夜が、目を覚ます。
人も疎らな昼間に比べると、この街は夜の方が賑やかだ。
店内も、看板も、煌々と明かりを灯して、騒がしさが耳を掠める。
明かりは、平穏をくれるモノだと思っていた。でも、ここの明かりは、不安を煽る。
それは、ここら一帯の治安をよく思っていないからか、それとも、近くにアレがあるからか。
早く帰らなければと、急く心を抱えて、歩き続けた。
「街の明かり」
遠くから見える街の明かりは
私の帰るべき場所を照らしていた
悲しくても嬉しくても泣きたくても笑いたくても
いつでも街というのはそこにあって
安心感という言葉じゃ足りない匂いがある
もし私がこの街で死ぬるなら悪くはないことだ
【街の明かり】
終電のひとつ前の電車に乗って家路に着く
エレベータのない4階にある部屋へたどり着く
その頃には既に全身から疲労がにじみ出している
ため息と共に鍵を取り出して、ふと振り返る
遠くのビル群には煌々と明かりが着いている
ああ、明日もあそこへ行くのか…
誰ともなく呟いた言葉は
誰にも届かずに夜空へ消えた
ぼんやりとした顔で街を見下ろす彼女の隣に立つ
少しでも同じ目線になりたいという、僕の子供じみた考えに勘づいたのか、こちらを見てゆるく笑った貴女は
街の明かりに照らされているからか、はたまた僕が貴女に惚れているからなのか
とても輝いて見えたんです。
『街の明かり』
街の明かり
きらびやかな、街の通り…行き交う沢山の人波、眩しいヘッドライトや、誘惑されそうな文句街灯躍る看板…
田舎から出てきた私には、何もかもが、魅力的で刺激的で、洗練された様に写って見えた…
毎日、鄙びた風景の田舎暮らしが、たまらなく嫌で、早く都会に行きたくて…
漸くその願いが叶って、嬉しい筈なのに…
たまに、田舎のあの寂れた家々から溢れる灯りが、愛おしいと思える…
灯が私を照らしていく
汚い肌、くすんだ瞳、醜い身体
見られたくないものが沢山流れて晒されていく
3分じゃどうしようも無いコンプレックスを抱えて
私は街を練り歩く
「街の明かり」
"街の明かり"で
2つの影を生み出している .
1つ抜けたらまた1つ .
"街の明かり"はまだまだ続きます .
さぁこのまま2人で"街の明かり"へ
飛び込み解けゆく事は出来るのでしょうか .
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今日誕生日です祝ってください((
ここから見える数多の街の明かり。
そのひとつひとつは、そこにいる人々が作り上げている。
ひんやりとした夜の街に、あたたかな体温を感じる。
街の明かり
『 街の明かり 』
「 じゃあ、またね。」
「 うん、じゃあまた。」
街の時計台の下で、繋いでいた手を離して彼氏と分かれる。
また明日学校で会えるのに、ちょっぴり寂しくて。
でも笑顔で、時々振り返ってくれる彼の背中を見送るのが、私は好きだった。
家が反対方向だから、仕方の無いことだけど。時々思う。
「 家が一緒の方向ならいいのに 」って
この時計台で分かれることなく、お互いの家の近くまで他愛のない話をしながら、さっきみたいに一緒に手を繋いで、、
なんて叶わない願いを心のどこかで願ってしまう。
日が落ちて、街のあらゆるところで明かりが灯される。
そういえば、日が短くなった。
夏の終わりが近い。
気付けば彼の背中はとうに見えなくなっていて、少しの寂しさを胸に私は家路に着いた。
2024/07/08
マジで久しぶりやわー
まぁちゃんとダイエットはしているよ
んまぁ体を動かすではなくて最近はストレッチをしているかな?
7月にもなってるし、あっという間だな〜て感じるんよね
最近は夏だから、暑くなってるし、熱中症には気おつけなきゃな💦
今日はここまで、おやすみなさーい
「星が拗ねる」
カーブを描きながら、バスは山道を一定の速度で、ぐるりぐるりと降る。
遠くに見える夜景。
月が見えない日。
「街が明るいと、お星さまは拗ねちゃうの」
懐かしいことを思い出した。
我が母は、なかなか可愛らしいことを言う人で、私はそんなことあるわけないと思いつつも、母に合わせていたものだ。
街の明かりは光の海のよう。
その海へ向かって走るバスが揺れる。
────街の明かり
街の明かりなんて分からない
私の住んでるこの場所はあまりに街とは程遠い
知る時なんて 一緒になる時でいい
街の灯りが消えていく、ひとつふたつ…
この鳳凰の里は新しい命を迎えると自分の化身の炎、生命の灯をつける。
生命の灯は一生を遂げるまで灯り続ける。
鳳凰に祈りを捧げている。煌びやかな舞衣装に、華やかな音楽。踊っている少女はヨーリジア。紅い髪をした舞姫。
「襲撃だ!!」
シドラスの兵だ。
隣国のシドラスは生命の灯の源『鳳凰の泉』を求め鳳凰の里に攻めてきた。
永遠に燃え尽きることの無い炎の泉。永遠と燃え盛る炎の泉。
この泉は鳳凰の死骸と言い伝えられており「泉、翡翠に変わりたるとき鳳凰復活の兆し」という古い言葉もある。
灯がだんだんと消えていく。最近つけたばかりの灯も消えていく。
生き延びなければ。
ヨーリジアは森の暗闇に消えていった。
あの晩から夜が何回開けただろうか。ヨーリジアは帰路をたどった。
ひとつしか残っていない生命の光。
紅い髪の舞姫は踊った。
鳳凰に祈りを捧げた。
涙を流しながら。
鳳凰の泉が揺れ動く、炎が翡翠に染っていく。
【街の灯り】
コツ、コツ…
外灯にぼんやりと照らされた道を歩く足音が1つ。
つい数日前までは、他に2つあった。
…生涯を共にしようと約束した者と、その子ども。
仕事を終えて帰ってみれば、家も、家族も、2人の未来と共に全て消えていた。燃えカスになっていた。
愉快犯による放火のせいで、私は何もかも失った。喪ってしまった。
復讐?考えた、考えたさ。
したところで2人が帰ってくるわけがない。
そう考えれば、復讐の意味なんて……ない。
灯りが消え掛けている。
私が消えるのも、もう少しだ。
街を出て、浜へと向かう。
─今日は月がよく見える。
ちゃぷ。…入るにはまだ少し冷たいや。
3人で海に行く約束を果たせなかった事が心残りだが、いないものは…しょうがない。
外灯と私の命、どちらが消えるのが先だろうか。
『夜』だった。
なんて言うと多分めちゃくちゃ他人事っぽくなるので言い換えるなら『夜にしてしまった』が正しいだろうか。
天使の力はまだ残っているのか、なんて思いながら試しに力を使ってみたら夜になってしまった。
街の灯りが暗い世界に彩りを灯している。案外電気がつくもんだな、なんて場違いなことを考えたとき、前から権力者が走ってきた。
髪は乱れ、顔から流れる汗が家から漏れ出る明かりを反射してキラキラと輝いていた。何かに慌てているような様子である
「どうしよう…………。世界が夜になっちゃった」
「そうだね」
「なんで、そんな冷静に………………」
「ああ、僕がやったから」
彼女は信じられないものを見るような顔で固まった。
「………………演奏者くんが?」
「ああ。戻すね」
人差し指を高く掲げてくるんと反時計回りに回せば空は晴天に戻った。
「………………………………」
「これでいいかい?」
彼女は僕に目も合わせなかった。カタカタと震えながら少しづつ後ずさっていく。
「どうしたんだい?」
そう声をかけた時、彼女はひねり出すように言った。
「…………い、意味わかんない」
泣きそうな声だった。僕に恐れを抱いているようなそんな声。
彼女に一歩近づいた時、彼女は来た方向に向かって走り去ってしまった。
街の明かりが少なくなって
街の動きが遅くなる静かな時間を眺めるのが好き。